広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

JR支社/工藤パン ホームページ

2020-11-20 00:02:14 | 機械モノ(デジカメ以外)
北東北の2つの企業のホームページ(公式サイト)の変化について。
インターネットが普及して20数年。1990年代後半には官公庁や大手企業が公式サイトを立ち上げ、2000年代になると個人や中小企業にも広まった。
手作り感満載のデザイン、凝りすぎて見かけばかりで中身がないページ、「Sorry, Japanese Only.」とか、今思えば懐かしい。
大山のぶ代版「ドラえもん」の末期、2004年には、ジャイアンの母ちゃんが、剛田商店にホームページが存在することを話す場面があるそうだ。青森県の弘南鉄道は2008年にホームページを開設し「やっと」と思ったものだが、剛田商店より遅い。

その後、個人ではホームページは廃れてブログ、さらにSNSが主流になった。今、個人でホームページを持って更新し続けている人は、相当な熱意・意志・根性がある方に違いない。
一方、企業・団体では、ある程度の規模ならば、ホームページがあって当然というのは変わらない。しかし、技術やデザインの流行り廃りによる変化は多い。スマホ対応、SNSとの併用などもある。
ここまで前置き。


まず、おそらく今週中頃のこと。
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の、盛岡支社と秋田支社のホームページが、消えた! 正確には本社ホームページに統合。

JR東日本には12の支社がある。その多くが、本社とは別にホームページを公開している。
東京支社は昔からホームページがなかったようだ。大宮支社と横浜支社は、かつては存在したものの、それぞれ2004年頃と2011年頃になくなったとのこと。したがって、最近は首都圏3支社だけなく、9支社にあった。

JR他社では、JR東海は昔から支社サイトはなく、JR西日本は昔は各支社あったがいつの間にか、そろってなくなったかと思う。
JR東日本は、首都から田舎まで、多様な環境で鉄道事業をしている会社。各地域に寄り添って、ふさわしい情報を提供する意味では、支社のホームページは意義が大きいと思っていた。
ダイヤ改正や季節ごとの臨時列車のプレスリリースは、本社発表と各支社発表がそれぞれあった。同日付の発表だが、一部支社(秋田支社が多かったような…)では、掲載が1~数日遅れることがあった。それぞれにアクセスして読むのは手間ではあるが、本社発表には載らない細かな情報があって、役に立ったし楽しかった。
各支社が力を入れているであろう、旅行先や企画、おトクなきっぷが目立つように紹介されているのは、分かりやすかった。

不思議だったのは、各支社で、そのURL(ホームページアドレス、URI)が統一されていないこと。
盛岡支社は「https://www.jr-morioka.com/」、秋田支社は「https://www.jreast.co.jp/akita/」、新潟支社は「https://www.jrniigata.co.jp/」など。
各社がホームページを始めた時期や経緯がまちまちだった名残りだろうか。当然、デザインや構造もまちまち。


今、盛岡、秋田両支社ホームページだったURLにアクセスすると、同じデザインでリンクを並べた、白地に文字だけのページが表示される。
「JR東日本 ○○支社ウェブサイトにアクセスいただき、ありがとうございます。」「大変申し訳ございませんが、本ページはJR東日本ウェブサイトと統合しました。」「主なコンテンツの移行先は下記のとおりです。」とある。

移行先は、秋田支社は「www.jreast.co.jp/akita/~」と、従来と同じサーバー上にありそう。支社トップへのリンクがないなど、デザインは少し変わったと思われる。盛岡支社は「www.jreast.co.jp/morioka/~」に変更されていて、「www.jr-morioka.com」は廃止されたようだ。

そして、「その他の今後JR東日本 ○○支社が展開するウェブコンテンツは」「以下URLからご確認ください。」と「https://www.jreast.co.jp/travel/tohoku/」を案内している。
リンク先は「東北・道南エリア」となっていて、情報がごちゃごちゃしてしまっていると思う。

いちばん気になる、支社のプレスリリースは、本社のニュースリリースと同じページ(https://www.jreast.co.jp/press/index.html/)に掲載するようだ。
このページでは、元々は本社発表分だけを掲載していた。それが2016年2月頃から、各支社発表のリリースのうち主要なもの(?)を重複して掲載するようになっていた。
現状では、本社と支社が日付順に混在していて、分かりづらい。また、地域分けが支社名でなく「関東」「信越」「東北」と大雑把なので、絞り込み機能があるのだが、実質的に絞り込めない。
山形県の一部も管轄する新潟支社の情報は「信越」だろうし、「東北」で「なんとかキャンペーンを開催します!」とあり、秋田で応募できるかと思いきや、無関係の仙台支社のことだったり、ややこしい。ズバリ支社名で分けてほしい。


ホームページ運営には、(ほぼ)専任の社員か、専門会社との契約が欠かせない。最新で正確な内容の確保、セキュリティー対策は必須。
2支社のホームページが、実質廃止されたのは、これが理由だろうか。

他業種を見れば、支社レベルで、ここまでの規模・内容のホームページを持つ組織というのは、国の省庁の出先機関くらい(国交省なら地方整備局、運輸局等)かも。NHKの各放送局は、ニュース以外はお決まりのフォームに従っているような形だし。

JR東日本盛岡支社、秋田支社には、引き続き、きめ細かな情報提供を期待したい。

【12月19日追記】この後、さらにホームページがなくなる支社が増え、12月18日のダイヤ改正発表時点では、ホームページは八王子、仙台、新潟の3支社だけになったようだ。ダイヤ改正の支社ごとのプレスリリースは引き続き作成され、本社のホームページにまとめて掲載。



もう1社は、青森の株式会社工藤パン。
けっこう以前から「http://www.kudopan.co.jp/」でホームページがあった。【追記の通り2007年3月開設】
秋田のたけや製パンは、剛田商店よりも弘南鉄道よりも遅い、2013年秋にやっと開設したが、それよりはずっと前からあった。※たけや製パンでは、それ以前には、企業情報程度のみ掲載し、ずっと未更新・放置状態の別URLのページはあった。

工藤パンでは、毎月の新商品情報(一部)は掲載してくれていたが、ずーっとデザインは同じ、季節のお菓子みたいなページはずーっと準備中のままであった。【20日補足・初期には「季節商品情報」にも中身があって商品が掲載されていたこともあった。】
今年11月1日には、従来と同じように11月の新商品がアップされたのを確認。

ところが今、デザインが一新!!
11月初めには新しくされたらしい【27日追記・「11月2日」付でリニューアルと、ページの新着情報に書いてあった】。開設以来初のリニューアルでは??
【20日追記】「インターネットアーカイブ」をたどると、最古の2007年6月28日時点で、11月1日と同じデザインだった。また、そこに「07.03.29●ホームページが完成しました。」とあった。したがって、工藤パン公式サイトは13年前に開設され、13年間デザインが変わらなったことになる。(以上追記)
今風のデザインになったが、内容も充実した。
特に「商品情報」。パンだけでなく和菓子も含めて、新商品以外も合わせて発売中の全商品が掲載されているかもしれない(その分見づらいけど)。アレルゲン、栄養成分表示もあるし、フリーワードでの検索もできる。
さらに、ちょっと分かりづらい位置(http://www.kudopan.co.jp/pcategory/english-toast/#english_history)だが、発売終了した歴代のイギリストースト(味違い)のページもある。2007年以降=おそらく派生商品全部か?
なお、サンドイッチや調理パンで、有限会社幸福の寿し本舗が製造する分は、そちらのホームページに掲載されるようだが、更新停滞気味。

パンメーカーの商品数は膨大で、店に行っても全商品を買えるわけでないから、ホームページで紹介する意義はさほど高くはないかもしれない。でも、今後も、毎月の新商品をしっかりと掲載してくれれば、役に立つことだろう。

そのほか、「お問い合わせ」が新設。
2013年のたけやの時に指摘したが、当時の工藤パンも、山崎製パンも、山崎製パンも、消費者からの意見や質問を、ホームページからは受け付けなかった。
現時点では、ヤマザキもたけやも変わらず。この度、工藤パンがホームページに投稿フォームを設けた。ヤマザキグループ内で最初か?

ただ、名前、メールアドレスに加えて「お電話番号(必須)」。
そして、お問い合わせには返信するが、ご意見・ご感想には「個別に回答はできません」。
これには苦言を呈する。
だって、返事をくれないのに、客が名前、メールアドレス、電話番号をすべて必ず伝えなければいけないってのは…
※必須とされていても、実際には空欄のままでもエラーにならず送信できる場合もある。しかも、それなのに、期せずして丁寧なお返事を頂戴した、某大手食品メーカーもあった。

もちろん、客であっても、企業に何かを伝える時は、返事を求めないにしても、名前と連絡手段の1つ(ネットならメールアドレスでしょうね)を添えて、責任と誠意を示すのはマナーだと思う。【20日補足・古い言葉で、ネット上のエチケット「ネチケット」とまではいかないだろうけど。】
でも、必要以上の個人情報を伝える必要もないとも思う。苦情を言おうとする客を萎縮させるためではないかと、勘ぐってしまう。しかしそれは、客がお礼やちょっとした感想を伝えたいと思う気持ちも萎縮させてしまうことを、企業は知っているだろうか。
メールアドレス、電話番号、住所のどれか1つで充分だ。ちなみに、そのほか、送信者のIPアドレスなども、先方には把握されていると思われる。

これは他業界でも同様で、例えばマスコミ。
IBC岩手放送では、意見や感想は、連絡先未記入でも送信できる。
昔、「秋田ケーブルテレビでIBCテレビを見ています。『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』を、テレビ東京の放送後、早めに放送してくれて楽しんでいます。これからもお願いします」と送信したことがあった。今も放送を続けてくれている(秋田テレビでもやるようになったけど)。

一方、秋田放送(ABS)では、「お手数ですがすべての項目に入力をお願いいたします。」と、郵便番号、住所、電話番号まで要求しておいて、「ご返答をお約束するものではございません。」。

商売する企業にとって、客からの声は大切なはず。
作って売る側では、どうしても気付けないことはあるはずだし、それで小さいことかもしれないが気付くことができて改善につながることもあると思う。
そのためには、まずは幅広く耳を傾けることが大切だと思うのだが。

【2021年7月3日追記】2021年6月にたけや製パンのホームページがリニューアルされ、メールフォームが新設。しかも電話番号を入力しなくても、送信できる。山崎製パンはいまだに電話番号のみ。工藤パンは変わらず電話番号必須。3社それぞれ。
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駅の評価と口コミ?

