電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

積読用の棚

2014年09月12日 06時02分24秒 | 手帳文具書斎
わが書斎の書棚には、積読用の棚を用意してあります。と言っても、最初からそうした目的であったわけではありません。購入してきた本を「とりあえず」入れておいたところしだいに増えていき、読み終えた本が別の場所に移動したおかげで空いたスペースにまた新しい本が鎮座し、という具合に、いつの間にか積読専用スペースになってしまったものです。

書棚のうち、ここはいつか読みたいと思って購入しておいた本ばかりですので、気合が入ったときにエイヤッと読んでしまえばよいのですが、なにせエンターテインメント性は乏しい歯ごたえのある本ばかり残ってしまうために、次第に難攻不落の城塞の様相を呈してきています。

それでも、何かのきっかけで読み始めると、やっぱり引き込まれるものがありますので、この棚が充実しているのを眺めるのは、嬉しく気分の良いものです。

ところで、この書棚というのは、住まいを改築した際に作り付けで新調した壁全面書棚ではなく、机の右手脇にある、市販の古ぼけたガラス戸付き本棚のことです。高校一年の冬に、書棚がほしいと言ったら亡父が買ってくれたものでした。あれから約45年が経過し、あちこち取れたりはがれたりしているものの、震災にも耐えて健在です。もしかすると、亡父に買ってもらったモノの中で、一番長く使い続けているものかもしれません。それを思うと、ちょいとしんみりしてしまうために、なかなか更新しようという気がおこりません。

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