眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

自白

2005-03-24 | 
哀しみを誰に託そう 誰と分かち合おう
真剣に生きている人は とても素敵です
そんな人を見ていると
勇気がわいてくるような
そんな気がしますが

    僕は僕の孤独を想い 固いからに閉じこもって
     まるで古代の生物 アンモナイトのように
      深海の奥深く眠っています

想いは届かないし 想いは哀しいので
思考を停止する為に
永遠に眠り続けるのでしょう 安らかな水の底で

哀しみは分かち合えない
哀しみはひとりだけのもの だから
その気持ちに立ち向かう人を見ると
輝いて見えて
あんまりまぶしくて
目がひとりでに
クラクラしてくるのです

   甲羅の中の僕は いつかやがて目を覚まし
    深海の底から 澄んだ水をとうして
     青い空を見上げるのです
   波紋ひとつない水面は 青い空と区別がつかず
    どっちが海で
     どっちが空なのか
   はざまで迷ってしまいます

そんな瞬間は 美しい 想い出す
綺麗なあなたのようです
古い記憶は いっそ
深い水の底に捨てられることが できれば良いのに

   どうやら鳥でしょうか?
    水の底から見える あの自由な生物は
     僕とは違うよですね あなたの生きる世界は

鳥にはアンモナイトの暮らしは 理解できないし
その逆も同じです

もう一度 潜ってしまいたくなる
そんな気持ちを奮い立たせて
水の中の浅いところまで 顔を覗かせてみます
世界が
美しくふたつに割れる そんな境界線に辿り着きたくて

   世界は美しい たとえ
    どんなに腐っていても
     悪臭にまみれた 生きる物の匂いが
   鼻について
    それでも
     世界は美しく 完璧だった


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