2018-06-01 00:07:31 | 機械モノ(デジカメ以外)
口コミサイトが普及して、10年ほどになるだろうか。
見ず知らずの一般人によって店やサービスが評価されるという、ネットならではの仕組みだが、ヤラセ(自作自演)や誤った情報が掲載されたりする可能性もある。見る側としては鵜呑みにはできないと思う。
評価基準は人それぞれだから、バラツキが生じる。投稿・評価数が多ければ、平均化されて一定のレベルが確保され、極端なものは淘汰されるということもあるだろう。しかし、現段階では地方の小さな店などは、年に1件も投稿されることなく、数年前の投稿が最新ということもあり、平均値であるはずの評価が偏っている可能性もある。

いつの頃からか、Google(マップ)で店や組織名を検索すると、その評価(星の数)と口コミ(Googleでは公式には「クチコミ」表記のようだが、部分的には「口コミ」表記も混在している)が表示されるようになっている。
閲覧は誰でもできるが、書きこみはGoogleのアカウントにログインが必要。口コミせずに星の数だけでも投稿できるが、いずれにしてもアカウント名は表示される。
表示される「件数」は、星を付けた人の数で、口コミコメントの数ではないらしい。

例えば昨2017年末、「秋田駅」で検索
口コミがなぜか2項目に分離。138件+3件
電話番号は「JR東日本お問い合わせセンター」。

2018年5月31日現在では、1項目にまとまったものの、件数はなぜか減って23件、星の平均値3.4。

他の駅のクチコミ投稿数と星の数は、青森駅15件4.2、盛岡駅49件4.1、山形駅7件3.4、福島駅169件3.7。地方主要駅ではこんなところか。
東京駅では2612件4.2、新宿駅では1200件4.0。
ちなみに、東京スカイツリーは2万5745件4.3、東京ディズニーリゾートは2万5683件4.5(別に~ランドと~シーもあり)。

Googleアカウント所有者数を考えると、投稿数は思ったより少ない。実名で投稿し、それが表示されるので、ためらう人が多いのかもしれない。


クチコミの内容はさまざま。
初めて訪れる人に役立ちそうな情報もなくはないけれど、的外れや思いこみや偏見っぽい内容、「懐かしい」みたいな単なる心情の吐露(?)なども少なくなく、「“石”が多い玉石混交」と言いたくなる。

そもそも、評価される対象の範囲があいまいになっている。特に「駅」の場合。
厳密な定義で「駅」といえば列車に乗降する場所、つまり改札口より線路側もしくはきっぷ販売窓口といった鉄道会社の施設を指すだろう。
少し拡大すれば、駅に付帯した商業施設である、鉄道会社系列の駅ビルも含められそうだが、これはGoogleのシステム上、駅とは別にその駅名で項目を立てて評価すべきと考える。
ただ、駅ビルというのは日本独自に発展してきたシステムだそうで、海外ではあまり例がないらしい。欧米起原のGoogleでは、対応できないのかもしれない。

しかし、そうはとらえない投稿者も少なくない。
駅ビルはまだしも、さらに広げて駅の近くだけど駅や鉄道とは無関係の企業による駅周辺施設、あるいは駅前とか駅周辺の街並み(「思ったより都会」みたいな)なども、駅の口コミとして投稿されているものが少なくない。
これでは、無関係な情報が多く、必要な情報を得るのに手間がかかってしまうし、「駅」に対する正当な評価とは言えないのではないか。
街の雰囲気などは、情報としては求める人がいるかもしれないが、駅と同じ項目に入れて評価されてしまうのは、乱暴だと思う。駅と街は一心同体のようなこともなくはないけれど、基本的には、鉄道会社にはそこまで責任がない。
駅の施設やサービスについて星で評価するのはまあいいとしても、街並みについての星の数と一緒にカウントされてしまうというのは、あまりに大雑把。


単なる心情の吐露と思わる口コミについては、Googleのヘルプページに、
「Google マップでは、ユーザーが訪れたことのある場所について口コミを投稿できます。また、「静か」「活気がある」「ロマンティック」など、その場所についての情報を残しておくことも可能です。」
とあり、問題ないことになっている。
けど、個人的には納得できない。そんなこと、自分のブログにでも書いておけばいいことじゃないの…


古い情報や勘違い・思いこみによる不正確な情報がそのまま残っていて、それを修正・補足するように情報提供するのが難しいのも、問題。ヘルプには、誤った内容についての明確な報告方法は記載されていないようだが、
「Google のポリシーに違反する口コミだけを報告してください。内容に不満があったり気に入らなかったりしても、そうした理由では口コミを報告しないでください。特定のユーザーが持つ感想については、販売者とユーザーのどちらの見解が正当かを確実に判断する方法がないため、両者の意見の相違について Google が関与することはありませんのでご了承ください。」
というのがある。
Googleが掲載場所だけ提供して、あとはほったらかしにしている、いわば掲示板状態で、これも納得できない。


一方で、削除対象について、
「主題からずれた口コミ: 他人の体験に基づく口コミや、口コミ対象のお店とは関係のない口コミは投稿しないでください。口コミは、政治的または社会的な主張を表明したり、個人的な不満を述べたりするための場ではありません。」
ともある。
駅の項目に、駅周辺についての投稿をするのは「口コミ対象のお店とは関係のない口コミ」ではないか。
心情の吐露の中には、「個人的な不満」に過ぎないようなものもあるが、それはいいのか。


自由と言えば自由だけど、適当と言えば適当。Googleのこういうところには、どうもついていけない。
イヤだったら見るなと言われそうだけど、Googleで単にキーワードや地図の検索をしただけで、検索結果の片隅に表示されちゃうんだから、目に入ってしまう。(だったらGoogle自体を使うなということなんでしょうね。)
あるいは、僕が知らない、もっと賢い使い方でもあるのだろうか。

前から地図表示や乗り換え検索の時に述べているけれど、Googleのサービスはとても便利で、便利なネットをさらに便利なものにした。でも、なんでもかんでもGoogleがいちばんではないし、Google頼りは危ない。

投稿する人は、自分の名前も公開される(星の数での評価だけであっても)こと、基本的に内容に関わらず投稿がそのまま掲載されること、そして、投稿がその評価対象(店など)の印象を良くも悪くもできること、評価対象が投稿について反論や弁明する場は限られていること、さらにそれを読んだ他人の行動に影響を与えることを充分に認識して、責任ある投稿をしてほしい。
いいことだけを書く必要はない。悪いことを書いてもいい。しかし、それが事実で、客観的に納得してもらえる内容と文章であるか、よく吟味してほしい。




最後に、秋田や津軽のいくつかの駅の評価と口コミから。
・土崎駅(秋田市・奥羽本線) 16件3.2
駅そばに好意的な投稿も複数あるが、コンビニ「NEWDAYSがあればいい」が2件。3月の火災についての投稿はなし。

・上飯島駅(秋田市・奥羽本線) 7件2.6
「上下線のホームが(踏切をはさんで)ずれた位置にあるので注意」という、不慣れな人には有益な投稿もある。
「ホーム上に簡易券売機あり」「トイレはないが、下りホーム側のすぐ外にファミリーマートあり」という情報もあればいいね。
星1つを付けて「いまだに無人…」という口コミをした人(秋田在住ではない人らしい)がいたけれど、無人駅だからと言って評価が下がるものなのでしょうかねぇ。JRの駅の4割は無人駅だそうですよ。

羽後牛島駅(秋田市・羽越本線) 8件3.8
場所が分かりにくい、地下通路が怖いという投稿はあるが、駅構造などの具体的な説明なし。
「線路両側から地下通路で出入りでき、窓口や券売機はホーム上にあるが、時間帯によっては休止。西側には地下道出入り口を兼ねた旧駅舎があり、トイレやタクシー待機はこちら側」とかあればいいのに。

秋田でALTをやっている外国人による「Small. Dirty. Can't use Suica.」で始まる投稿。
自動翻訳では「小さい。汚れた。 Suicaは使用できません。」と散々な評価だけど、「この列車の駅を運営している労働者は素敵で親切ですが、いいですね。」と続く。褒められているようですよ。JR東日本東北総合サービス(※)さん。
※JR東日本本体からこの駅の駅業務を委託されている、同社関連会社。旧・ジェイアールアトリス。

大張野駅(秋田市河辺・奥羽本線) 4件2.2
幹線道路から離れ、周囲に人家が少ないことから秘境駅とされる。以前は口コミコメントなしで星1つが2件だった。この駅に何を求めての低評価なのか…
しかし、ここ1か月で、いわゆる「駅巡り」をされた方なのか、写真やコメント付きで2つの投稿があり、平均評価が2.2に上昇。

・桂根駅(秋田市・羽越本線) 3件3.7
停車する列車がとても少ないことから、秘境駅とされる駅。
こちらは3人とも駅巡りの方々のようで、秋田駅を上回る高評価。

・男鹿駅(男鹿市・男鹿線) 27件3.9
男鹿駅は男鹿半島観光には中途半端な立地だし、男鹿市街地も寂れてしまった。駅舎も古い。
ところが、観光客の皆さんには、なかなか評判がいい。よく分からん。

