広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

秋田版WAON

2011-06-30 23:36:29 | 秋田のいろいろ
以前、当ブログへのコメントで情報をいただいていたし、公式発表時にちょっとだけ触れたけれど、イオングループの電子マネー「WAON(ワオン)」の秋田県版が今日から発売された。
今月14日に「秋田県とイオン株式会社の包括連携協定」が結ばれ、その第1弾がWAON発行。収益の一部が、スポーツ振興やスポーツによる地域活性化など、「スポーツ立県あきた」の推進に活用される。

このように、県や地域と連携した“ご当地WAON”の発行は既に全国各地で行われており、これが39種類目(府県との提携は18例目)。
寄付目的は環境保護、文化、福祉などさまざま。券面はその地域や目的に合った写真やイラストが使われていて色とりどり。
(公式サイトでの紹介:http://www.waon.net/special/region/index.html)

ご当地WAONは発行当初は、その地元エリアでしか入手できなかったようだが、現在は全国販売されているものが多い。(全国どこで使っても、そのカードが目的とする寄付が行われる)
イオン秋田中央店(旧秋田サティ)でも、3階のサービスカウンターで地域別に分類してご当地WAONを発売している(39種全部ではなさそうだけど)。

それにしても、ご当地WAONは次々に出ている。なんでだろう?
WAONは2007年4月に発売され、既に約1970万枚が発行されているという。
既に持っている人は持っていて今後の発行数は頭打ちになっていくだろうから、起爆剤の意味合いなのか、それともコレクションされることも狙っているのだろうか。


さて、秋田のご当地WAONの名称は「あきた元気!WAON」。
報道によれば、
初年度販売目標は5万枚。1枚当たり平均で年間4万円分使われると見ている。(総額20億円)
利用額の0.1%が県に寄付されるので、200万円ほどが寄付される見込み
とのこと。

僕は今までWAONは持っていなかった。(総合的に考えると、ビューカードからSuicaにチャージした方が、ポイントによる割引率が高いから)
でも、毎月20日と30日にWAON決済すれば全品5%引きになるのは魅力だし、多少なりともふるさと秋田に貢献できるのならと、あきた元気!WAONを買うことにした。

事前の報道では、当初は秋田県内のみでの発売で、順次他地域でも発売していくとのことだったが、公式サイトによれば(東北他県のご当地WAONと同時に)最初から全国発売された模様。

今朝のイオン(旧ジャスコ・サティ)のチラシによれば、新発売を記念してこの週末にイベント(抽選会やプレゼント)があるようだ。
また、以前はマックスバリュ東北の店舗では、WAON購入者に300円の商品券をくれる(WAONは1枚300円なので実質無料で購入できる)キャンペーンをしていたが、今はやっていない。
したがって、初日の今日、WAONを購入しても特に特典はなさそうだったが、今日は30日で全品5%引きの日でもあるので、今日、WAONを買った。
カードはこんなデザイン
淡い色合いの背景に、竿燈やスポーツをする頭でっかち気味の子ども4人となまはげ1匹、そしてWAONの白犬がいる。
竿燈となまはげもいいけど、秋田といえば「秋田犬(あきたいぬ)」がいてもいいと思った。WAONの白犬と“共演”させたら楽しそうだったのに。
※千葉県の「犬吠WAON」では、その名のとおり白犬が歌っているし、「大阪ミュージアムWAON」では白い犬のほかに耳がグレーの犬も一緒にいる。

裏面
春夏秋冬の秋田の自然や行事の写真と秋田県マスコット「スギッチ」がデザインされている。

順番が前後しますが、WAONは袋に入って売られている。
開封するとこんなモノが入っていた
カード本体や説明書き(袋の窓から見えるようになっている)のほか、スタートガイドや約款が入っている。
そして、黄色い「まるっとポイントご利用ガイド」というのも入っていた。

聞き慣れない「まるっとポイント」についてはカード裏面にもURL(http://maltto.jp/)などが記載されている。
ざっと見たところ、「まるっと」とは、印刷・出版の廣済堂がやっているもので、WAONとは別の地域限定の共通ポイントサービスらしい。(ポイント付与率や有効期限がWAONポイントとは異なるので、互換性はなさそう)
ご当地WAONに、もう1つのポイントカード機能を持たせてあるということだろうか。

石川、富山と福島以外の東北5県が対象エリアのようだが、現在のところサイトで詳細が分かるのは石川県のみ。
石川県の場合、ポイントがたまる店は飲食店や美容室に偏っているような印象。
秋田では既に共通ポイントカード「ほっぺちゃんカード」が大きな知名度とシェアを得ているが、「まるっと」は普及するだろうか。

2023年に購入したWAONの話
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広面の花菖蒲2011

2011-06-29 23:07:31 | 秋田の季節・風景
今日は猛暑日になった所や青森市でも最高気温が30.4度になるなど、全国的には暑い一日だった。
しかし、秋田市は最高気温が23.4度で霧雨のような雨が時折降る、梅雨らしい気候だった。


さて、昨年初めて見て、こんな所にこんなきれいなものが見られるのかと思った、秋田駅の東2キロにある「広面(ひろおもて)近隣公園」のハナショウブがそろそろ見頃かと思い、見てきた。
※昨年は6月20日前後が見頃で、こちらこちらで取り上げました。
こんな感じ
場所によって差があるが、最盛期をちょっと過ぎたかなという感じだった。
まだ見頃の花も多いが、花がらが若干目立つ部分も

昨年は、誰がここの手入れをしているのか分からなかったが、秋田市が造園業者に委託していることが分かった。
市のサイトに掲載されていたその資料によれば、
花菖蒲園は650平方メートル
花の色と品種は、白:小町娘、紫:揚羽、バイオレット・スプレンダー、ピンク:姫小町、ピンク・フロ-スド
とのこと。
 
