広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

イギリストーストたまご

2023-08-06 20:03:22 | ランチパック
秋田市内のスーパードラッグアサヒの特売で、工藤パンイギリストーストを買った。※イギリストーストの直近の記事
2022年春には100円だったのに、今はセールなのに128円もする。

イギリストースト 小倉&マーガリン 410kcal / イギリストースト たまごサラダ 340kcal
どちらも期間限定商品(2023年6月か7月発売開始だと思われる)だが、初登場ではない。小倉&マーガリンは準定番ではないだろうか。ジャリジャリ感なし。

たまごサラダのほう。
イギリストーストでは数少なく、さらに秋田へ来ることはほとんどない、菓子パンではなく調理パン(惣菜パン)扱いの商品。調理パンは、例によって、関連会社の有限会社幸福の寿し本舗が製造。
アップしていなかったが、2021年12月に弘前に行った時も買っていた。
2021年版
JANコード(バーコード)が変わっていないし、包装もほぼ同一だが、2023年版は「ふんわりやわらか」のフレーズが追加。最近の調理パン系イギリストーストでは、こうなっている。
公式サイトでは「しっとり柔らかな食感のふんわりイギリスブレッドで、たまごサラダをサンドしました。ひとくち目でわかるミミの柔らかさが従来品とは異なるおすすめポイントです。」と説明。

ところで、冒頭の小倉&マーガリンと並べた写真。袋は同じ大きさだけど、中のパンの大きさに注目。
たまごサラダのほうが、特に上下方向に短い。イギリストースト(の食パン)といえば、少し縦に長い印象だったのに。
半分ずつ切って並べても縦が短い
物価高の昨今、コスト削減の意味もありそう。

中身

2021年版【9日補足・これは従来の縦に長いパン】
2023年版のほうが、たまごが多いかな。
ヤマザキランチパックのたまごと比べると、ちょっと少ない感じがするし、刻んだ白身が多いような気がするが、気のせいかも。
栄養成分は2021年版が305kcal、タンパク質8.0g、脂質15.1g、炭水化物34.3g、食塩相当量1.3g。2023年版が340kcal、8.6g、18.4g、34.9g、1.6g。やっぱりたまごが増えた?

「ひとくち目でわかるミミの柔らかさが従来品とは異なる」そうだが、その通り。というか、指で触れた瞬間に、従来のイギリストーストの耳とは違って、やわらかいのが分かった。従来のイギリストーストも、一般的な角型食パンの耳よりはやわらかいけれど。
たまご、味はランチパックのそれと大差なく、量も足りなくはなく、おいしかった。

調理パン系イギリストーストにも期待。
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イギリストースト自社コラボ

2023-07-12 20:55:32 | ランチパック
2022年4月以来の工藤パンイギリストースト(期間限定商品)の話題。
秋田市のハッピー・ドラッグ保戸野店で、珍しく、5月と6月に1種ずつ売られていた。7月はなし。
一方、イトーヨーカドー弘前店は、2020年のリニューアル以降、工藤パン商品の扱いが減った印象で、ここで紹介する2つは置いていなかった。

ところで、ここ何年か、自社(または他社)のお菓子を“転用”または“流用”した別のお菓子が、目に付くようになった。例えば、ロッテガーナやブルボンルマンドがアイスになったり、森永のビスケット類(マリーなど)を使ったケーキが出たり。昔はあまりなかったと思う。
それと同じ発想と思われる、イギリストースト。
3種類あったそうで、2023年3月に「チョコスプレー&ホイップ」が出ていた(販売終了・弘前経済新聞サイト6月8日アップより)とのこと。

5月発売(6月で販売終了?)が、
イギリストースト チョコレイ味 402kcal 炭水化物49.2g
「チョコレイ」はデニッシュ生地にチョコと砂糖をかけた、長い菓子パン。
2019年には「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボ商品が出ていたが、買い損ねた。
袋裏面には、チョコレイの説明
1982年発売開始で、ハワイの装飾品(首飾りなど)の「レイ」にパンの形が似ていることからの命名。チョコレイの袋には、ヤシの木も描かれている。また、別に「チョコターン」という、少し共通点のあるパンもあった。

見た目は普通のイギリストーストで、チョコレイ感はない。
分割
チョコと練乳みたいなのが塗られていた。
チョコレイの味というのをよく知らないし、練乳みたいなのは無関係な気もして、再現性については分からないけれど、まろやかなチョコ味のイギリストーストとしては、おいしい。ジャリジャリ感はなし。


イギリストースト カステラサンド風 361kcal 炭水化物55.3g
「カステラサンド」は、カステラ生地とクリームをパンではさんだ菓子パン。工藤パンのほか、たけや製パンや山崎製パンでも、同名でほぼ同じコンセプトの商品がある。
工藤パンカステラサンドの特徴は、形が直角三角形で巨大なこと。2014年時点では袋の横幅は20センチ超。形からの連想なのか、船の帆がパッケージにデザインされる。
(再掲)工藤パン カステラサンド
袋裏には歴史などは書いていなかったが、
「カステラサンドのひみつ」
「山があるから ちぎって食べやすい!」→イギリストーストではできない。
「約98%の人が三角の細い方から袋を開けちゃう!」→ちぎって食べることも踏まえて、そのほうが自然か。逆から開けてそっちから食べたら、途中で虚しくなりそう。
「ちまたでは別名 「三角パン」と呼ばれている!」

これをイギリストーストでどう再現するのか。
チョコレイと違って、こちらは袋に入った状態で、存在感を誇示していた。
分厚い
クリームとカステラ生地を、食パンではさんでしまった。
カステラ生地は食パンとだいたい同じ厚さで、イギリストースト史上いちばん分厚いかも。
分割
パン部分もカステラ部分も、本物よりは薄く、クリームも含めて比率が異なるので、完全再現ではないけれど、組み合わせは同じだから、再現性は低くないと思う。
見た目より食べやすい。ジャリジャリなし。カロリーが気になるが、チョコレイ風よりは低い。本物は573kcal。

イギリストーストの次の記事(たまごサラダ)
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ボルガパン

2023-06-04 17:44:34 | ランチパック
スーパーマーケット店内にある、店内で焼いているパン屋=インストアベーカリー。
イオングループの場合、地域や店舗によって、運営会社が異なり、商品も違う。総合スーパー「イオン(旧ジャスコ・サティ)」では、「パン工場」という店名であることがあるが、それでも運営会社は複数あるらしい。
東北地方では、フジパン系列「フジパンストアー株式会社」が幅を利かせているようだ。※商品ラベルの企業名はイオン側の名称のみ記載。【6日補足・フジパンストアー公式サイトで、同社運営店舗が検索できる。】
秋田県内では、イオンとイオンスーパーセンターに、フジパンストアーのパン工場が6店ある。余談だが、青森県では、さくら野の「ホルン」、カブセンター「パリクロアッサン」のように、フジパンストアーが違うブランドのインストアベーカリーも展開していて、なかなか複雑。

さて、他店は知らないが、イオン秋田中央店のパン工場では、毎週火曜日は、通常と商品が異なり、いつもより小さい惣菜パン・菓子パン・ドーナツを1個108円均一で販売する。他のお客に尋ねられて店の人が答えていたが、通常のパンは一切製造しないそうだ。
※昔は包装されていないパンをトングで各自取って専用レジに持っていく方式だったはずだが、新型コロナ対応なのか近年は、火曜日以外も含めて個包装・バーコードラベル付きになって、食品レジでも会計できるようになった。お客さま感謝デー5%引きも対象。
さらに、夕方になると、それらのパン7個(5~6個の場合もあるかも?)を大きい袋に詰めて、540円で売る。組み合わせはランダムで、袋は透明なので見えるものの、悩みどころ。【6日補足・消費期限はモノによってまちまちで、翌日以降のものもあるが、大袋では、便宜上当日限りと表示されている。】【13日補足・ちなみにラベルの商品名は「バラエティパック」だが、食品レジ・レシートでは「関連商品」という商品名で表示。】

それらの商品名は、「たっぷりショコラ」「レーズンボール」「バタフライ」など名前でなんとなく分かるもの、もしくは商品の姿を見れば理解できるものが多い。だけど、先日引き当てた袋の中に、そうでないものがあった。
100円パンの中では大きい
表面に砂糖が塗られていそうで、硬そうに見えてそこまで硬くはないパン。

ラベルは、
「ボルガ」

カット時につぶれてしまったけれど断面
中身は何も入っていない。
見た目通りの味だったけれど、ボルガって何?

