クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

祈りの人 星野富弘

2008-04-08 06:55:13 | Weblog
今朝もココは、楽しそうに悪戯をしています。今日は猫の話ではありません。何卒ご了解願います。
昨日は仕事の若い後任者に、最後のレクチャーをする為、久喜の機械倉庫に出掛けました。仕事は11時頃に終わり、勤めていた時とは違い、後は僕の自由な時間ですが、会社に戻らねばならないような、錯覚に囚われました。久喜のICを入った後、車の舵を東京とは反対の、右に切りました。なんとなく気まぐれドライブをしてみたかったので。高速道路は、リラックスしていても、周囲の状況をたえず確認し判断する、適度な緊張を伴います。空模様が怪しいので、宇都宮で東北道を降り、日光に向かいました。この付近の桜は満開です。沿線の木々も新芽を出す準備を始めていました。中禅寺湖から金精峠に向かおうとしましたが、まだ冬季閉鎖中で、清滝で左折し、国道122号線に入りました。この国道は日光への裏街道となっています。東京や埼玉付近とは違い、片側1車線の細道です。目的地は、群馬県みどり市の富弘美術館と決めました。日光から足尾を抜け1時間で到着しました。我家から210kmです。
ご存知のように、星野富弘氏は中学の体育教師時代、脊椎損傷の大怪我で、寝たきりとなり、絵筆を口に咥えて絵を描き続けておられます。僕は今回で2回目の訪問です。美術館は綺麗に改装されていました。丁度新作の展示も行われていました。その作品に書かれた詩は、祈りそのものです。感謝して日々生きる。簡単に出来そうで、出来ない事です。逆境にあっても、生きている事への感謝の祈りを奉げる。素晴らしい事です。年と共に氏の祈りが深くなって来ているのを感ずるのは、僕だけでしょうか。8月迄新作の展示が行われるといいます。教会のリタイヤ組を誘って、お弁当を持ってもう一度来ようと思います。