どれがどの品種かイマイチ分からないし、ピンクというより水色っぽい花もあるのだが…
手前の花が涼しげで好き
ともかく、きれいでした。
ただ、今年は、周辺(ハナショウブ園と通路の境目など)の雑草がやや目立っていたり、階段付近の敷石のすき間にコケだか藻だかがあってヌルヌル滑りやすかったりしたのが気になった。
【2012年7月25日追記】その滑る藻みたいなのは、2012年7月25日放送の「ナニコレ珍百景」によれば、藍藻の一種「イシクラゲ」のようだ。いちおう食べられるとのこと。※この記事後半に写真あり。

アジサイが色づき始めていた

公園の注意事項
主に夜間の迷惑行為禁止の旨が掲示されていた。
秋田市内の他の公園では見かけない掲示で、常識的に当然のことを書いているのだが、実際に酒の空き缶が落ちていたので、そういうことをする者がいるようだ。
弘前市などとは違い、ペットの立ち入りは禁止されていないが、そのマナーについての掲示はなかったので、ペットについてはそれほど非常識な行為はないのだろう。


昨年はハナショウブの時期だけ、公園正面入口付近を駐車スペースとして開放していたが、今年は実施されていないようなので、駐車場はありません。
また、秋田東営業所が廃止されたため、バスでのアクセスについて改めてまとめると、
秋田駅東口から
赤沼線(大学病院・秋田駅西口方面)で「碇入口」下車。160円
日赤病院・御所野方面または南ヶ丘行きで「広面宮田」下車。170円
本数は広面宮田を通る方が多いが、降りてから公園までの道が分かりにくい。

赤沼線を使えば、大学病院、手形山崎方面からも来られる。
「碇入口」下車で、大学病院から160円、手形山崎から210円のはず。
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ハスとスイレン

2011-06-28 23:43:09 | 秋田の季節・風景
秋田市の広小路沿いの千秋公園の外堀「大手門の堀」には、現在、冒頭の写真のような赤い花が咲いている。
直径10数センチの赤い花が水面すれすれに咲くこれは、モネの絵画でもおなじみの「スイレン(睡蓮)」

同じ堀には、「ハス(蓮)」もあることが市民などに知られている。(堀の広小路側がスイレン、それ以外の大部分がハス)
そのためか、スイレンとハスを混同されている方が非常に多い。
以前も当ブログで何度か取り上げているように(この記事など)、ハスとスイレンは雰囲気は似ているものの、大きさや美しさは比較にならず、一度ハスの花を見ると間違うことはないと思う。しかし、特に今の時期は、ハスはまだ咲かずにスイレンだけが咲いているため、スイレンの花を見てハスだと思ってしまう方が少なくないようだ。
※さらに、この堀ではただのハス(=「漁山紅蓮」という品種だと推定される)を「大賀ハス」だと思い込んで育てていたという恥ずかしい過去もあり、それも誤解を招いている。(後に譲り受けた“本物の大賀ハス”は二の丸の胡月池にある)
手前がスイレン、奥がまだ芽が出たばかりのハス
ネット上や日常の会話でも間違って紹介されてしまうことがあり、秋田市民であり多少植物の知識を有する者としては、そのことが歯がゆくてしょうがない。
(もちろん誰にでも間違い・勘違いはあるのだから、間違いを責めるつもりはありません。)
おせっかいだと知りながら、今までに何人かの方のブログにそのことを指摘させていただいたのだが、どなたも快く修正していただいた。この場で改めてご無礼をお詫びします。

今流行の「ツイッター」でも、同様の勘違いがある。
Googleの「リアルタイム」検索というので、ツイッターの投稿が検索できるのだが、6月中だけで5件の「千秋公園で蓮が咲いている」という投稿があった。
もちろん現段階でハスは咲いていないし、写真を掲載している投稿もあり、それは明らかにスイレン。

中には、「久しぶりに秋田に来たので、千秋公園の蓮の花を見たかった」としてスイレンの写真を載せた投稿があった。
この方は、スイレンを見て「ハスが見られた」と思って帰ってしまわれたのだろうか。わざわざ来ていただいたのに申し訳ない。

ブログは一般的に誰でもコメントやメッセージを投稿・送信できるが、ツイッターはIDを持っていないと投稿者とコンタクトを取ることができない(んだよね?)。
だから、IDを持たない僕がこうした方々にお知らせする術がなく、もどかしい。


それから先日、堀端を歩く奥様グループがスイレンを見て、「おや、このハスは赤いんだなー」と感心して歩いておられたのをお見かけした。
よほど、「違います。これはスイレンですよ」と教えてあげようと思ったが、奥様方のパワーに圧倒されてしまい、できなかった…



そもそも、こんな間違いが起きてしまう最大の原因は、同じ堀にハスとスイレンが“同居”していることが原因だろう。
いっそ、どちらか(というかスイレン)を撤去する…というわけにもいかないだろうから、だったら説明の表示を設置するべきだと僕は思っている。
動物園や水族館には飼育動物の、美術館や博物館には展示物の説明があるのと同じように。

実は、昨年、秋田市役所市民相談室(現・市民相談センター【8月3日訂正】2011年度から広聴広報課へ業務を移管)を通して「両者を混同する人がとても多い。現地に説明書きを設置してはどうか」と提案させてもらった。
回答を求めなかったので、どう対処されたかは知らない(管轄の建設部公園課などへ伝わっているはず)が、現在のところ説明板などは設置されていない。
こうした誤解が生じないようにするのが、公園を管理する秋田市やそこに暮らす我々秋田市民の努めではないだろうか。



