関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

第一学区学童保育所「感謝のつどい」

2013年02月04日 | 子育て・教育

2月3日(日)、第一学区学童保育所「星の子」「夢の子」の「感謝のつどい」に出席しました。

これまで26年間、地域の運営委員会がおこなってきた学童保育が、今春から市立南部児童館での社会福祉協議会による事業に移行することから、運営委員会としての一応の区切りとして開かれたものです。

 普通は、「解散式」のような名称になるのかもしれませんが、運営委員会の中で「運営委員会は無くすべきではない。学童保育の運営の中心として引き継がれるべき」と意見があり(私もそう主張しました)、「感謝のつどい」という名称になりました。
 つどいに出席された方々からも、「これまでの学童無ぐなる訳でねえぜの」「これだけいい学童保育をつくってきたのだから、これからもそのまま続けてもらいたい」などのご意見がたくさん聞かれました。

運営委員会の長年の苦闘の歴史と自負を、市当局や社協にも、よくご理解頂きたいものです。

さて、大人たちのそのような思惑とは関係なく、子どもたちはすばらしい成長の姿を見せてくれました。


入所児童代表颯一郎くん(6年生)
挨拶の後、「颯一郎君、立派な挨拶ありがとうございました」と原稿を読んでいた本日の司会が颯一郎君のお父さん(運営委員会事務局長)だったことは、出席者の暖かい笑いを呼んでいました。
楽しい思い出があふれ、学童の中での成長の姿がありありと浮かんでくる、本当に立派な挨拶でした。


日々鍛えているけんだま。多くの観衆がシーンと見守る中、堂々と技を披露。


「世界に一つだけの花」のピアノ演奏が響く中、全員が黙って前を見つめて立っています。
被災地への思いをしっかりと育ててきたことがジーンと伝わってきました。(颯一郎君の挨拶で触れられていました)


その後に、ハンドベル演奏。澄み渡る音に、感動の涙が流れました。

96ページもある立派な記念誌も発行。

保護者・指導員を始めとする実行委員のみなさん、本当にご苦労さまでした。

第一学区学童保育所は、1987年に児童数27名で、16畳のたたみの上で始まりました。
現在(2012年度)同126名、一小の児童の2割が利用する、文字通り無くてはならない施設となり、遂に市が児童館を建設するに至りました。
長年の関係者のご労苦に思いを致しながら、これからも引き続き精一杯取り組んでいくという自分の決意を確認する日となりました。

前回の投稿
http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/c08fa904944507acf3cb2d7b97b8feab

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学校図書館活用教育の「現場」

2013年01月24日 | 子育て・教育

 先日、A小学校の図書館と図書館職員の状況を視察してきました。

 この学校は大規模校であることから、フルタイム勤務の「臨時学校司書」が配置されていますが、数年前に図書館支援員(学校図書館職員退職者)の指導を受けて「図書館改造」に取り組み、子どもたちの読書活動推進がかなり前進しているようでした。

 朝の貸し出しの時間に図書館に伺うと、図書館は子どもたちで満員、カウンターの前には行列が出来ていました。
 

 

 図書委員の子どもたちがそれをてきぱきとさばいていく姿は、子どもながら「年季が入った」とでも言うべき頼もしいものでした。
 元教室の二部屋が当てられた図書館には、分類されラベルが貼られた本が、書架に整然と整理されています。
 この「書架」というヤツも丁度良いものばかりでは無いらしく、この学校では朝暘一小が使っていたものを貰い受けたという書架が活用されていました。
 そう言われれば、私には見覚えがありました。
 

 そして司書のBさんは、この学校の卒業生ということでしたが、図書館と子どもたちが本当に好きらしく、「勤めることができて毎日とても楽しい」と素敵な笑顔で話してくれました。

 校長先生、教頭先生のお話も伺いましたが、「Bさんには、一人分以上の仕事をやってもらっている」と司書を非常に高く評価し、「司書の雇用期限」のことを聞くと、「勤め続けて貰えれば一番いいのだが・・」と表情を曇らせていました。
  また、図書主任と副主任の先生ははどちらも超多忙な日々を送っていて(教員の普通の状態ですね)、司書との定期の会議などは持てていないようでした。
 となると、実務はもちろん、資料・情報の整理、情報の発信等々、司書の役割は極めて大きく、その力量が図書館活用教育の成否を左右すると言って過言では無い状況と感じられました。

