関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

オバマ大統領の医療保険改革

2009年07月27日 | 平和と民主主義・外交

  先日の新聞報道によると、オバマ米大統領は、医療保険改革を今年中に実現させる方針を表明したということです。
 
 アメリカは医療に対する公的責任が放棄され、公的医療保険は高齢者向け医療保障(メディケア)と低所得者等の医療扶助(メディケイド)に制限され、「無保険者」が4700万人もいるといいます。
 これらはすなわち、「病気になっても金が無くて病院にかかれない」人々であり、ここに世界で最も資本の論理が貫徹された国の姿が端的に示されています。

 貧困層を含めた多数の国民に公的医療保険を導入するためには、財源が必要となりますが、オバマ政権はそれを高額所得者への増税でまかなう方針と伝えられています。

 当然、民間保険会社等が強硬に反対するものと思われ、相当の「反対世論」が醸成される可能性も感じられますが、恐らくそうした抵抗を覚悟の上で、医療保険改革に乗り出すというオバマ氏の政治姿勢には、尊敬の念を覚えます。

 7年前に、「抵抗勢力とたたかって改革を進める」などと絶叫した、当時の日本国総理大臣のマヤカシの「改革」などは、比べるべくもありません。


銀座・南銀座夏祭り4

2009年07月26日 | よろず

  銀座のセントルの前が、飲んだり食べたりするお客さんで一番賑わっていました。



 それぞれの店が趣向を凝らして個性的な「店」を出して、祭りを盛り上げていましたが、老舗の二代目(まだ学生)が、親(現社長ですね)と一緒に「店」の仕事をやっている姿も見られ、今のご商売が二代目、三代目に引き継がれる商店街になって欲しいなと改めて感じましたし、そのために市政も努力しなければと、再度肝に銘じた次第です。


銀座・南銀座夏祭り

2009年07月26日 | よろず
  25日(土)銀座通り・南銀座夏祭りを観てきました。
 南銀座の南端から銀座通りの北端まで700~800mほどの路上に、沢山の店が出て、各所で音楽や踊りなどのイベントがおこなわれていました。
 私が南端から進入しますと、武田商店の前のあたりで、市内の「龍舞」というチームによる「よさこい」をやっていました、
 
 私の元の職場の同僚の女性も踊っていましたが、職場での優しく穏やかな姿とは打って変わって、黒の衣装にねじりはちまきの「粋」な出で立ちでのダイナミックなダンスはとても素敵で、ついつい見とれてしまいました。
 このチームには、車いすの男性も加わっていて、そのダンスもまたカッコイイものでした。

 色んな職場、色んな地域の方がチームを組んでやっているのだろうと思いましたが、日常を離れて「燃える(萌えではありません)」時間、一緒に燃える仲間がいる生活は、いいものだろうなと勝手に想像してしまいました。

~以下、写真表示のため分割して投稿します~

国保研修会

2009年07月24日 | 医療・介護・福祉など社会保障

  24日(金)、庄内町文化創造館「響ホール」でおこなわれた、庄内地区国民健康保険運営協議会連絡会委員研修会に(都合があって午前中だけ)参加しました。
 午前中の講演として、山形県国民健康保険団体連合会の金子雅憲常務理事による「県内国保事業の現状と課題」がありました。
 
 「国保の構造的な課題」として、「高齢者、無職者の増加」「年金受給者、低所得者の増加」「国保財政の危機的状況」を挙げるなど、大変な現実を反映した内容もあるのですが、
 「医療保険制度の危機的状況への対応策」となると、「医療費の抑制は保険者の責任」「医療保険制度の一元化」などを挙げ、
 更に、「後期高齢者医療制度の負担増はごくわずかで大部分は良くなった。名前でつまづいただけ」など、ギョッとするような見解が次々と出てきました。
 厚労省見解の乱暴な受け売りといった感じです。

