電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

テレビで「山響スペシャルコンサート」を観る

2015年11月03日 06時04分17秒 | 映画TVドラマ
去る11月1日(日)、野暮用で出かけなければいけない時刻が迫っていましたが、山形放送(YBC-TV)で過日の「山響スペシャルコンサート」の番組を、途中まで観ました。さらに、娘が録画してくれていたので、後半も全部観ることができました。この10月の、山形国際ドキュメンタリー音楽祭を記念した演奏会(*1)の記録です。およそ一時間の番組は、当日のプログラムを抜粋するとともに、山響のふだんの活動をも紹介するもので、定期演奏会以外はなかなか接することの少ない、小中学校でのスクールコンサートの様子なども取材したものです。



スッペ「軽騎兵」序曲に始まり、永田美穂(Pf)さんを独奏者に迎えたモーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」第1楽章、民謡と演歌歌手の工藤あやのさんとの「最上川舟唄」「花笠音頭」、オーボエのホセ・リカルド・カスタニェーダさんとのモーツァルト「オーボエ協奏曲」第1楽章、山響アマデウスコアが加わって「ふるさと」やシベリウスの「フィンランディア」合唱付きバージョンの演奏など、本番当日のエッセンスを堪能することができました。





残念なのは、我が家のテレビの音声ではホールに響き渡るオーケストラや合唱の素晴らしい音が再現できないこと。でも、さすがに山響を何十年も取材してきている山形放送のテレビスタッフは、コンパクトに要領良く番組をまとめ上げていました。考えてみれば、NHK-TVの「オーケストラの森」で山響を紹介した時も、実際の撮影では在京のスタッフが来県して担当したと聞いています(*2)。地方の民放テレビ局で、クラシック音楽の演奏会で、その曲にふさわしいカメラワークや音響など番組制作の力と経験を持っているところはそう多くないはずです。このように、一般の視聴者にも楽しめる内容になっているところは、立派だと感じます。娘に録画してもらったDVDは、大事に保存しておくことにしましょう。

(*1):山響スペシャルコンサートを聴く~「電網郊外散歩道」2015年10月
(*2):オーケストラの森「山形交響楽団」でマーラーの4番を聴く~「電網郊外散歩道」2006年10月

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