クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

ねぇネェーこっちよ

2008-04-29 08:33:50 | Weblog
今朝も僕がブログを見ていると、音も無くクーが近付いて来て、僕の膝に手を掛け「ねぇネェーこっちへ来てよ」と呼ぶ。僕が椅子から立ち上がると、先に歩いて、自分の茶碗の前に行く。何時の頃からかクーはご飯を食べる時と、洗い桶から水を飲む時には、背中を撫ぜさせる。さも「これ大丈夫?」と言う様に。撫ぜてやればクーは安心するのである。僕が席に戻るとまたやって来た。今度は小走りにトコトコと。そして、膝をノックし「ンミャー」と大声で呼ぶ。今度は玄関の方に歩いて行く。玄関の扉に立ち上がり「ウーンミャー」「お外に連れてってよ」と。僕が「嫌だよ」と返事をすると「クーちゃん行きたいのよ」と言う。クーの言う事に無視して席に戻ると、今度は家内の所で「ウーンミャー、ミャー」と話し掛ける。家事をしている家内は「クーちゃん何を言うの」と言われるがまた「ミャ~ァー」と言う。残念ながら、クーの言う事は家内に分かってもらえなかったようだ。
このところ連日のように、僕達が夕食を終えると、クーが家内の膝に乗りまったりとしている。その様子を見ながら思い出すのは、クーを家に入れた最初の日の夕食後、クーは家内の膝に乗り目をつぶった。家内はクーを撫ぜながら「こんな事(我家に入れた)になるんだったら、もっと早くすれば良かったわね」との一言だ。あの日以来、夫婦の心を癒してくれる、大切な娘となったクーである。