調べると、ボルガとはロシアの「ヴォルガ川」のこと。
それがなぜパンの名前になったのか、ネット上に情報は少なく、信ぴょう性は不明だが、流域出身のパン職人が、異国で作って広めたという説はあった。

日本国内では、「ボルガ」や「ボルガパン」を名乗るパンがちらほらあって、2017年頃にはファミリーマートでも売られていたようだ。画像検索すると、だいたい似たような雰囲気のパンではあるが、ボルガであることを満たす条件は分からない。
しかし、同じパンは、別の名で売ることのほうが多い。
「スイートブール」。
またの名を「帽子パン」。
さらに別の名を「UFOパン」。

少数派では、以前取り上げたようにヤマザキの「スイートカスタードパン」、セブンプレミアムの「ブールパン」、そして秋田県湯沢市の菓子店くらたの「ドリーム」という名称で、類似のものがあった。※ヤマザキではスイートブールの名でも発売。
それらのパンは、パンの外周に、甘い“縁”が付いているのが特徴だと思っていた。それが、帽子やUFOの由来だろう。

ところが、パン工場のボルガには、縁がまったくない。それに他のボルガ類と比べると、まん丸ではなく楕円だし、ふにゃっとしている。それでもボルガと認められる(←誰によって?)のかどうかは知らないが、異端のボルガかも。あるいはこれこそ、真のボルガなのか。
縁がなければ、ただのちょっと甘いパンでしかないような気もして、それを食べる楽しみがないような。もっと小さくていいから、縁ありボルガを作ってくれてもいいかもしれません。


【2024年3月27日補足・パン工場の火曜日100円パンの変化】
2024年3月頃から、パンが袋入りからラップ包装(ドーナツなど一部を除く)に変わった。経費節減か。また、3月21日から価格が120円になったとのこと(21日は木曜で、100円パンはないはずだけど)だが、26日のバラエティパックの値段は変わらず。【4月9日追記】バラエティパックは6個入りに減った。
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たけやミルクボール

2023-02-20 22:57:57 | ランチパック
たけや製パンの2023年2月の新商品。
ミルクボール 229kcal
「練乳のやさしい甘さ」「丸いフランスパンに練乳入りミルククリームを入れました」

上部にクリーム注入穴


フランスパンは柔らかめ。
中身は練乳そのものではなく、若干、油っぽいような感じがあるがしつこくはなく、おいしい。

これって、前に…
2018年8月に(おそらくその後数か月間)発売された、工藤パンの同名商品にそっくり。復刻商品の「懐かしのベストヒット」シリーズだった。今回のたけやと包装は異なり、熱量も256kcalと異なる。
工藤パンでは、2022年1月(~秋頃まで?)に「懐かしの~」をズバリ「復刻」にするなどして、何度か再発売されている。

たけやでも、今回が初めてではなく、2012年10月に、秋田ノーザンハピネッツ応援商品として発売されていたような情報がある。しかし、ネットの情報は工藤パンのほうが圧倒的に多い。
たけやでは、昔出していた商品なのかは不明【22日コメントいただき追記・1985年頃に、たけやミルクボールが存在したとのこと。】。工藤パンの真似というかアイデアを拝借したのかも。それはともかく、「カステラサンド」のような、工藤・たけやで同名のほぼ同じ商品があるパターンになるが、それだけではなかった。

山崎製パンでも、「ミルクボール」の名で、そっくりの商品を昔から発売していたとのこと。
ネットで調べると、2019年には「昭和の懐かしパン 昭和生まれの人気者」として、319kcalの商品が出ていた。2009年頃には、復刻扱いでない、325kcalの商品で、姉妹品に「チョコクリームボール」も。
2021年には「もっちりとした食感のミルクボール」の名で2個入り、2022年8月には、デイリーヤマザキの「ヤマザキベストセレクション」シリーズで3個入り、2012~2013年頃には小さめ4個の「お手軽ミルクボール」などの複数個入りも。
ローソンの2個入り「ナチュラルローソン もち麦のミルクボール」というのも、ヤマザキが製造している。
そして、ほかの大手パンメーカーでは、ミルクボールは出していない模様。
ということで、ミルクボールはヤマザキ系列の専売特許なのかもしれない。最初に発売したのはどこなのでしょう。
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獄きみパン

2022-07-31 20:48:20 | ランチパック
2020年に始まったのだろうか、ヤマザキ系列3社による東北6県の食材を使った菓子パン「東北夏祭り」シリーズが、2022年も発売(たぶん7月1日から)されている。
今年も、青森県分は工藤パン、秋田県分(男鹿半島の塩パン)はたけや製パン、他4県分(今川焼き風ケーキ、みそ蒸しパン、サンメルシー、クリームボックス)は山崎製パンの製造。
その青森版。
獄きみパン 青森県産獄きみピューレ入りミルククリーム 287kcal
「獄(だけ)きみ」とは、弘前市の岩木山ろく・嶽高原産のトウモロコシのこと。「きみ」は津軽弁(に限らず秋田弁などでも)でトウモロコシのこと。
弘前では古くから知られていたのだろうが、2000年頃からおいしいトウモロコシとしてブランドが確立され、今は秋田など県外でも認知されている。
再掲)1998年のダイエー弘前店のレシート。「獄のきみ」という言い回しもされるが、今は「獄きみ」が主流かな?

