クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

夜行性だから

2009-06-20 06:31:08 | Weblog
ネコ族の生き物は、本来夜行性だ。暗い場所で光を当てると目が光る。クーは金色に、ココは淡いブルーに光る。そして、動きも夜の方が活発である。家ネコとて同じ。
昨晩のココは、廊下の篭ベッドで寝ていたが、日付が変わる頃起き出して、僕の枕元で「お腹空いたよ。起きてよ」と2声3声。僕が起きないと今度は、布団から出ていた足首をザラザラの舌で優しく舐め、間髪を置かずにガブリ。まだ眠い僕は手足と顔を布団の中に入れ、亀に成った。静かだと思う間もなく、強烈な匂いが寝室に漂う。逃げ出すように起き、居間に非難した。僕の後をココは嬉しそうに付いて来て、台所で正座をする。その足音でクーも目覚め、扉をノックする。2ニャンは夜食をゲット。夜食を食べ終えたクーは部屋に戻り、ココはパソコンの奥の百科事典の上でウツラウツラと。
暫らく静かにしていたココだが、突然大声で僕を呼び、寝室に連れ帰ると、タワーに飛び上がり、下げてある鈴付きの魚を揺らす。完全にお遊びモードにスイッチON。廊下に追い出して僕は寝る事に。しかし、甘くは無かった。夜明け頃、障子を揺さぶりまたまた起された。「クーちゃんが来てから朝ご飯だよ」と言うと、分かったようで、パソコンの上で僕の手をおもちゃにして遊んでいた。
朝ご飯を食べ終わった今、クーは台所奥の秘密基地で、ココは百科事典の上で寝てしまった。
夜行性だから仕方が無いが、夜は静かにして欲しいと願うのは僕だけだろうか。

ブラシよりも

2009-06-19 06:16:29 | Weblog
昨日ソファーの上で体を長く伸ばし、熟睡しているココの背中を何気なく撫ぜると、手の平に沢山細く短い毛が付いて来た。そこで、ブラッシングを始めると、目を覚まし、体をくねらせ、ブラシで遊ぼうとする。押さえ付けて2回ブラシを掛けると大き目の毛玉が取れた。ココには、千円床屋でするように、抜け毛を掃除機のブラシで、吸い取るのが一番良い方法だろう。
ココが我家に来て間もない頃、家内が「ココは掃除機を怖がらないの。この子本当にネコかしら?」と驚いていた。ネコは耳が良く、掃除機のような大きな音が出る物は苦手である。クーも幼い頃は、掃除機の音が聞こえると逃げまくっていたし、今も遠くへ離れる。ココの寝ている周りを掃除しても、目を開けるが、逃げる事はしない。背中やお腹を掃除機のブラシで吸われても、気持ち良さそうに目を細めており、逃げる事は全く無い。それは成猫となった今も変わらない。
今日掃除機を掛ける時に、ココの背と腹も掃除機のブラシで2~3回撫ぜれば、浮いた毛も大分吸われて、綺麗になるだろう。
写真は、生後3ヶ月の頃、掃除機にじゃれ付く、ココのスナップである。

