眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

この夜に

2016-04-17 | 
優しさと哀しみのお話し
 疲れ果てた界隈でラジオから流れる音楽に耳をすました
  木霊する旋律に
   どうかこころが柔らかくなりますように
    そっと祈った

     世界の路地裏で少女がギターを弾いている
      あの懐かしい音色で
       道化師がタップダンスを踊り
        黒猫のハルシオンが優雅にお酒を舐めている
         僕は
          両の手のひらを握り
           ただ安かれと祈った
     
           あなたの場所よ

            公園の噴水で少女が告げた

             僕の場所?

              そう。
               暖かな音楽があなたのこころを柔らかくするの。
                そうしてそこがあなたの場所なのよ。
                 あなたは帰ってくる。
                  ここにね。

                  僕は此処に帰れるのかい?

                   大丈夫。
                    心配しないで。
                     あたしが此処に居続ける理由。
                      あなたが此処で物語を描き続ける理由。
                       あなたはあなたの場所に帰ってくるのよ。

                        少女がそっとギターを弾いて歌った
                         誰の為でもない歌
                          旋律は雨降りの夜に
                           澄んで流れた

                           いつか
                            雨は降り止むわ。
                             歩き疲れたらあたし達の物語を想い出して。
                              優しさと哀しみの歌を歌っているから。
                               大好きな音楽にそっと耳を澄まして。
                                音楽には
                                 音楽には魂を再生させるちからがあるの。

                                 空の話

                               いつか君に伝えようね

                              怯えた孤独な夜に

                            優しさと哀しみの成分は似ている

                           あなたの零れ落ちた涙が

                          いつかあなたの優しい物語になりますように

                         僕は手のひらを握りしめて

                        ただ祈り続ける


                   「変化する為の努力

                    変化しないものを受け入れる勇気を」

                 この夜に

                あなたが少しでも眠れますように

               きっと

              朝日がやってくる


             僕は君が大好きだよ




























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