袋で紹介されている夏祭りは、「弘前ねぷたまつり」ではなく、「青森ねぶた祭」。


トウモロコシのパンと聞けば、惣菜パンや甘さ控えめの「食事パン」系統かと思いきや、これは菓子パン。
「ルヴァン種を使用した生地にビスケ生地をのせ、獄きみピューレ入りミルククリームをサンドしました。」
細長いメロンパンのような見た目。横方向に切れ目

トウモロコシっぽい色のクリームが、一直線に塗られてサンド

パン部分は、甘さ控えめのメロンパンのよう。細長くて食べやすい。
クリームは、トウモロコシの味が濃厚。量のわりに存在感がある。
こういう味のパンは食べたことがなかった。合わなくはないが、ちょっと独特。

クリームには、トウモロコシの粒感は感じられなかった。粒を入れても楽しそう。


東北地方や周辺地域のスーパーマーケットのほか、コンビニエンスストアでも売られている場合あり。ローソンで売っていたというネットの情報のほか、秋田駅東口のファミリーマート秋田アルヴェ店で140円で売られていた(毎日入荷ではなさそう)。
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たけや おはぎトッツォ

2022-05-17 17:35:47 | ランチパック
2021年春頃から、「マリトッツォ」がブームになった。それから1年経ち、最盛期は過ぎた感じがして、スーパーなどではあまり見なくなった。今度は「トロぺジェンヌ」なるものが出てきて、たけや製パンも今月新発売。
といっても、マリトッツォブームは消え去ったわけではなく、派生商品もちらほら流行。
Wikipediaによれば、メロンパンにクリームをはさんだ「メロトッツォ」、シャリに魚をはさんだ「寿司トッツォ」、いぶりがっこにクリームをはさんだ「イブリガッツォ(秋田でなく長野の旅館の考案)」など、何かを何かではさめば何でも「~(ト)ッツォ」になりそうな勢い。

そして5月14日。たけや製パンが新たな「~トッツォ」を新発売した。
おはぎトッツォ 441kcal 要冷蔵
「新感覚」「手作り粒あん」「バナナボートのホイップたっぷり」
つぶあんおはぎに、クリームをはさんだ商品。
たけやでは、春と秋の彼岸にはおはぎ/ぼたもちを製造販売するが、派生品とはいえそれ以外の時期に売られるのは初めてでは。

たけやのロングセラー「バナナボート」のクリームを転用してマリトッツォにはさんだものが2021年6月に商品化され、さらに2021年8月には同様の「メロトッツォ」も発売していた、それらの続編とも言える。
和菓子分野のおはぎを横に割いてクリームを入れてしまうとは、大胆な発想だが、たけやオリジナルではない。
福岡のスーパー「ダイキョー」が「はぎトッツォ」として2021年8月に発売し、あちらではブームらしい。はぎトッツォは商標登録されているので、たけやは「おはぎトッツォ」としたのだろう。
福岡では、おはぎでなくぼたもちとして「ぼたトッツォ」を売る製麺所もあるとか。

おはぎ/ぼたもちトッツォは、福岡の流行を受けて全国的にはスーパーの惣菜コーナーや菓子店が発売しているものは散見されるが、それらでないメーカー製としては、たけや製パンがかなり早い発売かもしれない。
秋田のヒーロー・超神ネイガーは、昨2021年9月19日に、たけやのおはぎにバナナボートのクリームを「移植して魔改造した「ハギトッツォ」」を自作してツイッターに投稿しており、それが“採用”された形にもなる。


おはぎトッツォ新発売の情報は知っていたものの、僕は、こしあん派であり、マリトッツォは嫌いじゃないが、「何かにクリームをはさんだ」だけに過ぎないと考えているので、買う気はなかった。でも、もらったので…
値段は1個230円前後のようだ。上記、昨年のバナナボートクリームのマリトッツォは162円。

おはぎ/ぼたもちを大きさで区分する説もあるが、それに従えば、ぼたもちサイズかも?

クリームたっぷりだけど、あんこもたっぷり。
でき上がったおはぎの横方向に切れ込みを入れたのなら、その断面は米粒(餅)が見えるはずだが、そうではなく、断面にもあんこが塗られている。
丸めただけの状態で割いて→内外にあんこを塗って→クリームを入れるという工程だろうか。手がこんでいる。
原材料名欄によれば、小豆は国産だが、もち米は産地記載なし。
【6月2日追記】2日付秋田魁新報1面下の新聞広告によれば「北海道産小豆 秋田県産もち米「きぬのはだ」使用」とのこと。きぬのはだは、秋田県農業試験場が昭和末期に育成(命名・品種登録は1993年)した品種で、秋田県内では今も一定の栽培・生産が行われているようだ。

縦方向の断面。切断時に若干つぶれてます
米部分は、しっかりした本格的おはぎ。※たけやの彼岸用ぼたもちの断面写真はこの記事参照。

前から述べているように、(つぶあんだとしても)たけやのあんこはおいしい。このあんこも例に漏れず、彼岸に売られるおはぎ/ぼたもちと変わりないと思う。
そこへ、バナナボートのクリーム。バナナボートもあまり好きじゃないけど、あのクリームもまた、おいしい(余計なものがない純粋なクリームの味っぽい)。というわけで、たしかにおいしい。
でも、たけや公式ツイッターでは「意外と甘すぎない」としているが、充分甘いと思う。というか、「意外と甘くない」ではなく、「意外と甘すぎない」という言い回しがおかしいような??

おはぎと生クリームをいっしょに食べただけの話ではあるが、魅力的なスイーツと言わないわけにはいかない。おはぎには、ほかにこしあん、きなこ、ごまもある。それらとの組み合わせはどんなもんだろう。個人的にはこしあん版を希望。

※~トッツォではないが、2024年にはこんな組み合わせのおはぎが(リンク先後半)。
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桜ミク イギリストースト'22 他

2022-04-30 20:53:30 | ランチパック
秋田市内のスーパードラッグアサヒで購入(4月28日限定98円セール)した、工藤パンイギリストースト3点。いずれも、イギリストースト通常版の特徴である、グラニューによるジャリジャリ食感はないタイプ。
イギリストースト 桜クランチ入り練乳クリーム 314kcal 4月発売
この時期の恒例となった、弘前さくらまつりの公式応援キャラクター「桜ミク」コラボ商品。キャラクターとしては4年目、工藤パンコラボは3年目か? ※昨2021年のコラボ商品
包装イラストの背景は、弘前城の追手門だと思われる。今年いっぱい改修工事が行われ、シートで覆われている(昨年末の記事)。

これまで包装のイラストは毎年異なったが、中身は2020年も2021年も「桜あん&ミルクホイップ」だった。今年は中身も変わった。
薄ピンクのクリームの中に、濃いピンクが点々と
原材料名欄には「桜加工品(デキストリン、桜ペースト(桜花塩漬け、桜葉塩漬け)、寒天、砂糖)」。
見た感じ、桜の葉らしきものは見当たらない
桜クランチといっても、チョコクランチみたいな歯ごたえや食感があるものではない。乾燥桜粉末みたいなものか。
味は、思ったよりも弱い、ほんのりとした桜味。昨年までの桜あんより薄いと思うし、桜餅よりはぜんぜん。練乳感も弱いか。

今年のコラボ商品は、これのほか、いちごクリームをサンドしたスポンジに、いちごチョコをコーティングした「いちごチョコケーキ」1つだけ。その包装イラストの背景は、かつての国鉄弘前駅舎(1981年までの2代目駅舎)か?