 当然、「社会保障としての医療保険制度」の見地からの反論が出てくる訳ですが、そのことについての見識が無いのか、知ってて知らないフリをしているのか、どちらにしても、このような考えで県の国保が運営されている(国保税が使われている)ということを目の当たりにするとガッカリしてしまいます。
 
 質問の時間に問題の指摘をおこなおうかと思いましたが、「時間が無いので質問はまたの機会に」という進行で拍子抜けしました。
 このような一方的な講義で「研修会」ということ自体が大問題です。
 
 いつかどこかで、「オトシマエ」をつけなければなりません。


朝日・櫛引、庁舎と議員の懇談会

2009年07月23日 | 活動報告

   23日(木)におこなわれた、櫛引・朝日庁舎と議員(会派代表・常任委員長・地域選挙区選出議員)の懇談会に出席しました。
 各庁舎からは地域審議会での意見や主要事業の状況などが報告された後、4人の常任委員長、会派代表、地域議員の順番で質疑がおこなわれましたが、午前中の櫛引庁舎では、居住地以外の庁舎での「諸証明書等の窓口申請」が増えたことや、「14万人都市の一員となった」ことが感じられるようになったこと等を挙げて、「市民が合併のメリットを感じられるようになってきた」という説明がありました。

 私は、党市議団の市民アンケートの中間集約の結果を示して、「『合併して悪くなった』という回答が8割を超え、『住民負担が増えた』『サービスが低下した』『行政が遠くなった』などが理由として示されている。市民の声をよく調べるべき」と指摘しました。

 他に、グリーンツーリズムの事業の状況を質問したところ、
 「H20年度の農家民宿の利用が前年比190%、観光客が同106%など、ここ5~6年、順調に推移している。湯野浜・温海・湯田川などとの層状効果も感じられる。来年から国の『子ども農産漁村プロジェクト』に参加しするなどして年との交流を発展させたい」などの説明がありました。
 櫛引地区は、果樹を始めとした豊かな農産物、全国に知られた農家民宿、宿泊・交流施設の整備など、グリーンツーリズムを進める上で一定の条件が整備されていることから、関係者の一層の努力で今後の発展が図られることを期待しています。


 午後の朝日庁舎では、主要事業の後に「各種施策の現状と課題」が報告されました。

  H20年3月に策定された「朝日地域振興ビジョン」では、重点プロジェクトとして、
  A 地域産業振興プロジェクト
    ☆山ぶどう加工品開発促進
    ☆新エネルギー導入実験
    ☆山の恵み産地化促進
  B 「市民の森・市民の渓谷」振興プロジェクト
    ☆六十里越街道エコツーリズム
    ☆大鳥自然の家グレードアップ
    ☆四季と感動のフィールドの整備 
  が設定されています。

 今回の報告では、「地域産業振興」は厳しい状況にあるということで、経済情勢・農業情勢の反映もあるとは言うものの、議員から「月山ワインが市内のホテルも置かれていない。JAまかせにせず行政で販路を拡大すべき」という意見が出たのも当然と思われました。

 私は、
  1)林業振興策で朝日としての要望はあるか、
  2)道路・橋梁など構造物全体の維持・補修の長期計画が必要ではないか、 と質問しました。

 庁舎からは、
  1)市の振興計画全体の説明
  2)「今のところ支障なく補修がおこなわれている。市の『橋梁維持補修計画』がある」
  という答弁にとどまりました。

 私の意図としては、
  1)市の林業振興計画の中で、朝日地域の特徴的要求は何か
  2)土木費の割合が高い地域として、長期的維持・補修計画は他の地域に増して重要ではないか
 ということだったのですが、問題意識がかみ合わなかったようです。

 ところで、中山間地を取り巻く情勢の悪化と経済危機に、更に七五三掛地区の地滑り災害が降りかかるということで、この間の朝日庁舎職員の苦労は並大抵のものではなかったようです(被災された皆さんには、心からお見舞い申し上げます)。
 これらの課題に 「自分の地域」の問題として奮闘した庁舎職員には、敬意を表したいと思います。
 「合併で高まる行政能力」よりも、「地域に根ざした職員としての能力」の方が重要であろうということを改めて感じました。