ところで、一部報道によれば、今年8月から9月にかけて、秋田市でオールロケの映画が撮影され、それに千秋公園のハスが関わるのだそう。
来年初夏公開予定の「ヴァカンス」(仮題)という作品で、監督:長澤雅彦(秋田県大館市出身)、主演:相武紗季。
主人公が事故で失った記憶をたどっていくサスペンスタッチの作品で、記憶を取り戻すのにハスの花が“活躍”するらしい。
※この映画について、後日の記事

ということは、今以上に千秋公園のハスが注目を集めることになる。
だからこそ、その存在を正しく知らせる必要があると思うのだが。



そんな中、ハスは順調に生育している。
5月29日にぽつぽつとジュンサイのような芽が出ているのを紹介した。その後、
 6月17日(サイレンでたたき起こされた日です。スイレンじゃなく…)
葉が大きくなり、水面の上に立ちがってきた。
※葉が立ち上がるのがハスの特徴。スイレンでは水面すれすれ付近に密生する。
6月19日
わずか2日しか経っていないが、急に葉が大きくなった印象。

 6月26日
さらに生長し、水面がほとんど隠れるほどびっしりと葉で埋まった。

※続きはこちら
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泉・外旭川新駅

2011-06-27 21:22:40 | 秋田のいろいろ
ご存じの方も多いと思うが、秋田市内に新しい鉄道の駅を造るという構想がある。
ただ、具体的な情報が少なく、かつ錯綜していて、誤解されている点もあるようだ。政治家や鉄道愛好家などが、どこかで話したり新聞に投書したりネット上に掲載したりした個人的な構想や願望が、あたかも決定事項のように捉えられている場合も一部にはあるようだ。
例えば、「羽越本線の茨島地区や奥羽本線の楢山地区に駅を造る計画がある」、「新しい駅の名称が既に決まっている」といったことは、現状では確定事項ではない(というか検討すらされていない)と思われる。
【30日追記】2006年頃にJR東日本から、上記に関連する発表があったとの情報もある。それがデマだったのか、それともなかったことにされてしまったのかどちらかなんだろう。機会があれば調べてみたい(期待しないでください)。


唯一、明確な駅設置構想があるのは、奥羽本線の秋田-土崎間のJR貨物秋田貨物駅付近。
地名でいうと、外旭川(そとあさひかわ)や泉地区なので、「泉・外旭川新駅」などとして、政治家や報道がごくまれに話題にする場合がある。

奥羽本線の秋田-土崎間は駅間が7キロも離れていて、住宅地が途切れなく続いているのに途中に駅がない。そこに駅を作ろうという構想。
新駅予定地付近を通るバス路線は新国道経由や神田線などがあるが、線路周辺からはやや遠い。バスで秋田駅前まで行くと20分はかかるが、駅があって列車が利用できれば5分以下だろう。運賃もJRなら200円以下。(秋田-土崎で7分、190円)
現行ダイヤでは1時間に2本程度運行されていて、決して不便ではないと思う(本数が少ないと考える方もいると思うが、地方都市ならこんなもの)し、駅があれば需要はあると思う。
右が外旭川、左が泉菅野。線路沿いまでびっしり家が並ぶ
※この画像と次の画像は上り列車の後部から撮影しました。

現在の新駅構想は、2008年に出てきたものらしい(詳細は後述)。
その後の2009年4月に初当選した現秋田市長は、泉・外旭川への新駅設置をメインの公約の1つに据えていたので進展すると思っていたが、具体的な話はあまり聞こえてこない。
そんな中、僕が確認できただけで、3度報道されているので、それをまとめてみる。

1.2009年6月18日付「日刊秋田建設工業新聞」サイト「市との勉強会で3案を提示
同年5月に行われた、秋田市都市整備部とJR東日本秋田支社の勉強会の内容が掲載されていた。
新駅構想は、秋田市泉菅野ほか地内の同社旧秋田運転支所跡地約55,000平方メートル内への新駅設置と、同地の開発・有効活用を目指すもの。 昨年(=2008年)6月に秋田市と開催した第1回勉強会以降、 表立った動きはなかったが、 4月に就任した穂積志市長が公約に掲げていることもあって検討の機運が高まり、 約1年ぶりの勉強会開催となった。

その勉強会では、駅の位置に関してJRから3つの案が提案されたそうだ。詳細は省略するが、
泉菅野付近の旧秋田運転支所跡地(=貨物ではなく東日本の施設だったらしい)に設置するものが2案。(両案で線路の移設や駅舎・ホーム配置が異なる)
もう1つは南寄りの天徳寺地下道付近に設置するもの。
JR用地を挟んで上下線が分離しているこの辺にできるのだろうか?
JRでは「(平成)27・28年度に予定している電子連動装置改修計画」があるそうで、「秋田貨物駅構内において、 線路のポイント制御装置を抜本的に更新する」ため、この更新工事と駅設置工事を同時に行えば、効率的にできるという考えがJR側にはあるようだ。ただし、それだと着工・開業が遅れることになる。
つまり、JRとしては、「駅設置はやぶさかではないけれど、こっち側の工事もあるから、もうちょっと待ってよ」と思っているのだろうか。

一方、市側は「「3パターンで提示されたアウトラインだけでは判断材料が足りない」 として、 市独自でも整備パターンの検討に着手する。 」そうで、
今後も開催が見込まれる第3回以降の勉強会に向けては、 市・JR双方とも 「現場担当者レベルでより実務的な協議・検討を進めるのが望ましい」 とのスタンスで一致」している(していた)そうだ。
以上、2年前のお話。


2.2010年12月17日号「週刊アキタ」のトップ「動き出すか!? JR 泉 外旭川 新駅構想 秋田市は慎重に調査中
ものすごく簡単に結論から言うと、見出しの通り「具体的なことは未定」。ほとんど進展していないようだ。
この記事ではJR側への詳細な取材はなく、装置更新工事とやらにも触れていなかった。駅の設置位置は泉菅野付近としていた。

新駅設置については以前にも「昭和60年、平成11年に地元の町内会連合会などから設置要望書が提出され」たことがあったのだそう。
新駅では「JRの試算では1日約千人ほどの乗客数が見込める」とのことだが、これは「乗降客数」ではなく「乗客数(駅から乗る客の数で、降りる客の数は含まない)」のことなのだろうか?