間もなく、男鹿駅は新しい駅舎ができる。きっと評価はさらに上がるだろうけど、古い駅舎時代の投稿はこのままなんでしょうね。


弘前学院大前駅(弘前市・弘南鉄道大鰐線) 3件3.0
「誰がなんと言おうと「にしひろ(西弘前駅)」」「駅名を西弘前駅に戻してくれ」という、もう10年前だけど唐突な駅名変更への反発が2件。同感だけど、事情を知らない人は理解できないでしょう。
今春、生協と一体化した新駅舎ができたが、そのコメントはなし(生協店舗の項目にはあり)。

・中央弘前駅(弘前市・弘南鉄道大鰐線) 26件4.2
新宿駅以上、東京駅並みの高評価。雰囲気や立地のせいでしょう。
「降りるときは先頭車両からのみです。知らずに降りれず慌てました」は間違い。
ここは常時駅員がいるから、後ろの車両のドアも開く。ただし、前後どちらの車両とも、中ドアは常に締め切り。まあ、前寄りのほうが改札口には近いですが。

おそらく漢字圏の外国人による英語の投稿。「A very authentic Japanese tram station, love how it preserved as it is.」。
「とても本格的な日本のトラムの駅で、それがこのように保存されていて好き」みたいな意味?
「tram(トラム)」は路面電車を意味するのだろう。
弘南鉄道は「東急電鉄の中古車が走るローカル私鉄」であって、道路と共用する区間などはない。それを「トラム」と呼ぶのには、とても違和感がある。投稿者のtramの解釈が違うのだろうか。
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ATMトラブル

2012-11-04 22:21:37 | 機械モノ(デジカメ以外)
ATM(現金自動預払機)を使っていて、機械のトラブルに遭遇したことはありませんか?
※ここでいう「トラブル」とは、各端末で個別に発生する、詰まりなどの物理的な支障を指します。

僕は以前、同行していた人が巻き込まれた現場に居合わせたことはあった。数年前、某地方銀行の店舗外のATMで。預け入れた紙幣に激しい破損があったようで、通帳と紙幣を飲み込んだまま「取扱停止」になってしまった。
備え付けのインターホンを取ると、おじさんが出て、状況やその口座の名義を聞かれていたようだ。
僕は用があって、そこまででその場を離れたのが、その後、警備会社(?)から人が来て対処をしたりなんだりだったようで、結構時間がかかったらしい(人が来るまでATM前でじっと待つ必要はなかったようだが)。


ついに、僕も先日、ATMトラブルに遭遇してしまった。セブン銀行のATMで。
再掲
セブン銀行のATMは、カードを挿入することが操作の第1ステップ。(ゆうちょ銀行などのATMもいきなりカードを挿入しても受け付けてくれるはずだが、標準的には最初にタッチパネルで何をしたいか選ぶ)

セブン銀行ではないネット銀行のキャッシュカードを入れ、画面が変わるのを待った。
そのカードは、磁気とIC両方に対応しているもので、セブンATMではICカードとして認識する。通常なら「ちゃららーん」と音がなって、アニメーションが表示されるはず。

しかし、その時は、「読み取っています」みたいな表示が出た後、「使用休止(“中止”ではなかったはず)」になってしまった!
なんてこった!!
急いでいたわけではないし、カードを取られただけで現金は取られていないが、上記地方銀行ATMの一件が脳裏をよぎり、数十分は拘束されるんじゃないかと予感した。
セブン銀行ATMの設置台数が少ない秋田なんだから、人員が手薄でもしかしたら相当待たされるかもなんて考えもした。


インターホンを使う以外には道がない。
受話器を取ると、一般電話と同じような呼び出し音(本当に電話回線を使っているのかもしれない)がし、すぐに女性が名乗って電話に出た。
コールセンターがあるのだ(別会社に委託している)。地方銀行の件でおじさんというイメージがあったのでちょっとびっくり。

状況を聞かれたので「カードを入れたら、使用停止になり、出てこなくなった」と伝える、そして「挿入したカードはどの金融機関のものか」を聞かれた。カードの名義は聞かれなかった。
そして、一瞬間があり、「確認が取れましたので、カードをお戻し致します。カードが出てきましたらお声がけ(←っていう言葉が最近流行ってるのね)ください」。

人が来るのではなく、遠隔操作で返却してくれるらしい。

それと「大変失礼でございますが、お客さまのカードが曲がったり変形していたということはございませんでしょうか?」と聞かれたので、それは「ありません」と否定。
おそらくそういうカードが入った状態で遠隔操作すると、ATM自体が壊れる恐れがあるからではないだろうか。


10秒くらい経っただろうか、ATMの中で「がちゃ、がちゃ」と音がしだした。「出てまいりましたでしょうか?」とか聞かれたので、「音はしていて出てきそうだけど、まだです」と答えておく。
さらに数秒で、カードが帰って来た!
その旨伝えると、「ご迷惑をおかけしました。この後、ATMの復帰を行います。通常ですと1~2分(2~3分だったかも?)でお使いいただけますので、お待ちください。コールセンター○○がお受けいたしました」
とのことだったので、どうもと言って受話器を置いた。画面はまだ「使用休止」のまま。

近くをうろついて、3分ほど経ってから戻ると、言われた通り復旧しており、同じカードで難なく取引ができた。


原因は何だったんだろう。
今回使ったカードは、1か月以上使っていないカードだった。平らにして保管していたので、電話でも聞かれたような曲がりはなかったはずだし、磁気カードなら磁気が弱くなって読み取れない場合があるがICならそれもないだろう。
僕が使う直前に、別のお客が電子マネーnanacoへのチャージを行なっていた。それが終わって、使用できるようになってすぐに、僕がカードを入れたので、もしかしたらそのタイミング(挿入できる表示ではあったが、ATMの中ではもうちょっと待ってほしかったとか)だろうか?


トータルでの所要時間は5分程度。とてもスピーディーだった。コールセンターの対応も不満はなかった。
これはカードだけで現金が絡んでいないトラブルだったせいもあるだろう。ネットで検索すると、セブン銀行ATMでも、現金が関わったトラブルでは警備会社が来るまで30分近く待たされたというような話も出ている。でも、そんな場合でも、待たなくても済むような対処(確認後、後日口座に入金)を提案してくれたり、人が来るまでの残り時間が表示されるなど、気が利いた対応があるようだ。公式サイトによればインターホンでは英語でも対応してくれるそうだ。

さすが全国に1万5千台のATM網を擁し(ゆうちょに次ぐ多さ)、ATMを主力業務とするセブン銀行だけのことはある。


地方銀行のような実店舗がある金融機関においては、店舗設置ATMで店舗営業時間内であれば、トラブル時には行員が出てきて親切丁寧に対応して、粗品の一つでもくれるんじゃないだろうか。(ゆうちょの通帳が磁気エラーかなんかでATMで使えなくなった時、郵便局窓口に持って行ったら、ポケットティッシュをくれた)
だけど、店舗外や時間外であれば、それは不可能だし、本格的なコールセンターを置いたり委託するほどのATM台数がない所が多そう。

一方、ネット銀行では、店舗がない(または極めて少ない)だけに、そして他行の顧客にも使ってもらえるために、こういう面でのサービスを充実させているのだろう。
今後、セブンイレブンの秋田進出で台数が増えるだろうから、これからも安心して使えそうだ。
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PaSoRi

2011-12-08 22:58:28 | 機械モノ(デジカメ以外)
電子マネー関係の話題。
秋田でもご当地WAONが発売されたし、若干苦労はあるけれどSuicaを(乗車券ではなく)電子マネーとして使うこともできるようになっている。
使わない人は使わないだろうけど、イオン系列の店へ行く人はお年寄りでもWAONを使っているのは珍しくないし、頻繁に首都圏へ行く人はSuicaを持っているなど、徐々に浸透している。
僕も、新しもの好き&ポイント(と割引などの優待)目当て&小銭の管理がいらないので使い始めたが、とても便利で重宝している。


電子マネーを使っていてちょっと困るのが、残高確認。
レシートに記載されるがいつも手元にあるわけではないし、レジで足りなくなったらその場でチャージ(入金)することもできるけど、後ろのお客さんに迷惑だしスマートじゃないのでやりたくない。

店頭に行かなくても残高を確認できる方法はないかと思っていたら、テプラでおなじみキングジムから「電子マネービュアー・リレット」という、残高確認専用の機械(?)があるとのこと。(おサイフケータイは非対応)
しかし、本当に「残高確認しか」できない上、価格は7000円前後もする。これはちょっと。


ソニーからは「FeliCa(フェリカ)ポート・PaSoRi(パソリ)」という機器が発売されていた。
これは、早い話がパソコン用ICカードリーダー・ライター。WindowsのパソコンもしくはPlaystation3にUSBで接続する。(Macintoshは公式には非対応)
現行のほとんどの電子マネーは、ソニーが開発した「FeliCa」規格にのっとっているので、これがあればおおむね認識できる。おサイフケータイにも対応。

パソリは代替わりしていて、最新機種は2500~3000円程度で発売されている。
ネットで調べてみると、2009年までの2世代前の機種「RC-S320」が、2000円以下で売られているのを発見。
現行機種との違いは、本体の色が現行の黒に対して白であること、住基カードやIC免許証などには対応していないこと程度らしく、電子マネーを使う分には差がないようだ。というわけで購入。
なお、アイ・オー・データ機器から「ぴタッチ」という類似機器が出ていたようだが、現在は発売されていないようだ。
ソニーの製品を購入するのって、すごく久しぶりです
日本製。本体はUSBケーブルが1本出ていて中央部がやや凹んでいるだけで、スイッチや凹凸はない。縁の1か所に緑色LEDが内蔵されていて、作動時などに点滅する。
カードより若干大きいだけで、小さくて薄くて軽い。
Suicaをセットしたところ
使用時には「かざす」だけでいいのだけど、家庭で使う場合に「乗せっぱなし」となることを想定しているのか、針金を曲げたような金具が付属し、それでカードを固定できる。
ドライバソフトなどが入ったCD-ROMが付属しているが、バージョンが古くなっているので、最新版をダウンロードしてインストールした方がいいとのこと。最新版はWindows7にも対応。
他の周辺機器の接続と同じ手順なので、難しくない。(最新機種にはCDが付属せず、自動的にダウンロードするらしい)