イギリストースト マスカルポーネチーズクリーム 274kcal 4月発売
「2種類のマスカルポーネチーズクリーム入り」とある通り、白と黄色2つのペーストがサンドされている。2つの違いは不明。

さわやかな酸味がはっきりとして、気に入った。


イギリストースト ミルキークリーム 339kcal 3月発売
時たまある、山崎製パン系列である不二家とのコラボ商品(2016年のイギリストースト)。
中はクリームというよりペースト状で、もうちょっと味が濃くてもいいと感じた。


アサヒではほかに、3月発売の「抹茶ラテ風味」「もっとジャリまし(2017年版)」も売られていた。

次のイギリストーストの記事は2023年
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工藤パン頭脳パン

2022-02-04 21:03:28 | ランチパック
「頭脳パン」というパンの名前は聞いたことがある人が多いと思う。僕も知ってはいたものの、食べた経験はおそらくなく、具体的な形も思い浮かばなかった。「暗記パン」と混同したりもして。

「アンキパン」は、ドラえもんの道具。
カットされた山型食パンの形をしていて、本やノートに押し付けて転写し、それを食べることで暗記できるもの。

「頭脳パン」とは、金沢製粉の「頭脳粉」で作ったパン。
頭脳粉とは、「通常の小麦粉にビタミンB1を100グラムあたり0.17ミリグラム以上配合」したもので、脳のエネルギー源であるブドウ糖の分解に、ビタミンB1が必須という理屈。
1960年代からあったが、1993年に伊藤製パンの頭脳パンが東京大学生協で人気とテレビで取り上げられ、話題になったとのこと。

頭脳粉を買って、全国各地の複数のメーカーが頭脳パンを製造販売している。
Wikipediaでは伊藤製パンのほか、大手フジパン、岩手の白石食品工業(シライシパン)など、20社以上が頭脳パンを出している(製造終了も含む)。2004年頃までは山崎製パンも作っていたとのこと。それらによる「頭脳パン連盟」が組織されたが、現在は名前のみ残り活動休止らしい。

秋田市のハッピー・ドラッグ秋田泉北店で、頭脳パンが売られていた(新屋店にはないようだ)。120円ほど。
頭脳パン バター風味
メーカーは工藤パン。2021年12月新発売で「チョコ」もあり。

工藤パンでは今回以前にも、違う頭脳パンを発売していた。2015年辺りには「ちぎれる頭脳パン」なるものがあった。その時と比べて、包装の頭脳パンの文字デザインは変更されているが、丸顔の博士はその時と同一(ただし以前は全身)。工藤パン以外の頭脳パンでも、その博士や以前のロゴが使われていることもあり、連盟共通のようだ。現在のフジパンの頭脳パン(ホイップが入っている)は、文字は異なるが博士はいる。

今回の頭脳パンの特徴は、1袋2個入りなのと、日持ちするロングライフ商品であること。脱酸素剤など入っていないが、少なくとも15日は持つ。
包装には、いちおう「頭脳パン連盟」の表示と、「頭脳パンとは」としてその条件や、連盟各社の決まり文句だそうで「頭脳パンを毎日食べてよく勉強して優秀な成績をあげて下さい。」。

製品にどのくらいのビタミンB1が含まれているのかは不明。栄養成分表示は他商品と同じ項目(1個当たり139kcal)。
思ったより小さいかな
最近増えたロングライフパンは、パネトーネ種というのを使っているそうで、表面の質感がちょっと硬そうに見えるものが多く、これも見た目はそれっぽい。割ってみると、
中はやわらかそう
硬くはなく、適度にしっとりふんわりし、バターとほのかな甘さがして、おいしい。
大雪やコロナウイルスで買い物もままならないかもしれない今、買い置きするといいかも。

この工藤パンの頭脳パンは、首都圏など青森県外にも流通している。千葉県の「ヤマザキプラザ市川」ではネット通販(12袋1750円)しているし、千葉県柏市の国立がん研究センター東病院の自動販売機にも入っているとのこと【5日追記・同病院「呼吸器外科 肺癌トピック」のツイッターより。職員専用自販機で、価格は100円(福利厚生で安いのか?)】。
ロングライフであり、ヤマザキブランドでは作らなくなっているので代替としてヤマザキの流通網に載せたのか。
工藤パンでは、小さいまんじゅうはヤマザキブランド分を製造しているし、シベリアや平成/令和記念まんじゅうなど、青森県外にも流通させていた。青森県内メインだけど、県外にもわりと積極的に展開している。

一方、秋田のたけや製パンは、ダブルソフトとグルメソフトを併売するなど、今なお秋田県内向けに売るこだわりが強い。両県の地域性、両社の方針(ヤマザキとの関係性?)の違いということなのだろうけど。
そう言えば、たけや製パンでは頭脳パンって作ってたっけ? 見た記憶があるようなないような。
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簡略たけ子?/グルメソフト

2022-01-26 23:27:08 | ランチパック
秋田県のたけや製パンの一部商品のパッケージに描かれるキャラクターに「たけ子」という名前があることを、先日知った
(再掲)コックのコスプレのたけ子

その際、違うデザインのたけ子らしき人物もいることに触れていた。
2021年からだろうか、手頃な価格帯の菓子パン・惣菜パンに「生活応援」という黄色いシールを貼って、(明確に告知されていないが)シリーズ化している。そこに、
この方
左は「応援」だからメガホンなのでしょう。
お顔だけの簡略な線画だけど、前髪と左右の結んだ髪、元々のたけ子の居場所である「ビスケットパン」の包装と同じような帽子をかぶっていることから、これ↑もたけ子ではないだろうか。
写真は「リングドーナツ」という、粉糖をまぶした細いイーストドーナツ4個入りの商品。2018年春のリングドーナツでは、大人っぽいたけ子が大きく描かれていたそうだ。たけ子には、3つのバージョンがあることになる。

それにしても、前回の繰り返しになるが、シールの片隅に「たけ子」と名前も書いておけば、より親しんでもらえるのに。



たけや製パンの商品にこんなものがある。
グルメソフト スーパーライト

「グルメソフト プレミアム」がだいぶ前から発売されており、公式ホームページの定番商品に掲載されている。1枚あたり180kcal。
写真の「~ スーパーライト」は2018年6月発売との情報があるが、秋田のスーパーで特売されることがある。1枚あたり175kcal。

秋田県と関係のないかたは、これって「ヤマザキ ダブルソフト」のパクり? バッタもん? と思われるかもしれない。
商品名の文字がそっくりだし、通常の食パンよりは大きな(長い)1斤を6枚切りにしたところも、何より軽くて柔らかい食パンというコンセプトがそっくり。
※日本パン公正取引協議会が、1斤=340g以上と定めているそうで、両者ともこれで1斤である旨表示がある。また、ヤマザキダブルソフトは1枚179kcal。

秋田にゆかりのあるかたには、グルメソフトはおなじみかもしれないが、一方で、グルメソフトとダブルソフトがごっちゃになってしまう人もいる(←僕は後者。2009年の記事)。

以前の繰り返しになるが、山崎製パンとたけや製パンは協力関係にある。
特に昔は、その関係が強固というべきか、両者の販売エリアが厳格に仕切られており、秋田県がパンの鎖国・ガラパゴス状態にあった。ヤマザキの商品が秋田には出回らず、そのローカライズ版のようなたけや製品が秋田県内で流通するものが多かった。まるごとバナナとバナナボート、ランチパックとフレッシュランチのように。ダブルソフトとグルメソフトもその1つ。ヤマザキのテレビCMは、秋田県内でも流れるので、売られていない商品でも名前は知っていることもあった(これがダブルソフト・グルメソフトごっちゃになる一因)。
2010年代以降になると、だいぶ“開国”され、秋田で売られるヤマザキ製品が増え、競合するたけや製品と並んで売られるものが増えた。フレッシュランチなど縮小されたものもある。

Wikipediaによれば、ダブルソフトが秋田県内で売られるようになったのは、2016年1月から。ダブルソフトは1989(平成元)年5月発売なので、27年近く経って秋田進出。現在は、多くのスーパーでダブルソフトもグルメソフトも売られている。※秋田で売られるダブルソフトが、どの工場で製造されたかは未確認【30日コメントをいただき追記・たけやで製造しているとのこと。】。
ただし、「ダブルソフトゴールド」は「プレミアムグルメソフト」と競合するので、秋田未発売のようなことも書いてある。でもヤマザキのサイトによれば、2022年1月に「ダブルソフト プレミアム」が新発売されている。従来のプレミアムとは違うのか、それが秋田で出回っているのか、よく分からない【2月27日追記・コメントによれば秋田県内でも売っている店があるとのこと】。

