眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

ゆびきりげんまん

2009-07-10 | 
記憶が削除された世界で
 君の事を想う
  君と僕はもう居なくなったけれど
   全ての情報が破棄されたその後
    ゆびきりげんまんだけが残った
     
    やがて忘れ去られる日々
     窓から入ってくる光の加減や
      ラムコークを飲みながら
       一日の大半を過ごす
        僕らの約束は果たされない
         最果ての国に於いて
          魔法の様に全ての光が消え去ってゆく
           
          記憶は磨耗されるんだ

          猫がしたり顔で呟き
          顔を擦った
          
         現実的な問題といえば

        あなたがここにいて欲しい

       長い髪は
      いまでも長い髪だろうか?
     そんなことを考えて
    内臓を痛めつけるアルコールに泥酔する午後

   ゆびきりげんまんの約束だけが残った

 ゆびきりをした郷愁

現世だろうか?
 来世だろうか?

  ただ

   会いたい

    痛みをもって

     心の傷口がうずき始める頃合

      僕はさくらんぼの実る頃を呟く

       助けて

        この苦しみの原罪から

         ゆびきりげんまん

         嘘ついたらハリセンボンのます


         ゆびきった




コメント (2)
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