残高を確認するなどしてパソリを活用するには、それぞれの専用ソフト(無料)を別にインストールする。これもダウンロード。
とりあえず、「『電子マネービューワー』ウィジェット」というのがあれば、各種電子マネーの残高が分かる。ソニーのウィジェットサービス「FLO:Q(フローク)」の1つという位置づけなので、ウィジェットなるもの自体の操作感に慣れが必要かも。(最初に使用できるようになるまでが若干戸惑った)

複数の電子マネーが使えるお店のレジで決済する時は、ボタンや画面で自分が使う電子マネーの種類を選択してからかざすわけだが、パソコンでパソリを使う場合も同じ。
まずは種類を選択(最後に選択した種類が、次回起動時に記憶されている)してから、カードをかざせば、画面に表示される。
ピッとか「ワオン!」とか音が出ないのは拍子抜け。
Suicaの残高・履歴を表示
右上に残高が表示される。下が利用日と利用額、残額など。
上の例は電子マネーとしての利用(「物販」)ばかりなので空欄だが、乗車券として利用した場合は、鉄道会社名や駅名も表示される。
秋田駅の「ビューアルッテ」でチャージした欄には、「JR東 秋田」とある。

Suicaのカードには、自身の直近20件分の履歴が記憶されており、パソリがそれを読み出して表示しているようだ。
(一方、JRのセンター側では50件分を保存しており、Suicaエリアの駅の券売機などで1度だけ印字できる。)

画面上部の「電子マネー切替」をクリックして、WAONに。
WAONの残高・履歴を表示。ワオンの残高は「円」ではなく「WAON」という単位だったのか!
Suicaと異なる点は、カードの個別番号が表示されることと、履歴は直近3件しか表示されないこと。利用店舗名などは表示されない(カードに記憶されないのだろう)。

別に交通系電子マネーの履歴が分かる「SFCard Viewer」というソフトもあり、それを使えば履歴をファイルに出力できる(WAONなど交通系でないカードは認識できない)。

以上の残高・履歴確認は、カード内の情報を読んでいるだけなのでネットにつながない状態で使用できる。
ネットにつなげば、ネットショッピングの決済やクレジットカードからのチャージを行うこともできる。※会員登録が必要だったり、クレジットカードの種類等に制限あり
おサイフケータイにも対応しており、電話機で直接行う際に必要となる通信料なしで、各種手続きができる。


ところで、イオンでは「WAONネットステーション」というサイトがあり、アクセスしてカード裏面の番号を入力すれば、利用履歴の確認ができる。
パソリでは分からない、過去半年間の履歴(店舗名等も)やポイント数も分かるものの、反映されるまで数日(4日くらい?)かかるので、急ぎの残高確認には不向き。
WAONネットステーションでの履歴表示
「利用店舗」欄は、イオン(旧ジャスコ、サティ)での利用は「秋田中央」「土崎港」などと店舗名のみ、マックスバリュでは「MV+店舗名」が表示される(茨島店は「店」がついて樋の口店はつかないけど)。
「イオン銀行~」表示は、イオン銀行ATMでのチャージ。「イオン秋田1」はイオン秋田中央店、「F秋田1」は秋田フォーラス。(両店ともATMは1台しかない)

このWAONネットステーションは、パソリと接続してアクセスすることにより、使い道が増える。(ブラウザはInternet Explorer限定)
上記、クレジットでのチャージのほか、たまったポイントを支払いに使えるように振り替える(ポイントダウンロード→ポイントチャージ)ことなどができる。

WAONのたまったポイントを使えるようにする仕組みは、若干複雑で分かりにくい。
店頭の機械(WAONステーション)を使ってもできるのだが、頻繁にやる操作でないので戸惑うし、後ろに人が並んだりしたらあせってしまう。
それが家庭でゆっくりできるのは便利。たまったポイントをチャージしてみた。
チャージ中…
チャージ中は皿にカラフルな餌が注がれ、ワオンの犬が舌なめずりして、ある程度たまるとペロッと食べるアニメーションが表示される。
チャージが終了すると「ワオン!」とおなじみの鳴き声が再生される。


さらに、電子マネー本来の使い方ではないけれど、パソリで意外に便利なのが「かざしてログオン」。
Windowsのログオンや休止状態の解除時には、ユーザーの選択やパスワード入力が必要。
ところが、「かざしてログオン」ソフトをインストールすれば、カードや電話をパソリにかざすだけで、これらの処理ができてしまう。
電子マネーや携帯電話をキーにして、ユーザーを識別することができるわけだ。
パスワードを入力しなくてもいい
1ユーザーに対して複数のカード・携帯電話を登録することもできるし、カード登録後でも通常通りキーボードからパスワードを入力してログオンすることも可能。
1台のパソコンを家族で共有している場合などは特に便利ではないだろうか。
別のソフトを使えば、カードに応じて特定のアプリケーションソフトを起動させたりもできるようだ。
パソリ。なかなか便利です


ところで、イオン秋田中央店(旧秋田サティ)では、11月20日頃に食品売り場のレジが更新された(他の売り場は不明)。
サティでは昔ながらの青インクで普通紙にレシートが印字されるレジが長らく使われていたが、マイカルがイオン傘下に入るとイオングループ共通仕様のレジに替わっていた。それが再び新しくされたことになる。
他店には行っていないので分からないが、ネット上で秋田県外の「イオンのレジが新しくなった」という書き込みが一部で見受けられるので、全国で計画的に更新を進めているのだろうか。

新しいレジは、バーコードを読み取る「チェッカーユニット」部分がスマートな形状なのが特徴的。おかげで、従来はここにケースを設置して入れていた「レジ袋いりません/いります」カードが目立たない場所に移設されてしまった。
Wikipediaのジャスコの項によれば、2008年以降に設置されている東芝テック社製の「LS-790T」だと思われる。酒のバーコードを読み取ると「年齢確認商品です」とかしゃべるし、同じバーコードを連続して読み取った場合は、「ピー」と警告音が鳴るような気もする(重複読取の可能性があるのを警告するためか)。客側にも液晶ディスプレイがある。
精算する「POSターミナル」も東芝テック製の新型。合計額などが表示される部分は蛍光管だが、従来より見やすくなった。
そんな中、WAONなどで決済する時使うICカードリーダーだけは、更新されていない。駅のキヨスクにあるのと同じ、JR東日本メカトロニクス製の黒いリーダーが置かれている。

そして、謎のアイテムがある。
チェッカーユニットの客向きの液晶ディスプレイの横に、「Panasonic」のロゴとFeliCaのロゴマークが入った小さな機器が設置されたのだ。
ロゴの下には、型番らしきものが記載されおり(他のパナソニック製品と同じ表示方法)、それを覚えてきて検索すると、正体は分かった。
パナソニックのサイト(http://panasonic.biz/it/ic/jt-r250_r311.html)より。この画像では型番は表示されていない
やはり、FeliCa規格などに対応したICカードリーダライタだった。
パナソニックでも作っていたとは知らなかったし、それが東芝のレジ機器にくっつけられるのがおもしろい。

今は「準備中です」みたいな紙が貼ってあるのだが、この機器は何に使うのだろう?
この位置では、決済(支払いやチャージ)には使えない。
精算前に残高を確認したい客のためのものだろうか?
あるいは、電子マネーを使った、何か新しいサービスでも始めるのだろうか?
【9日追記】いただいたコメントで解決。
イオンかざすサービス」という、携帯電話を使ったクーポンなどのサービス用の装置だった。
すでに一部地域では開始されているので、それが秋田でも始まるのだろう。開始されるとPanasonicのロゴを隠すように、リーダーにPOPがかぶせられるようだ。
【2012年1月7日追記】2011年12月21日から、秋田県を含む東北地方のイオンリテール各店で、イオンかざすサービスが開始された。(マックスバリュやイオンスーパーセンターでは実施しない)店内では、それほど積極的に宣伝はしていない印象。
現在は、北海道と九州・沖縄以外の各都府県の店舗でかざすサービスが行われている模様。
※その後、「かざすサービス」は2014年7月いっぱいで終了することになった。わずか2年半。

【2012年1月7日もう1つ追記】「ザ・ガーデン自由が丘西武 秋田店」の一部レジに設置されている、nanacoのリーダーライターも、外観からするとPanasonic製の同型のようだ。(Panasonicロゴや型番部分は隠れて見えないようになっている)
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なかのひとの結果

2009-11-19 17:25:51 | 機械モノ(デジカメ以外)
企業や団体など、一般プロバイダ以外からのアクセスを解析できる「なかのひと」を4か月前に当ブログに設置した
その結果、なかのひとで分かるアクセスは、多くても1日10件くらい。当ブログの全アクセス数と比べるとかなり少ないから、ほとんどの方は自宅など一般プロバイダ経由で見てくれているようだ。
アクセス状況。地図上の印がアクセスのあった組織の所在地
支店など出先機関がある組織の場合、組織名までしか分からないので、結果的に本社のある東京からのアクセスが多く見えている。
結果表示は、上の画像のような地図上のマッピングのほか、具体的な組織名と最終アクセス日時、そこからの累計アクセス回数が分かる。
※以下については、記事末尾の追記をご覧ください。
全体では「秋田ドメイン」という組織からのアクセスが圧倒的に多い。他にも「県名もしくは政令指定都市名+ドメイン」という組織からアクセスがある。よく分からないが、自前でサーバーを持っていないような、比較的小規模な組織からのアクセスだと思う。それだけ、秋田県内の方にご覧いただいているということだ。

