クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

愛情の中で

2007-11-16 05:09:38 | Weblog
ココはリングちゃんに抱かれて、ビート家に来ました。そこには、杏父さんはじめ6ニャンが仲良く暮らしていました。ココが来ると杏父さんはみなを集め「このチビも、今日からこの家の一員だ。何れ他所の家に行く事になるだろう。その時ビート家から出た者として、恥をかかぬように、みんなで協力して育ててくれ」と話したのだろう。ココは親から早く離され、愛情に飢えていた。ビートさんに愛され、リングちゃんに可愛がってもらい、同家のニャンズからも可愛がられた。可愛がられると同時に、生活面の躾も年長のニャンズから受けた。雪君や若いニャンズからは、遊びを通して、猫としての基本を教わった事であろう。
側に居た訳ではないが、ココはビート家に居た1ヵ月半の間に、身体だけではなく、精神面でも大きく成長した。人では出来ない猫生活の基本も、多くのニャンズと眠り、食事をし、遊ぶ中から教わった。
杏父さんはそれを1段高い視線で見守り、紫陽花姉さんは木目細かく猫らしさを教え、雪柳兄さんは愛情の手で包んだ。ココの精神面は、ビート家のニャンズによって作られたと考える。
何度も繰り返すが、ココは猫らしからぬ猫である。天性もあるが、それに磨きをかけてくれたのが、ビート家のニャンズだろう。チビゆえに多くのニャンズからも可愛がられ、のびのびとした大らかな心が、愛情いっぱいの家庭で育まれた。真に、リングちゃんに抱かれた事が、命を輝かせる第一の扉であり、多くのニャンズと共に暮らせた事が第二の扉であった。