電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ふだん筆記具を持たない人はかなりいる

2022年08月16日 06時00分17秒 | 手帳文具書斎
私にとっては万年筆・ボールペン・シャープペンシルが筆記具の三大ヒーローで、どれかを持ち歩かないと安心できないほうですが、世の中にはふだん筆記具を持たない人はかなりいるようです。たしかに、役所やお店で申込み書類等にサインをしなければいけないときなど、もともとボールペンが置いてあることがほとんどです。宅配便を受け取るときにも、宅配の人が受け取りサイン用にボールペンを渡してくれます。銀行や郵便局でも、窓口にはボールペンと印肉が置いてあるのが普通でしょう。日常生活で、自分のメモ等の用途がなければ、たしかに筆記具を持たない生活は可能です。別の面から、つまりデジタル化という面からも、メモするよりはスマホのカメラで撮影する流儀の人も少なくないのかもしれません。とすれば、メモ用の筆記具すら必要としていないのかも。

では筆記具の生産量は減少の一途をたどっているのかというと、資料によれば(*1)どうもそうではなさそうで、ボールペン全体としては増えているようなのです。減っているのは、シャープペンシル。これは少子化の影響を受けているのでしょうか。内訳として油性ボールペンは減少気味、またマーカーペンは増加気味のようです。

おそらく、外出時には必ずしも筆記具を持たないけれど、帰宅すると身の回りにはけっこうな数の筆記具がある、というのが実情なのでしょう。あれば、使う。手頃なものとして、ゲル・インクのボールペンが主流になっているのでしょう。

(*1): 筆記具生産量の推移〜日本筆記具工業会

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「山響クロニクル〜50年の軌跡」(15)可能性を信じて・(16)新しい音へ

2022年08月15日 06時00分01秒 | クラシック音楽
地元紙・山形新聞に連載中の「山響クロニクル〜50年の軌跡」、第15回「可能性を信じて」(8月2日付)および第16回「新しい音へ」(8月8日付)は、私が定期会員となった頃の山形交響楽団の歩みを振り返るものです。若手指揮者の中でも期待のホープであった飯森範親さんが山響の常任指揮者を引き受けたことについて、周囲からは(たぶん引き留めようとする善意?から)、「都落ち」などと冷たい反応があったらしい。でも、ドイツの地方都市と似た雰囲気を持つ山形の地域性に好感を持ち、山響の持つポテンシャルを引き出そうと考え、冷たい言葉を逆にモチベーションとして、様々な試みを開始します。コンサート開演前のプレトークやカラー印刷の年間プログラム案内パンフレット、音響と椅子の座り心地が良い山形テルサホールでの土日二回公演など、現在の山響のスタイルを確立していきます。



さらに、記事には地元の菓子メーカーとありますが、おそらくはシベールの後援を得て、自主レーベル「YSO-Live」を立ち上げ、自主録音CDを発売します。第1回のタイトルは、ハイドンの交響曲第85番「王妃」とシューマンの交響曲第4番ニ短調でした。私もこのCDを皮切りにずっと購入していますが、なじみのホールでの響きをかなり再現した録音もあって、ずいぶん楽しみました。



その後、R.シュトラウスの交響的幻想曲「イタリアから」とビゼー「アルルの女」第1組曲・第2組曲だとか、モーツァルトの交響曲第31番「パリ」・第39番・「アヴェ・ヴェルム・コルプス」などのCDが次々にリリースされ、定期演奏会で入手するのが楽しみでした。中でも、記事中でも指摘されているブルックナーの交響曲については、第4番を手始めに、第3番、第1番、第5番、第6番、第7番と、山響のオリジナル編成を基本とし、ピリオド奏法とピリオド楽器を取り入れた純度の高い響きを聴かせる録音が次々に発表され、私の小規模なLP/CDライブラリーの中であまり充実しているとは言えなかったブルックナーの、最新録音によるまとまったシンフォニー群を加えることができ、嬉しいことでした。



山響のCDは、モーツァルトの交響曲全集のうち、第40番がモーツァルト自身が書き直した「クラリネットなし」版と「あり」版とが比較できたり、シューマンの交響曲第4番がブラームスが推した初稿とクララが推した改訂版と両方の録音があったり、同じホール・同じオーケストラでの両者の響きがどう違うか、マニアックな比較ができるという観点でも興味深いものがあります。