具体的に組織名が分かる所からのアクセスを見ているとおもしろい。
超有名企業から初めて聞く組織までいろいろあり、中には定期的に同じ組織からのアクセスが何件かある。おそらく同じ方が日頃から見ていただいているのだろう。
全国各地の大学からのアクセスは深夜など時間を問わずに多い。学生が情報処理センターや研究室からアクセスすることもあるのだろう。

※以下、解析結果画像を一部加工しています。
企業、大学の次くらいに多いのが、国の省庁。
いくつかの省やその下部組織(○○庁など)からのアクセスがあった。
以前も書いたが、執務時間中にネットを私的に利用することは(程度やアクセス先など限度はあるが)、お茶を飲んだり喫煙したりと同様で、悪いこととは僕は思わない。ただ、就業規則で規制されていればその人に不利益になりかねないし、官公庁なら厳しく見られても仕方ない。
もしかしたら、勤務形態が特殊な研究職の方や来庁者に開放しているパソコンからのアクセスかもしれないが、けっこうな回数。当ブログごときにアクセスして処分されたら申し訳ない。

それに引き替え、感心したのは、地方公共団体からのアクセスがほぼ皆無なこと。※この件については、記事末尾の追記をご覧ください。
都道府県では四国の某県のみ、市町村は主に西日本各地の市町から散発的にあっただけ(なぜか西日本に偏っている)。秋田県庁はじめ県内市町村からは基本的に(例外は後述)アクセスがない。
なお、「○○県教育ネットワーク」といった組織(県により名称が異なる)からのアクセスもあるが、これは公立学校からの(教職員・児童生徒含めて)アクセスだと思われる。
秋田県内の某町から3度アクセスがあった
この町は市町村合併によって現在は消滅している。誰がどこからアクセスしてるんだ??
そういえば、秋田県庁では庁舎内の「県民ホール」に公衆無線LANを設置し、来庁者に無料開放している。そこからアクセスしたら解析結果にはどう表示されるんだろう? いつか試してみよう。

民間企業からのアクセスは多岐にわたるが、ネット関連業界からのアクセスが多い。あとは報道機関。単なるヒマつぶしか取材活動の一環の情報収集か分からないが…
報道機関で最多なのは、某公共放送局
全国各地に拠点があることもあるんだろう。中には深夜のアクセスもあった。我々の払った受信料を使ってヘンな時間にこんなブログを見なくてもいいですよ。

ビックリするような所からも。
某国空軍!! ニホンゴ、分カリマスカ?
おそらく青森にも基地があるから、そこからのアクセスかもしれない。

仏教の某宗派から!!!
御利益があるかな? それともバチが当たる?
どっちにしても多くの方にご覧いただき、ありがたいことです。今後も精進いたします。

【2012年2月16日追記】「県名もしくは政令指定都市名+ドメイン」について誤解していました。
どうも、その県、または県内にある市町村もしくは政令指定都市の役所(のサーバー)からのアクセスということらしい。
「なかのひと」では、その自治体によって、名称がズバリ表示される場合と、「◯◯ドメイン」と表示される場合とがあるようだ。
無料サービスとはいえ、そのへんの説明がほしかった。
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ATOK

2009-06-21 19:55:09 | 機械モノ(デジカメ以外)
日本語でコンピュータを使う時に不可欠なのが「かな漢字変換システム」。
徳島のジャストシステムがワープロソフト一太郎に付属、あるいは単独で販売する「ATOK」には定評があるが、僕は今まで否定的だった。

なぜなら、まず大学や職場がATOKを「使わなくても済む」パソコン環境だった(主にマイクロソフトのMS-IMEを使っていた)ことと、ワード派の僕が自分で買ったパソコンには追加購入してまでATOKを入れる必要性を感じなかったから。
そして、たまにATOKを使うことがあると、操作性の違い(特に左右矢印キーとシフトキーを使う、変換範囲の伸縮と変換文節の移動がMS-IMEと逆な点と変換中にEscキーを押すとクリアされてしまう点)と文章表現のミスなどを指摘するおせっかいな機能がどうも好きになれなかった。何よりもMS-IMEで特に不満を感じなかった。

ところが、前に記事にしたように、MS-IMEを長く使っていると、おかしな変換が目に付くようになって、嫌気がさしてきた。(僕の文章や変換方法がひねくれているから?)
パソコンが壊れてMacに買い換え、Mac OS付属のIME「ことえり」にしたが、これはおかしな変換というより、言葉を知らないし覚えない。MS-IMEは「余計な気を回して変な変換」で、ことえりは「最初から知らないし、教えても覚えない」という感じ。これは不便。

そう思っていた先日、「ATOK 2009 for Mac」が7月17日に発売されるという情報を見つけた。「ATOKは1万円くらいして高そう」と思い込んでいたが、それは広辞苑・英語辞典などがセットされた商品。通常版は7000円ほどで、月300円または年3360円で常に最新版が使える「定額制サービス」も近々Macに対応するそう。とりあえず1つ前のバージョンの30日間お試し版をインストールして使ってみた。

感想は、「やっぱり使いやすい」。
キー操作の慣れは必要(MS-IME互換モードに変えることもできるが、他人のパソコンを使った時に困るので、僕は変更しない主義)だし、たまに戸惑ったり、誤変換もなくはない。
でも教えれば覚えるし、とてもスムーズに文章入力ができて快適。間違いの指摘もそれほどうるさく感じないし、「うごこうつう」も最初は「雨後/交通」だったが、次からは「羽後/交通」と変換してくれ、間違っても「動こう/通」なんて変換しない。「としろう」だけだと「俊郎」と変換されるのに、「やなぎばとしろう」だと「柳葉/敏郎」と正確に変換される辺りもなんかスゴイ(みふねとしろう、まゆずみとしろうはダメだったけど)。一瞬にしてATOK派になってしまった!

試用版は説明書がなく、ほとんどカスタマイズせずに使っていることもあるかもしれないが、よく分からない点も多少ある。
「省入力変換」という、先頭数文字を入力して「Tab」キーを押すと過去に確定した候補が出てくるのは、長い文字数の固有名詞入力などに結構便利。昔のシャープかどこかのワープロにも似た機能があった。
「あきた」の省入力候補。当ブログでおなじみの言葉をしっかり覚えてる
困ったのは「秋田市」と入れようとして、うっかり「あきたしゅ」と入力し「秋田種」で確定した場合も省入力の候補に入ってしまうこと。でも「Ctrl」+「Delete」で候補から消せることが分かって解決。

省入力となんとなく似ているが、いまいち必要性が分からないのが、「連想変換」。変換中に「Ctrl」+「A」でその時点で変換中の漢字に関連した語句が候補表示されるらしい。例えば「夏至」の連想変換では「立夏、小暑、大暑」とか“連想”される言葉が出てきて、「日本語使いさばき辞典」による解説が表示される。【追記】省入力変換はユーザーの変換履歴が元で、連想変換はあらかじめセットされた辞書という、根本から違うが、なんとなく紛らわしい。携帯の「予測変換」とも名称としては似ている。
「土用三郎」など知らない言葉もあって、ためにはなる。

「秋田」の連想変換
「秋田」からは稲作関連の連想変換候補が40以上も表示される。これは地名でなく、「秋の田んぼ」という農事・耕作面からの連想だが、日本人や日本語の、稲作文化との強い結びつきを感じるけど、使う人はいるだろうか?


「大丈夫」では英文が70以上も連想変換された。
でも、連想変換があってよかったって思う人ってどれくらいいるだろう。OFFにすることもできるが、おもしろいのでたまに眺めているけど。

欲をいえば、連想変換なんていらないから、頭のいい快適な日本語変換だけに特化した(そしてもっと安い)IMEがほしいところだけど、皆さんが「ATOKはいい」という通りなのは分かった。最新版2009の発売を待って買おう。

いちばんシンプルな製品では、新規購入で7140円、定額の年間契約が3360円。単純に3年以上使うなら、通常製品購入が得だが、年に1回はバージョンアップするATOK、バージョンアップ版は5000円程度する。
定額制では、バージョンアップも無償でできるから、こちらの方が長い目で見て得だと思う。途中でやめることもできるし。(なお、定額制は2週間に1回、ネットにつなぐ必要あり)

試用版の有効期限はあと10日ほど。ATOK 2009 for Macの発売は7月17日、でも定額制は9月8日の予定。
……じゃあ、それまでの間、僕は何を使って変換すればいいの? ことえりには戻りたくない!
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Akitaいろいろ

2009-03-24 19:42:00 | 機械モノ(デジカメ以外)
Mac OS Xには、Dashboard(ダッシュボード)という小規模アプリケーションを実行する機能がある。携帯電話の「ウィジェット」または「ガジェット」と同じ機能だそうだ。
ドックを拡大
画面下にアイコンが並ぶ「ドック」をクリックし、ダッシュボードを実行すると画面が暗くなり、その上に登録した機能が表示される。辞書や単位換算など10種類ほどがプリセットされ、ユーザーの好みのものを表示できるが、初期状態では4種類が表示されていた。左は電卓、下はカレンダー、右はアナログ時計。
デスクトップ全体
今回取り上げるのは上。「AccuWeather」というアメリカの気象会社提供の天気予報のようで、地点を指定してから使う。「City, State or ZIP Code」とあり、ZIPコードとは郵便番号らしいが、日本の郵便番号はだめなようだ、「akita」と都市名を入力(日本語不可)。

すると4つも候補が出てきた。上「アキタ-シ」と3番目「アキタ」でどちらも秋田市のことらしい。「弘前」とかそれなりの規模の都市はこういう形で2種類の候補がでるようだ。「Done」をクリックすると表示された。
「アキタ-シ」と「アキタ」
現在の天気・気温と週間予報が出るらしい。週間予報の気温は標準では予想最高気温しか出ないが、地点設定画面の「Include lows in 6-day forecast」にチェックすると最低気温も表示される。気温は初期状態では華氏なのはアメリカらしい。
この時は雪。紙吹雪のような雪が舞っていてきれい。週間予報の水曜は雪、金曜は雨だろうか。
アキタ-シとアキタでは天気マークは同じだが、温度が微妙に違う。ちなみに、日本の気象会社発表のものと比べたら、マークの傾向は似ていたが、気温は差が大きかった。信用していいものか…
今日の秋田は一時激しく雪が降った。その時のもの。
ウインドウに積もっている。最低気温も表示させた
実際の積雪量でなく、降り方で変わるのだろうか。雪と雨両方のマークはみぞれ?