神戸~東京に

2009-06-18 06:04:58 | Weblog
上の写真は、生後2ヵ月、07年元旦の夜撮影したもので、パソコンテーブルの上段に置いてある、A4用紙の上がりご機嫌なココである。運動神経は敏捷で、床から階段状に伝わって上がるにしても、クーが来た時には出来ず、驚いたものだ。
東京に連れて来た最初の夜は、未知の環境に驚き、和室の床の間の隅で固まっていたが、それも1晩だけで、翌日からは、仔猫の本来の姿に戻り、自分の部屋を探検し、居間も茶の間も探検しながら、新しい環境に馴染んでいったのである。連れて来た夜の体重は920g。リングちゃんに拾われた頃の3倍になっており、現在の体重は4.5kgとその頃の5倍になっている。
それ迄一人っ子で、おとっりお嬢さまのクーは、俊敏なココがネコの挨拶で、顔を近付けると「シッァー」をしていた。それは今も変わらず、余程機嫌の良い時以外「シッァー」を出す。オチビのココの動きが、クーにとって煩わしいようであったので、留守番をさせる時には、クーとココの生活空間を障子や襖で仕切るようにした。そして、焦らず、徐々に、1年数ヶ月かけて一緒に生活をさせるようにした。
今は丸1日僕達夫婦が出掛けても、大きな喧嘩をする事無く、夫々のペースで暮らしている。勿論この間、2ニャンが仲良くならず悩み、会社でネコの多頭飼いをしている同僚にアドバイスを求めた事もある。
ココは、快食・快眠・快出・快遊で、日に日に成長していった。しかし、体はクーよりも1回りオチビである。体質的なものが大きいだろうが、生後2週間位迄しか、母乳を飲めなかった影響もあるだろう。ただ幸運だったのは、拾われ先が、ネコについて熟知されている、ビートさんと言う事である。

バースデープレゼント

2009-06-17 06:21:56 | Weblog
昨日の続きである。
両手を挙げた週の土曜日は、僕の誕生日であった。若い時と違い、誕生日は感慨も無く「また無駄に年をとった」と嘆く程度だ。この日の夕食前電話が鳴り、家内が盛んにお辞儀をしている。受話器を手渡されるとテケトさんからで「珈琲の今後の養育をお願いします」。そしてビートさんも電話に出て「良い方と巡り会いました。今後もよろしく」と話された。この2事で舞い上がってしまい、あとどんな話をしたのかは全く憶えていない。最高のバースデープレゼントであった。
手を挙げてからは、テケトさんとメールのやり取りや、電話での話をしたが、遠い東京迄下さるとは思っていなかった。名前は神戸っ子と言う事でココにした。
電話から3日後テケトさんは、里親が決まった事を正式に発表されたのである。この発表後ビートさんは、連日のようにココの様子を知らせるメールが入るようになった。このメールは大変嬉しく、夫婦共に感謝する次第であった。
そんな人のやり取りの間もココは、ビートさん親子とネコ家族の愛の下、順調に成長していった。12月中旬、テケトさんとやましたさんはビート家を訪問し、ココを中心にニャンコ撮影会を行ったと言う。そして、テケトさんはブログで、この時の写真を発表されている。今日掲載の写真は、テケトさんがやましたさんの膝で遊ぶココの様子を撮られた1枚である。この頃のココは人見知りが全く無い子であった。この後ココは、ワクチン接種とエイズの検査を受け、検査は陰性で、僕達もほっとしたのを覚えている。
年末・年始休暇の初日、夫婦は神戸に出掛けた。神戸は父の出所で墓もあり、墓参り後ビートさんのお宅を訪れた。そこにはテケトさん、やましたさんも居られ、挨拶もそこそこに猫談議となった。この日初めて抱いたココは、僕の片手にスッポリと納まる程小さく、しかし元気に部屋中を飛び回り、リングちゃんに抱かれると、何時までも口を吸い続けていた。
ココを布製のケージに入れ、駅までお3方に送って頂き、新幹線で東京に戻ったのだ。この日の様子は、テケトさんのぐりぐら写06年12月30日のページをご覧戴きたい。
明日は07年正月のココの事をお話しよう。

