クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

釘煮が届いた

2010-03-18 06:14:38 | Weblog
昨晩神戸・垂水の親戚から釘煮仰山が届いた。(沢山と言うよりも仰山の方がピッタリ)釘煮の名前も全国に知られるようになったが、垂水と明石が本場中の本場。明石海峡で獲れるイカナゴの新子に、生姜を入れて炊いた物。新子が獲れるようになると、垂水や明石では春の到来を実感出来、この地を離れて住む出身者は故郷を思い出させる。僕の生まれは東京・世田谷と言うよりも、今は若者の街となった下北沢てあるが、父が生まれ育ったのが垂水である。僕も小学5年生から大学を卒業する迄、毎年春と夏には帰省していた。この季節親戚のおばあちゃんが、大鍋に新子と生姜を入れて釘煮を炊いていた。昨夜は早速酒のさかなと、ご飯の上に乗せて戴く。懐かしく、春の味が口一杯に広がった。
届けられた紙袋をココが盛んに首を入れて臭いを嗅いでいた。この子も神戸生まれ。故郷の匂いがしたのだろうか。居間に抱いて戻すと、ソファーから下がっていたネズミの玩具で楽しげに遊び出したのである。