したがって、グルメソフトは、ヤマザキ公認のダブルソフト秋田版ということになるが、今は両者が競合してしまっている。
ダブルソフトとグルメソフトを食べ比べることはしないでおくが、分かるほどの違いがあるだろうか。グルメソフトじゃなきゃならねぇという秋田の消費者がどのくらいいるのか。整理統合、すなわちグルメソフトを廃止するということがあってもいいように思えてしまう。
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続・たけや鏡餅/たけ子

2022-01-12 21:10:13 | ランチパック
正月に、秋田・たけや製パン青森・工藤パンによる、ローカル鏡餅を取り上げた。
そのたけやの続き。前回は2017年正月用の古い写真だったが、今回は2021年末製・2022年正月用のもの。
絵入り袋の鏡餅。側面にマチがある袋
前回は400gの「2号」だったが、今回の2つはそれより小さい。
袋のデザインを前回と比べると、裏面に栄養成分表示が入り、原材料名の「でん粉」が「コーンスターチ」に変わったほかは同じ。工藤パンにはあった、開封後のひび割れ、カビ、のどに詰まらせるなといった親切な注意書きはなし。
栄養成分表示は100g当たり229kcal(当然2つとも同値)。工藤パンのは216~217kcalだった。食品成分表では223kcal。

自分で買ってきていないものを撮ったこともあり、写真の2つが同じサイズだと思いこんでしまったが、実はこの2つはサイズが違う。気付いた時には、すでに鏡開きのおしるこになっていて、再撮影できず。
上の写真で横を向いている右のほうが、小さい。その裏面は、
特マル1、180g
もう1つのほうが「マル1」225g。今回の2つは「特1号」と「1号」なのだろう。
前回の5年前のと合わせて考えると、絵入りでない袋の「鏡餅1号」は200gだった。今回のマル1より25g少ない。また、スーパーのチラシには225gの商品はなかったはず。
絵入り袋では、特1号180g、1号225g、前回の2号400gとなる。やっぱり何がなんだか分からない号数。

袋の中は、内袋ではなくポリエチレンラップで2つまとめて包まれていた。
左右入れ替わって、右が特1号

ラップをはがす。上下の餅は密着していてはがすのに苦労した
特1号と1号では、上下のバランスも異なる。こういうものなのか、個体差なのか。いびつな形からすれば、手作業で丸めているのだろうか。

あまり伸びないものの(伸びる=良い餅でもないでしょう)おいしい餅だった。次のお正月は、プラスチック使用量が少なく、地産地消でもある、地元メーカーの鏡餅をどうぞ…



ところで、たけや製パンの菓子パン・惣菜パンのパッケージに、女の子のキャラクターが描かれていることがある。
常時発売商品では「ビスケット(ビスケットパン)」にいるが、当ブログでは、ヤマザキランチパックのローカル版「フレッシュランチ」で何度か登場している。その他、描かれない商品のほうが多く、基準は不明。
(再掲)2010年「フレッシュランチ ハムカツ&タマゴ」

(再掲)2009年「フレッシュランチ キーマカレー」
本家ランチパックの男女のキャラクター「ランチちゃん」「パックくん」とは別人。

別に名前はないのだろうなと思っていた。ところが、昨年11月、県内の4高校とコラボレーションしたアベックトースト発売を伝えるたけや製パン公式ツイッター(@takeyapan)。その包装では、キャラクターが各高校の制服を着ているのだが、
「パッケージのたけ子は各高校の制服を着ているんです!!」
この人の名は「たけ子」?!
唐突に判明。当たり前のようにたけ子とツイートしているけれど、周知の事実なんだろうか?
ツイートを軽くさかのぼっても、登場頻度は少なく、説明もなさそう。
ネット検索すると、秋田放送のラジオ番組内や、たけやを紹介するネットメディアの記事において、たけやの社員が、キャラクターの名がたけ子であると発言している。ラジオは聞いていないが、たけ子の出自など名前以外の情報はなし。
確認できた限りでいちばん古いのは2018年の情報だった。昔から名前があったのではなさそう。
また、2018年春に発売された「リングドーナツ」という商品シリーズでは、大人っぽくなったたけ子が描かれていたとのことだが、現行商品(後述)では消えている。さらに、2022年始現在、「生活応援」という共通のマーク付きの菓子パン・惣菜パン(現行のリングドーナツも含む)が出ているが、そのマークに簡略化されたたけ子かもしれない顔がある。→この記事参照

実は、当ブログの2011年の記事で、「せっかくなら名前を付けたらいいのに。「武藤たけ子」ちゃんとか…」などと、無責任なことを書いていた。武藤は創業者・経営者の姓。現実になってしまった。
安直なネーミングだが、嫌いじゃない。
でも、知る人ぞ知るたけ子の名でもいいかもしれないけれど、パッケージやホームページの片隅に「たけ子です。よろしく」とか記載して、たけや製パンの社名やロングセラー商品とともに、多くの秋田県民に知られて親しまれる存在にするのも、悪くないのでは。

【2023年1月11日追記】毎月新しい商品が出る「アベックトースト」の袋において、2023年1月発売分から、それまでの中身の素材のみのイラストに代わって、たけ子が素材を持つイラストに替わった。フレッシュランチを彷彿させる。
【2023年5月9日追記】2023年5月のアベックトーストからは、イラストの下に「たけこちゃん」の文字も入って、やっと、商品で名前が分かるようになった。「たけ子」ではなく「たけこ」なのか?
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工藤パン2021.7

2021-07-20 22:45:24 | ランチパック
工藤パンの7月の新商品紹介。その前に2題。
●工藤パン公式ツイッター開始(@kudopan_aomori)
7月19日付けが最初の投稿。
個人的には、企業がSNSをやる意味がどうも分からない。ライフラインなど緊急時に情報を伝える必要があるとかでない限り。
隣県のTや製パンは2016年から開設しているが、一般人の投稿のリツイートがほとんど。商品情報なら自社サイトに載せたほうが分かりやすいと思うのだが。
工藤パンさんはどう使っていくか。

●イギリストーストリニューアル
常時発売の通常版のイギリストースト。以前、栄養成分の数値が変わったのに気付いたが、たまにリニューアルしているのだという。
弘前経済新聞サイトの6月26日付「青森「イギリストースト」がリニューアル 地球1周分の販売数を達成」によれば、2021年7月にもリニューアルを行った。

・1967(昭和42)年発売のロングセラー商品で、年間500万枚を売り上げる。
・(今回のリニューアルは)パン生地に使う自家製発酵種ルヴァンの量を増やし、生地中の塩分を0.4%減らした。
・パッケージデザインも変更し、山型の輪郭が分かるようなデザインとしたほか、商品名を大きくした。→サイトの画像を見た限りでは、どこが違うのかよく分からない。
・前回のリニューアルは2019年で「初めて自家製発酵種ルヴァンを使った。」。
・それ以前は明確な記録はないが、2度リニューアルがあった


ここから本題。
秋田市内で売られていた3商品は、偶然なのか意図的なのか、いずれも、包装に青森ねぶたの絵や写真が使われた商品。ねぶた以外も含めた青森の夏祭りパッケージ商品は、ここ数年夏場に何度も行われている。

イギリストーストから2点。公式サイトによれば、2021年7月の新商品はこの2つだけ。
イギリストースト 青森県産りんご入りホイップ 328kcal
スーパードラッグアサヒ恒例のイギリストースト各種96円特売のほか、ハッピー・ドラッグでもこれ1点だけは常時入荷している。
中身も青森ならではのイギリストースト。以前にあったような気もするけれど、実際にはジャムだったりカスタードだったり組み合わせが違うはずで、これは初のはず。
リンゴの品種や産地の言及はなし。
シロップ漬け角切りリンゴ入り
ホイップクリーム自体はリンゴ分なしのようだ。角切りリンゴは、食感とともに味もはっきり感じられ、充分。砂糖のジャリジャリは感なし。


スペシャルイギリストースト チョコスプレー 452kcal
一見、イギリストーストと変わらないが、「スペシャル」が頭に付くのがたまに出る。
チョコスプレーを表面にかけるのも何度か出ている(2016年はホイップ入り)。今回は?

