クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

ココだって

2008-04-13 07:33:35 | Weblog
やんちゃで、甘えん坊で、一見物怖じしないように見えるココにだって、怖いものがある。それは外に行く事である。玄関の土間に居るココを抱き上げ、新聞を取りに一歩玄関を出ただけで「ぼく怖いよー」と肩にしがみ付いて来る。僕の方が??!!となってしまう。その事を初めて分かったのは、昨年の今頃であった。心地よい春風が吹く休日「ココ君、一寸おんもに出てみようか」と抱いて、玄関を出て、お向かいのパンジーの匂いを嗅がせようとした。ココは僕の腕にしがみ付き、肩の上に登ろうとし、震えていた。何故なのか。不思議である。考えられる事は、生まれて3週間位で捨てられた際、人や犬等に怖い目にあい、その乳児期の記憶が、心の片隅に残っているのだろうか。リングちゃんに助けられた後は、ずうっと家の中で暮らして来た。ココにとって外は、完全に別世界なのだろう。
一方クーは、お外大好きな猫である。毎日のように僕の側に来て「お外に行こうよ」とせがむ。今もクーを抱いて、新聞を取りに行くと、粉糠雨が降っていた。急いで部屋に戻ると「もっとお外に居たかったのに」とクーは膨れっ面である。クーはオチビの頃から、リードを付けて外に連れ出していた。門の外に出ると、歩く事は少なく、ゴロン・ゴロンするだけであったが。クーはお母さんの自転車の荷籠が、大好きである。10分でも15分でも、飽きずに入っていて、外の様子を見ている。近所の犬が通りかかっても、威嚇する事はない。