ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

気になる他人のお仕事・地味にすごい&あきない世傳

2017-01-27 10:47:01 | きものの本&本

 

世の中にはいろんなお仕事がありますが、

中にいる人には当たり前でも

外から見ると、結構謎の部分が多いもの。

着物を着る前は「着付け」の

お仕事も謎だったものです。

 

ドラマ化されて話題になった校閲の仕事。

こんな地味な仕事をでもドラマになるんだと

驚いたもの。

タイトルがよかった。

「地味にスゴイ!」

うまいです。

ドラマが石原さとみさんのど派手ファッションで

見せていました。

 

借り写真です。

 

地味なお仕事と派手なファッションのコラボ。

地味な仕事だからこそ、

地味な仕事に限らず

ファッションでテンションあげたい」

とは主人公河野悦子のことば。

 

 

彼女、名前が「こうのえつこ」、つまり

こうえつ、ということでファッション雑誌志望から校閲に

回されたという、まあ、

普通ならありえない人事(たぶん)。

人事部のお仕事も面白いかも。


原作、読んでみました。

「校閲ガール」(宮木あやこ著・角川文庫)

校閲というお仕事が上手に紹介されていて、

蘊蓄好きには結構面白いかも。

 

あきない、に真っ向から取り組でいるのは

「みおつくし」シリーズで人気の高田郁さんの

新シリーズ、

「あきない世傳 金と銀」(角川春樹事務所刊)

 


こちらは、武士から没落、

「商い即詐」、つまり「自分の手を汚さず、

品物を右から左にながすだけで金を得る」商人を

信用してはならぬ、という学者の父のもとで育った

主人公幸(さち)が、

その「詐」の商売に携わっていくというもの。

艱難辛苦を乗り越えて、

知恵と工夫で商いを発展させていく幸。

この辺りは「みをつくし料理帖」と同じ。

 

「金・金・金」で「自分の手を汚さず」どれだけ稼ぐか、

このほうが尊ばれる(OK? もてはやされる?)

現代で、作者の高田さんは、

「一歩一歩、自らの道を切り開いていく」正道を説く。

 

この人自身も、この小説を書くために

何年も江戸時代の商道を調べつくした上での執筆。

この人の作品、一冊一冊読むより一気に読みたい。

 

芥川賞を獲った「コンビニ」といい、

人様のお仕事は興味深い。

「洋服の運び屋」(OK?)だった仕事も今や

スタイリストとして憧れの職業に。

「家事」の一環だった整理整頓だって、

いまや立派なお仕事に。

 

地味な仕事を面白く紹介することで、

そこに携わっているいる人の

テンションを上げる。

まだまだ面白く紹介できる仕事ありそうですね。

みをつくし料理帖のお仕事センス」

 

というわけで今回は

地味なお仕事のお話でした。

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コメント (2)
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