電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

伝説のコンピュータおじいちゃん、80歳でAWK言語にUTF-8サポートを追加

2022年08月30日 06時00分40秒 | コンピュータ
何の気なしにコンピュータに関する雑談サイト?「スラド」を見ていたら、「開発から45年、プログラミング言語AWKにUnicodeサポートが追加」という記事(*1)を見つけました。K&R (カーニハン&リッチー)のブライアン・カーニハン氏が、オリジナルのプログラミング言語 AWK に Unicode サポートがないのを残念に思っていたところ、80歳になって思い立って UTF-8 に対応したという話題でした。

私も MS-DOS の時代から AWK を便利に使ってきました(*2)が、実際には日本語に対応していないオリジナルの AWK ではなくて、serow 氏が日本語に対応させた GNU awk すなわち jgawk.exe を使っていました。また、現在のメインPCである Ubuntu Linux にはデフォルトで gawk が収録されており、こちらは前から UTF-8 を扱うことが出来ますので、Windows10 と同じテキストファイルを共通化して使うことができますし、いろいろな場面で愛用しています(*3)。ですから、むしろオリジナルの AWK が UTF-8 を扱うことが出来なかったことに驚きました。

いやいや、それよりも伝説の存在であるカーニハン氏が、80歳で自分たちの開発した言語を拡張するという元気を見習うべきでしょう。もはやレジェンドと言えるコンピュータおじいちゃん、老いてますます元気、というところでしょうか。

Coffee with Brian Kernighan - Computerphile


ブルーのポロシャツを着た人がカーニハン氏。内容は全然ですが(^o^)/ こういう年齢の重ね方はいいなあと思います。そういえば、昔、「コンピュータおばあちゃん」という記事(*4)を書いたこともあったなあ。

(*1): 開発から45年、プログラミング言語AWKにUnicodeサポートが追加〜スラド の記事より
(*2): コンピュータの本を「勉強」する楽しみ〜「電網郊外散歩道」2005年2月 ※実際には父の死去で受け継いだ果樹園農業に熱心に取り組んでいます。
(*3): 例えば、「gooブログのバックアップデータから特定カテゴリーの記事タイトル一覧を作る」〜「電網郊外散歩道」2020年1月 など。
(*4): 「お婆さんハッカー」に胸キュン〜「電網郊外散歩道」2006年9月

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