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お盆の仏壇飾り〜2022年

2022年08月14日 06時00分24秒 | 季節と行事
お盆の準備をしているとき、妻が「昔、仏壇飾りの写真を撮っていたよね」と言い出しました。そういえば、私も記憶にありますが、さてその画像ファイルはどこにあるのだろう? 多分、ブログに掲載しているはずと考え、検索ボックスに「仏壇」と入れて検索してみました。そうしたら、2005年の8月に記事(*1)が見つかりましたので、2005年8月のデジタルカメラの過去データ中から当該ファイルを発見することができました。

これをA4判でカラー印刷し、参考にしながら仏壇の飾りつけをします。仏壇の隣の押入れの中に、必要な物品はみなそろえてありますので、紙の包装をほどき、仏具を並べ、お花と果物や野菜、菓子などを飾ります。華やかに飾り付けると、なんとなくお盆の雰囲気が出てきます。妻いわく、2005年の写真には高坏(たかつき)が抜けているとのこと、今年は完成時の写真を撮影し、ブログ記事として、後に検索する際の参考にします。こんどは、「仏壇」だけでなく「仏壇飾り」というキーワードでも大丈夫、ぐっと絞り込めるでしょう。

(*1): 田舎の旧盆の過ごし方〜「電網郊外散歩道」2005年8月

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変な夏、お見舞い申し上げます

2022年08月13日 06時00分14秒 | ブログ運営
真夏なのに、お盆なのに、北海道・北東北では梅雨のような大雨で、東海・関東地方は台風接近、全国的に猛烈な暑さが続いており、コロナ禍は収束の兆しを見せず、欧州では戦火が収まらないという変な夏です。全国の信号機が消費電力の大きい電球から劇的に節電できるLEDに変わったおかげで、発電所数基分の省エネが実現したはずなのに、猛烈な暑さのおかげでエアコンの消費電力がはね上がるという始末。いやはや、なんとも変な夏。数年前であれば、我が家のアホ猫がのんびりとご挨拶したところですが、今は母娘とも銀河鉄道を旅する身の上となりました。今は子犬座のあたりでワンコとたわむれているのではないかと想像しております。そんなわけで、色鮮やかなサフィニアの花とともに、当ブログの主がご挨拶いたします。皆様どうぞご健勝で、暑い夏を乗り切ってください。

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  変な夏、いえ、残暑お見舞い申しあげます
          「電網郊外散歩道」 since 2004 , by narkejp
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「農作業メモ」ノートの更新を準備する

2022年08月12日 06時00分55秒 | 手帳文具書斎
今、使っている「農作業メモ」ノートの残り枚数が心細くなってきたので、リングの耐久性に不安が残るソフトリングノートではなく、B6判の金属ダブルリングノートを探していた(*1)ところ、行きつけの文具店でコクヨのツインリングノート(色厚表紙)を見つけました。希望通りのB罫(6mm)ですが、残念ながら枚数は50枚となっています。このあたりは、記載の工夫(統計罫のように1日1行で記載する等)でしのぐこととし、赤色の表紙の「農作業メモ・6」を用意しました。

また、従来は手書きで転記していた各種情報、例えば農協の出荷番号や口座番号、あるいは修理を依頼する時に必要となる農機具の型番、さまざまな届け出をする歳に必要な畑の地番と面積などをワープロソフトで文書化し、レーザープリンタでB6判3頁相当に印刷してはじめの数ページにまとめて切り貼りし、一覧性を高めました。これで、いつ現用ノートが終わっても大丈夫です。年の途中で二冊にまたがるのは不便ですので、できれば今年末の農閑期までなんとか持ちこたえてくれると良いのですが。

(*1): 「農作業メモ」ノート更新の候補は〜「電網郊外散歩道」2022年7月

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TWSBIダイヤモンド580ALラヴァーに入れたインクが「煮詰まって」いた

