音楽の喜び フルートとともに

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ボーンズレッスン

2012-07-04 21:30:02 | レクチャー、マスタークラス

藤本川の清掃にきます。と数日前に回覧が回ってきました。藤本川ってどこ?
地図にも名前が載っていない家の裏の川の名前がわかりました。コンクリートブロックで、護岸を囲っても、すきまから草花が生えてきます。
お兄さんが一人できて、草刈り機で、護岸の半分だけ草を刈って行きました。

今日は、ボーンズレッスン。
20歳を過ぎたら、人間関係で起きることは、すべて自分の責任にしているかどうか?
相手によって、問題が起きたとしている限り、自分は子どもの位置にいるということ。

私は、フルートのレッスンに行って、先生に「そう、そう、それだよ。そんな風に吹けばいいんだよ。」と言われて「やった!できた!」と家に帰ってみると、「あれ?どうなってたんだっけ?」と、再現できないことがあります。

先生と対峙している時、私の目的が良い生徒、良い子だと評価されることになっているから、ほめられたら合格で、先生がいなくなると、どうやって吹いていたのか?何を変えたのか?何ゆえのその吹き方になったのか?わからなくなるのです。

フルートを学ぶことを第一目的に置いていれば、先生の影響力や、言葉を覚えていたり、わからないことはその場で質問できたはず。

先生を幼い時の親のような位置においていて、子どもの自分で受け取るから、質問はできないし、黙っていて、先生がちゃんと教えてくれないと、先生の小さなミスや、不完全さに、不満を言い出す。
かけた時間は同じでも、心の中で、そんなことをやっていると、学ぶ効率がとても悪くなる。

ぶつぶつ愚痴をこぼしていないで、先生の言葉を受け止める力が不足していたり、質問できない自分の責任であると、言うことをはっきり認めていれば、わからないところがわかるようにできて、もっとフルートはうまくなっていたはず。

何より自分が自分に失敗するような影響力を与え続けていることが問題。
人の話を聴かない、信じない、あら捜しをする、不完全な人を受け入れない人は、自分に対しても同じ。
自分の心の声に無関心。自分を信じない、自分のミスを赦せない、自分は不完全であってはいけない。

そのような人が、自分に自信があるわけがなく、表現者として成功するわけが無い。
寛容な人は自分にも寛容、人生はプロセスであると思っていれば、死ぬまで成長しつづけること、変わり続けることができるし、変わると言うことは、人の話を聴ける、人の話を入れることができるということ。
それに尽きるのです。