 校長先生からは、昨今の「家庭の崩れ」や、「インターネットによる有害情報の氾濫」など子どもを取り巻く環境の悪化の状況などについてのお話も伺いました。
 そして、「本を読んでいる子は『賢い』。今は思考力が重視されるが、それ以上に豊かな人間性を育てることが大事であり。読書はそれを支えてくれる」と、読書の深い意義についての認識も聞くことができました。

 学校現場は、図書館職員が継続的な雇用で力量を向上させていくことを切実に求めていると改めて実感しました。

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体罰の体験から

2013年01月12日 | 子育て・教育

大阪の市立高校での体罰事件の反響は大きく広がっています。
運動部であるということを置いて、教育としてどうかということを自分の体験から考えてみました。

私自身、小学校、中学校、高校と、教師による体罰を数多く目撃しましたし、その被害にも遭いました。

 小学校の時に、信頼する先生が、クラスの生徒の悪ふざけをとがめてビンタを張ったことがありました。
 それは、クラスの多くの子どもに下された罰で、「自分が間違ったことをしたと思う人は前に出てきなさい」と自ら考えること、過ちを認める勇気を持つことを促す指導のように感じられました。

自分が被った体罰で最も酷かったものは、中学生の時に、雨でぬかるんだ中庭に内ズックのまま侵入し、校舎に戻ったところで、教師にいきなり髪をひっぱられ、激しいビンタを張られたというものです。
 確かに、いたずらで、間違った行動をおこなったのですが、私に反省を求めるでもなく、突然暴行された衝撃は今でも忘れられません。
 正直言って、その教師が亡くなるまで、その体罰を思い出す度に「復讐」という言葉が頭に浮かんだものでした。

 柔道の授業で、教師に絞め落とされた(絞め技で失神させられた)こともありました。
 寝技の乱取りの時に、腕に覚えのある私がかなりの時間に渡ってその教師を制し、周りの生徒がはやし立てる状況が続いた後のことであり、それは、まさに教師の力の誇示であり、「報復」と言うべきものでした。

 小学校での体験のように、信頼する教師から、「軽い」体罰を受けたことはもっとあり、その時は、「有難い指導」というように受け止めていました。
 一方、同級生・先輩・後輩が体罰を受けている場面には、数え切れない程出くわしましたが、そのすべてについて、やりきれない気持ちになり、或いは、非常に不愉快になり、多くの場合、教師に対して反感を覚えました。

 それから、先輩による後輩へのいじめの体験・目撃も少なくありませんが、その場合に、教師に対して、解決してくれるという期待を持つことはできませんでした。
 体罰にも、いじめにも、共通する問題があるということを感じていたからだと思います。

 信頼する教師の体罰も含めて今思えば、体罰で無くとも指導は可能であったろうし、「良い体罰」と「悪い体罰」の厳密な区別は不可能だということ、そして何よりも、一方的な肉体的力の行使である体罰は、「他者に服従する」という思考・行動様式を植えつけ、それを受けた人は自分より立場が下の者に同じことをおこなう場合が少なくないということです。

 30数年間、国民の生活と権利を守る運動をやってきて確信することは、自分の権利の侵害に寛容な人(侵害の受忍を強要される人も含めて)は、多くの場合、他人の権利侵害に厳しい態度を取ることも困難になるということ、そうした人権侵害の「教育」は、平和で民主的な社会の構築を困難にしてしまうだろうということです。

 これからの子どもたちの心を体罰で傷つけないために、自分としてできる最大限の努力をおこないます。

 最後に、尊敬する尾木直樹さんのコメント(1月11日付、赤旗新聞)
 

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高校生自殺ー体罰根絶、勝利至上主義克服ー大阪市長は出さないで!