この記事では、秋田市内に路面電車を走らせようとかいう飛躍気味の内容もあったし、泉・外旭川新駅が「秋田工業高校、秋田北高校、秋田高校へも近い(のでその通学需要がある)」という表現もあった。
秋田高校はどう考えても秋田駅の方が近いし、他の2駅【訂正】2校だって似たようなもの(川があるから遠回りになるし)。→ところが2021年に開業してみると、状況が違っていた。ごめんなさい。
むしろ、新駅周辺に住んでいて、土崎・追分・羽後牛島・新屋など市内各駅の学校へ通う生徒の需要が期待できる。

ちなみに、この記事中で例として出していた函館市交通局に「社長」がいることになっているという明らかにおかしな内容もありました。(公営企業だから「事業管理者」でないと)※函館市交通局は今年度から函館市企業局交通部に再編された。


3.2011年6月24日付「秋田魁新報」秋田市面「来年度中に方向性/穂積市長 利用者特性把握へ
先週、久々に新たな記事が。開会中の秋田市議会の一般質問で取り上げられ、それが魁に出た。

上記と一部重複するが、新駅構想はJR秋田支社が2008年5月、市に打診したもの。以後、市とJRが勉強会を立ち上げ、会合を14回開き、検討を重ねてきたとのこと。
議会で市長は「「泉・外旭川新駅」設置について「来年度中に本格的な需要予測などを行い、一定の方向性を見いだしたい」との考えを示した。
など、ほんの少し動き出したように受け取れなくもない。

しかし、「一方で、「JR側には(打診)当時と社会情勢が変わったという認識があり、市の思いとは多少ずれている部分もある」とも述べた。」という。

また、「08年以前にも外旭川地区住民の要望に基づき、市とJRの間で話し合いが持たれたが、数億~数十億とされる駅舎建設費の市負担金がネックとなり、結論が出なかった経緯がある。」ともあった。



以上、2年分の新聞記事を見ても、新駅設置について大きな進展はない。
市長のもう1つの公約の柱であった、秋田公立美術工芸短期大学(美短)の4年制化については、市長は「私も副市長も、職を賭してという思いがある」と述べたことがあるらしく、とにかく早く何としても4年制化したいようだ。
それに比べると、同じメイン公約であったはずの新駅設置にはあまり乗り気でないように感じてしまう。
実際どうなのか分からないが、個人的には、市長の任期が残り2年を切ったので、とりあえず検討はしたよという事実を作るべく仕方なく駅の検討に入ったという感がしなくもない。

全国的に見ても、秋田市程度の規模の地方都市では、駅があれば便利そうな場所なのにそこに駅がないという例はままあると思う。
しかし、その一部では、新たに駅を開業した所もある。例えば、富山市では社会実験として2007年から2010年度まで、JR高山本線に臨時の新駅を設置(婦中鵜坂駅)していた。実験の結果、一定の利用があったため今年度以降も臨時駅のままながら、引き続き供用されている。
また、秋田県内でも、奥羽本線の井川さくら駅(1995年)、羽越本線の岩城みなと駅(2001年)などが比較的最近、開業している。
新駅の多くは、地元側から鉄道会社に「駅を作って!」と要望するのだと思う(いわゆる“請願駅”)が、泉・外旭川の場合は逆にJRの方から打診があったというから、秋田市としては(費用負担があるにしても)JRとの交渉が多少優位に進められそうにも思える。秋田市にとっては絶好のチャンスだと思えるのだが。
【2013年12月2日追記】2013年11月の報道では、この駅も「請願駅」の扱いになるらしい。情報が交錯しているのか、時とともに変化したのか。

泉釜ノ町~外旭川の歩行者自転車道。今は住宅と細い道が続く場所だが…
高齢化や低炭素社会に向けて利用しやすい公共交通を実現させるため、秋田市でも新しい駅を造るべきだと、僕は考えている。
車社会だし、70歳以上の市民は100円でバスを利用できるし、といっても公共交通をもっと充実させるべきだと思う。
既存の路線に新駅を造るのであれば、費用はそれほどかからないはずだから(億単位だとしても、道路建設など他分野にこれまで散々つぎ込んできた費用と比べれば大した額ではないと思う)、夢物語ではないはず。

「泉・外旭川新駅」が実現し、さらには周辺のバス路線網や道路環境も改善され、便利な街になることを願いたい。
※続きはこちら

【2017年9月6日追記】2017年9月5日、秋田市長が「2021年春に新駅を開業する方針」を示した。春の定例ダイヤ改正に間に合わせたいとのこと。2017年度時点では、建設を前提とした設計や調査が行われるので、着工はまだ先。
秋田市の調べでは、1日当たりの乗客数は2118人(降車は除くってことだとすれば、土崎駅とほぼ同数)。費用対効果を示す「費用便益比」は採算ライン1.0を上回る2.46と試算している。
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デジアナ/バス/ニューシティ

2011-06-26 19:20:45 | 秋田のいろいろ
最近の話題からいくつか。
●デジアナ変換 ※以前の記事はこちら
先日明らかになったように、秋田市の秋田ケーブルテレビ(CNA)が地上アナログ放送終了後、デジタル放送をアナログに変換して放送する「デジアナ変換」を実施することについて。
相変わらずCNAの公式サイトには告知がないが、先週末頃に加入者に送付された「プログラムガイド7月号」に、「地上アナログ放送および「デジアナ変換」による地上波放送のご案内」というA4版の紙が同封されていた。

中味は総務省からやってくれって要請があったからデジアナ変換やるよ、という言い回し。
総務省でも言っているが、デジアナ変換によってテレビの買い換え・廃棄・リサイクルの費用負担と環境負荷の軽減・平準化ができると考えているようだが、それならもっと早く実施するべきだし、実施が決まったのなら迅速に告知してほしかった。
前回も書いたけど、アナログ放送終了1か月前に言われたって、ほとんどの人が対策を済ませているんじゃない?

