富士山は当然だと思うが、後者の場合はちと首を傾げざるを得ぬな。
登山自体は三密からほど遠い行為なんだが、小屋での宿泊が三密の極地と思える時があるからなあ。
秋の涸沢ヒュッテや涸沢小屋などは生き地獄で大昔俺も酷い目に遭った事がある。
それには及ばないとしても布団1枚に2人なんて日常茶飯事の人気の小屋があるんだから問題ではある。
一方で昨年の夏の不順な天気で小屋の収入はガタ減りだったんだから、今年のコロナ明けにどうするかは小屋経営には死活問題だったろう。
そんな時に富士山の山梨側の小屋閉鎖と林道閉鎖が先行し、静岡側が追随。
南アルプス南部の場合は熊ノ平小屋から光岳小屋まで全ての営業小屋が休業。
北部は「馬ノ背ヒュッテ」が完全休業だが他は期限付きの営業みたいだ。
八ヶ岳は「赤岳鉱泉」「行者小屋」「赤岳頂上山荘」「キレット小屋」が完全休業でそれ以外は期限付き営業。
北アルプスの場合は殆どが期限付き営業で完全休業は「新越山荘」のみ。
中央アルプス他は調べてないから必要なら調べられたし。
尚5月18日更新の「YAMAP MAGAZINE」を参照してるから最新情報は要チェックだ。
以上で分かる通りに見事に自粛だが本当にそれで良いのだろうか?
登山者の俺としては営業小屋は営業の自由はあって良いと思う、当然三密回避の手立てをしての上だが。
勿論経費面でそんな事ができないのなら完全休業は当然だが。
まあこの連休明けまでは小屋の自粛も理解できるが、夏山秋山は三密対策した上で営業して欲しいもんだ。
特に南アルプス南部の場合は北アルプスと違ってそんなに激込み状態にはならないから尚更だったんだがなあ。
今シーズンは電話予約が絶対優先になるだろうから要注意だ。
と言っても俺の場合はやるとしても「鳥海」「大雪」の遠征だけだからそんなに問題無いんだが。
今年はコロナ騒動で山も色んな事に気を配らないと駄目だから、キチンと計画を立てひとつひとつ潰して行かないと酷い目に遭うぞ。