2022年08月11日 06時00分08秒 | 手帳文具書斎
真夏の暑さと連日の農作業で、ずっと万年筆を持つ機会が激減していたため、万年筆のインクが切れそうになっていただけでなく、一部でインクが「煮詰まった」ような状態になっていました。これは、ふだん全く問題のない TWSBI ダイヤモンド580ALラヴァーで、インクはモンブランのロイヤルブルーです。記録によれば前回インクを補充したのが昨年秋でしたので、およそ10ヶ月になります。試しに備忘録ノートに書いてみましたが、なかなかインクが乾かないし、ベトベト状態で手は汚すし、ティッシュペーパーを吸い取り紙代わりにかぶせて対処しましたが、夏季の乾燥には要注意であると感じました。今回、あらためてインクを補充し、ようやく本来の書き味に戻りました。TWSBI 社の万年筆はインク容量が大きいため、めったにドライアップすることもなく、乾燥には強いと考えていましたが、やはり油断は禁物のようです。また、モンブランのロイヤルブルー・インクのボトルを見ると、残り容量がだいぶ少なくなっていますので、あるいはその影響もあるのかもしれません。




ついでに、近頃インク補充を行ったペンについて記録しておきましょう。プラチナ社の廉価万年筆プレッピー(Preppy)に同社のカーキブラック・インクを補充しました。これはインク・コンバータで使用しているものですが、乾燥することも煮詰まることもなく、3月下旬から約4ヶ月以上は大丈夫だったことになります。プラチナ社のスリップシール機構を持つ万年筆の安心感は格別です。

また、インクの補充頻度からみて、最近は普段使いするペンが限られてきていることに気が付きます。どうも、定番の万年筆が徐々に定まってきているようです。

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元同僚の葬儀に参列〜肝臓がんについて

2022年08月10日 06時00分39秒 | 健康
過日、元の職場の同僚の葬儀に参列してきました。新聞の訃報欄で逝去を知ったものです。詳しくは不明ですが、胆石の治療の途中で付近に癒着があることに気づき、調べてみたら肝臓にステージIVの腫瘍が見つかり、治療のかいなく亡くなったとのことです。まだ若いのに、私よりも若いのに、惜しまれます。奥様にもお会いしてお悔やみを申し上げましたが、諦めきれない気持ちが伝わってくる様子でした。



ところで肝臓がん。正確には「肝細胞癌」(*1)と呼ぶべきでしょうが、基本的には肝炎ウィルスや飲酒によるアルコール、脂肪の蓄積など様々な要因で肝細胞が慢性的にダメージを受け、修復のために細胞分裂を繰り返しているうちにDNA複製エラーが重なり、異常細胞ができてしまう、というのがガン化の実態なのでしょう。正常な状態であれば遺伝子複製エラーに対する自己修復機能が働くのでしょうが、老齢または普通でない状態では自己修復機能も間に合わないのかもしれません。

肝臓や膵臓は沈黙の臓器とも呼ばれ、初期症状のうちに異常を発見することが難しいのだそうです。これまで、「飲んだら飲むな、飲むなら飲むな」(お酒を飲んだら薬を飲むな、薬を飲むならお酒を飲むな)をモットーに、肝臓や消化器に悪い「薬とアルコールを同時に摂取」することを控えてきましたが、脂肪の蓄積もよろしくないようですので、肝脂肪にも注意を払っていきたいものです。

(*1): 肝細胞がん〜国立がん研究センター

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桃「あかつき」の出荷が終わる〜今年の成果は

2022年08月09日 06時00分25秒 | 週末農業・定年農業
8月1日から作業を開始した桃「あかつき」の収穫と出荷が終わりました。出荷した箱数でみると、初出荷となった昨年と比べて倍増しました。これは、植えてから6年めで樹がだいぶ成長してきたことで、純生産量が増加したためです。では、その内訳はどうだったのか。5kg箱で13玉、15玉、16玉を大玉、18玉、20玉を中玉、22玉以下を小玉として出荷箱数を合算し、その比率を出してみると、次のような結果になりました。
(※気の早いことに令和5年の分も用意しているのはご愛嬌^o^)



昨年はおっかなびっくりの摘果で中玉と小玉だけになってしまったのが、今年はかなり大胆に摘果したために、大部分が大玉と中玉として収穫できました。これは、樹の成長により葉の枚数=葉面積が増大したために光合成量も増加しますが、それを受け止め蓄える実の数が減少すれば、実1個あたりの栄養量は増し、大玉になりやすいと言えます。特に今年は15玉・16玉あたりがだんぜん多く、全体に「今年は大きいなあ」と感じました。味の方も、特に後半はぐっと糖度が増し、美味しい桃となりました。総じて、努力の成果があらわれた良好な結果だったと言って良さそうです。

