眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

結婚式

2017-03-06 | 
深淵に於ける領海の匂い
 香しい薔薇の花束で貴女を祝福しよう
  縁側で昼間に飲むカヴェㇽネソーヴィニオンの味わいで
   煙を嗜む廃墟を空想した余韻
    貴女を愛してると想う

     虚脱した午後の安寧
      酔いのまどろみに世界を賛美する
       嬉しい刻想うようにいかない刻
        酒を嗜みつかの間の余韻に浸る
         偶像
          人形
           ホテルの背景がゴシック調な夜       
            バスタブに湯を張って
             誰彼の言葉のレトリックに揺らいだ
       
              世界は美しい
               完璧だ

               狂った果実の狂騒で
                君はピアノを弾くだろう
                 ベリー系の入浴剤で沐浴する午前
                  愛おおしい君の名前
                   木霊する記憶の残像
                    酩酊するお昼に
                     仏壇に咲いた線香の花

                     ささやかだけどもさ
                      大事だよね  
                       ささやかな大切

                       君を想う
                        結婚式を挙げたね
                         君に贈った金のジッポ
                          まだ大切に持っていたんだね
                           君が巡り合った人は
                            とても綺麗だったね

                             それで嬉しくって
                              美味しいお酒が飲めたよ

                             偶発的な残像
                            君に贈る夢想の過去
                           機械仕掛けのオレンジ
                          ラジオから
                         ふいに宮沢和史が歌う
                        切なく優しい歌
                       嗚呼、自堕落な安寧
                      君の結婚式を想うからさ
                     許してね
                    酔いどれの旋律を

                   あれから
                  どれくらいの月日が流れたのだろう
                 君は横浜の赤煉瓦で過去を憂い
                僕は此の南の島を愛した
               青い鳥
              赤のワイン
             表層の刻印
            空が青かった
           青の青さに涙する

          サナトリュムの清潔さと
         想い出す中庭のギターのアルペジオ
        
        幸せはすぐ其処に
     
       「一刻の中に永遠を
        一輪の花に天界を眺む」

       w・ブレイクの詩を捧げよう

     ありがとう

    愛している


   病める刻も健やかなる刻も


  君と君の大切な人に捧げよう

寄る辺ない酔いどれの歌を


















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