2013年01月10日 | 子育て・教育

大阪市立桜宮高校で、バスケットボール部主将の2年生が、顧問の教諭の体罰を理由に自殺したといいます。
人生これから、大きな可能性が広がっていた生徒が、大好きだったであろう部活動で命を落とす(殺される)とは・・。
生徒とご家族が不憫でなりません。

「おかしい」と声を出した人はいたようですが、大人が誰か強く主張していれば(周りからはきっと、とやかく言われますが)、報道されているほどの体罰は規制することはできたのではないか、と思うとやり切れない思いが溢れます。

言われている体罰の内容は信じ難いものですが、しかしその背景にあるであろう、体罰容認、スポーツにおける勝利至上主義は、鶴岡市にもまだまだ根深く存在していると感じます。きっと全国にも・・。

教育、スポーツ関係者、保護者、すべての国民が、そこのところを真剣に議論していくことが求められています。
すべての子どもたちのため、スポーツを愛するすべての人のため、生徒の死を無駄にしないためにも。

お時間あればご覧下さい。この件に関係する私の過去のブログ
 「スポーツと健康」、全国で問われていますhttp://blog.goo.ne.jp/sekitouru/s/%C2%CE%C8%B3
 スポーツの喜び、スポーツの価値とはhttp://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/740a4161384181475a682f84a768a379
 スポ少か学校かhttp://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/9675da6ca8a5d0f84de1989b337683ac

ところで、この件で橋下徹大阪市長がさかんとテレビに出ています。

「教育現場の最悪の
大失態だ」と高校を批判し、「教育委員会に任せておけない。僕が責任をもって引っ張っていく」などと、この問題をさも自分の意に沿わない重大問題として、解決のために大鉈を振るうような話しぶりです。
しかし、市長はもともと「体罰容認」を明言していたのです。
そして、「行政は自分の言うことを聞かなければダメだ」と言いながら、学校を乱暴に締め付けてきたのです。

そんなことはまったく知らぬ顔で(そこが恐ろしい)、シャアシャアと登場する本人も論外ですが、それを無批判に報道するマスコミの罪は、いつもながら重大です。
 そのことを詳しく論証してくれている人がいましたのでご紹介。
 BLOGOS秋原葉月氏http://blogos.com/article/53715/