 


朝日地域は濁流

2009年07月20日 | 活動報告
 19日(日)、10月の市議選で私の担当地域となった朝日地域を訪問しましたが、あいにくの大雨となりました。

 旧鶴岡市も朝から大雨でしたが、急傾斜地の多い朝日地域では、住宅の前の道路は川になり、傘を置こうものなら強風でアッと言うまに飛んでいくという状態で、生活条件の大変な地域であることを改めて実感しました。



 私は上下雨具に帽子(どちらも透過防水です)と膝までのブーツで臨んだので差し支えありませんでしたが、同行して頂いた党支部の方々は傘だけでしたので、頭からビショビショ、大変ご苦労をかけました。

 行く先々で「(衆院選では)自民はお終いだが、民主も同じ。共産党頑張って」「(鶴岡市に)合併して何もいいことは無い」、ご期待と激励の言葉を頂きました。

 今後も装備を固めて頑張りたいと思います。
 

 

コミセン夏祭り

2009年07月18日 | 活動報告

 11日(土)におこなわれた、地元第一学区のコミセン夏祭りに参加しました。

 去年まではただ「お酌」をして回っていましたが、今回は「イカ焼き」の役割を仰せつかりました。
 本来なら昼から準備にあたるべきところですが、いろいろ用があって始まってからかけつけ、20杯かそこらのイカをひっくり返したところで、今度は子どものコーナーの手伝いに回り、イカ焼きに戻ってきたらもう焼きつくしていた、というようなことで、ロクな役割を果たさないでしまったようでした。

 夏祭り自体は、子どもコーナーに子どもと若い保護者がたくさん来たり、コミセンの2階までいっぱいの参加者があって大変盛り上がりました。

 私自身は、「地域コミュニティーに役立たない議員だ」と言われないように、イカもしっかり焼くべく努力しなければなりません。






住まいと木の生活文化を考える

2009年07月18日 | 活動報告

 7月11日(土)から、H21年度の山大農学部公開講座「住宅は何より身近な環境問題~住まいと木の生活文化を考える~」が始まりました。
 第一回は、「木造建築を支える森林・林業の役割」として二つの講義がおこなわれました。
  ①木になる話しー木はどのようにしてできるのか?- 高橋孝悦教授
  ②木造住宅建築のための木材供給の課題 小川三四郎准教授


 高橋先生の講義では、木材が人間にとって最もなじみ深い材料の一つで、大変古くから利用されていることや、耐久性の高い木材は80年、100年位の木になってやっと生み出されることなど、そもそも「木」とはどういうものかという大本のところについてわかりやすく話されました。
 小川先生は、木造住宅の伝統構法、森林資源・木材供給の動向など、「木材」をめぐる社会的問題について豊富なデータを示して情報提供されました。
 いずれも大変興味深いお話で、これから3回の講座への期待も膨らませてくれるものでした。



 ところで、衆院選挙まであと一ヶ月半、市議選・市長選まで3ヶ月です。
 この時期にこのような連続講座に参加するなどということは、「選挙戦略」の常識からすれば問題のあることかも知れませんが、それでも私は参加する意義のある講座だと考えました。

 開講にあたっての菊間満教授の挨拶のなかで「住宅産業を地域の基幹産業として発展させていきたい」という講座の狙いが紹介されました。
 豊かな森林資源と多くの住宅産業関係産業従事者を持つ鶴岡市にあって、そのことは経済を始めとした地域活性化の上で極めて大きなテーマであり、そういう立場で議会でもとりあげてきたところです。

 今回も少々「予習」はしてきましたが、二回目以降も、真面目に出席したいと考えています。
 
 でも、最後まで出れっかなあ・・?