家族の一員に

2009-06-16 05:57:28 | Weblog
昨日の続きである。
ココを拾って6日後、ビートさんはココを動物病院で、風邪と結膜炎の治療を受けさせた。この時ココの体重は360g。つまり、缶ビールのレギュラー缶と同じ重さで、医師の見立てでも、生後3週間位であった。この事は、テケトさんが里親募集記事に追記しておられる。
ネコ家族はオチビを排斥する事無く、みんなで可愛がった。今日の写真のように、添い寝もしたり、トイレも教えた。ココの隣で寝ている雪柳君も、この年の5月、リングちゃんに生後2ヵ月ほどで拾われたのだ。
テケトさんは里親募集用に画質の良い写真を載せようと、ビート家から数駅先に住む友人のやましたさんに撮影を依頼した。テケトさんとやましたさんは共に“はっちゃん”のご両親が主宰する写真熟に通っている。やましたさんもカリカリ新聞と言うブログを作られている。勿論ビートさんとも友人で、撮影を快く引受けられた。そして、撮影を行い、その写真を基にテケトさんは改めて里親募集を行なったのである。
僕は、テケトさんが再募集を掲載した翌日、玉手箱を開けた。すると、垂れ目の可愛い子が「里親になってよ」と、僕に向かって叫んでいるように見えた。その日何回もこの写真を眺め、家内にも見せ、募集要項には関西限定とあったが、ダメモトで両手を挙げたのである。それから決まる迄の数日は、ドキドキ・ソワソワの毎日が続いたのを、今思い出している。
昨日と今日の写真は、ビートさんから送られて来たものである。

お姉ちゃんにチュッ

2009-06-15 06:05:42 | Weblog
06年11月の末頃、有名ブログのくるねこ大和、まるまるかじつ子猫の成長日記(現、ぽちもん日記)等15余のニャンコブログが協力し、1匹の仔猫の里親募集キャンペーンを行い、写真を掲載したり、バナーを張ったりした。情報の発信元はぐりぐら写のテケトさん。このバナーは玉手箱であり、紐を解き箱を開けると「お父さーん、お母さーん、だれかぼくの里親になって下さい」と叫ぶ、垂れ目の可愛い仔猫の顔が現れるという仕掛けが施されていた。仔猫の名前は珈琲。後に我家のココとなった。
この里親募集のブログをご覧頂いている方は、その経緯をよく承知去れておられるが、新しくこのブログを読み始めた方のためにも、僕自身のココの成長の記録をまとめるためにも、今週数回に分けて書いてみたい。
06年11月13日、神戸市東部の公園で仔猫が箱に入れられて捨ててあるのを、小学3年生の少年が見付け、学校でネコ博士と呼ばれていたリングちゃんに連絡した。神戸も11月中旬には、六甲下ろしの冷たい北風が吹く。リングちゃんが拾った時仔猫は、くしゃみを連発していたと言う。ココはこの時猫風邪を引き、結膜炎も併発させ、完治したのは翌年の夏過ぎであった。リングちゃんは母のビートさんと2人で1ルームマンションで暮らしていた。その家には、17歳の杏さんを筆頭に、既に6ニャンが一緒だった。ビートさんはさぞ困惑しただろう。そして、ネコの写真展で知り合ったテケトさんに助けを求めたのである。テケトさんは、その夜に携帯から送られた仔猫の写真を入れて、里親募集のブログを書いたのである。
そんなビートさんの心配を他所に、仔猫はくしゃみを連発しながらも、新しい家に馴染み、大人のネコ達に可愛がってもらい、リングちゃんに抱かれると、チュッ・チュッと唇を吸ったのである。これは生後間もなく母ネコから引き離された仔猫に見られるようだ。
明日に続く。

もし、あなたの側に

2009-06-14 05:23:39 | Weblog
帰り道、もし、ネコ好きのあなたの側に仔猫が寄って来て、体を摺り寄せたら、あなたはどうされますか?このブログをお読みの方々なら、顔や毛模様等を見ず、何も考えずに抱き上げて、ご自宅に連れて帰る事でしょう。
クーを家に入れた時の僕がそうでした。息子の後をチョコチョコと歩く姿を見て、何も考えずに抱き上げていました。チッチャくて、片手にスッポリと納まる仔猫。頭の中は可愛いが一杯。その顔を良く見たのは、夜になって帰宅した後でした。家内も、抱き上げて家に入れ、ソファーの上に仔猫を寝かせると、1晩中泣き続けたクーは直ぐに寝てしまい、その安らかな表情がに心を打たれたと言っています。ネコを全く知らなかった夫婦は、こうしてネコの虜になってしまいました。
クーの顔はユニークです。だから貰い手が無く捨てられたのかも知れません。我家に来た時、トイレの躾は出来ておりました。母ネコから教えられたのでしょう。このユニークな顔に似合わず、成長すると、お転婆が陰を潜め、猫の定義そのままの猫らしいネコに成長しました。今朝も扉を開ける時、クーに僕の足が触れると「シッァー」と怒りました。但し機嫌が良いと、面白い姿を見せてくれますが、これも家族だけで、お客様が来られると、部屋の隅で正座をして様子を見ています。そんなクーが夫婦は可愛いのです。