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学校図書館職員の雇用を切るな

2012年12月30日 | 子育て・教育

12月議会一般質問で学校図書館職員の雇用を短期で打ち切る問題について取り上げました。
要旨をご紹介します。

 本市の学校図書館活用教育は全国にも誇るべき宝物。教育長も市長も認めている。
 40の小学校中38校に、中学校11校中全校に、図書館職員配置。
 司書資格有りで臨時学校司書12名、他は無資格扱いの事務補助、またはパート。フルタイムは、臨時学校司書に加えて臨時事務員中5名。
 パートは「2時間で2校兼務」から7時間勤務までまちまち。
 最も多いのが4時間から5時間半の「給食パートとの兼務」で22名。
 職名や勤務条件はさまざまだが、子供らを愛し、学校図書館を愛して頑張っている。
 この方々の頑張りがなければ、今全国に知られる本市の学校図書館活用教育の発展というものはなかった。
 そして、非常勤ではあるが、配置を行った市の施策は重要なものであった。
 教育委員会では、図書館職員の役割をどう評価しているか。
 中でも、旧鶴岡市の大規模校に正規職員で配置され、長年勤め上げた職員の功績は極めて大きなものであったが、その後、非常勤職員に置きかえられた。
 そして、現在の臨時学校司書が配置されたが、当時の教育長の説明は、「司書資格のある専門性の高い人を長期間配置することがより有効」ということだった。
 しかし、臨時学校司書の雇用は、1年契約の5年更新、それが1回は延長されて10年で打ち切り
 そして、今年度末には1人が期間満了、来年度末にも1人満了。
 これでは、専門能力を十分に生かすことはできない。
 また、臨時学校司書以外では、事務補助が2年、給食兼務のパートが当面の措置としては7年、将来は3年で打ち切りになる。(いずれも上限)
 現在、臨時事務の8名中5名は3年以上、10年以上も4人。
 給食兼務パートも4年以上が22名中15名、10年以上が4人。 
 臨時事務及びパートも現在のようなベテランがいなくなって、それぞれ2年、3年となる。
 どんな仕事であっても、雇用の安定と労働条件の向上が職員の能力を引き出すための第1の条件。本市の学校図書館が今の方針のままでいくと将来大きく力量を落とすことになる。
 図書館職員の短期雇用をやめて、定年まで勤め上げられるようにすべきではないか伺います。
教育部長 山口 朗 本市では、全国に先駆けて小中学校の読書環境を整え、児童生徒力充実した読書活動ができるように、1966年、昭和41年から学校図書職員を配置。
 議員発言のとおり、現在市内の小学校40校中38校、中学校全校に配置。
 学校図書職員の主たる業務内容は、本の整理や貸し出しのほか、読書相談などの教育活動も。
 また、司書教諭や図書館主任と連携して、事業支援にもかかわるなど、管理・指導両面で図書館経営に大きな役割を果たしている。
 幾ら立派な図書館があって本があっでも、人がいなければ図書館はただの書庫に過ぎません。本市の子供たちが読書に親しみ、図書館活用能力を高めることができるのも、図書室や蔵書なとのハード面だけでなく、図書館職員ど学校図書館を支える人たちが常に図書館にいて、人と本とをつないでいるからこそ。
 今後とも人的配置も含めた環境整備に努めながら、児童生徒にとって機能的で魅力ある学校図書館づくりを行い、図書館職員の力を活用して読書の楽しみを知り、心豊かな児童生徒を育てたい。
 次に、延長雇用。本市では平成22年4月にそれまでの規定を見直し、非常勤一般職員等の任用に関する規定を施行し、それに基づいて臨時職員や非常勤一般職員等を任用。
 教育委員会も、その規定に基づき雇用しているが、学校図書館関係臨時職員は、12学級以上の学校に配置している常勤の臨時職員と、それ以外のいわゆる小規模校に配置しているパート職員に分けられ、その任期は、臨時職員は、任用期間は6ヵ月間、最長1年を超えない。
パート職員は、任用期間は1年、最長3年を超えない。
 このうち司書等の有資格者は、従来は特定の資格を有することと、学校図書館の業務の専門性に照らして、嘱託職員と同じ扱いで雇用。
 現在は臨時的・補助的な業務に任用する臨時職員として雇用、原則として任期は6ヵ月間、最長1年を超えない。
 しかし、現状としては、これまでの経過や一定の専門性を有する資格と実務経験を有する職であるということを考慮して、再度の任用を行っているもので、現状を超える雇用延長、また定年まで雇用といったこと考えていない。
 本と人をつないでこその図書館活用教育、(図書館職員が)大きな役割を果たしてきたという認識について確認できたのは幸い。
 しかし、処遇の問題を教育長に伺いたいが、今学校司書の仕事が10年で完成するのか。
 10年たった方と1年目の方と同しレベルの仕事ができるのか。そうではないとすれば、それにふさわしい、専門職にふさわしい雇用の安定と処遇の向上を図ってい<必要がある。
 多くの学校図書館関係者の方々が非常に心配している。検討を行えないか教育長の考えを伺いたい。
教育長 難波信昭 やはり図書館は人がいてこそ図書館として生きる。ですから、読書冊数が140冊近い数になっている。
 職員の不安を駆り立てるような雇用はやめるべきというお話があったが、(議員が挙げた)その方も、本人の努力と経験を積み重ねてきて、今の学校司書としての職にある。
 そのような力のある職員をどうしたら長く続けさせることができるかと考えてとった施策が、資格のある専門性の高い人を長期間配置すること。
 確かに最初はベテランの人と同じようにできるわけではない。学校職員、司書教諭または図書館主任、学校図書館職員という方たちが協力して、それぞれの力を高めていく。
 新しい力を得て、新しいことをつくっていくことが大事。

以上ですが、部長も教育長も「決まりだから」というだけで、私が指摘した「懸念」を否定できませんでした。
行政は知恵を出して、子どもたちのための折角のサービスを守るべきであり、その努力と創意を発揮できるのかどうか姿勢が問われています。






学童保育所が児童館へ~学童保育所運営委員会~

2012年10月26日 | 子育て・教育

 10月24日(水)夜、第一学区学童保育所(星の子、夢の子)の運営委員会が開かれました。

 これまで26年、保護者・指導員・地域による運営委員会でおこなわれてきた一学区学童保育所は、来春開設予定の南部児童館の中に併設される予定になっています。
 そこで、新しい学童を祝い、これまでの学童運営の労苦をねぎらうための会をどのようにおこなうかということが一番の議題でした。