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桃「あかつき」近況〜これで傷ものなんです

2022年08月08日 06時01分34秒 | 週末農業・定年農業
我が家の桃「あかつき」の収穫と出荷が佳境入っています。昨日は10箱を出荷し、昨年の出荷実績を上回りました。植えてから6年めとなり、樹も一回り大きくなっていますので、最終的にどのくらい出荷できるか楽しみです。写真はもぎ残しの桃で、このくらいだと13玉〜15玉くらいの大玉です。今年は思い切って摘花・摘果したので、そのぶん玉数は少なくなりますが、大玉〜中玉の比率が顕著に増えているようです。



ところで、この写真の桃はぜんぶ選果ではじいたものです。思わず「ええっ!」と驚いてしまいそうですが、それぞれに虫食いやキズ、一部変型果など理由があってのものですので、もったいないとは思いつつ、さすがにこれは出荷できません。当然のことながら、少数ならば自家消費にまわり、多数ならば虫食いを除きご近所の非農家に提供します。桃農家は意外に多くないようで、たいへん喜ばれます。糖度もかなり高くなっていますので、じかに聴く「美味しかった!」という喜びの声が、生産者としてのモチベーションになっています。

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PCR陰性にほっと一息〜家族が濃厚接触者になった場合

2022年08月07日 06時00分34秒 | 健康
長引く新型コロナウィルス禍にもだいぶ慣れてきて、いささか油断が生じていた頃、息子から電話があり、職場の上司がコロナ感染が判明し、濃厚接触者としてPCR検査を受けることになったとのこと。仕事は自宅でテレワークで差し支えないとのことで、我が家での隔離生活となりました。無駄に広い田舎家ですので、リボンテープで隔離ゾーンを分け、無線LANが使え、机・書棚があり玄関から出入りできる蔵座敷とエアコンのある和室と2つあるトイレの片方を使うこととしました。私たち夫婦と95歳の老母は、各自の部屋とリビングともう一つのトイレとを使って生活することで、動線がクロスしないように分離できます。食事は紙皿と紙コップ、割り箸を使い、可燃ゴミ用の袋に入れることで対応、窓は全開にして換気を徹底、マスクをすることで感染防止をはかりました。そんな対応をした2日後、PCR検査の結果が判明、陰性とのことでした(^o^)/yareyare

その晩は少々豪華に一緒に食事を取り、PCR検査陰性を祝いましたが、もし陽性だった場合を考えると、あらためて大変なことだなと痛感しました。隔離生活自体は継続すれば良いだけですが、問題は入浴です。トイレは新旧2つありますが風呂場は1つだけですので、どうしても動線が重なります。夏場のことですので、長期間入浴しない生活は難しいでしょう。感染性が低下してから時間帯をずらしてシャワーを利用するような形にせざるを得ないと思いますが、消毒などを考えると頭が痛い話です。

田舎暮らしは不便で近所付き合いも煩わしいとマイナスイメージがつきまといますが、家族が濃厚接触者になってみると、そればかりではないと感じます。空間的な余裕、いざとなったら、戦後すぐに叔父・大叔父の2世帯を受け入れて生活したこともあるそうですが、例えば嫁に行った1家族をまるごと受け入れることも可能というのは、昔ながらの田舎家ならではのことなのかもしれません。



今日は、山響の「メサイア」公演の日ですが、残念ながら老母のワクチン接種に付添の予定。最近、老母は足腰の筋力の衰えを感じているようで、以前は敬遠していたデイサービスに行って体力の維持をはかりたいと考えを変えたようです。デイサービスに関する相談も近々行われることになっています。以前の接種指定日には体調が合わずに見送った関係で、今回は受けたい。

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「豚肉とナスとトマトの味噌炒め」が美味しかった

2022年08月06日 06時00分39秒 | 料理住居衣服
夏野菜の収穫シーズンです。ナス、トマトがどんどん収穫でき、とても料理しきれないと妻がお手上げ。そこで登場するのがスーパーマン、ガッチャマン、いやむしろアンパンマンか(^o^)/
肉類は何があるか聞いたら、豚肉があるそうです。そこで、例によって「トマト ナス 豚肉 レシピ」で Google 検索してみたら、「レタスクラブ」に石原洋子さんの「豚肉とナスとトマトの味噌炒め」(*1)を見つけました。これなら材料もバッチリだし、おかずにもなりそうです。レシピの中身は変わりませんが、記述の構成は「材料」と「準備」を一緒に記述するワタクシ流(*2)で。

