クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

心が変えられた日

2007-09-23 05:34:44 | Weblog
4年前の朝の事を僕は昨日起こった事のように鮮明に思い出す事が出来る。この日僕の心は大きく変えられた。息子が仕事先に向かう為家を出た時、車庫で寝ていた子猫が後を追った。瞬間的に僕は抱き上げた。可愛かった。猫を可愛いと思った事は一度もなかったのに、抱き上げた瞬間愛おしさが込み上げた。今までの偏見は霧のように消えた。家内に「あのオチビちゃんを家に入れよう」と宣言した。これは神様の働き。神は同じ偏見を持っていた、家内の心も変えられた。家に入れた子猫は、安心しきった顔をして眠った。その表情を見ていた彼女にも可愛さが伝わった。子猫は名をクーと付けられた。ジュースのキャラクターの“クー”のように元気に育つ事を願ったのだ。この日僕も息子も子猫の事で頭が一杯になった。家内は買い物やらトイレ、ベッドの準備に追われた。
僕達夫婦は子育ての復習となった。人の子供を育てるのも、子猫を育てるのも同じである。クーは病気もせずに順調に発育した。可愛さは日に日に増していった。次の日曜日僕達は教会で“子猫の感謝"の感謝献金をした。前代未聞の事だろう。クーは神様からの賜物である。子育ての終った僕達夫婦に賜った。その思いは4年経った今も変わらない。
クーが元気に育ったから、ココを遠く神戸から引取る事にもなったのである。クーはニャンコさんの全てを僕達に身を持って教えてくれた。僕達はクーを育てる中で、ニャンコさんの習性や行動、心を理解する事が出来るようになった。感謝である。クーにはゴロニャンの首輪をプレゼントする事にする。白と黒の美女には赤やピンクの首輪が良く似合う。
今朝もココとバトルをしていたが、ご飯の残りを食べられても怒らない。ココが来て以来この9ヶ月クーも大きく成長した。お姉ちゃん猫ちゃんになったのである。