音楽の喜び フルートとともに

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春の海本番

2009-03-15 21:55:27 | コンサート

お琴は竜の姿を現しているといいます。この部分imagesを竜頭、白いラインのように見えているのは象牙で竜角と言います。胴は桐の木で竜甲、反対側の端を竜尾といいます。
images胴にかける布や、竜頭を包むカバーは、日本の伝統文化を感じさせませす。美しい

今日は、母のお琴と私のフルートで「春の海」本番。
市民のお祭りなので、プログラムは抽選、なんと、私達の演奏は子ども達のストリートダンスと太極拳の間にはさまれています。
スピーカーの大音響と30人の子ども達のパワフルな演技のあと、こんな地味な演奏聴いてくれるのかしら?
ふと心配がよぎりましたが、大丈夫自分の音に集中しようと自分に言い。演奏しだすと、会場のお客さんたちは静まり返って聴いてくださいました。須山先生か音楽の神様が助けてくれたのかな?

母は、ステージのかすかな段差の上にお琴が乗って、本体がぐらついて思い通りの演奏ができなかったと、悔しがっていましたが、私は生の音楽の演奏の持つ力について、かいま見えたような気がしました。

拍手の質が、かわッたような気がしました。沸き立った泡のような感じから、しっとりと内側の奥の方からでたような。何かわからないけれど、何か暖かいものが行き交った。

この感覚をいつも覚えていて再現できればいいんだけれど。

茂木さんの本に「演奏家の心づくしの行き届いた音楽」という言葉がありましたが、音楽の技量ではなく、「心づくし」が伝わるのかな。
まだ、はっきりは見えないけれど、うっすらと音楽の光明が見えたという感じです。来週は、ゴーベール、今日つかんだことを、生かせそうです。