おそらく初めて、カラーチョコが混ざってまぶされた。そして、間にサンドされたのはクリーム類ではなく、ザラメとマーガリン。つまり通常版イギリストーストにチョコをまぶした感じ(チョコの下にもマーガリンが塗布されているようだ)。
相応の味だけど、ジャリジャリ感はなかったと思う。


最後はもらいもの。ナイスやドン・キホーテ秋田店で売っているらしい。
7月には、北海道産メロンのパン、福島県産もものパン、青森県産りんごのパンというのも出たが、それらとは包装に共通性がないので、シリーズ品ではない単独商品のようだ。
青森県産りんごのメロンパン 255kcal
やや小さめのピンク色のメロンパン。「青森県産りんごの角切りを入れたメロンパン生地」と明記されている。
平べったい

中に角切りが入っている
イギリストーストに比べれば、角切りリンゴは少なめで、味も弱い。同じくシロップ漬けだけど、焼く時に水分が飛ぶようで、ドライフルーツみたいな食感。ほのかなリンゴ味のメロンパンといったところ。

ところでこのパンの包装。
「新発売」のシールが、工藤パン標準とは異なる。その横には、点数シールが付いている。「ヤマザキ夏のおいしさいきいき!キャンペーン」、ヤマザキ系商品の詰め合わせ「お菓子のびっくり箱」が当たる。これがその対象なの?

「たけや春のパンまつり」を思い出した。※以前の記事。工藤パンも同じ流れかと思う。
20年以上前は、秋田県ではヤマザキブランドの流通が今より少なかった。その埋め合わせなのか、秋田県内では「ヤマザキ春のパンまつり」を「たけや~」に替えて展開していた。たけやブランドの商品にも、点数シールが貼られていた。テレビCMも差し替えていた。

それがいつの間にか(2010年より前)、秋田でもヤマザキ製品が増え(たけやの受託製造を含む)、「ヤマザキ春のパンまつり」が展開されるようになった。引き換えに、たけや製品には点数シールを貼らなくなって、今に至る。
今回のような春以外にも点数キャンペーンが行われるようになったが、それも同様。

工藤パンでも、近年は同じだったし、今回もイギリストーストには点数シールがない。でも、りんごメロンパンは対象とは、ややこしい。(シールが欲しければ、店頭で貼ってあるのを選んで買えば済む話ではある)

そして、包装右上には「東北夏祭り」なるマークが入っている。昨2020年のような、ヤマザキ、工藤パン、たけや共同のキャンペーン(?)が行われるのだろうか。だから、これをキャンペーン対象にしたのか? だけどキャンペーンは7月末で終わりらしいけど。
そういうことをツイートしてもいいのでは?
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山崎・たけや マリトッツォ

2021-06-23 23:49:04 | ランチパック
ブームになっているらしい、生クリームをはさんだパン、「マリトッツォ」。
5月に工藤パンが発売し、秋田県内でも購入できた(6月に入ると見なくなった)。
要冷蔵、透明パック入り、「菓子パン」扱い、248kcal、幸福の寿し本舗製造。

その後、6月に山崎製パンが、6月5日(毎日製造は12日以降)にはたけや製パンも、マリトッツォを発売した。
ヤマザキ系列3社が、ぞれぞれマリトッツォを出したことになる。あんパンやクリームパンなど、3社それぞれで独自の商品があるパンはあるが、目新しいもので3社それぞれは、とても珍しいと思う。
いずれも秋田では購入できたので、比較。

ヤマザキ マリトッツォ
菓子パン扱い、336kcal。3社中、唯一の常温保存・袋入りで、いちばん小さい。値段も安めで、100~120円程度。さらにイオングループでは、6月上旬はWAONボーナスポイントを35ポイントも付与していた。

製造所固有記号は「KD」。工藤パンだ!
工藤パンブランドのは幸福の寿し本舗に委託して、工藤パン自身はヤマザキから受託するという、おもしろい構図。青森市で大量のマリトッツォが作られていることになる。

従来、工藤パンやたけやなど、山崎製パンとは別企業のグループ会社へ製造委託した製品では、裏面の山崎製パンの名が「製造者」でなく「販売者」として記載されていた。

このマリトッツォでは、販売者とも製造者とも記載がなく、単に山崎製パンの名と連絡先が書いてあるだけになっていた。ランチパックでも同様に変わっていて、そういうことになったのだろうか。
※仙台工場など自社製造のものは、引き続き「製造者」表記。

ネット上で、他地域のヤマザキマリトッツォの画像を拝見すると、製造はいずれも自社の松戸第一工場、松戸第二工場、武蔵野工場、安城工場、大阪第一工場、岡山工場を確認できた。

上下のパンが少々つぶれてズレてしまった
袋入りだから無理なのだろうが、粉砂糖は振られていない。
マリトッツォが基本的にそういうものであるそうで、生クリームの中に「オレンジピール砂糖漬け」が混ざっている。工藤パンのよりオレンジ感が強いと思う。

まあ、オレンジ風味のホイップをサンドしたパンという感想。

この常温のヤマザキマリトッツォは、バーコードの上に表記される正式な商品名は「マリトッツォ」のみ。
ヤマザキでは、これと別に、要冷蔵・袋入りで150円以上する、「Yamazaki マリトッツォ(オレンジピール入り)」もあるとのこと。高いしチルドだから当然ながら、そちらのほうがおいしいという話もある。さらに透明パック入りのもあるらしく、ヤマザキブランド内でも乱立。いずれも秋田で売られているかは不明。


そして、満を持してたけや製パンもマリトッツォを発売。12日付 秋田魁新報 経済面でも報道された。
6月5日に土曜日限定で製造したところ、注文が多く、翌週12日から毎日製造に切り替えたとのこと。

要冷蔵・透明パック入り、税込み希望小売価格162円。「菓子パン」扱い、339kcal。リベールなどでなくたけや自身が製造者。

バーコード上の商品名は「マリトッツォ」のみ。※工藤パンではバーコード上に記載なし。
表のシールの商品名は違う。
「バナナボートのホイップたっぷり マリトッツォ」
魁にも書いてあったが、たけや版マリトッツォの大きな特徴がクリーム。
同社の看板商品である「バナナボート(関連記事)」のホイップクリームを使っている。

