クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

彼岸

2010-03-22 05:57:35 | ネコ
一昨日・昨日の暖かさは何処へやら。今朝は部屋の中でも、15度を割る程の寒さとなっている。クーもココも時間になっても朝ご飯をねだらず、クーはパソコンの椅子で猫丸になり、時折毛繕いをしながら居眠りをし、ココは僕の目の前、パソコンの上で腕枕をして眠っている。勿論温風器のスイッチはON。温かく、柔らかな風が2ニャンの背中を撫ぜる。これも家ねこの特権であろう。
今日は彼岸の振り替え休日。この連休は多くの方が墓参りに出掛けられた事であろう。キリスト教にも春の祭りはある。それはイースター=復活祭である。復活祭は春分の日以降の満月の次の日曜日と大昔から定められている。今年は4月4日である。復活祭の前は修養の季節。神に心を向け人々の平安を祈る。家内がお手伝いをしている修道院では、長期の黙想が行われて、修道女=シスターは緊急の時以外人と話しをしないのが決まりだと言う。修道院には外部の人々も仕事をしているが、この時期シスターには話し掛けない。それでも何とか用事は足りるようである。不思議な世界だ。墓参りはキリスト教でも大切に守る。イースター後の欧米の墓地には、色とりどりの花が捧げられ、故人の冥福を祈った事が分かるのである。

嵐の朝

2010-03-21 06:28:05 | Weblog
昨夜来の嵐は朝になっても、衰える気配を見せず、窓や廊下のガラス戸に大粒の雨が当る。先程中央高速道路の管理車であろうか、サイレンが聞こえて来た。ネットで確認すると、千葉や埼玉県下を走る鉄道には、何本もの線で運転見合わせの表示が。家の中も風の音が響き賑やかである。
しかし、家の中は平穏で、クーとココは何時ものように朝ご飯を食べ、食後の水を洗い桶から飲んでいた。その後廊下に出て、カーテンの中に潜って、庭を観察している。先程ココが僕の足元に来て「お父さん、お庭の木が大きく揺れているよ」と報告をし、また廊下に出てクーと一緒に観察を続けているようだ。気圧が低くなると、腰と首のヘルニアが悪化するようで、肩、腕と足の鈍痛が増し、今朝は右腕の痛みが酷いので、キーボードを打つのがしんどい。何時もより短いがこれでお終い。火の元には充分ご注意を!。

春の挨拶

2010-03-20 06:27:35 | Weblog
「春眠暁を覚えず」と言う事で、この時期眠りが深くなり、今朝は何時もより1時間も遅い起床で、ブログに手を付けたのも平行移動で遅くなった。
さて、ココと一緒に台所に入り、目覚めの一服に火を点けようとした時、お隣の庭から鶯の声が聞こえて来た。側で座っているココは耳を鶯の鳴く方向に向け「何の声?」と言う顔で聞いていた。まだまだ上手な歌とは言えぬが、春の挨拶である。鶯はこの地で春を迎えるようになってから、毎年やって来る。それも朝5時~6時に歌声が聞こえる。お隣に挨拶をした後は、お向かいの庭でも独唱する。暫らくは朝が楽しみになって来た。
庭では梅は散ったが、ボケが満開になりつつあり、孫の誕生記念に植えた、花桃も蕾を大きく膨らませており、来週には咲き出すだろう。バス通りの桜の古木も、来週後半には花を咲かせるだろう。
天気が良い日には、クーもココも廊下で、次々に咲き出す花を見、小鳥達の歌を聞きながら、お昼寝を楽しめそうである。

クーとの時間

2010-03-19 06:02:12 | ネコ
予約購入した、たまの玉手箱を読んでいると、ぷぷちゃんを迎えた際、たまちゃんが馴染まずご苦労された事が記されてあった。全く同感。我家でも繊細な心を持つクーが、ココを受け容れるのに少々苦労した。特にココが空気の読めぬ子であるだけに、クーには余分な負担を掛けてしまった。そんなクーも今は、ココの性格を良く知り、ココへの扱いも身に付け、仲良くしている。
そんなクーのストレスを少しでも和らげようと、毎日とは行かぬが、僕と2人だけで過ごす時間を持つようにしている。その時間は、クーが出窓や廊下でくつろいでいる時を狙う。ココを締め出し、マッタリとしているクーの全身を撫ぜたり、時にはクーのお腹に顔を埋め「クーたん良い子だね。クーたんは可愛くて大好きだよ」と話しかける。クーからの返事は無いが、喉をゴロゴロと大きく鳴らし、目を細めて、撫ぜている僕の手の平を甘噛みし、僕がするままになる。ココの前では絶対に見せぬ、甘えん坊クーたんとなる。クーと2人だけで過ごす一時は、僕にとっても癒される時間である。

