音楽の喜び フルートとともに

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贈り物

2009-03-29 23:57:25 | 音楽

紅白の入り混じった梅、まだつぼみ。imagesかわいい。あったかくなったり、寒くなったり、でも春は確実に近づいています。

Ipod shufflを、先日に韓国で夫が買ってきました。その後、ドイツに行って、群馬に行って3週間後の今頃、「お土産忘れてた。」と出してきました。
お仕事ご苦労さま。私の結婚生活は時々の思いがけない贈り物に彩られています。私が本当に欲しいものかどうかはさておき、夫なりの愛情を感じます。ありがとう
images3.5cm×2.5cm…こんなに小さなものの中に2ギガ、9時間入ります。容量やコンパクトさにはあまり驚かなくなりましたが、韓国で買ったら4000円くらいだったそうです。こんな値段で手に入るし、身近になったと言うことには驚きます。
困ったのは説明書がハングルで一言も読めない。PCに接続すると、Ituneに入れていたCD2枚のほか、ここ2年間の、自分の演奏。練習、リハ、本番を含めソロから、アンサンブルからすべての録音が自動的にこの中に入ってしまって、変更できない…。150曲自分の演奏を今更振り返るなんて地獄
耐えられない

そう思って聞かずに、あれこれやってみたけれど、他の仕事もあってなかなか入れ替えられない。あまりほっておくのも悪いと思って、地獄のふたを開けるつもりで恐る恐る聞いてみた。

出て来る、出て来る悪戦苦闘の日々。
ひどい演奏の山。でも聞き出したら、取り付かれたように途中でやめられない。
バイオリン、チェロ、ピアノ、ハープ…。合わない、音程がひどい、リズムがずれてる、呼吸が乱れてる。そこはpでしょ。あーあ、バラバラ

だめ、だめ、だめ、だめ。あぶら汗を流しながら、何時間も聞いていると、自分がどれだけ完璧主義者だったかわかってきました。自分にも仲間にもだめだしばっかりしていたことも。
それでも、悪戦苦闘の2年間、まずいフィードバックでも、やれば、アンサンブルは少しづつ少しづつましになっていて。仲間に言いたいことが伝わらなくて、仲間の言っていることがわからなくて七転八倒していた自分が滑稽で、いとおしくなってきました。
音楽の出来のことばかり考えて、その悪戦苦闘に一緒につきあってくれた仲間が、よく見えてない自分のひどさも見えてきました。

こうやって自分を確認する必要が今はあったのかもしれない。自分に「へたでも、よくがんばったね」といいたくなりました。そう思うとこれは最高の贈り物かも

やっぱり音楽しなくっちゃ。