(一小アルプスから撮影した児童館建設現場。基礎が張られたところです。
      左側の鉄筋二階建てが現学童。トラックの右が一小校舎になります)

 児童館は、施設を市が建設し、経営は12月に選ばれる予定の指定管理者に委ねられます(民間が経営するということです)。
 長年の懸案であった老朽施設はピカピカの新築で解決し、毎年の保育料でやりくりする苦労も無くなります。
 指導員の方々の雇用安定・処遇改善につながる可能性もあります。
 長年の関係者の努力によって遂に勝ち取られた大きな成果です。
 同時に、これまで運営委員会が自分たちで決めて、自分たちの手作りでおこなってきた運営は、指定管理者の事業としておこなわれることに伴う心配もあります。
 児童館による学童保育は、旧鶴岡市でこれまで3カ所例がありますが、保護者を始めとする利用者の声が、学童の運営にうまく反映していかないという問題があるように思われます。
 当面、指導員の方々の雇用と労働条件を確保することを始め、新しい学童を子どもたちのためにより良い施設にしていくために、今が一つの正念場と捉えています。

これまでの学童関係の投稿から主なものをまとめてみました。
 キャンプ http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/3e10173efa52005a65d3139f409c2c76
 市連協総会でアピール
            http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/ef19dacc2a81120b4705d8218b7f9134
 学童に感動 http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/a59cb9e18b013be4d3deff5fd4d9d69d
 20周年    http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/3cc59d69fd68f43d5435c75ae9cda290
 保育料5百円! http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/1e00da293336a89dc5b91321b610343b
 施設確保   http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/b2cf730cfb2e93600d65895f52211dee
 県集会     http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/d847686647be5af6fbea23d270f798e7
 学童まつり  http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/5e86f8f8fad0af241aa4e41165eb38ec 
 市長に陳情 http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/9bbde09c9d9e681a3a9c9b5734f28260
 運営委員会で議論 http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/5c040e6a9bb3eb48169864f4743d42fd
 キャンプ    http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/47ddd355dcc8cfc123528a3081a00f40

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非行・いじめ・虐待~厳罰化は何も育てない~

2012年08月24日 | 子育て・教育

いじめ事件(と言うより暴行事件)、虐待などなど、子どもが引き起こしたり巻き込まれたりする事件が、社会の重大問題としてとりざたされています。

 こうした中で法務省は、少年法の規定をより厳しくすることを検討しているようです。
 
凶悪な事件が起こるたびに、死刑も含む厳罰化の世論が盛り上がりますが、「少年犯罪を減らすため」という、事実を踏まえない主張が世の中に受け入れられているのだとすれば、恐ろしいことです。

 少年事件に情熱を燃やしている弁護士の徳岡宏一郎さんは訴えています。

 「子どもが希望を持てない社会に生きていて、大人たちも楽しいですか。
 老人が人生の最後を楽しく過ごせないとわかっていて、青少年が将来に夢が持てますか。
 このまま、だらだら、ジリ貧に堕ちていく日本なんて私は拒否します。
 厳罰化よりも、子どもたちに寄り添う物的人的援助をお願いします。」

 「厳罰化では少年事件の再犯は防げなかった 『非行』少年に暖かい目を 子ども未来法律事務所通信13」
  http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/b4578f894479f45ffb563c043e3d83ee

 「また来た少年法の厳罰化では、非行もいじめも虐待もなにも解決しない 求められるのは愛と寛容と理解」   

  http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/39cb978a62b2326e351aca29b1f65313

「北風と太陽」の寓話が社会に問いかけられているように感じられます。

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熱中症の悲劇はもうごめん~山形で、またしても~

2012年08月01日 | 子育て・教育

7月28日に山形中央高校ラグビー部員が練習中に熱中症の症状で倒れ、二日後に死亡したというニュースが報じられました。

毎年のように繰り返される、スポーツ中の熱中症死亡事故、とりわけ子どもの事故の痛ましさに胸が潰れる思いがします。

私はこれまで市議会本会議・委員会でこの問題を取り上げ、活動報告やブログの中でも地域への周知に努めてきました。
熱中症は、子どもの安全対策を考える上でも、影響が重大で、問題が頻発し、しかもその対策が可能な問題です。
関係者が対策をとれば防げる事故なのです。

