関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

日本のため、鶴岡のため、ストップ!TPP~街頭宣伝~

2011年10月31日 | 政治全般

TPPが国政を揺るがす大きな問題になっています
農業と食料はもちろん、暮らしや経済など日本社会の有り様を大きく変えることにつながる重大問題です。
そこで私は、街頭からこのことを訴える活動をおこなっています。要旨次のような話です。

TPPは4つの害をもたらす
第一は、農業を破壊し、安全・安心の食料供給を困難にする。
農水省の試算でも、食料自給率は13%まで低下、米の9割、豚肉の7割がダメになる。
 食糧危機が到来する中で、やれば伸ばせる農業をわざわざダメにし、外国頼みを進めるなどというのは、時代錯誤の政策。
第二に、その結果として、地方を始め、経済と雇用に打撃を与える。
やはり農水省の試算で農業と関連産業への影響はGDPで7兆9000億円減少、雇用は350万人減少するとされる。
それらはとりわけ地方に大きな打撃となる。
「参加しないと80万人の雇用機会喪失」と通産省が試算しているが、一部の輸出大企業関連の雇用は、一時的で条件劣悪な非正規雇用を中心としたものであろうと推察される。
第三に、国民の暮らしを守るルールが破壊される。
 遺伝子組換作物、食品添加物、農薬などの規制緩和、共済制度、郵政事業、労働法制などなど、あらゆるルールをアメリカの基準まで下げることが求められる。
 医療では、国民皆保険制度を崩す混合診療の全面解禁、営利企業の参入、血液製剤輸入拡大などなど「お金の無い人は医療を受けられない」アメリカの医療に近づけられる。
第四に、農林水産業を基盤とする大震災被災三県の復興を極めて困難なものにする。

マユツバの推進論
 マスコミなどを通じて振りまかれる推進論は、浅はかなものだったり、いかがわしい歪曲だったりすることが多い
 「開国する」などと言うが、主要農産物の平均関税率は、EUが20%、アルゼンチンやブラジルなど中南米が3割台なのに対して日本は12%と、先進国ではアメリカに次ぐ低さで、十分過ぎるほど「開かれて」いる。
 「アジアの経済成長を取り込む」と言うが、参加9カ国のGDPで見ると日米で91%、他の国は既に大きく輸入に依存していて、さらに輸入が拡大していく見通しなど無い。
 オバマ大統領は「5年間で輸入を減らし輸出を倍増し、貿易赤字を解消し、それによって200万人の雇用を創出する」と言っている。
 アメリカから見るとTPP参加国のGDPの7割を占める日本をアメリカの経済の踏み台にしようという意図は明白。
 「日本とアメリカで仲良く成長しよう」などというう甘い話ではない。
 「ともかく交渉に参加し、協定を結ぶかどうかはあとで決める」などと言っても、原則として全ての関税撤廃が条件であり、アメリカでは、「交渉に参加して、途中で撤退するということは基本的にあり得ない」と「確認」されている。

 のぼり旗を立て、プラスターを持って、概ね、以上のようなことを訴えています。

我が事として考えよう
 対話をした人もそうですし、テレビで街頭インタビューに答える人を見ていてもそう思うのですが、「賛成」という人の多くが、「開かれた国に」「農業も競争を」「世界の流れで」などと、「言葉」に踊らされて判断しているように感じられます。
 「開国」「競争」の結果どうなるのか、「世界の流れ」は実際どうなっているのか、具体的な影響まで考えることの無いままに、言葉に踊らされる状況は、民主主義にとって非常に芳しくない状況です。
 その原因は、マスコミの報道にあり、罪は深いものです。

 
  朝日地域の実り。傾斜地を拓いた小さな田で、心を込めて作られています。

 自民党農政のもとで、鶴岡でも農業は著しく衰退してきました。
 謳われてきた「国際競争力」「規模拡大」などのスローガンが如何に中身の無いものであったか、鶴岡の農業の現実が雄弁に語っています。
 現在、鶴岡市の主要農産物の生産高250億円、米で150億円になっていますが、この「9割」と言わずとも半分でもダメになるなどということになれば、市の経済社会はどうなるか、自分の仕事、子どもらの将来がどうなるか、市民の皆さんに我が事として考えて頂きたいと思います。




農林水産祭り&産業祭り

2011年10月16日 | 市政全般

 10月16日、小真木原公園で開催された、緑の鶴岡・農林水産まつり、庄内森とみどりのフェスティバル、山形県技能まつり、朝日きのこ祭りと、いろんな祭りをハシゴしました。

 天気にも恵まれて、家族連れを始め沢山の市民が訪れていました。


木工コーナー。子どもたちが職人さんの技のすごさを体験してます。


まな板を特価販売。
写真を撮っていたら知り合いの方がいて、「写真なの取ってねで、買って行げ!」と「アドバイス(?)」して頂いたので、少し大きめの1500円のヤツを購入しました。
まな板に最適の「朴(ほう)」の板、「硬からず、柔らかからず」がよいのだそうです。傷ついたり、汚れたりしてきたら、削って使えるとのことで、お得なものだと思いました。


