INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

チラシのオモテ(37)

2009年01月30日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
昭和59年7月1日の「230番」運行開始を知らせるチラシ。

「230番」のルートは、
西公園~天神~蔵本~(築港ランプ)都市高速(香椎浜ランプ)~香椎~産大南口~平山~高美台~大蔵~新宮駅前~西鉄三苫駅和白営業所
というもので、現在の「新宮急行」の原型といえる。

「230番」は香椎地区のメイン路線である「23番」の、末尾に「0」を付けたものであり、「末尾に0を付ける方式」の第一号の路線である(おそらく)。

それまで高美台地区には、和白方面から、「23番」と「29番」(現在の「29-1番」)の「高美台一丁目行き」しか乗り入れていなかったが、「230番」の新設により、3号線側(平山)からの乗り入れが実現した。
また、「230番」のオリジナル区間として、「高美台三丁目」「高美台四丁目」「大蔵」「八重洲団地口」のバス停も新設された(ただしこのうち「八重洲団地口」には現在西鉄バスは走っておらず、新宮町コミュニティバスマリンクスのバス停となっている)。

ちなみに、当時はまだ呉服町ランプがなかったため、蔵本を北上して築港ランプから都市高速道路に入っていた。
そして、現在の「新宮急行」のように香椎東ランプではなく、香椎浜ランプで降りていた。
ゆえに、御幸町香椎など、香椎地区のバス停にも停車していたため、慢性的な遅れが発生していたようである。
実際に、現在の車内でも「香椎を通っていた頃は時間かかってしょうがなかったですねぇ」というような会話を何度か耳にしたことがある。

「230番」の廃止、その代替である「新宮急行」の新設により、大蔵にも「23番」が来るようになり、都心方面は「新宮急行」、香椎方面は「23番」「29番」、というようにすみ分けが行われた。
高美台地区についてはこれでよいのかもしれないが、一方で、平山、東部青果市場前、産業大学南口などについては、香椎地区(もしくは香椎浜地区)までの足がほとんどない状態が現在まで続いている(ローカル線「2番」は風前の灯状態だし…)。
以前に提案した路線なども含めて、考えてもらいたいものである。

チラシの裏面の時刻表を見てみると、当時はたったの平日7往復(日祝日のほうがなぜか1本多くて8往復)であった。
ちなみにその内容は以下の通り。

 和白営業所~西公園  上り4本/下り3本
 和白営業所~天神    上り1本/下り2本
 西鉄三苫駅~西公園   上り0本/下り1本
 西鉄三苫駅~天神    上り1本/下り0本
 和白営業所~西鉄香椎 上り1本/下り1本

現在の「新宮急行」は、平日では約40往復運行されており、大幅に増えている。
(つづく)
コメント (2)
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