工藤パンのよりも若干、大きいかな。粉砂糖あり。

断面
たしかにバナナボートのクリームの味だ。バナナボートはほとんど食べないけど、分かる。オレンジピールなどは何も入らず、ほんとにそのもの。
そして、パンがふわふわしておいしいような気もした。
工藤パンやヤマザキのパンは、表面がバターロールのようにテカテカしていたが、たけやのは光沢感がない。

本場のマリトッツォにもいろいろあるだろうけど、何も入らないクリームというのはどういう存在かは知らない。でも、日本人としてはすんなり受け入れられて、好まれる味だと思う。悪くない。
あと、マリトッツォに果物などもはさんでアレンジすることもあるそうだから、バナナボートのたけやとしてはバナナそのものを入れてしまうのも手では?
秋田市の「菓子舗 榮太楼」では、看板商品の山ぶどうゼリー「さなづら(過去の記事)」をクリームに混ぜたマリトッツォを発売しているとのこと。

などと言いつつ、要は「生クリームバーガー」。そんなに大騒ぎするものでもないような。マリトッツォ、ブームに終わるか、定着するか。

【7月3日追記】7月に入ると、たけやでは「チョコバナナボートのホイップたっぷり マリトッツォ」という、チョコクリーム入りのマリトッツォも発売されていた。クリーム以外の外見は、白いのと同じ。

【8月22日追記】たけやでは8月16日に「メロトッツォ」なるものを発売。「メロンパン×マリトッツォ」として、要はメロンパンでバナナボートのホイップをはさんだもの。透明パック入り要冷蔵。
ちなみにに、8月(1日から?)には「プレミアム生どら焼き」として、バナナボートのホイップと粒あんをはさんだどらやきを、やはり透明パック入り要冷蔵で発売。

※2022年5月には、たけやからこんな派生商品が発売された。
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工藤マリトッツォ

2021-06-01 23:32:15 | ランチパック
最近「マリトッツォ」がブームらしい。
僕がその名を知ったのは、4月25日付 朝日新聞「天声人語」。
筆者が菓子店で見かけた「ぽっかりと口をあけたように切れ目が入り、生クリームが大量に詰まった丸いパン。」が「ローマ名物のマリトッツォ」で、「最近、日本でも人気だという」。

そんなもんがあるのか、おいしそうかもと、画像検索した。見た目もおいしそうだけど、見たことがない食べ物。
その直後、イオン秋田中央店のベーカリー「パン工場」で売られていた(常温)。買わなかったけど。
※ここなどいくつかのイオンのパン工場は、フジパン系列「フジパンストアー」が運営しているそうだ(地域等により異なる)。そのためか、食品売り場とは別に会計する必要があったが、秋田中央店の場合、最近はバーコードがある商品は食品レジでも会計できるようになった。なお、秋田市内のマックスバリュ各店のベーカリーは、独立レジもあるが売り場の一部として直営。

5月に入って、イオン秋田中央店の食品売り場内の冷蔵デザートコーナーにも、プラスチックパックに入ったマリトッツォが並ぶようになった。やっぱり流行ってるんだ。
おそらくメーカーが違う2商品あり、見切り品になっていたほうを購入。本来は213円くらいか。【2日追記・もう1つは「ベビーマジック」というブランドで、若干大きく321円。全国的にイオンで扱っているらしい】

天声人語の表現や、画像検索と相違ない姿。【2日追記・でも、マリトッツォの予備知識がなかったら、おかしな名前のシュークリームと見間違えたに違いない。】
248kcal
表面にメーカーロゴが見当たらないけれど、この手のデザートの定番、モンテール辺りの製造かと思ったら…
販売者 工藤パン、製造所 幸福の寿し本舗
なんと、青森の工藤パンだった!
幸福の寿し本舗は、調理パンや米飯・惣菜を中心に製造する工藤パン系列のメーカー。
秋田における、たけや製パンとリベール+秋田米飯給食事業協同組合と同じ関係。

名称欄は洋生菓子でなく「菓子パン」。
工藤パン公式サイトに情報はないが、青森県内でも5月以降に目撃情報があるので、5月発売と思われる。
さすが工藤パン。素早い。



ハンバーガーのようなパンに、斜めに切れこみを入れて、多めにクリームをはさんでいる。てっぺんに少々粉砂糖が振られる。
パンはハンバーガーよりずっとふわふわ、クリームはしつこさは感じない。軽く食べられてしまう。
少しオレンジの味がして、いいアクセント。「オレンジシロップ漬け」が入っている(パン側かクリーム側かは確認できずに食べてしまった)。

工藤パンのコッペパン(生地が甘め)などのパンとも違い、新たに開発したパンなんだろうか。
クリーム多めのサンドパンと言えばそれまでで、これがそんなに流行るほどかとも思うけれど、好きな部類には入る。


ただ、本場のマリトッツォは、ブリオッシュ生地のパンを使うのだという。
ブリオッシュは、牛乳、卵、バターを多く使った、軽い食感のパンだそうで、工藤パンのが該当するかは知らない。あとブリオッシュはフランス語だけど、イタリアでもそれでいいのか。

山崎製パンでは、6月から、常温保存のマリトッツォを発売開始したとのこと【3日追記・秋田市内のマックスバリュでも売っていた。デイリーヤマザキにもありそう。】。オレンジピール入りブリオッシュ生地を使っていて、工藤パンのよりもクリームの比率は低そう。【12日追記・イオンでは116円程度で、ボーナスポイントを35ポイントも付与している。】
たけやさんは、作らないのでしょうか?
【2日追記】工藤パンのマリトッツォは、6月2日のイオン秋田中央店にはなかった。5月までだったのか、週末など限定入荷なのか。

【12日追記・たけや製パンも発売した。3社でいちばん遅いことになるし、ホームページでの告知もないが、12日付秋田魁新報 経済面に掲載された。】
・6月5日から土曜限定で発売したところ、好評で注文が多く、翌週12日から毎日製造出荷。
・「バナナボート」のホイップクリームを使用。
・要冷蔵、希望小売価格162円(税込)。

ヤマザキとたけやのマリトッツォについては、こちらの記事にて。(以上追記)


ティラミス、ナタデココ、パンナコッタ、カヌレ、ベルギーワッフル、タピオカティー、そしてマリトッツォと、スイーツ史に名を残すことになるか。
※上記、ティラミスからベルギーワッフルまでは、自分の記憶だけを頼りに流行った順に並べたのだが、正解だった! 我ながらすごい。
抜けていたものも含めて、流行年を記すと、
ティラミス(1990)、クレームブリュレ(1991)、タピオカ(第1次、1992)、ナタデココ(1993)、パンナコッタ(1994)、カヌレ(1995)、ベルギーワッフル(1997)、クイニーアマン(1998)、エッグタルト(1999)
といった感じ。いちおう全部食べたことはある。
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桜ミクパン2021 他

2021-04-19 23:10:19 | ランチパック
イギリストーストなど工藤パン製品の話。
青森資本のスーパードラッグアサヒとハッピー・ドラックが仕入れてくれるおかげで、秋田市にいながら、期間限定品もそれなりに入手できている。

昨2020年春は、弘前さくらまつりの公式応援キャラクター「桜ミク」とのコラボ商品が3つ発売された。100回目の記念すべきさくらまつりでもあったが、新型コロナウイルスにより中止(厳重な立ち入り規制を実施)。商品の発売はそのまま続いて、切ないコラボ商品であった。
弘前と桜ミクのコラボは2019~2020年の予定だったが、昨年の中止を受け、2021年も継続。工藤パンのコラボ商品も、「ひとくち桜風味大福」はなくなったが、他の2つは再発売されている。2つとも、秋田市内のハピドラ2店舗で扱っている。
2021年版 イギリストースト 桜あん&ミルクホイップ 297kcal
バーコードの番号は昨年と同じで、中身や味もおそらく同じ。
パッケージのイラストは違うもので、さらにピンク色になり、弘前城天守も背景に描かれた。

