関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

党議員研修会

2008年05月13日 | 活動報告

 山形県の日本共産党議員団の研修会に参加しました。

 内容は、

 ①後期高齢者医療制度の実施にともなう諸問題と制度廃止に向けた取り組み
 ②我が町の予算・財政分析
 ③合併問題の新局面

 などでした。

 酒田市、庄内町、鶴岡市から合併後の状況報告、上山市、新庄市などから財政状況などの報告があり、質疑・討論しました。

 酒田市でも鶴岡市同様、国保税・介護保険料・保育料などなど市民負担増が目白押しでした。
 本来、一つだけでも市が大騒ぎになるような問題が、「合併」ということで全部まとめて片付けられています。
(後期高齢者医療制度の講演も非常に充実した内容でしたが、今回は割愛)

 財政分析は、今後の重要課題として認識を新たにしました。



 


鶴岡に伝説の棋士

2008年05月12日 | よろず
 11日は、午前中に地域の「日本共産党を語る会」で日本共産党について1時間ほどお話させて頂き、その後別の地域の党支部の会議に参加。午後は学区の囲碁同好会総会に出席し、夜は、町内の交通安全協会総会と息つく暇の無い一日でした。

 囲碁同好会の総会に引き続きおこなわれた懇親会の中で、非常に興味深い話しを聞きました。  

 囲碁は、中国で生まれてから2千年以上、日本でも1300年を超える歴史を持つとされていますが、その歴史の中で「三棋聖」の一人として燦然と輝く本因坊丈和という伝説の棋士がいます。
 その丈和が二十歳の時に師に命ぜられて、修行のために鶴岡で長坂猪之助という藩士と21番碁を打ったところ、長坂はほぼ互角の成績を残したというのです。
 後日資料を当たってみると、確かに長坂という棋士は、全国に知られた打ち手であったようです。
 関係者の方々の間では広く知られたことのようですが、鶴岡市としても、長坂について注目し、歴史的資料として整理しておくべきであろうと思いました。

 短期間に流行り廃っていくテレビゲームが子ども達に時間を無為に過ごさせるものだとすれば、囲碁は、知性と感性を磨く豊かな時間を与えてくれる有為のゲームだと私は考えています。
 文科省の「放課後子ども教室」の事業の中でも、子ども達の放課後を豊か(で安全)なものにしていくことが現下の大きな行政課題とされている中で、囲碁教室などは「教室」の一つとしてできる限り広げていきたいものです。

 ちなみに私は二十代で日本棋院から参段の免状を受け、若い頃は県大会にも出場したりして、当時の関係者の方々からはいろいろ面倒も見て頂いたものでした。
 その後、仕事が忙しくなっていったものですから、碁の方はとんと沙汰止みになってしまいましたが、まあ、人生長いのでいつか囲碁に親しめる日が来るものと信じています。
                                                

発達障害児への支援を~アインシュタインの会総会~

2008年05月10日 | 子育て・教育
 10日(土)夜、「鶴岡市ゆうあいプラザかたぐるま」においておこなわれた、庄内アインシュタインの会第6回通常総会に出席しました。

 LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、自閉症などの「軽度発達障害」と呼ばれる障害児の家族・支援者を中心にしたこの会のことは、会が始まった頃から知ってはいましたが、直接お話を伺ったりしたのは、一年ほど前からです。

 総会の議案では、「事業の成果」として4つのことを挙げていました。
 1)LD,ADHD児とその周辺の子ども達への個別・集団指導および家族支援
 2)   〃    に必要な教育についての研究とその実践
 3)   〃    に携わる教育関係者などの指導者育成
 4)   〃    とその周辺の子ども達への理解を求める対社会的呼びかけ。
 
 いずれの活動についても、多彩な活動が活発に展開されたことが伺われ、保護者の方々と、医療・教育など関係者の方々の献身的な努力に頭が下がりました。

 この会の活動は、鶴岡の発達障害児がおかれている状況を大きく変える力になりました。
 6年前に会が始まった頃には、行政機関にはこの障害についての理解がほとんど無く、「取り合ってもらえない」ことが普通であったそうです。
 当然、保育園、学校、地域でも、「育て方が悪い!」と見る人が多く、「理解されていないことが一番辛かった」と聞きました。
                                                