今回の告知によれば、
CNAのデジアナ変換の実施期間は2011年7月25日から2015年3月末(予定)。
実施チャンネルは、NHK総合、NHK Eテレ、ABS、AAB、AKT、IBC の6チャンネル
現在アナログテレビで視聴できる、NHKBS(BS1とBSプレミアム)、通販専門の「QVC」、自主放送の「CNAコミュニティチャンネル」「CNAお天気チャンネル」の5チャンネルについては、変換は行わない。
とのこと。

NHKでは、【28日訂正】どのテレビ局でも、地上アナログ放送においては7月24日正午で通常の放送を終了、以後12時間はお知らせの静止画面を流す予定らしい。つまり、実質的には24日正午でアナログ放送が終了する。
しかし、CNAのデジアナ変換は25日かららしいので、CNAのアナログチャンネルでは24日の午後はテレビ番組を見られないってことだろうか?(他のケーブルテレビ局では、既に現時点でデジアナ変換を開始しているところも少なくないようだ)

それと、区域外再送信により放送しているTBS系列のIBC岩手放送のデジアナ変換を行い、自主放送のコミュニティチャンネルは変換を行わないのが意外。自主チャンネルなんてCNA自信の意向だけでどうにでもできそうなものなのに。
まあ、視聴者サイドの要望、視聴率としては妥当とも言えるが。

詳細は7月上旬にCNAのホームページにアップし、プログラムガイドの8月号にチラシを同封するとしている。

※続きはこちら


●雄和・河辺方面のバス 
7月1日に秋田中央交通の路線バスのダイヤが一部改正される。
5月から明らかになっていたように楢山の愛宕下橋を通るなどして雄和・河辺とを結ぶ路線が運行されるが、同時に秋田市郊外部で秋田市が運行する「マイタウン・バス」南部線(雄和・河辺方面)の見直しも行われる。

7月からは南部線が秋田市中心部側で延長され、秋田市中心部へ向かう路線バスとの接続地点(乗り継ぎバス停)が増える。
河辺方面は従来はイオンモール秋田(新都市交通広場)のみだったものが日赤病院も追加、雄和方面は従来JR奥羽本線四ツ小屋駅のみだったのがイオンと日赤が追加される。
マイタウンバス化に伴い廃止されていた、雄和・河辺から秋田市中心部へ直通する路線バスが復活することも合わせて、通院や買い物の需要に応えた路線設定になったと言えるかもしれない。

ほかにも、10月から実施される証明書を持てば70歳以上の市民は1回100円でバスに乗れるという「高齢者コインバス事業」も念頭に置いたのだろう。
でも、そうなると河辺や雄和から秋田駅までの相当長い距離が100円で乗れてしまうことになる。その一方、以前も書いたけど横森・東通、外旭川、割山、茨島・旭南などから山王・八橋方面などといった、直通路線がない秋田市内中心部間での移動では、距離は短いのに200円かかることになってしまい、不公平な気もする。
秋田市交通政策課のホームページ
雄和市民サービスセンター-秋田駅東口の路線バスが運行することになりました」ってあるけど、本当?
中央交通のホームページを見る限り、新設される「雄和線(楢山 愛宕下橋経由)」は秋田駅西口発なのですけど…
【8月10日追記】その後、「秋田駅西口」に修正されていた。

●フェリーターミナル、空港リムジンバス
さらにバスのダイヤ改正について。先週、バス会社のサイトに新たな情報が2つ掲載された。
・東口発着リムジンバス廃止
秋田空港の定期便全便の発着に合わせて、秋田市内へのリムジンバスが運行されている。
基本的には国道13号線を経由し、秋田駅西口を含む途中8か所の停留所を通って、県庁・市役所前が起終点のルート。空港-秋田駅の所要時間は40分。
それに加えて、羽田便の始発便と最終便には、秋田駅東口発着の“直行・速達便”といえるバスも数年前から運行されていた。高速道を通り途中停留所はなく、所要時間は25分。

その直行便の方が、6月30日をもって廃止される。
空港から秋田市内へリムジンバスの普通便で来る人も、ほとんどが秋田駅前で乗降しているようだし、直行便は15分も速いし、20日からバスの高速道路料金が無料になったし、なんで廃止されるのだろう?