昨日のテレビでの関係者の話を聞いて、暗澹とした思いになりました。
 県教委次長「熱中症対策の基準は35℃位、注意は30℃位からするんでしょうから」
 同高教頭 「活動内容は計画に基づいたもので問題なかった。」「ラグビー部は活動一時中止。他の部活には注意を指示した」

確かに、文科省は、「どのような状況の場合に、どのような対策をとるか」という基準は示していませんから、学校と県教委は「役所としての間違い」はおかしていません。
しかし、日本体育協会や日本スポーツ振興センターなどが示している基準から見ると、今回のケースは(報道の通りだとすれば)明らかに逸脱しています。

日体協「夏のトレーニングガイドブック」などには、「乾球温度31℃以上・湿球温度24℃以上(=WBGT28)」では、「熱中症の危険が高いので、激しい運動や持久走など、熱負荷の大きい運動は避ける。運動する場合には積極的に休憩をとり水分補給をおこなう。体力の低いもの、暑さになれていないものは運動中止」とされています。
テレビ報道の通り「坂道での50mダッシュ10本」なら論外でしょう。
そしてそういう論外なことが当たり前におこなわれている現実があります。


各種団体からも専門的知見が明確に示されているにもかかわらず、なぜ文科省はそれに基づく対策を具体化しないのか、なぜ文科省が言わなくとも必要な対策を打ち出す自治体が無いのかということです。
文科省は、今年6月15日にも、「熱中症事故等の防止について(依頼)」という文書を発行し、その中で「適切な措置を講ずれば十分防ぐことが可能です」などと言っています。
適切な対策を打ち出す責任はないのか!? と言わなくてはなりません。

熱中症は、H23年度の文科省の集計で、中学で2168、高校で2008件など、幼稚園、小中高で4642件も報告されています。
しかもこれは、学校管理下で、医療費が支給されたものだけであり(そんなに軽度のものは含まれていないでしょう)、「校外活動としてのクラブ」や「学校共済などの申請をしなかったもの」などは含まれていません。

重度になれば命に関わり、軽度から重度への境界が明確でない熱中症がこれだけ発生しているということを、子どもの命がこんなに脅かされていることとして受け止めなければなりません。

明日は、息子のサッカーの部活があります。
教育委員会に行く前に、まず覗いていきます。

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必見
  「日体協:夏のトレーニングガイドブック」http://www2.japan-sports.or.jp/medicine/pdf/guide2.pdf
   16ページ目に、「基準」が記載されています。

  日本スポーツ振興センター「知って防ごう熱中症」  
  http://naash.go.jp/anzen/anzen_school/anzenjouhou/taisaku/nettyuusyo/tabid/114/Default.aspx

  関とおる2007年9月議会質問 http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/c8318c2701c7334cd2410b662c92b097

        2011年7月3日記事 http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/96b3e55bbacf8f9e7dc07ac008b4eedf

  山形新聞  
  2012年07月31日 山形市内で猛暑日となった28日、山形中央高ラグビー部の2年生の男子生徒(17)が練習中に熱中症の症状を訴えて病院に運ばれ、30日に死亡したことが同日分かった。高気圧に覆われた県内は28日以降、厳しい暑さが続いている。山形市内は3日連続で猛暑日となり、30日は最高気温が今年1番の36.1度を記録。関係機関は今後も暑い日が続くことから、熱中症への注意を呼び掛けている。
 同校によると、ラグビー部は28日午前10時ごろから、山形市内の千歳山付近でランニングなどの練習をしており、死亡した男子生徒は1時間ほどたった同11時前ごろ、体調不良を訴えた。顧問の教諭は練習を中止し、休むよう指示。熱中症の疑いがあるため、119番通報するとともに、応急処置をした。顧問は車が近くにあったため、救急車で運ぶより早いと判断し、男子生徒を自分の車に乗せ、市内の病院に搬送。男子生徒は入院し、治療や処置を受けたが30日午前、死亡した。28日の山形市内は最高気温35.1度を観測し、今季2度目の猛暑日だった。
 同校の森政行教頭の話では、男子生徒に持病などはなく、新学期の健康診断でも問題はなかったという。森教頭は「練習前、体調が特段悪かったということもなく、練習内容も厳しいものではなかったと聞いている。水分補給なども適切にしていた」と説明した。
 県内では30日、3日連続で22の全観測地点で30度を超えた。山形新聞の各消防本部への取材では、30日午後6時までに熱中症で搬送されたのは11人を数えた。
注意求め文書送付・県教委
 山形中央高の男子生徒が熱中症で死亡したことを受け、県教育委員会は30日、小中高、特別支援学校に対し、熱中症への十分な注意を求める文書を送付した。
 通知では熱中症が野球、ラグビー、サッカー、柔道、剣道などの種目や、ランニングの際に多く発生していることから、特に注意するよう要請した。
 学校生活での熱中症予防では▽直射日光の下での長時間の運動、作業を避ける▽屋外でスポーツや作業をする時は帽子をかぶらせ、薄着をさせる▽小まめに水分(0.2%食塩水など)を補給し、休憩をとる-などを挙げた。




