音楽の喜び フルートとともに

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2011年度最後の音楽会

2012-03-28 21:08:36 | 音楽

ディモルフォセカをもう一鉢。これは、エリザベスと言う品種だそうです。オストオスペルマムとの混合品種がたくさんあって、いろいろなカラーが楽しめます。

昨日、「明日、年度最後だから、最後の子どもたちもいるから、フルートを吹いてもらえない?お弁当の後、2曲くらい、聞きたい子どもだけでいいから。」と上司からの依頼。「2曲だけなら。」と引き受けることにして、フルートを持って出勤しました。

今朝は、午前中は穏やかないいお天気でした。2時間ほど遊ぶと、小雨が降って来たので、子どもたちを全員部屋の中に入れたと思ったら、また、晴天。「外で遊びたい。」という子どもたちに、また、外に出て、遊びました。

30分を待たずに、今度は雷。
運動場は、落雷の危険があるので、こどもたちは全員部屋の中に、またまた入りました。
外で遊びたくて、廊下で待っている子どもたちもいましたが、雷はやむ気配がなく、部屋遊び。
強風に、そのうち雨も降って来て、お弁当の時間になりました。

聞きたい子どもだけということでしたが、外で遊べないので、ほぼ全員が聞くことになりました。
はじめる前に、休養室で待っていたら、けんかが始まって、叱られて意地になった子どもが、ボールを部屋の中でついたかと思ったら、今度は別の子ども同士がけんか。ロッカーの上に3人ほど乗って、悪態をつき。叱る指導員にも食ってかかって、なかなかおさまりません。

それでも、「どうぞ。」と言われて、出て行くと、譜面台を持って出してくれたり、大半の子どもは前に三角すわりで、きちんと座ってくれたりしました。

ところが、3名くらい、けんかはまだ収まらない。
声は大きいし、「もうええから、はよやってよ!」という子どもから声もでましたが、この状態ではじめてもフルートの音は聞こえないし、子どもたちも集中できない。

黙って、待っていると、4年男子の中から、「しずかにしろよ!」と声が出て、そのうち収めてくれました。

「フルートってどんな楽器か知っている人?」
50人中、5人ほど手があがりました。
「どうやって吹く?」
「こんなふう。」と1年女子Aさんがやってくれたのは、反対側。
「どうかな?」と、ケースを開けて、フルートを出して組み立てて、音を出してみると、「反対やん。」
ヘンデルの「シバの女王の入場」を吹くと、けんかしてた子も、ふて腐れて後ろの方に引っ込んでた子どもも、静かになって聴いてくれました。
吹き終わると、拍手。
「もう一曲吹いて。」といつもは、反抗的な2年のBくん。
「いいですよ。次の曲は、知っている人もいるかな?」と言いながら、「千と千尋のかみかくし」の「いつでも、何度でも」を吹きました。
「知ってる。」「あ、あれあの曲やん。」と小さな声で言って、後は静かに聴いてくれました。

吹き終わると、依頼してくれた上司が、気をつかってくれたのか、「アンコール!」子どもたちは、アンコールを知らない子どももいたようで、ぱらぱら。罰が悪そうな上司に、すぐ「それでは、2曲と言う約束でしたが、もう一曲。今度の曲は、みんなが助けてくれないと演奏が難しいです。何の曲かわかったら、歌って助けてくださいね。」とはじめたのは、「さんぽ」
大合唱になって、いい感じと思ったら、上司が、小さな声でとこどもたちに合図しています。フルートが聞こえるようにということでしょうが、ちょっとざんねん。
それでも、さいごまで歌ってくれて、楽しんでもらえたようでした。

終わった後、フルートをさわりにきた子たちもいました。
「吹かせて」と口に当ててみて、音を出してみたり、キーを「そーっと。」と触ったりしました。
運動場に出たら、「先生、フルートよかった。」と何人かが言いにきてくれました。

ありがとう。私もとっても楽しかったです。