ところで、近く「秋田県道61号秋田御所野雄和線」という自動車専用道路が一部開通し、空港から御所野地区までが短縮されるらしい(あの辺の地理はどうも覚えられなくて…)。
このためにバスの経路が変わって、直行でなくても時間が短縮されるのかな、と思ったが、開通は7月1日ではないらしいし、7月以降のリムジンバスの時刻表を見ても所要時間は変わらない。
【7月23日追記】8月1日から新しい道路経由に変わることになった。雄和市民サービスセンター前(旧雄和町役場)は通らなくなり、所要時間が5分短縮される。こちらの記事をご覧ください。
※その後、同じ年の12月、東口直行バスが復活しました。

・フェリーターミナル便復活
秋田市北部の土崎港地区にある、秋田港フェリーターミナル。
1999年7月の定期フェリー運行開始時には、フェリーの時刻に合わせて、秋田駅前と新国道経由で結ぶ路線バスが運行されていた(当初は市営バス、後に民間移管)。
しかし、採算が取れなかったらしく、路線バスは数年前に廃止された。

代替措置として、同時間帯に新国道経由セリオン線が増発され、ターミナル隣のポートタワーセリオンまではバスでアクセスが可能だった。でも、セリオンからターミナルまでは500メートルほど歩かなければならず、悪天候時はつらかったと思う。

先週の告知によれば、この夏の繁忙期にフェリー時刻に合わせてセリオン線をフェリーターミナルまで延長するとのこと。
7月16日から8月28日の月曜(=フェリー運休日)以外の毎日、下り1本、上り2本が運行される。
初の試みだと思うが、実質的なフェリーターミナル線の復活と言える(以前はセリオンの中には入らず直行していたはずだが、路線免許など法律上はどうなってるんだろう?)。

※その後の記事はこちらの記事の末尾(運行開始が遅れました)


●ニューシティ跡地 初活用 ※以前の記事はこちら
この土日、秋田市中心部の通町と大町で、「ヤートセ秋田祭」が行われた。
その際、秋田ニューシティ跡地が、関係者(出場者)駐車場として使われていた。
大町通り。車両出入口はこちら側の横断歩道付近のみ
更地になって初めての活用となる。舗装はされず、以前写真をアップした赤い線を区画線としていた。
日本銀行秋田支店側1列がバス、その他の部分が普通自動車の駐車場だった。
茶町通り、ミスド跡付近から。これはこれで予想しなかった光景
秋田のヤートセは、全国各地で見られる“よさこい祭り風”イベントの1つなのだと思うが、今年で14回目と比較的歴史があるためか、各地から多数の出場者があるようだ。
駐車場には弘南バスもいた!
車両番号の末尾が「6」の青森営業所所属車両だったので、弘前ではなく青森市近辺から来たチームということなのだろう。
右側の「KO」と見えるのが弘南バス
しかもそのバス、今年購入したばかりのピカピカの新車(日野セレガ)だった。この型の弘南バスを間近でじっくり見たのは初めてだったけど、屋根がオレンジ色なんだ。

※続きはこちら
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増水

2011-06-24 21:30:29 | 秋田の季節・風景
秋田県を含む北東北は、6月21日に梅雨入りした。(平年では6月14日、昨年は16日)
23日からは梅雨前線の活動が活発になり、秋田県沿岸・中央地域には23日10時51分に大雨警報が、19時30分に洪水警報が出された。
アメダスのデータによれば、秋田市でも23日20時から24日6時までの間だけで64.0ミリの降水を観測している。

秋田県南部の由利本荘市矢島(旧矢島町)では、24時間で234ミリと観測史上最高の降水を記録、子吉川が氾濫して【25日補足】支流の鮎川では堤防が決壊。家屋や農地が浸水するなど被害が出ている。
国土交通省の子吉川・由利橋(旧本荘市)付近のライブカメラ(24日11時)

 (再掲)この道標が写っている


秋田市内でも、例の北部の新城川が氾濫し、土崎消防署飯島出張所(横金線そば)一帯が水浸しになったようだ。
今日は秋田新幹線は終日運休、在来線のダイヤは乱れ、高速道路や一般道路は土砂崩れなどにより通行止めになった区間があった。

秋田市中心部では被害はなかったが、川の水は増えた。

梅雨入り前は雨がずっと降らず、中心部の旭川は水量が激減していた。
19日。大町公園橋から下流側
それが今日は、
濁流・急流となった


二丁目橋から「那波家の水汲み場」のケヤキ

枝先の一部が水に浸かっていた


少し下って五丁目橋から上流側。左側が「川反(かわばた)」
わずかに川幅が狭まっているので、流れが強まり渦になっていた。


旭川と同じく太平山系に源を発し、秋田市内を流れる「太平川」。
楢山地区
河川敷の樹木が水に浸かっていた。

卸町付近で「猿田川」と合流
上の写真で、猿田川側は水面が穏やかなのが分かると思う。
猿田川は秋田市内が源流の小さな川なので、水量が増えてはいたが、太平川ほどは濁っておらず、流れも早くない印象。

そのすぐ下流、イオン秋田中央店(旧秋田サティ)裏で、今度は太平川が旭川に合流する。(旭川はさらに下流で秋田運河に注ぐ)
新国道の旭橋から。川の左右で水面の様子が違う感じがする
どちらの川も、川幅も、増水した量も同じくらいだが、太平川の方が若干流速が速く見えた。
右の太平川が波立っている

この付近には、数年前から北へ帰らずに住み着いた白鳥(オオハクチョウ?)が1羽おり、最近はそれに寄り添ってもう1羽も一緒にいるようになった。
前からいる方の鳥は飛ぶことができない(泳いだり歩いたりは元気にできる)ようで、この増水でどうしているのかと心配だったが、1羽が河川敷の草むらの中に座って休んでいた。
おそらく、飛べない方の鳥がそれで、長年ここにいるだけに安全な場所を知っているのだろう。もう1羽は飛べるようなので、どこかへ飛んで避難したのかもしれない。
【10月5日追記】ハクチョウが2羽揃っているのを確認。



秋田市の大雨警報は今日16時58分に解除、大雨注意報も解除された。下新城地区の避難勧告は解除された。
しかし、洪水警報は21時現在継続中。秋田市茨島の雄物川の水位が16時以降警戒水位に達しており、まだ上昇しているし、夕方になって雄物川流域の雄和地区に新たに避難勧告が出されている。まだ、注意が必要だ。

