電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

美崎栄一郎『文具術』を読む

2014年03月01日 06時05分27秒 | 手帳文具書斎
ダイヤモンド社から2011年に刊行された単行本で、美崎栄一郎著『文具術』を読みました。書類、手帳、ノート、ノマドワークについて、楽しんで仕事の効率を上げる方法を紹介しています。本書の構成は次のとおり。

第1章 情報整理の文具術
第2章 ノートと組み合わせる文具術
第3章 仕事を楽しくする文具術
第4章 作業効率をアップさせる文具術
第5章 いつでもどこでもノマド文具術
第6章 コミュニケーションを円滑にする文具術

この中で、冒頭の「書類のたまらないクリアフォルダー整理術」の考え方が参考になりました。当方、以前の職場では、メール等で届いた情報をグループウェアを利用して共有するスタイルを推進する立場でしたので、雑多な紙文書はかなり減量することができていました。しかし、現在の職場は、まだ紙ベースのやり方がかなり色濃く残っています。いきおい、クリアフォルダーで整理する場面が多くなりますが、本書ではこれを

情報はストック(保存)するのではなく、フロー(処理)させるべきなのです。

とし、そのためには、

自分で処理できる処理量に合わせてクリアフォルダーの枚数を制限する

ことを提案し、この考え方を「アクティブ・クリアフォルダー」と呼んでいます。つまり、クリアフォルダーの数に上限があるのだから、どれかを処理しなければ入れられないという状態にしてしまう、いわば「トコロテン方式」です。乱暴なようですが、こうでもしないとクリアフォルダーがどんどんたまっていき、「整理はされているが仕事は進んでいない」状態になってしまいかねません。

もう一つ、本を読んでいるときに付箋を使いたい場面がありますが、しおりに付箋を何枚か貼っておけばいつでも使える、というのも良いアイデアだと感じました。特に、書き込みができない図書館の本などでは、さっそく真似したいところです。



逆に、不思議でしかたがないのが、ノートにゴムバンドを付けたりマルタックを付けたりすること。一冊だけを持ち歩くにはいいかもしれませんが、何十年分も書棚に並べることを考えると、棚からの出し入れ時に引っかかってしまい、不便でしかたがなかろうと思ってしまいます(^o^;)>poripori

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