これを見ていると、アメリカと日本の天気予報の文化の違いが見えてきた。
まず、最低気温が重用視されていない。最高と最低がセットという日本の常識では考えられない。
あとは天気のマーク。日本では雨は傘、雪は雪だるまだが、こちらは降ってくるものの絵。考えてみれば空から傘や雪だるまが降ってくるわけじゃないから、この方が理にかなっている。みぞれも表現できるようだし。
「時々」や「のち」は表現されないのだろうか。この辺りは大雑把。

今度は「Akita」の検索結果の2番目。北海道にアキタがあることになっている。調べたら最北端、稚内の宗谷岬から南へ80キロほどの内陸、音威子府(おといねっぷ)の近くに「枝幸郡中頓別町字秋田」という場所はあった。そこなのだろうか。
北海道のAkita(2つ上の2枚の画像と同時刻)
表示させると秋田市と天気の傾向が違う。でも表示されている気温が道北にしては高く、実際のアメダスデータともずれている。一体どこなんだ?

ここで秋田の本荘と男鹿を想定し「honjo」「oga」で検索。ちなみに旧「角館」町はあるのに、平成の大合併で誕生した「仙北」市をはじめ「由利本荘」「大仙」ではヒットせず(鳥取の大山は出た)。認知度が低い…
埼玉県の本庄は有名だが、他にも5か所「ホンジョウ」があるらしい。

「男鹿半島」もヒットしたが、佐賀、三重、イタリア、ナイジェリア、ニジェール、フィリピン、トーゴにも「オガ」があるらしい。(岐阜のOgaki-Shiは大垣市)

もうちょっと遊んでみる。北極圏にあるロシアの「ベルホヤンスク」は世界でいちばん寒い町だとか。Wikipediaで英語の綴りを調べて入力。
ひぇ~ マイナス30度。最低気温はマイナス40度!!

最後に「Akita」の検索結果のいちばん下の「Akitan」。ナイジェリアのオグン州にある町だ。読みは分からないが、「アキタン」だろうか? 秋田県のマスコットの名前にいいかも? 赤道の少し北の海の近くで、州都の「アベオクタ」よりも隣の州にある首都「ラゴス」に近い町らしい。情報を表示させる。
暑そう!
晴れの場合、夜間は太陽でなくリアルな月が出る。満ち欠けで影もできる。
半月。背景が紫色なのは時間帯のせい?
予報は雷らしきマークか晴れのどちらかのみ。気温は25度から30度前半。日本で言う「連日の熱帯夜と真夏日」だ。熱帯雨林気候で今が乾期の終わりでいちばん暑い時期らしい。雷はスコールだろうか。

ナイジェリアは治安があまりよくないようだが、秋田にンを足したAkitanには親近感を抱いてしまう。どんな街なんだろう。向こうの人も「JapanにAkitaっていう街があって、気温はマイナスで雪が降ってる。氷の家に住んで犬ぞりが走ってるんだろうか」なんて想像していてくれるような、平和な街だといいのだけれど。

Macを使った世界旅行ごっこでした。
【9月18日追記】久しぶりに地点を検索してみたら、Akitanやベルホヤンスクが検索されず、秋田も1種類しか候補に出ない。情報提供がYahoo!(アメリカの?)に変わったようで、そのせいではないだろうか。
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パソコン購入

2009-03-11 20:29:54 | 機械モノ(デジカメ以外)
パソコンが壊れかけた頃、新しいパソコンを何にしようか考えた。壊れたのはアナログテレビチューナー付きのWindowsXPのデスクトップ。でも今度はチューナーはいらないと思った。地デジは録画に関する制限(ダビングや編集の制限・パソコンへの負荷)が多く、テレビ自体への興味もなくなってきたから。ノートかデスクトップかはこだわらないが、デスクトップの融通の良さ(キーボードやモニタの選択が利く)はいいと思っていた。性能としては一眼レフの画像処理とネットがストレスなくできればいい。というのが希望だった。

ミニノートとかネットブックと呼ばれる低価格の小型ノートパソコンが出てきたので、それも考えたが、性能面と画面の小ささから画像処理には難がありそうで、メインで使うパソコンではないと思い候補から外れた。各社のウィンドウズのパソコンを調べるが、いまいちピンとくる機種がない。安いものは図体がでかく、カッコイイのは高すぎる気がした。今までWindowsに振り回されてきた感じもして、飽きてきた。

そこで候補に入ったのがアップル社のMacintosh。実は僕が13年前最初に使ったパソコンはMac。その後Windowsに転向したわけだが、随分変わったようだなと思いながら、常にMacへの憧れは持ち続けていたので、抵抗感はない。どうしてもWindowsを使う必要があれば、家族のを借りられる。
今のMacは液晶一体型デスクトップのiMacとノートのMacBookが一般向けの主力。プロ向けデスクトップのMac Proもあるが高くて巨大。昔からあまり変わらないラインナップだが、僕の知らぬ間にMac Miniという小型デスクトップが登場していた。ディスプレイもキーボードやマウスさえも付属しない、今時珍しいパソコンだが、Windowsユーザーの乗り換えを狙った商品のようで、「手持ちの機器をつないで使ってね」ということらしい。家電量販店に見に行ったら、白い弁当箱というか重箱みたいでなかなかスタイリッシュかつコンパクト。価格は10万円しない。
昔のMacは周辺機器やネットの対応において、Windowsとの間に大きな壁があった。操作方法よりもこの壁が大きかったと思う。でも今はUSBなど共通規格で、アップルとマイクロソフトの歩み寄りもあり、それほどでもないと感じているので、再びMacユーザーになることにした。

情報収集すると、Mac Miniは2007年8月以降新製品が出ておらず、「間もなく新型が出る」「いや、もう製造中止だ」と噂が飛び交っていた。今年1月のイベントで発表されるのではと雑誌に記事が載ったこともあったが、実際はノートだけ。パソコンが本格的に壊れたこともあり、心配しながら様子を見ていると、「3月下旬のイベントで発表か」という情報に混じって、「3月3日に発売」というのが出てきた。またかと、期待せずに3月3日夜にアップルのオンラインショップを見ると「back soon」で開けない。これは!
かくして数時間後、新しいMac Miniの販売が突然に始まった。事前のリリースなしに、世界一斉に売り出すやり方をするようだ。詳しくは判断できないが、性能的にも充分だと思うので、さっそく注文する。

Mac Miniのラインナップは2種類。ハードディスクとメモリの容量が違う69800円(120GB/1GB)と89800円(320GB/2GB)だが、カスタマイズで増やすこともできる。僕は安い方にメモリだけを最大の4GBへ増量(プラス15120円)。多すぎるかと思ったが、今までのパソコンはメモリ不足で苦労したので豪勢に。逆にハードディスクは最小の120GBでも多すぎるほど。容量が多いと、データバックアップを怠ってしまいそうで怖い。しめて税込み84920円。

リンゴマーク付きの24インチのディスプレイが98800円。キーボードとマウスのセットが約1万円で買えたけど、これは高いので遠慮。壊れたパソコンに最初から付属のキーボードと後で買ったマウスが使いやすいので使い回すとして、ディスプレイも壊れたパソコンのものが使えるはずだが明るさや反応速度の面で時代遅れ。一部シミみたいなのが出ている。そこでこれも買うことにした。周辺機器メーカーI-Oデータの21.6インチワイド地デジチューナー内蔵というのを同社オンラインショップのアウトレットで49980円訂正:39980円 で購入(詳細は別記事で)。

合わせると134900円訂正:124900円。実はiMacの20インチのメモリを4GBにすれば138880円だから、そんなに安い訳じゃない。でも自分の好みにカスタマイズできて満足。

ディスプレイは金沢の会社だから、すぐに到着。Mac Miniはどうも中国で製造されたらしく、カスタマイズしたこともあり、6日ほどで到着した。

液晶ディスプレイの箱が薄いのはいいとして、Macの箱が小さくて軽くて簡素な無地の箱なので、中身は別のモノじゃないかと思ってしまう。
開封するとそれらしき箱、でも本当に小さい。
両側にあるのは厚紙の衝撃吸収材(たまに卵パックで使われる材質)。これ以外の緩衝材はなかった。
本体と説明書
「このMac Miniはあなたに出遭うために作られたのです。」とはニクイ。
先に底面。全面が滑り止めのゴムでリンゴマーク入り。

本体とACアダプタ
アダプターが大きくて本体が小さいので並べるとバランスがおかしいけど、ものすごく本体が小さい(一辺約16.5cm、高さ5cm)。電気製品は自宅で見ると店より大きく感じるのが普通だが、これは逆。重箱にしては小さくまさに大きめの弁当箱サイズ。アダプタは透明感はないが白くてリンゴマーク入り。
右の青いのはマウス。
本体は周囲がつや消しアルミ、上面が半透明風の光沢のあるプラスチック。正面の切れ込みはDVDドライブの挿入口。

