クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

あの時の事を

2007-09-07 05:13:14 | Weblog
今東京は、台風の嵐が吹き荒れている。我が家も窓に、大粒の雨が当たり、風の音も大きくなっている。今もあの時の事を昨日の事の様に思い出す。
4年前の9月21日日曜日の夜の事である。この夜東京は台風の直撃を受けた。9時頃にベットに入ると、窓ガラスが大きな音をたてていた。そんな中、子猫の鳴く声がかすかに聞こえて来た。「可哀相に、どこの野良ちゃんのオチビなんだろう」と思いながらも、眠りに入っていった。しかしこの声は、クーの声だったような気がする。間違えないだろう。我が家の直ぐ近くには、児童公園がある。台風の夜、誰もいない公園に、子猫を捨てたのだろう。その声をぼくは聞いたのだ。翌日午前中家内は、前のお宅の玄関で眠るクーを見かけた。夕方、冷たい風が吹き始めると、子猫はぼくの家の車庫に移った。そこは冷たい風が入らない。息子の哲と今は嫁になった知が帰宅して、子猫を見付けた。ニャンコ大好きな彼女は、ごく自然に子猫を抱き上げ、息子と二人で、クーをじゃれさせた。夜息子が彼女を送り届けて帰って来ると、クーは車の下から、ピョコンと出て来た。「お兄ちゃん遊ぼうよ」とねだり、思いっ切り遊んだ。クーは家に入りたくなり、一晩中「お家に入れてよ」と泣いた。これがきっかけとなり、我が家の子供になった。
クーもココもオチビの頃は、悲しい思いをした。しかし、幸運恵まれ、幸せに暮らしている。だが、多くの赤ニャンは、悪戯されて人間不信になったり、カラス餌食になって命を落とす。このブログでぼくは何回も書くが、子猫や子犬を捨てる事は、罪である。道義的なものだけでなく、法的にも犯罪である。
クーとココを、家族の一員として、楽しく暮らしてゆきたい。