今日は最高気温が21度くらいで風があってやや肌寒いくらいで蒸し暑くないのはよかったが、土日の晴れ間を挟んで来週も雨が続きそうだ。

【25日追記】
その後、洪水警報は25日8時59分に解除。
秋田市茨島の雄物川の水位は、深夜に4.3メートル弱の最高に達し以後低下、25日昼に警戒水位(3.8メートル)を下回った。秋田市雄和地区の避難勧告も昼前に解除された。旭川の水位はほぼ通常並みまで下がっていた。

秋田市外では新たな被害も分かった。大仙市大曲(旧大曲市)では中心部が浸水し、北都銀行大曲支店の店舗も浸水。来週水曜頃まで休業するという。
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JR桃ジュース

2011-06-23 21:14:22 | 各地お土産・食べ物
昨年春にもお伝えした、JR東日本の関連会社「JR東日本ウォータービジネス」の飲み物のお話。

同社は各地の飲料メーカーと提携して飲料を企画し、管内の駅構内の自動販売機で売っている。
期間限定・数量限定のものが多く、いくつかの商品が出ては消えていっているようだ。

昨年紹介したのは、「もぎたて んまい もも」という山形県南陽市の「山形食品」が作った果汁50%のモモジュースだった。
今年はそれがリニューアルされて、地産飲料シリーズ第6弾として2月15日から発売されている。果汁50%、280mlペットボトル、140円なのは同じだが、商品名が変わった。
「モモごこち」
2010 年2 月に発売した『もぎたて“んまいもも”』から、お客さまからの評価をいただいた“さらりと飲めて、本格的な桃の味が楽しめる”という点を更にブラッシュアップし、装い新たにしました。期間限定&数量限定での販売です。
とのこと。

今年は、原料のモモに福島県産の「あかつき」品種を限定して使っている。(製造は引き続き山形)
昨年との違いはよく分からないけど、昨年同様、自然なモモの味がしておいしい。
秋田駅では、改札外のみどりの窓口隣の待合室の自販機などでも売られています。


昨年は、山形産ラ・フランスのジュースが出ていたが、今年は今のところ発売予定はないようだ。
でも、今年は、「ポンジュース」のゼリー飲料や「夏蜜柑のソーダ」や「沖縄シークワーサー(のジュース)」が発売されているそうだ。(いずれも地産飲料シリーズではない模様)


ところで、
秋田市北部の奥羽本線・男鹿線の追分駅

駅舎入口脇にあるJR東日本ウォータービジネスの自販機
右側の自販機では、おなじみの大手メーカー製品から、上記「モモごこち」、さらにはマニアックな「ジョージア・マックスコーヒー」まで幅広く売られている。(追分は高校2校の最寄り駅なので、売り上げ成績は悪くなさそう)
自販機には、「Suica」の文字とペンギンのキャラクターの顔が大きく描かれている。
でも、
Suica決済はできません(現金のみ)

JRの工場やオフィス周辺などのJR関係者向け自販機には、ペンギンの絵があってもSuicaが使えないものがあったが、一般向けの駅の自販機では初めて見た。(秋田駅構内・周辺の自販機はすべてSuica対応)
紛らわしいのでやめてほしい。(Suica対応にして!)

【24日追記】24日のJR東日本ウォータービジネスからの発表によれば、7月と8月に同社の自販機でSuicaを使って購入された飲料1本につき1円を、震災の義援金として寄付するとのこと。対象自販機は約7000台とのことだが、その中に追分駅のようなSuica非対応の台数は含まれていない。

※次の関連記事はこちら
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行き先表示

2011-06-22 23:59:32 | 秋田のいろいろ
秋田市の路線バスの行き先表示については、昨年5月に秋田市による社会実験が行われた
利用者へのアンケートも行われ、結果が公表されたようだが、今後どうなっていくやら…

※この後、2011年10月から、系統番号の表示が始まり、行き先表示の文字部分も一新されたため、以下の表示はどれもなくなった(変更後もそれなりに気になるものはある)。以下は、初回アップ時点のものをそのまま残しておきます。
現在の秋田市内のLED式行き先表示について、ツッコミをいくつか。
●高等学校
かつては、「秋田経済法科大学附属高等学校」行きのバスがあった。
その行き先表示は、
「経法大附高」(写真は旧秋田市営バス)
民間移管・LED化後も同じ表示だった。

その後、同校は「ノースアジア大学附属明桜高等学校」に名称変更した。
となれば、行き先表示は「明桜高校」かな? と思いきや、
「明桜高等学校」
うーん。
「高等学校」は「高校」で一般的に通用するのだし、ぱっと見て理解できることが求められる行き先表示は、簡潔にするべきだと思う。
他の高等学校行きは、秋田南高等学校→「南高校」、秋田商業高等学校→「商業高校(もしくは「商業」)」などと表示しているのだし。
なんで「高等学校」にしたの?
※ただし、行き先表示機が小さい小型バスでは、「明桜高校」と表示している。
「明桜高等学校」
「明桜高等学校」だけだと、学校の自家用バスみたくも見える。

側面(雨の水滴で見づらいです)
側面も、わざわざ文字を圧縮して詰めて、苦労して正式表記。「ノースアジア大学」もちょっとキツイね。

●おニュー
仁井田御所野線とかいう路線の側面
「ニュー御野場」というのがある。
本当にそういうバス停があるのではなく、「ニュータウン御野場(おのば)」のことらしい。
だったら、こっちも「明桜高等学校」「ノースアジア大学」みたいにキツキツに詰めて「ニュータウン御野場」とすればいいのに。

※「ニュータウン御野場」は「御野場団地」とは別の停留所で、仁井田御所野線しか通らない(御野場団地線は通らない)ようだ。

●半角/全角
仁別リゾート公園線の前面の表示。
これをよく見る
しかし、
たまにこんな表示の時も
違いが分かりますか?
上は「クアドーム・ザ・ブーン」が半角で、「からみでん 秋田温泉」が表示されている。
下は「クアドーム・ザ・ブーン」が全角で、「秋田駅」が入っている。「からみでん 秋田温泉」は省略(通らないわけではない)。