ディスプレイ、キーボード、マウスを接続して電源をいれると、「じゃーん」という昔と変わらない起動音。ディスプレイのスピーカーからではなく、本体から鳴る仕様のようだ。昔は最初に笑顔のMacや起動時に読み込んでいるシステムファイルのアイコンが整列していたものだが、今はなくなったようで、大きなグレーのリンゴが出ただけで、30秒もしないうちに起動完了する。
最初はキーボードの識別やユーザー登録を指示通りに進めるが、アップルのオンラインストアのIDをそのまま引き継げるので楽。Vistaは分からないが、昔のWindowsより時間がかからずスムーズ。しばらくお待ちくださいとか再起動は求められなかった。
おお! 広くてきれい。
ディスプレイの性能もあるだろうが、文字も見やすいし、画像もMac独特の明るい色合い。純正ディスプレイでなくても充分だ。

使ってみる。これはMac OS X(テン)のバージョン10.5。OS Xでは、コードネームにPumaとかTigerとかネコ科動物のコードネームが付けられ、今はそのまま愛称となっている。10.5は「Leopard」(ヒョウ)。ちなみに今年アップデート予定の次期10.6は「Snow Leopard」。大森山動物園にもいる「ユキヒョウ」だ。
ソフトの起動や最小化したウインドウの復元は、デスクトップ下にアイコンが並んだ「Dock(ドック)」という場所から行うらしい。ゴミ箱もデスクトップでなくドックにあった。昔のパソコンで一時流行った「ランチャー」とWindowsのタスクバーを合わせたようなもの、と理解した。

初めての大画面&ワイド画面は持て余し気味。今まではウインドウを「最大化」して使うクセがついていたが、この画面では最大化すると左右の余白ができて無意味。適当な大きさのウインドウを複数並べて使うべきなのだが、慣れないので画面の半分しか使えていない。でも今後、写真の比較などで威力を発揮するだろう。

マウスはマイクロソフトの4ボタン・ホイール付きを接続。そのままでも右クリックやスクロールはできるが、メーカーからMac用ドライバをダウンロードして2つのボタンに、戻る・進むの機能を割り当てた。こうすれば、ネットサーフィン時にとても便利。本当は進むの代わりに「Enter」を割り当てたかったのだが、Mac用ドライバではできないようだ。

キーボードはつなぐだけで使えた。ただし、MacとWindowsでは一部配列が違うので、頭に入れておかなければいけない。キーボードショートカットで使うリンゴマークがついた「command」キーの代わりは旗のマークの「Windows」キー。日本語入力と英数入力を切り替えるのは、WindowsではTabの上の「全角/半角」だが、このキーボードではTabの下の「Caps Lock」。
なぜか、前のパソコン用のボリューム調整ボタンは使えてしまった。それとたまにキーボードの入力を全く受け付けなくなってしまう。再起動かキーボードを外して再度つながないと解決しない。

パスワードをまとめて管理するツールがあるようなのだが、それが分かりづらくて苦労した。

ウインドウを全部閉じればソフトも終了するWindowsと違い、昔のMacは「アプリケーションを終了」しないとソフトが起動したままだったが、今はWindows同様ウインドウを閉じれば終了するようで【3月30日追記・やっぱり「終了」しないといけないみたい】、昔ほど「Mac独特の作法」に縛られていない印象を受けた(中のシステムとかでなく操作に限れば)。だから、基本的な操作に関してはWindowsから移行した元Macユーザーとしては当然だけど、そんなに戸惑うことはなかった。

いくつか使ってみたOS付属のソフトに関して。
「Mail」というメールソフト。僕はOutlook Express以外のメーラーを使うのは初めてで、かつプロバイダの設定説明がOS X向けでなく、最初の設定と機能の理解は苦労した。普段の送受信は普通。
「Safari」はタブ式webブラウザ。僕は初めてネットを使った大学の指定ブラウザだったネットスケープを長らく愛用し、最近はその流れを汲むFirefoxを使っていた。Safariも使った感じは似ているが、細かい操作(例えばタブを閉じるボタンの位置とか閉じてしまったタブを復活できないとか)がなじめず、使い慣れたFirefoxをダウンロードして使うことにした。おかげで、ネットサーフィンはWindows時代と違和感なく、高速になって非常に快適。ちなみにFirefoxとはレッサーパンダのことらしい。
「iLife」という動画や音楽などを扱う統合ソフトが現在のMacには付属し、その1つ「iPhoto」で写真の加工をしてみた。トリミング、傾き補正などが簡単に分かりやすくできた。使い込めば新たにソフトを買わなくても済みそう。

無線LANが内蔵されていて便利。暖かい居間でネットができる。高速な次世代のFireWire 800やBluetooth、DVD±RWも搭載するので、これから役立つだろう。
本体のデザインや小ささもさることながら、静粛性がすばらしい。ファンレスだから排気音はせず、ハードディスクの音もうるさくない。また電源を入れて何もしない状態で13W、最大110Wと驚異的な低消費電力のためか、連続使用しても発熱は感じない。真夏にどうなるかは分からないが、聞いただけで体感温度が上昇しそうな前のパソコンの排気音がない快適な夏になりそう。

小さくて高性能なMac Miniを買ってよかった。
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まもるくん

2009-03-07 19:36:14 | 機械モノ(デジカメ以外)
※パソコンなどデジカメ以外を扱う「機械モノ」のカテゴリーを新設しました。

旅行中のネット端末として、さらに故障したパソコンの替わりとして活躍する、シャープ製のウィルコム用PHS端末「Advanced/W-ZERO3[es]」。いちおう携帯電話でもあるから、ズボンの前ポケットに入れて、デジカメも持って外出。

すると恥ずかしながら、つまずいて転んでしまった!
わりと派手な転倒で、両膝、両手のひらをすりむいて、痛かった・・・

まず心配したのは、買ってまだ半年のカメラと望遠ズームレンズ。カメラ屋さんがオマケでくれたカメラバックに入れていたのだが、それなりの衝撃で地面に落としてしまった。
痛いのも忘れて、心配しながら電源を入れてみると、正常。後でレンズを換えて何枚も撮ったが、特におかしい点はないので、大丈夫だったようだ。バッグ内にすき間が少なく、バッグのクッションとカメラが密着していたおかげだと思う。一眼レフを裸で首から下げている人を見るけど、これからも面倒でも絶対にやらないようにしよう。

カメラが無事で安心して、何気なくポケットから電話を取り出すと、

そのカバーが壊れていた!
この電話機は折りたたみ型でないので、裸で持ち運んでは傷がつくと思い、本体にかぶせるようにして取り付ける保護カバーを付けていて、そのいちばん細い部分が折れていた。
取り付けていたのは「まもるくん」という商品名のウェルカンパニーという福岡の専門メーカーが作る商品。ウィルコム以外のキャリアの折りたたみ式も含む携帯電話やニンテンドーDS向けにも同様のカバーを製造・販売している。

以前から何度か落としても、今回の転倒でも、電話機本体の外見・機能は無傷だから、名前どおり「まもって」くれたことになる。
これからもまもってほしいから、同社の楽天内の通販で注文。数種類の色やダルメシアン柄、職人による絵や漆加工、自分でデコレーションするための透明などいろいろある。今まではつや消しの濃い青のを付けていたが、今度はつや有りの白にしてみた。送料を入れて4000円ほど。
電話機本体の色はちょっと安っぽいシルバー

左から本体、まもるくん上部、下部
ランプ、レンズ、スロットなどに干渉しないよう設計されている。この機種の場合、取り付けたままでは充電器を使用できないが、ケーブルを接続して充電するのが標準なので問題ない。
この端末はタッチパネルの画面なので、まもるくんにも開閉できる透明カバーが付いている。今までの経験上、これが傷つきやすかったが、透明カバーだけを単独で販売していて、交換できる。
「WILLCOM」のロゴが入っているし、ウィルコムのオンラインショップでも扱っているので、「公式カバー」という位置付けみたいだ。
ボタン周りのシルバーと合わない気もする。
つるつるだと滑って持ちにくいかと思ったが、それほどでもない。

でもキーボードを出すとそれなりにいいかな。
色が変わって、機種変更した気分。これからも「まもって」ください。

僕はヘビ年のうお座生まれでどっちも足がなくて歩かない生き物だからか、時々転ぶ。そして転んだ日は誕生日の前日。ついてないなと思って、その日の夜、ネットを見ていると、とてもうれしい情報が!
噂があり狙っていた、パソコンの新機種が発売された!! とてもいい誕生日プレゼントだと、さっそく注文。一部カスタマイズしたので、来週中頃に届く予定。届いたら記事にします。
コメント (4)
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故障時の体制

2009-02-12 18:19:36 | 機械モノ(デジカメ以外)
パソコン故障中のため縮小運用中です。
壊れたパソコンの代わりを務めている3つのアイテムをご紹介したい。

1.古いノートパソコン
1999年の夏に買ったシャープのA4ノートパソコン「メビウス」。
Windows98やoffice97(当時は2000が出る直前)が入っていた。CPUはセレロン700MHz、ハードディスクは6GB、LANコネクタもなく、今となっては時代を感じる性能だが当時としては普通。ノートパソコンのボディは黒色が主流の時代に、シルバーでどことなく洗練されたデザインで、さらに液晶が見やすいメビウスはかっこよかった。
その後、メモリを増設したり、OSをWindoes Meにアップグレードして使っていたが、3年後にXPのデスクトップを購入してからは隠居。以後、たまに電源を入れて動くことは確認していたが、今回、XPの故障に伴い、再登板となった。
液晶のヒンジ(ちょうつがい)部分が割れてきたり、たまに液晶のバックライトがちらついたりするし、性能的にフラッシュアニメ多用の今のホームページを見たり、一眼レフデジカメの大きな画像を扱うのはきつい。Meのセキュリティ面も心配。
この10年ほどの間の過剰とも言えるパソコン業界の進歩を見せつけられた思いだが、ちょっとしたホームページ閲覧・メール・ワープロくらいの用途には充分。起動・終了がXPより速いのもうれしい。

