昨日の「相棒」(テレ朝夜9時)の
なに気なく見ていたら、
お祓いとか心霊とか、心理学のバーナム効果なる
言葉が飛び出したので、
お風呂に入ろうとしていたけど、
ちょっと延ばして拝見。
「微笑みの研究」
反町さんにお祓い師が言っていたのは、
「これまで何人もの女性を泣かしたでしょう」
反町さんくらいのイケメンなら、
だれにでも当てはまる、
これは「バーナム効果」というもの。
まっ、それはそれとして、
私が興味を持ったのは、
人の心が読めるというエンバス=共感力の強い女性。
ミステリーですから、憎悪といった感情を
メインに扱っていましたが、
これは一般的には、何度か挙げた、
「HSP」敏感すぎる人たちのことですね。
人との境界が薄くて、
相手の気持ちを感じ過ぎて
気分が悪くなったり、
相手の言葉に左右されがちな人。
「忠臣蔵」もある意味、浅野内匠頭が
吉良の気持ちを深読みすぎて起きた悲劇ともいえる。
嫌なことを言われて、なぜだろう、
自分のどこが悪かったのだろう、
と考え続けるなど、
その人や言葉が頭から離れない。
嫌いなのに、いつのまにかその人の
ことばかり考えている。
ちょっとした言葉の深読みをして、
嫌な気分になる~~。
こういう人たちですね。
この手の解決本を読んでみて、
「なるほど」と思ったのは~~、
「いつも誰かに振り回されるが一瞬で変わる方」
「支配されちゃう人たち」といった一連の本を出している
大嶋信頼氏。
この人の面白いところは、
自分の脳「心」に否定的な言葉が浮かんだら、
すぐに「ほかの人の気持ちが移っている」と
考えること。
つまりエンバスの応用です。
「その気持ちは自分のものではない」
とスルー、クリアするということ。
たとえば、
「私は00できないダメな人間だ」との
思いが浮かんできたとします。
そのとき、
「アッ、これは自分の母(先生)の気持ちが
が乗り移っているだ、暗示を入れている」
「本当の自分の感情ではない」
とスルーするというもの。
確かに、自分の思い込みって、
子供の頃に誰かに
「思い込まされている」わけだから。
認知療法の速攻版、応用とも言えます。
最初は、ばかばかしいと思ったけど、
これが結構効く。
本来、人は誰にも責められる筋合いはない。
緊張や不安、嫌な気持ちになったとき、
「アッ、これは誰かほかの人の考えが
自分の脳(心」に写っているんだ」!!
人との境界線が薄い、敏感な人は
人の気持ちに影響されやすい。
人が泣いていると自分も涙が出てくるとか。
だから優しい気持ちは別にして、
嫌な気持ちになったら、
これはほかの人の気持ちが映っているんだと
考えることは救いになります。
「あなたに、この苦しみがわかりますか」と
「相棒」のなかのエンバスの女性は言っていました。
「いえ、わかりません。でもその能力を
あなたはもっとほかの(=有益なこと)に
使えたのでは?」と左京。
敏感な人は、人の気持ちがわかる優しさ、
繊細さなどなど
得難い能力を持った人なんですね。
ということで、
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