 今では、鶴岡市でもH19年度から教育委員会の特別支援教育の三カ年事業、H20年度は健康福祉部の幼児発達支援体制研究事業が取り組まれるなど、行政の重要課題として位置づけられています。
 もちろん、幼児期から生涯に渡る支援体制にはまだまだ遠く、社会全体の理解を広げていく仕事の前途は遼遠ではあります。


 総会終了後、近くの「幸亭」でおこなわれた懇親会にも、ご案内があったので遠慮無く参加させて頂きました。
 厚かましい感じもしましたが、皆さん暖かく迎えて下さり、日頃の苦労や、行政に対する要望など、具体的に教えて頂きました。

 どなたも大変なご苦労をされているにも関わらず、明るく、前向きだということには感心させられました。
 会のリーダーであるTさんの人柄そのままという感じがしますが、学ぶことによって展望を得たということと、一緒に進む仲間がいるということが、メンバーの皆さんを輝かせているのかなあと思ったりしました。

 すばらしい会です。
 
 総会には、日本共産党の笹山県会議員と、他の会派の議員の方々も出席されていましたが、私としても、これからもできる限りのお手伝いをさせて頂きたいと思いました。
                                                
 

 




憲法記念日に訴える

2008年05月03日 | 平和と民主主義・外交

  笹山県会議員と鶴岡市議団で、憲法記念日の街頭宣伝をおこないました。

 今年は憲法施行から61年目となりますが、憲法「改正」を指向する国会議員が9割を占め、憲法「改正」を任期中におこなうと宣言した安部内閣が登場、読売新聞を始めとしてマスコミも「改正」を煽るなど、憲法は10年ほど前から激しい攻撃に晒されてきました。
 世論調査でも、「憲法を変えた方が良い」という回答が、「変えない方が良い」を上回る状況が続いてきました。

 しかし、ここ数年、世論調査でも、「憲法守れ」の声が次第に増加し、今年は「改正」の旗を振ってきた読売新聞でも「改正しない方がよい」が15年ぶりに「改正する方が良い」を逆転しました。
 それは、草の根から湧き起こった世論の力によってもたらされたものです。

 2004年6月、ノーベル賞作家の大江健三郎氏や評論家の加藤周一氏ら日本を代表する知識人九氏が呼びかけた「九条の会」が全国津々浦々に結成され、その数七千を超すに至っています。
 鶴岡でも、住職、医師、会社社長などなど、多彩な市民の参加で「鶴岡九条の会」が結成されています。
 
 世論形成に大きな影響力を持つマスコミは、戦後最大とも言えるこの運動をまともに報道していませんが、九条の会の運動がそれでもなお国民世論を動かしてきたことは、まさに草の根からの運動の力です。

 今、鶴岡では、今検討されている「平和都市宣言」の中に「核兵器廃絶」の文言を入れるかどうかが争われています。憲法九条に関わる問題です。
 また、国民健康保険税が納められないために正規の保険証が発行されていない人が1100世帯を超えています。憲法25条が問われています。
 
 現実の生活に憲法を活かす、現実の問題を憲法の理念の方向で解決していく。自分がよって立つところを改めて確認しながら、街頭で訴えました。


第79回メーデーに参加

2008年05月02日 | 活動報告
 鶴岡公園疎林広場でおこなわれた、第79回メーデー鶴岡田川地区集会に来賓として参加しました。

 この日全国でおこなわれた今年のメーデーは、「なくせ貧困と格差」が掲げられ、非正規雇用労働者の問題も大きなテーマとなったようです。

 私もこのメーデーの実行委員会事務局長をしばらく務めましたが、非正規労働者の問題が労働運動の中心になってきたことが、鶴岡のメーデーにも現れていると実感しました。
 実際の運動でも、昨年は地元の小規模企業で新しい労働組合の結成があったようです。

 それにしても、地元新聞では1日のメーデーの集会を報道しませんでした。
 先におこなわれた連合メーデーだけがメーデーと思っているのでしょうが、1日以外にメーデーをやってるのは、日本だけですよ?
 

 集会参加者は約500人、最盛期の半分程になっていることは残念ですが、職場環境・労働組合運動の困難の中で、東北6県の県都以外の地域でおこなわれたメーデーではもっとも規模の大きい集会となっていることは立派と思います。

 がんばれ!