10年前のパソコンにしては、今でも古臭さを感じないデザインだと思う。液晶は今の感覚でも見やすいと思う。さすがシャープ。

2.スマートフォン
iPhoneなどスマートフォンの先駆け、シャープ製のウィルコム用PHS端末「Advanced/W-ZERO3[es]」。
僕はほとんど携帯電話は使わず、「旅先でパソコン感覚でネットにつなげるものがあればいいけどノートパソコンまでは要らない」と思っていたのでそれにピッタリの製品だと思い、興味半分で購入。
下にあるのはノートPC
「Windows Mobile」というマイクロソフト製OSを通して操作するので、パソコン感覚で扱える。デジカメやハードディスクなどのパソコン用周辺機器までUSB接続できてしまうのはすごい。それにタッチパネルやスライド式のキーボードがあるので、未だになじめないケータイのテンキー操作をしないで済むのがいちばんうれしい。
MS社製品らしく(?)フリーズすることもあるし、通話操作がややしにくく、どっちつかずの製品と考える方もいるようだが、僕としては、ほとんど使わない携帯に、使うかもしれないパソコン的機能を一緒にして持ち運べると考えているので、便利。
また、ネット接続は、ウィルコムのPHS回線の他に無線LANも搭載していて、切り替えて使える。つまり、オフィスや公共施設(秋田では駅東口アルヴェの市民交流プラザや県庁の県民ホールなど)では(基本的に)無料で高速なネット接続ができるのも助かる。

3.無線LANアクセスポイント
アイ・オー・データ製の手のひらサイズ無線LAN親機(電波発信機)。W-ZERO3は無線LANには対応しているが、有線LANのコネクタがない。だから無線化されていない我が家のネット回線に接続するためには、USB接続のLANコネクタを買うか、無線LANを導入しなければいけなかった。
W-ZERO3のUSBは若干の制約があり、すべての周辺機器が使えるとは限らなかったので、無線化の方向で検討していると、この小型のアクセスポイントを見つけたので7000円位で購入。W-ZERO3には公式には対応していないようだが、問題なくつながった。

今回の故障時のように、自宅でパソコン代わりにW-ZERO3を使う時にも便利だが、それ以上に旅先で重宝している。現在のホテルの客室で無線LANが使えるのはごくわずか、一方でチェーン店はじめ大部分のホテルでは有線LANは使えるようになってきた。そこで、ホテルのケーブルにこれを接続すれば、客室が無線LAN化、W-ZERO3でネットができてしまうというわけ。まさに「手のひらサイズ」なので、かさばらずに持ち運びができる。

というわけで、この3つの機器を使って、しばらくブログを更新します。
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故障中・旅行中

2009-02-10 23:01:10 | 機械モノ(デジカメ以外)
画像編集・ブログ作成を行っていたパソコンが故障しました。
また、かねてから計画していた北海道旅行にも行くため、しばらくブログ記事の更新頻度が落ちますのでお知らせします。
早くとも来週いっぱいまでは、この状態が続きますが、文字中心の記事は、旅行中も含めて更新できる環境にありますので、時々は何らかの更新はするつもりです。コメントのお返事もできると思います。

6年半もったパソコン、だいぶ前から不調は出始めていたけど、もうちょっとがんばってほしかった・・・
引っ張り出してきた古いパソコンでは、一眼レフの大きな画像を処理するにはとても追いつかないのです。
コメント (3)
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最後のNational

2009-01-03 16:46:57 | 機械モノ(デジカメ以外)
テーブルタップを買った。
最近は低価格のものも出ているが、僕は延長コード類はナショナルにこだわりを持っている。高いといっても1000円しないし、せめて配線器具くらいは“高級品”をという思いがあるのと、実際、同社製品は作りがしっかりしている気がする。

ところで昨年10月に松下電器グループはパナソニックに商号を変更、ナショナルのブランドも消えた。
テーブルタップはどうなっているのかと思いながら、コジマに行ってみる。
値札は「National」のまま。商品の見かけ上は1種類だが、パッケージや本体の表示は「松下電工・National」と「パナソニック電工・Panasonic」のものが混在していた。当然価格は同じ。在庫はそのまま販売し、同じ設計でブランド名だけを変えたものに順次切り替わっていくようだ。

我が家のナショナル最後の製品になるだろうと思い、記念に迷わず「National」のものを購入。「ザ・タップX」という製品。

差込口に水や埃を防ぐシャッターが付いていたり、難燃性素材使用で、事故や発火が起きにくい構造らしい。ケーブルは法律で定められた10倍の折り曲げ回数に耐えるそうだ。
最近は他社製品でもそうだし、同社では昔からだったが、プラグが180度動くため、壁際のコンセントでも使えたり、そのプラグの根元の金属部分が樹脂でコーティングされているので、埃がたまっても発火(トラッキング)しにくいのも安心。
さすがナショナル、いやパナソニック。多少高くても値段分の価値があると個人的には思っている。

公式サイトを見ると、シャッターなどが付いていなくて「ザ・タップX」でない普通のタップ(コジマにはなかった)など、ラインナップが豊富。その中で、「この商品は同じ品番でNationalブランドからPanasonicブランドに随時切り替えをさせていただきます。」とある製品と単に「ナショナルのブランドです」とあるものがある。前者は売れ筋商品に、後者は色違いとかあまり売れなさそうな商品に記載されている感じだが、どうなのだろう? Nationalブランドは完全に消えると聞いているから、後者は旧ブランドでの在庫が多数ある製品なのだろうか。在庫がなくなれば、切り替わるのか、製造中止になるのか。

開封してナショナルの旧製品と比較。

奥は僕が大学入学時に買ったものなので15年程度たっている。日に焼けて色は変わっているが、特に異常なし。新しいのはかなり細くてコンパクトになった。ただし、間違ってプラグの片方だけ差し込んで感電や発火(片刃挿入)しないように、絶妙な幅になっているようだ。

いくら安全性に配慮した製品といっても、これを使うと絶対に火災にならないというわけではないので、過信は禁物。
長い間差しっぱなしのプラグは、時々外して、プラグにゴミがたまっていないか、被覆に異常がないか確認しましょう。


旧松下電器は国内向けのテレビや録画機器などでは20年ほど前から「Panasonic」ブランドを使っていて、我々の世代にはかなり浸透しているけれど、壁のコンセントやスイッチ、シェーバー、温水洗浄便座(ビジネスホテルのユニットバスに多い)といえばやっぱり「National」だ。今後はそれらも「Panasonic」に変わっていくのだけど、なじむのに時間がかかりそう。
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ピノマウス

2008-09-30 19:24:30 | 機械モノ(デジカメ以外)
宅配便が届いた。
ネット通販で注文していた商品かと思ったが、無地の段ボール箱で、注文した物にしては箱が大きい。

送り状を見て分かった。応募したのも忘れていた、森永乳業のアイス「エスキモーピノ」の懸賞に当選したのだ!
箱を出してみると、同じ大きさの白い箱がもう1つ出てきた。
 
パッケージから出してみる。

当たった賞品は、オリジナルのマウスとマウスパッド。


マウスパッドにはリストレストが付いている。
僕は普段、リストレストどころかマウスパッドも使わないので、あまり比較できないが、パッド部分は薄め、リストレスト部分は結構厚くて、硬さや弾力性も良さそう。

そしてマウス。形はもちろん、表面もチョココーティングされたかのような、つや消し加工で、本物のピノっぽい。
奥の大型のマウスと比べるとだいぶ小さい。

高さはピノの方が少し高いかな。
形が独特だが、意外にそれほど持ちにくくはない。手で握って動かす分にはあまり問題ない。ノートパソコン用の小型マウスだと思えば使えなくもない。
ただ、僕は手が大きいから、ボタンは非常に押しにくい。

ボタンは2ボタンとスクロールホイール。
ホイールは柔らか目のゴムのような感触ではなく、硬いプラスチック。チョコレート色だが、透明になっていて、中の部品のようなものが赤く透けて見える。初めて見たとき、赤い粉が付いているのかと思ってしまった。

Windows XPのパソコンに繋ぐ(Macにも対応する)。いまや当たり前のUSB接続式で、光学式なので赤いLEDが光った。他のマウスと同様、専用ドライバなしで認識されてしまうから、デバイスのプロパティに「Pino」などと表示されるわけではなく、ちょっと残念。
見にくいが底面に「pino」のロゴが入っている。


添付の書類によれば、マウスとパッドは別のメーカー製だが、共に中国製。マウスはレーザーポインタや革張りのマウスなどを作っているアーストレック製。

僕は甘い物は好きだが、アイスの中では、ピノはかなり好きな方(限定フレーバーじゃなく普通のチョコのがいい)で割と買う。
だが、今回は確か2口(6粒入り製品3つで1口)の応募で当選者1000名に入ってしまった。ワンセグテレビやiPodも賞品にあったのでそちらに応募者が流れたのかもしれないが、非売品のオリジナル賞品はこれだけ。ピノ好きならこれを狙うしかないと思って応募した。
使わずに大事にとっておこう。ちなみにピノは1976年発売開始だそうなので、僕と同世代だ。

【この記事の写真についてのメモ】
E-520で撮影。屋内・フラッシュなしでも手ブレ補正のおかげでブレずに撮れた。
白いものがない蛍光灯下で撮影したので、購入後、一度も外したことのないオートホワイトバランスが、初めてうまく機能しなかったため、ワンタッチ設定を使用。
コメント (2)
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