2021年版 マーブルいちごスペシャル イチゴジャム&ミルククリーム 368kcal 第2工場製
イラスト背景は弘前公園近くの「最勝院五重塔」。説明がないので分からない人には分からない。

商品名の「スペシャル」。
同じ趣旨、同じ形状、同じ名称で、工藤パンのほか山崎製パン、たけや製パンでも発売している(いた?)。
カステラサンド」のように趣旨、名前は同じでも、形が違うようなものはあるが、ここまで共通なのはこれだけかも(あんパンなど一般的な商品名は別として)。

工藤パンでは「スペシャルいちご」という通常商品も出していて、それはいちごクリームとミルククリームの組み合わせで、スポンジ表面のマーブル模様がない。ちなみに、ヤマザキでは「イチゴスペシャル」という同じ物がある。ひらがな/カタカナ、語順が違う。

クリームとジャムを分けてサンド

どちらの商品にも、さくらまつりの紹介文。
「今年の弘前さくらまつりは(略)101回目」
中止になった昨年の100回目を飛ばしてカウントするのか。幻の第100回となってしまう。公式サイトなどでは、明確に今年が何回とはしていない。

翌2022年の桜ミクコラボパン



ついでに、3月に買ったイギリストーストから、

黒ごまクリーム&ホイップ 342kcal 2月発売(発売終了)/カスタード風味クリーム&ホイップ 308kcal 3月発売(4月中はたぶん発売)

カスタードホイップのほうは、以前にも似たのはあったはずで、安定のおいしさ。
黒いパッケージが凛々しい黒ごまホイップは、
中も黒い
しっかりゴマの味がして、クリームとも合って、おいしかった。
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フレッシュランチいぶりがっこ

2021-04-08 00:11:17 | ランチパック
久しぶりに、たけや製パン「フレッシュランチ」の話題。
フレッシュランチとは、ヤマザキ「ランチパック」のローカル版。いずれも山崎製パンと関係がある、秋田のたけやと青森の工藤パンが、それぞれのエリア内で販売している。近年は両社とも縮小傾向で、たけやでは製造されない時期のほうが多そう。

当ブログでは、2019年10月の秋田テレビコラボの「ぽちぱランチ 本荘ハムフライ&チーズ」が最後だった。
その後、確認できているだけで、2020年9月に「いちじく&マーガリン」、2020年10月に「本荘ハムフライ味噌だれ(ヤマキウ秋田味噌)」(後述)が発売され、いずれも終了。

2021年4月に新商品が出た。
フレッシュランチ いぶりがっこ入りポテトサラダ 1個117kcal、食塩相当量0.6g
これまで丸ゴシック体が定番だった商品名(いぶり~)は、カクカクした独特の書体に。モリサワの「竹」というフォント。
右上の定番キャラクターが、すりこぎみたいなのを持っているが、それがいぶりがっこ。
【8日追記】ちなみに、ヤマザキランチパックのこの部分は、2007年頃からは「ヒラギノ丸ゴシック体」。【9日追記・ただし、「全粒粉入りパン」シリーズは、包装の色合いが少し違い角ゴシック体表示。フォントのばらつきがあるようで、現行品は「小塚ゴシック」。】
たけやフレッシュランチでも、ヒラギノ丸ゴの場合もあるが、昨年のいちじく&マーガリンは「新丸ゴ」、その翌月の本荘ハムフライ味噌ダレは「じゅん」と、丸ゴシック体であってもばらついている。ヒラギノも含めてどれもモリサワと契約すれば使い放題のフォントなので、制約があって変えざるを得ないのではなく、意図的もしくは細かいことを気にせずにフォントを変えていると思われる。

秋田名物いぶりがっこを使ったパンは、これまで複数メーカーがいくつか発売していた。たけやでは2016年シライシが2017年

そして2018年にはヤマザキ「ランチパック いぶりがっこマヨネーズ」が発売。黒こしょうが入っていた。
2020年にはライバルのフジパン「スナックサンド 秋田名物いぶりがっこ」が出現。チーズクリームが入ったタルタル風。
それに続いて、地元たけやフレッシュランチがポテトサラダとの組み合わせで商品化。2017年のシライシの商品もポテトとの組み合わせだった。「隠し味にはちみつを加えました。」と表に堂々と書いてある。

分解
ポテトサラダが黄色っぽい。その中に赤いものが見える。ニンジンのいぶりがっこだ。
黒っぽい点々は大根
いぶりがっこといえばダイコンが大定番だが、ニンジンも一般的。これまでの商品にはニンジンは入ってなかったと思うが、今回は両方入っているようだ。
そして、ランチパック、スナックサンドでは、いぶりがっこは細かめで、量が多くはなかった。今回のフレッシュランチは大きめで、量も多い?
ポテトサラダといぶりがっことの組み合わせもおいしく、袋に「パリパリ!」とある通り、歯ごたえ・音もしっかり。はちみつの味は分からなかったかな。イモのダイス状の塊も入っていて、それも食感のアクセント。
ただし、いぶりがっこの混ぜ方が不均一なのか個体差があり、少ない量しか入っていないパンも存在するようだ。

【19日追記】シライシパンからは、同じく4月に「いぶりがっこたまごタルタル」が発売されていた。ドーム型パンの中にたまごサラダ、タルタルソース、刻んだいぶりがっこが入っている。公式サイトには未掲載で、秋田で売られてはいる。パッケージ正面に「秋田名物のいぶりがっこ」と表記あり。


販売が終わったものも、この機会に掲載。
フレッシュランチ 本荘ハムフライ味噌だれ(ヤマキウ秋田味噌) 1個158kcal、食塩相当量0.8g
ヤマキウは、秋田県潟上市の小玉醸造のブランド。秋田市のたけやが仲立ちした、南北のコラボ商品。

ハムフライといえばソースだが、味噌も良かった。軽くトーストして食べるべき。
【8日追記】たけやでは、これまで何度も、本荘ハムフライをフレッシュランチを中心とした商品に採用しており、過去にはカレー味やわさびマヨ味などもあった。この記事など参照。

※この次のフレッシュランチは、2021年9月「いちじくジャム&マーガリン」。にかほ市大竹地区産・勘六商店のイチジク100%。包装のフォントは前年に続いて「新丸ゴ」。
2022年9月も「いちじくジャム&マーガリン」。「にかほ市大竹地区・勘六商店のいちじく使用」と、「産」や「100%」が抜けた。フォントは新丸ゴ。
2023年4月に久々の新作かつ唐突に「ハムカツ」。「ソースがしみこんだハムカツとマヨネーズをサンド」。
※2023年12月には「コーヒー」。背割れコッペにコーヒーフィリングを入れてとても苦い、同社のロングセラー「コーヒー」パンに使用しているフィリングをサンド。包装はコーヒーパンのイラストのみで、たけ子イラストなし。
※2024年1月には「いちごジャム&ホイップ」。北海道産牛乳を使用したホイップクリームで、ジャムの中に、線状にクリームが4筋入っていて、断面は赤の中に白い●が4本並ぶ。包装にたけ子あり。フォントはモリサワ「カモライム」。
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