【材料と準備】(2人分)

  • 豚ロース薄切り肉 100g 大きめの一口大に切り、塩コショウ、酒、片栗粉小さじ1を振ってもむ。
  • ナス 2個 へたを落とし、縦半分にして3〜4つに斜め切り。
  • トマト 1個 8等分の櫛形に切る。
  • ショウガ 薄切り 3〜4枚
  • 混合調味料 味噌:小さじ2、砂糖:小さじ1、醤油:大さじ1、片栗粉:小さじ1/4、ごま油:小さじ1/3、コショウ:少々
  • 塩、コショウ、酒、片栗粉、サラダ油

【作り方】

  1. フライパンに油大さじ1を熱し、ナスを並べ入れ、焼き色をつける。裏返して同様に焼き、取り出しておく。
  2. フライパンに油大さじ1を追加し、ショウガと豚肉を炒め、色が変わったらナスを戻し入れ、トマトを加えてひと混ぜし、混合調味料を加えて炒め合わせ、供する。

ということでトマトの酸味と味噌味が好評、久々に妻も老母もほめてくれました。比較的簡単に作れて、私もこれならまた作ってもいいなと思える、良いレシピだと感じました。写真は撮れませんでしたが、「レタスクラブ」の元レシピに見事な写真がありますので(^o^)/



(*1):豚肉となすとトマトのみそ炒め〜「レタスクラブ」より
(*2): 料理のレシピの構成は〜「電網郊外散歩道」2022年1月

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「山響クロニクル〜50年の軌跡〜14:気鋭の改革者」がおもしろい

2022年08月05日 06時00分50秒 | クラシック音楽
地元紙・山形新聞では、今年が創立50周年の節目の年である山形交響楽団の軌跡をたどる「山響クロニクル」という連載を続けています。7月26日付けの14回目となる記事では、創立者の村川千秋氏が奥様の病気で退かれた後の、常任指揮者探しがテーマでした。首席客演指揮者の黒岩重臣氏の協力で当座の二年間はしのいでいけることがわかったものの、その後を考えるとなんとか後継となる常任指揮者を依頼しなければいけません。人口20万程度の地方都市に誕生した、財政基盤の弱い小さなオーケストラを引き受けてくれる指揮者がいるのか? 事務局の苦労は思いがけない形で報われます。それまで、客演で指揮したことのある飯森範親氏が、「やりましょう」と即断。その理由は、というのが主な内容です。



このあたり、だいぶ前に、『マエストロ、それはムリですよ…』という本で興味深く読みました(*1)。この、2004年4月の常任指揮者就任記念定期演奏会で聴いたバルトークの「オーケストラのための協奏曲」が素晴らしく、私も山響の定期会員となる直接的なきっかけとなりました。その後の山響のレベルアップと躍進があり、東日本大震災等の影響による危機を乗り越えたと思ったらこんどは少子化やコロナ禍という危機が待っていたことになりますが、それでも前向きにアイデアを出し合い、聴衆とともに歩むというオーケストラの姿勢は、創立者から後継者へと脈々と受け継がれているように思います。

伊藤律子記者の署名記事は、限られた紙面と字数の制約はありますがなかなか面白く、次回が待たれる連載となっています。

(*1):『マエストロ、それはムリですよ…』を読む〜「電網郊外散歩道」2009年7月

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カボチャは乾燥が終わり、ジャガイモもそろそろ大丈夫か

2022年08月04日 06時00分11秒 | 週末農業・定年農業
農作業のコツは経験者から聞いて覚える面が多いものですが、教えてくれる人も万全に伝えてくれるわけではないので、自分の痛い経験を通じて知ることも少なくありません。例えば野菜作りを手伝い始めた頃、暑い中ジャガイモを収穫した後にコンテナに入れたまま乾燥させようとしたら、見事に腐らせたことがありました。このときの苦い経験が、ジャガイモの歴史や通性に興味を持ち、岩波新書『ジャガイモのきた道』という好著(*1)に出会って、ジャガイモの欠点が水分量の多さであること、収穫後の徹底した乾燥が保存には本質的に重要であること、などを知りました。以後、お天気をにらみながらジャガイモを収穫し、雨の当たらない風通しの良い日陰で徹底して乾燥するようにしています。カボチャについても、保存には収穫後の乾燥が重要になるようです。