中体連残念、だが宝を得る

2012年06月19日 | 子育て・教育

6月17日、鶴三中サッカー部は、昨日の予選リーグの快勝を引っ提げて準決勝に臨みましたが敗退、続く三位決定戦にも惜敗して、県大会進出はなりませんでした。



大会に至るまでの各種大会・練習試合等で、力をつけてきたことを実感し、「今年こそ県大会」と選手・指導者・保護者みんなが意気込んで迎えた大会だけに、非常にショックな結果となってしまいました。

多くの子が小学校から4、5年間、長い子は8年間、打ち込んできたサッカーの集大成とも言える中体連、子どもらにとってはこれまでの人生で一番の挫折かも知れません。


最後の試合終了後、指導者の話を聞く間中、みんな涙、涙だったということでした。

夕方から、指導者の方々への感謝のために反省会をおこないました。
昨日の試合後、35人が肩を組んで「がんばろ~う!・・」と試合前に選手がやる円陣を全員でやったというお話しを聞きました。
あるお母さんは、「それを見て、サッカーをやってきて本当に良かったと思いました」と涙で話していました。

その話を聞いて、挨拶をする時に、私も不覚にも言葉に詰まってしまいました。
(涙も出てしまいましたね。だいぶ酒を飲んでからでしたし、涙を見せたことのない他のお父さんも泣いてたし・・。歳のせいもあるのかな?思い出すとはずかし~。)

思えば、ケガ、部員同士のぶつかりあい、指導者への反発、学校生活でのつまづきなどなど、色んなことがありました。
19人の3年生には、試合に出られない子もいます。

それらを一緒に乗り越え、一つの目的に向かってがんばり抜いた仲間を得ることができたことは、サッカー部に入っていなければできなかったすばらしい経験でした。
彼らなりにそのことに気づいていると思いますが、これから大人に成長していく上での、この上ない宝に違いないと信じています。

指導者のみなさん、先生方、保護者のみなさん、すべての関係者のみなさんに、心からのお礼を申し上げます。


で、「それでは、これから受験勉強本番!」と言いたいところですが、本人の気持ちが落ち着くまで、しばらく放っておくとします。

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5年前の中体連の投稿http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/dd6c76ea244b59104cbca6c18932e1e5


鶴三サッカー準決勝へ!

2012年06月17日 | 子育て・教育

16日(土)、中体連サッカー予選がおこなわれ、我が鶴三中は一試合目:五中とは4-0、二試合目:四中には1-0で勝利、明日の準決勝に進出しました!

失点ゼロ、キャプテンが3点に2人の副キャプテンが1点づつと役割を果たし、チームはいい感じです。

副キャプテンの片割れの我が息子は、1得点3アシストとかつてない活躍、もう何も言うことはございません!!

もちろんサッカーはチームスポーツ、アシストもゴールも、11人の連携の中で生まれるものであることは、本田圭介だってわかっています。

そして、会場を整備してくれた五中、互角の戦いでいい試合をつくってくれた四中、彼らがあってこその今日の喜びであることを三中の指導者は、試合後諭してくれました。

なお、私は消費税増税三党合意・原発再稼働表明という情勢緊迫のため街頭宣伝を実施、一試合目の観戦は我慢せざるを得ませんでした(野田のセイだ、こんにゃろ)。
明日も午前中は同じく仕事、勝ち抜いてくれることを信じて決勝戦のみ観戦する覚悟です。

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