夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『となりの怪物くん』

2018年05月07日 | 映画(た行)
『となりの怪物くん』
監督:月川翔
出演:菅田将暉,土屋太鳳,古川雄輝,山田裕貴,池田エライザ,浜辺美波,
   佐野岳,入山法子,佐野史郎,速水もこみち,田口トモロヲ他

「昭和の日」の朝、私と同じ車のナンバーを取得している先輩のマンション駐車場へ。
それぞれが希望して同じナンバーを取っていることが数年前に判明し、
3台並べて写真撮影しようということになりました。
朝もはよから集合して、ある落語に関係するナンバーの車3台。
通りすがりの近隣の方々は、いったい何をしているのだと思わはったことでしょう(笑)。
数十分で撮影会終了、TOHOシネマズ西宮へ向かい、2本ハシゴ。

同名コミックの実写映画化。
講談社発行の『デザート』という月刊誌で連載されていたそうですが、
創刊された1996(平成8)年にはもうほとんど漫画を読まなくなっていた私。
だから『デザート』自体知らず、これも当然未読です。
私がついていけるのは、小学校から高校にかけて毎号買っていた、
『別冊マーガレット』『りぼん』のみ。
あとは家族旅行などの折りに長距離列車内で読むために買っていた雑誌ぐらい。
つまり『花とゆめ』とか『なかよし』とか『少女フレンド』とか。

高校1年生の水谷雫(土屋太鳳)の興味は勉強のみ。
善人だがふがいない父親(田口トモロヲ)に替わって稼ぐ母親に認められたいがため。
多忙な母親はふだんは家におらず、
雫は父親と弟の食事をつくるなど、勉強のかたわら、家事全般をこなしている。

ある日、雫は担任のサエコ先生(入山法子)から声をかけられる。
雫の隣席の吉田春(菅田将暉)にプリントを届けてほしいというのだ。
春は入学早々に暴力事件を起こして以来、学校へ来ていない。
そんな問題児になど関わりたくないと思う雫だったが、仕方なく春を訪ねる。

春が暮らすのは、彼のいとこでバッティングセンター店長の三沢満善(速水もこみち)の家。
プリントだけ渡してとっとと帰ろうとする雫に、
「家まで来てくれたのは雫が初めてだ」と春は大喜び。
雫と一緒なら学校に行けるかもとまで言い出す。

雫にとっては友だちなど不要なものでしかないのに、春にはすっかり懐かれるわ、
同級生の夏目あさ子(池田エライザ)からは勉強を教えてほしいと頼まれるわ、
煩わしいことこのうえない。
高校入学までの春を知るやはり同級生の佐々原宗平(佐野岳)や
他校の山口賢二(山田裕貴)とも言葉を交わすようになり、
雫の高校生活に変化が見えはじめ……。

監督は『君の膵臓をたべたい』(2017)の月川翔
なんとなく今後も廣木隆一監督辺りの路線を継承しそう。

この手のやつはどれも同じ印象ですが、私は決して嫌いじゃありません。
直視するのがこっぱずかしいような気持ちになり、
若い頃ってこんなだったかなぁと苦笑いせずにはいられない。
言わなわからんけど、せっかく言うても、想いとはちがうことを口走ってしまったりもして、
素直になるのはいくつになってもむずかしいもの。

同じ北摂出身者としても菅田くんを応援します。
よっ、池高の星!

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