釘煮が届いた

2010-03-18 06:14:38 | Weblog
昨晩神戸・垂水の親戚から釘煮仰山が届いた。(沢山と言うよりも仰山の方がピッタリ)釘煮の名前も全国に知られるようになったが、垂水と明石が本場中の本場。明石海峡で獲れるイカナゴの新子に、生姜を入れて炊いた物。新子が獲れるようになると、垂水や明石では春の到来を実感出来、この地を離れて住む出身者は故郷を思い出させる。僕の生まれは東京・世田谷と言うよりも、今は若者の街となった下北沢てあるが、父が生まれ育ったのが垂水である。僕も小学5年生から大学を卒業する迄、毎年春と夏には帰省していた。この季節親戚のおばあちゃんが、大鍋に新子と生姜を入れて釘煮を炊いていた。昨夜は早速酒のさかなと、ご飯の上に乗せて戴く。懐かしく、春の味が口一杯に広がった。
届けられた紙袋をココが盛んに首を入れて臭いを嗅いでいた。この子も神戸生まれ。故郷の匂いがしたのだろうか。居間に抱いて戻すと、ソファーから下がっていたネズミの玩具で楽しげに遊び出したのである。

甘えは天下一品

2010-03-17 06:03:00 | ネコ
初夏の陽気となった昨日の午後、クーはお日様を求めて出窓へ、ココはソファーの上で、僕の部屋着を枕にしてお昼寝をしていた。モコモコの冬毛に覆われた体では流石に暑いのか、ヘソ天姿で引っ繰り返っていた。横に座ってテレビを見ていても、こんな姿を見せられると、どうしてもココのお腹に手が伸びてしまう。お腹を触られたり、家内におへそを裂かされたりと、おもちゃにされても怒らないのが、ココの良いところ。クーにこんな事をすれば滅茶苦茶怒り、きつね目になるだろう。
ココはアビシニアンの血が強く混じっているようで、兎に角陽気なねこである。そして、拾われた神戸のお宅で、大勢の年上のねこさんに可愛がって貰う内に、甘え方を自然と憶えたようで、元々の性格にプラスされ、天下一品の甘え方をし「ココはまるでワンちゃんみたい」と家内に言わせる程になった。
毎日の事だが、家内が夕食の支度を始めると、足元に体を摺り寄せて甘える。カリカリのお代わりを入れても食べぬ。居間で僕がネズミの玩具を振ると、飛んで来てネズミを抱え、ヘソ天になって遊ぶのである。クーにも甘えたくて仕方がないが、クーはどうしても許してくれない。そんな事ではめげず、クーの尻尾にチョチョイと悪戯をするのである。

自由に

2010-03-16 05:51:45 | ネコ
我家では、クーとココはどの部屋で過ごすのも自由である。入浴中の風呂場と人間が使用中の手洗いを除いて。晴れてお日様が入れば、写真のように障子を開け、廊下でマッタリと毛繕いをしながら日光浴を楽しんだり、喉が渇けば台所に行き、流しに飛び乗って洗い桶から水を飲む事も。日中、野良さんの声が聞こえてくれば、脱衣場のガラス戸を器用に開け、風呂桶から窓の桟に登って、網戸越しに「クーちゃんのお家だから出て行って」と威嚇する事も。
くーを我家の子供とした直後、数人のねこ好きさんに言われたのは「ねこに躾は難しい」と言う事であった。犬のように「人への服従」等と言う気持ちは全く持ちあわせていない。と言う事で何もしていない。クーもココも排泄の躾は出来ていた。
寝たい時に寝て、お腹が空けばねだり、甘えたくなると人の足元に擦り寄る。しかし人に媚びない。多くのねこ好きさんと同様に、僕もそんな彼らに魅了されたのである。

同じ場所へも

2010-03-15 06:18:59 | ネコ
今日の写真は冷蔵庫の上に座るココである。ココが見ているのは、調理台の端にある、ねこ椅子で魚が焼けるのを待つクーだ。我家では、クーもココも冷蔵庫に登るのを自由にしている。と言うよりも、クーは我家の家族になってまもなくの、チビニャンの頃から高さ160㎝以上のこの場所に上がるようになってしまった。最初に見た時には、ねこの身体特性に驚き感心したものである。これから気温が上がるにつれ、冷凍庫から氷を出す回数が増える。特に夕食前には、晩酌に入れる氷が欠かせない。クーもココも家内が食事の準備をする様子を見るのが楽しみなようで、必ずどちらかが乗っている。僕は氷を出す時「一寸ごめんネ」と声を掛けて扉を開ける。クーの場合は、この場所でリラックスし、足を投げ出す事が多いからだ。
また、冷蔵庫への上り方もクーとココでは、表口と裏口程違う。クーは床から電子レンジに登り冷蔵庫の天井迄一気に。ココは調理台に上がり、シンクまで歩き、気合を入れて冷蔵庫へ垂直飛びである。時には冷蔵庫の上でバトルが始まるが、怒られて下に降りるのは大概ココである。お姉ちゃんは強いのだ。同じ場所に登るのにも、夫々違うのも見ていて面白いのである。