こんな所で ココ

2009-06-13 05:30:41 | Weblog
ネコとはニャンともかんともである。ココが枕にしているのは、僕の足だ。朝、ソファーで足を投げ出して、テレビのニュースショーを観ていると、ココがピョンとソファーに飛び乗り、投げ出した足の奥に進み、僕の足を枕にして、体を伸ばして寝てしまった。クーがこう言う姿を見せてくれたのは、オチビの頃だけだ。僕の足を枕にする事等、彼女は全くしなかった。4㎏少々のココでも足に頭を乗せられると、重たくて身動きが出来なくなる。10分程我慢したが、勘弁してもらって足を抜いた。ココは朝寝の定位置に移動し、昼過ぎ迄グッスリであった。
それにしても、寝返りも打てない狭いこんな所で良く寝るものである。また、ココのやっている事は、チビネコちゃんとあまり変わらない。やっぱり甘えん坊にさせてしまった。
ココ、何時もくっ付いてくれるのが、お父さん嬉しいよ。

こんな所で クー

2009-06-12 05:51:21 | Weblog
クーが座っているのは、ソファーの背である。その巾は僅か6~7㎝しかない。昨朝の6時前、僕がブログを書いている時、クーはこの場所に座って休んでいた。反対側に座って見ていた家内も、こんな所でと、ネコの身体能力に感心するやら呆れるやら。ソファーの背の毛羽立っているのは、クーとココの仕業である。有名ブログの、はっちやんのお宅もジュルちゃんのお宅も、写真で見ると我家と大同小異。ニャンコさんと暮らしていると、一番爪研ぎの標的となるのが、ソファーである様だ。この写真を撮る少し前には、反対側の本棚に向って、クーの後ろにココが座って、縦列駐猫をしていた。勿論ココは、クーが動くのをじっと待っていただけだが。
今朝ご飯を食べ終えたクーは、調理台の上をスタスタと歩き、シンクの渕に座って一しきり洗い桶の水を眺め、ココが側に居ない事を確かめてから、水を飲み始めた。カメラを手にし流しに行くと、クーは前屈みになり水を飲んでいた。残念。先程クーの座っていた所の巾を計ると、25ミリしかなかった。こんな狭い場所で、箱座りが出来るのに、改めて驚いた次第である。

こんな所で

2009-06-11 05:51:14 | Weblog
先日クーとココが、パソコンテーブルの上でバトルをしていて、ココがパソコンに足を引っ掛けて、揺ら揺ら・バタンとなってしまった。一応倒れにくいメッシュを入れてあるが、勢いが強くアッと言う間の出来事だった。幸いパソコンに異常は無い様だが、強い地震が来れば、必ず倒れ、床に落ちて、使用不能となるに違いない。そこで、何時も椅子代わりに使っていたクーには可哀想だが、パソコンを寝かせる事にした。その方が絶対に安全である。
ここ数日、パソコンの側に来ては僕に甘えるココが、パソコンの上で寝るようになってしまった。「何でこんな所で」と思ってしまうが、甘えん坊の彼にとっては「お父さんにじゃれ付けるんだもーん」と言う事らしい。パソコンに寝てくれた方が、モニターの真ん前に寝られるよりは、作業の邪魔にならなくて良いのだが。
我家のクーもココも甘えん坊で、人に付くニャンコさんである。