では、ジャガイモやカボチャを収穫した後、どのくらい乾燥させればよいのか。

  • ジャガイモは、植え付けから90日〜100日くらいが収穫適期で、地上部の茎葉が枯れて倒れたら晴れが続く時期に収穫し、風通しの良い日陰に並べて数日間は乾燥させる。コンテナに入れたまま乾かすのは不可。
  • カボチャは、果梗にコルク状のしわが出てきた頃が収穫適期で、保存するには収穫後10日以上の乾燥が必要。

とのこと。



今、乾燥しているカボチャは、「農作業メモ」ノートの記録(*2)によれば7月23日に収穫したものです。うち2個は天ぷらにして食べましたが、残る4個はもう10日以上は経過していますので、乾燥は終わったと判断し保存に回して良い頃合いでしょう。
ジャガイモは、7月30日と31日に収穫したものですので、もうそろそろ大丈夫かな。湿気の少ない日を選んでジャガイモをコンテナに戻し、作業小屋の中に格納します。雨降りで桃「あかつき」の収穫はお休みとした日も、収穫した野菜の保存などに体を動かすと、どっと汗が出ます。これも健康の源なのかも(^o^)/

(*1): 山本紀夫『ジャガイモのきた道』を読む〜「電網郊外散歩道」2020年11月
(*2):日常生活の中のノート・筆記具その1〜「農作業メモ」と「給油記録」〜「電網郊外散歩道」2021年10月
※残りページ数が少なくなったので、行数の節約もあり、記載の方式を工夫しました。これで、なんとか今年の分は持たせたいところです。
月/日(曜) 天気 作業内容                園地1 園地2
7/29(金) 晴れ 川中島白桃摘果、リンゴ(紅つがる)摘果      ◯
 〜
7/31(日) 晴れ ジャガイモ(男爵)の収穫          ◯

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今年も手水鉢に睡蓮の花が咲いた

2022年08月03日 06時00分55秒 | 季節と行事
接近する台風の影響か、今日は大雨の予報で、山形新幹線は計画運休を発表しています。そんな中ですが、昨日ふと眺めた手水鉢に、今年も睡蓮の白い花を見つけました。元はと言えば、祖父が昔使っていた石臼を使わないからと外便所の手水鉢に転用、亡父がその外便所を取り壊した際に手伝いに来てくれた近所の人が睡蓮を植えてくれたというもので、カーポートを作ったのが2005年(*1)だからすでに17年になります。



上から見ると花が咲いているとは思えないのですが、よくよく見ると中の方に一つだけ白い花が咲いています。



カラカラ天気が続いたときには、せっせと水を足していたために、なんとか今年も枯れずに花を咲かせました。いつも水があると、そこにアマガエルが居座り、小さな生態系を構成しているみたい。巨大な蓮の花の見事さも圧巻ですが、苔むした石臼に咲くスイレンの白い花も可憐で良いものです。

(*1):カーポートが完成〜「電網郊外散歩道」2005年10月

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桃「あかつき」の試食と初収穫、初出荷

2022年08月02日 06時00分35秒 | 週末農業・定年農業
桃「あかつき」の収穫期となりました。少しずつ色づいてきており、食べてみると実はまだ固く糖度もまだ十分ではありませんが、旬の桃の味です。昨日は早朝5時から収穫を始め、まだ涼しいうちに選果を完了、5kg箱を三箱、試しに出荷しました。これから順次色づいてきて、糖度も高くなり、桃らしい美味しさが増してくるでしょう。



暑さを避けながら少しずつ収穫して、出荷する予定です。予報では明日から雨とのことですが、雨の合間をみて収穫する心づもりでおります。多少濡れてもどうせ汗だくでシャワーを浴びるのですから同じこと、などと言いつつも、雨降りの日の収穫作業は嫌だなあ(^o^)/

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