お留守番は花丸だ

2010-03-14 07:00:22 | ネコ
昨日は春の陽気に誘われて、9時過ぎから午後3時頃迄1人ドライブ。その間クーとココはお留守番となった。家内も修道院で行われた、イースター前の信徒黙想会のお手伝いで不在。クーのトイレの事もあり、彼女はトイレの置いてある出窓の部屋に、カリカリと水を持ち込んで入れたが、それが気に召さず、扉を激しく蹴り「お廊下でお昼寝するの。開けてよ」と完全にご立腹。居間に入れるとさっさと廊下に行き、箪笥の上のベッドに入ってしまった。ココも廊下でゴロゴロとお日様を楽しむ。そんな2ニャンを置いて出かけたが、運転中もやはり気になる。家に帰り着くと、ココは僕の足音に気付き扉の前に座っており、クーは廊下の篭ベッドから顔を出した。台所の茶碗を見ると、食べた様子は全く無く、クーもココも僕が居ない間は、ひたすらお昼寝をしていたようだった。僕が台所に入るとココも付いて来て、ようやくご飯を食べ始めた。クーとココには「良く出来ました」と花丸を付けてあげよう。
蛇足ながら昨日のコースは、環8、第3京浜、西湘バイパスを走り、小田原・早川漁港へ。東名高速は何時もながらの大混雑。第3京浜と横浜新道はスイスイと。しかし駅伝道路は、原宿交差点が立体工事中で長い列。茅ヶ崎から海沿いの道に入ると、風が強くハンドルを取られ、海は黒く雲との境目が分からない程に。期待した富士山は全く見えず、大磯付近からも伊豆半島が霞む。
早川漁港に正午過ぎに到着。市場の食堂は休日も10時半から2時頃迄営業しており、10台位の車が順番待ちをしていた。僕の前は長野ナンバーの家族連れ、その前はなにわナンバーと。みなさん良く知っている。食堂でおさしみ丼を注文すると、てんこ盛りのご飯の上に、厚く大きく切ったお刺身が7、8切れも乗り、わさびも本物で、850円は安い。次回は地のアジフライ定食にしよう。
真鶴方面が大渋滞となっていたので、クーとココが気になりUターン。小田原・厚木道路へ入る手前に、山安と言う干物の直売店を見付け、寄り道。店内にはカタカナ語で何と言うのか分からぬが、傷物・2級品も安い価格で置いてあり、魚の産地と加工地も表示された良心的なお店。僕は7枚500円の鯵の干物と鰆のみりん干しを買い、息子宅にもお裾分けした。
帰り道は渋滞も無く、1時間程で帰り付いたのである。走行距離は162㎞であった。車の運転は深く腰掛け、ベルトで体を固定するので腰痛持ちの僕には電車よりも楽である。クーとココも花丸のお留守番をしてくれ、楽しい1日であった。

うなぎ

2010-03-13 06:12:46 | ネコ
今日の話と写真は殆んど無関係である。
掲載した写真を改めて見ると、オチビの頃やましたさんとテケトさんに撮って戴いた時より格段に成長した事が分かる。それが3年余の歳月の流れであろう。我家に連れて来た時が920gで、昨夕体重計で遊んでいた時に量ると、5100グラムもあった。毎日の食事が美味しくて必ずお代わりをねだるから仕方がない。ウエストのくびれは全く無く、丸太んぼ状になり、顔も真丸になって来た。
里親募集時のテケトさんのブログを読み返すと、保護主ビートさんが「珈琲はふにふにぽにょぽにょのオチビさん」と語っておられるが、それは大きくなった今も変わらない。家内がココの爪を切る時、日課の水歯磨きを入れる時、僕が抱いて寝室に連れてゆく時、嫌だと体をくねくねさせてすり抜けてしまう。この事を家内は「ココ君はうなぎみたい」と言う。全く同感である。毛の質もすべすべで、押さえると滑りそうになり、時にはガブリ攻撃を仕掛け、怯んだ隙に床に飛び降り、一目散に食卓の下の安全地帯に逃げ込むのである。

今日は初夏の陽気になるとの天気予報。春の湘南の海を見に出掛けようと思う。早川か真鶴で、地魚の海鮮丼で昼食を取り、熱海の駅前温泉の湯に浸かってこよう。土産はカワハギのみりん干しが良いだろうか。