クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

命の重さ

2008-04-16 10:34:08 | Weblog
先程、近くのコンビニへ行こうと門をでると、元気の良い子供の声が聞こえて来た。振り向くと、孫が2階の網戸を揺すりながら、外を見ていた。声を掛けると「オイオイ」と返事が返って来た。こんな姿は、何時まで見ていても飽きない。僕迄元気を貰った。最後はバイバイと言いながら手を振ると、振って返してくれた。
僕が落ち込んでいるのは、今の日本の風潮である。今朝の朝刊の1面に、福岡の殺人犯人が捕まった事が、大きく報じられている。土浦の通り魔の犯人も、今回と同じように、20代の若者である。若い殺人犯に共通するのは、陰鬱な性格の持ち主と言う気がしてならない。ストレスを溜め込んでしまうのだろう。そして、自己中心に落ち込み、犯罪に走る。
一昨年僕がブログを書き始める頃から、若者の、いじめ、自殺、虐待、殺人や傷害が目立って多くなって来た。何故なのだろうか。夫婦共働きで、子供が学校から変える時間に、母親が居ない。子供だって学校でストレスを受けている。家に帰った時、それを訴える母が居ない、夜帰宅した母も疲れ切っていて、子供の愚痴を聞く、精神的な余裕を失っている。解決の手立てをお金に求める。その良い例が、大物女優のM、O二人の家庭だろう。二人は、子供の異変に気付く余裕が無かったのだろう。子供ばかり攻められぬ。
我家を振り返ると、家内はパートに出ていたが、病気がちであっても、僕の母が居た。カバンを放り出して、遊びに行こうとする息子に「宿題を先にしなさい」と怒る。息子は影に回って「糞婆」等悪態を付くが、母が入院すると一番心配していたのは彼である。情操面で母のになってくれた役割は大きかった。今も感謝している。
犬や猫と一緒に過ごすと、子供の心の成長にも良いと言われている。犬や猫は、可愛いだけでなく、子供はその終末を見ることになり、命の重さ・尊さを自然に学ぶのだ。また、一番身近な友であり、親に言えない事も、僕は小学生の頃、スピッツのポッ子に聞いてもらっていた。