こんなヤツもいました。


子どもの遊びとして注目されている泥団子も、「プロ」がいました。


石工さんが「石の上に石を立てる」技を見せていました。
優れた技能は、芸術です。


私の好きな薪ストーブ。間近に見るとまた魅力的です。こういうところで触れてみて関心を高める人もいるに違いアリマセン。


お隣の武道館でおこなわれた鶴岡の工場フェスタは、従来マリカでおこなわれていたものを今年からこちらに移ったところ、「例年の2倍来た!」ということで大賑わいでした。


 農林水産祭りから、「鶴岡の工場フェスタ」をやっている武道館の方に自然に人が流れていました。


 入り口の当たりで「ボン!」と爆発音がするので、何かアブナイ実験でもやってるのかと思ったら、「ポン菓子」を作っていました。


電気自動車への充電。鶴岡の会社がやってるんですね。

朝日「ぐー」では、「きのこ祭り」。
うまそーな山の幸がたっぷり並べられていました。



いろいろ買って帰り、夕餉に堪能しました。
休肝日のハズでしたが、やっぱりおいしい日本酒を頂かなければ山の幸に失礼と、考えを改めたのでした。

以上、私的な感想ばかりで終わりますが、基本的な考えは次のページに載ってます。

http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/db06d806589d6a2258655a3f6bebd8cd 08年農水祭り
http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/99d081e0af30fb50e8632bac19878e7a 林業
http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/9492820e4c357c3200043fc014201bad 住宅産業
http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/f17267223a8ef7a31ef95f305506bf53 エコ農業

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子ども夢スポーツフェスティバル&健康のつどい

2011年10月10日 | 市政全般

10月9日(日)、市・市教育委員会主催の「子ども夢スポーツフェスティバル」と「健康のつどい」に行きました。

「子ども・・」は、小真木原公園を会場に、親子つなひき、グランドゴルフ、ニュースポーツ、スポーツ吹き矢などなど多彩な企画がおこなわれました。
また、9種目のスポ少交流大会も開催されました。


フィールド全景


ブロンコボール


ドッヂビー


ピッチングナイン


ティーボール


キンボール

 大がかりな企画になればなるほど、「参加者を確保する」労力と、それに関わるアツレキ(色々な子どもの行事が、「スポーツフェスティバル」に合わせて日程変更されるとか、関係者の声を結構伺いました)もありがちですから、それはそれでいつも気にしているところではあります。
 行事の内容などを見ると、その面も改善が進んでいるように思われました。

 シブイ話から入ってしまいましたが、「フェスティバル」は、その趣旨である「親子でスポーツ」「次代を担う子どもたちの心身の健康づくり」「多くのスポーツ好きな子どもたちを育てるため」「親子でスポーツに親しみ、スポーツの楽しさを実感する」ことが具現化されているように感じられました。

 何と言っても、親子が一緒にスポーツに興じる様子は、「幸せ」というものを誰にでもわかる形で伝えてくれます。

 思えば私にとっても、子どもらが小学生ぐらいの時に親子で過ごした時間は、何よりも幸せを感じさせるものでしたから、 「フェスティバル」がその時を提供しているものだとすれば、それで一つ意義あるものだなあと実感するところがあります。

 ただ、趣旨はより具体的なものですから、それに照らした検討を続けたいと思います。
 それが私の仕事ですからね。

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鶴岡で史上最大の「脱原発・自然エネルギー」講演会

2011年10月01日 | 原発・自然エネルギー・環境

9月29日、「脱原発・再生可能エネルギー講演会」に参加しました。

 これは、地域の医療、介護、業者、労働組合、農民、女性、学者などなど、広範な団体が実行委員会を組んで実施したもので、会場の文化会館の前半分とちょっとの席が埋まり、600名ほどの参加と見受けられました。
鶴岡では昔、「原発誘致」のうわさが立ったと新聞に載ったことがあったそうですが、その頃のことを含めても、原発の問題でこのような規模の学習会がおこなわれたことは、鶴岡で無かったものと思われます。「市政史上最大」の集会です。
しかし、鶴岡市の「後援」は無し。

市の発想は、原発安全神話が崩壊しても中々前に進みません。

さて、講師は日本環境学会会長の和田武さん



 「日本がこれから自然エネルギー活用に進むなら、その時に発生する問題は、20年先んじているドイツに学べば全部わかる。」と考えて、ドイツを始めとするヨーロッパの自然エネルギー事情を20年余りに渡って研究してきたそうです。
 そこで得られた膨大なデータに基づく理論は、圧倒的な説得力がありました。
 お話の中で特に、「おっ」「へえ~」「はは~」と思った件(くだり)を例によって箇条書き(にもなってないか)でご紹介します。

 「原発は世界では減っている」
 「チェルノブイリ 600kmまで高濃度汚染となったが、福島では8割が海に流出した。」
 「『再生可能エネルギーは日本に無い』はまったくのウソ」
 「自然エネルギーは、地域の資源。原発・化石エネルギーから自然エネルギーへの転換は、エネルギー輸出国・エネルギー大資本から地方・住民への経済の大転換となる」
 「ドイツでは、『400人の村で太陽光発電装置の会社に70人の雇用』『バイエルン州で400万家庭に20万台のPストーブ』」
 「滋賀県いしべ市民協同発電所・てんとうむし」が17人で、『金を出せば損します』と言って20万円の出資を募って始めた。その年の内に県内に他グループ、今や全国百例以上に広がった。」「東大阪市の市民共同・ポッポおひさま発電所、掛川市、野洲市、あおもり市民風力発電所・市民風車わんず」
「日本の太陽光発電普及の8割は住宅用。これまでのところ『元が採れない』中で、『温暖化防止に貢献したい』という国民の大きな意思の現れ」。

などなど、本当はすべてのお言葉・データをご紹介したいところですが、著作権上も許されませんし、私にもそこまでのキャパはありませんのでご容赦を。
 しかし、ワンフレーズで済ませてしまっては、いつぞやの総理大臣と同じになってしまいますので、その内容に興味のある方に和田先生の著作を紹介します。これとても先生の巨大な研究のごく一部でしょうが、誰にでもよくわかるありがたい本です。
 

 自然エネルギーは、鶴岡にもまさに「宝の山」があります。
 ウソで固められた原発から撤退し、国民の安全と地方の宝に重点を移す政治を全力で追求していきます。

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