どう使い分けているのかというと、どうも秋田駅始発の便は、上の半角の表示を使い、一日数本ある臨海営業所始発で秋田駅経由の便が下の表示を使うようだ。
営業所始発便は秋田駅を過ぎても表示を変えずに運行するようだ。

●順番
2つ上の仁井田御所野線の折り返し、御所野始発秋田駅方面のバスの前面表示。
「秋田駅・ニュータウン御野場 長崎屋・車庫」
秋田市の地理を知らない人がこの表示を見たら、4か所をどの順番で通過するか理解してもらえるだろうか。
日本語のルールとして横書きは左上から読むので、その順番で運行すると考えるのが妥当だろう。とすると、
秋田駅→ニュータウン御野場→長崎屋→車庫
んなわけはない! とんでもなく遠回り(というか行って戻って)になる。
正しくは、
ニュータウン御野場→秋田駅→長崎屋→車庫

だから、
「ニュータウン御野場・秋田駅 長崎屋・車庫」と表示すべきだろう。

●出発地経由?
秋田大学附属病院を経由して秋田駅・県庁方面へ行くバスの側面。
大学病院→県庁→八橋→車庫
シンプルというか不親切というか。

まず、秋田駅前を経由するのに、その表示がない。
しかも、「八橋」というのは別路線(市営バスから移管された将軍野線)の停留所名だから紛らわしい。「八橋球場」などとすべきだ。
(秋田営業所を示す「車庫」も、臨海営業所と紛らわしいのでやめてほしいけど、まあいいです)

そもそも最上段の横書きの「出発地」って何?
本来は主要な経由地を表示する場所だから、ここに「大学病院」とか「秋田駅西口」を入れたらいいのではないだろうか。

「出発地」表示は、実はLED化前の幕式の頃からあって、ヘンな表示だと思っていた。
それがそのままLED化されてしまい、しかも「八橋」「車庫」などの市営バス移管時に生じた矛盾点を考慮していない。
移管・LED導入時の作業が膨大でそこまで手が(気が?)回らなかったのだろうが、そろそろ徹底的に洗いだして、より分かりやすい表示を考えてもいいのではないだろうか。
費用をかけずに簡単に表示内容を変更(パソコンでデータ作成し、それを各車に読み込ませるだけ)できるのが、LED式行き先表示の利点なのだから。
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ニューシティ・産業会館の使い道?

2011-06-21 20:56:34 | 秋田のいろいろ
今日の読売新聞と秋田朝日放送の報道によれば、「日本プロバスケットボールリーグ(通称・bjリーグ)」が、秋田市中心部にバスケットボールの屋内コートをメインに飲食店や同リーグの地元チーム「秋田ノーザンハピネッツ」の練習場などが入る施設を、来年夏に秋田市中心部にオープンさせる計画だという。
bjリーグでは、同種の施設を全国展開する計画で、第一弾を秋田としたいようだ。

bjリーグ側は直接関わらずに、地元企業などが団体を設立して建設・運営を行うという。


その建設候補地として上がっているのが、
大町の秋田ニューシティ跡地(約7160平方メートル)と中通の二丁目橋突き当たりの秋田県産業会館跡地(約2210平方メートル)。
【2015年9月26日追記】産業会館の解体時期が1996年と判明したので、まとめておく。(当時は弘前にいた。たまに帰省して前は通っていたはずだけど、解体作業を見た記憶はない)
・1989年秋田県産業会館が新しくできたアトリオン内へ移転。従来の建物は残り「産業会館別館」となる。
→だから正しくは「産業会館別館跡地」なのだが、「産業会館跡地」で通っている。
・少なくとも1995年10月までは別館が使われているのを広報あきたで確認。
・1996年7月1日付秋田魁新報に「週明けから解体が本格化」との記事。
・1997年7月には跡地で日曜日に朝市が開催されるとの記事があり、その時までに更地化が終わったと考えられる。
・その後、ずーっと空き地。(以上追記)


秋田県では行政がスポーツ活性化を推進しているし、実際にノーザンハピネッツも人気があるようだ。空き地が埋まって、若い人も集まるであろう施設ができれば中心市街地の活性化にもなりそう。
※ニューシティ跡地や周辺の現状については、昨日紹介しています。

しかし、報道によれば、土地所有者である秋田県(産業会館跡地)と辻不動産(ニューシティ跡地)も、スポーツ振興NPO法人やさらにはノーザンハピネッツの運営会社までも、口をそろえて「計画が具体的でない」「安定した収益が見込めるのか不透明」という趣旨のコメントをしており、静観の構えのようだ。

秋田では、数年前から、ディズニーランドの地方出先機関(?)みたいなのを造るとか、大町のファッションアベニューAD内に中華街を造るとか、いくつかの構想が現れては消えていった。
これは実現するのだろうか?

※この後のヤートセ秋田祭の際、臨時駐車場として活用された


※秋田県とスポーツといえば、先日、イオンと秋田県が協定を結び、電子マネー「WAON」のご当地版「あきた元気!WAON」が6月30日から発売されるという。
収益金の一部が秋田県に寄付され、スポーツ振興などに使われる。
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家具の街

2011-06-20 22:57:02 | 秋田のいろいろ
秋田市中心部の大町地区。その南端に位置するのが大町六丁目。
大町といえば商店街、オフィス街、飲食・歓楽街(川反)だが、六丁目の一角は家具店が集中しており、「家具の街」と呼ばれていた。
冒頭の写真は「大町五丁目」交差点。左右が横町通りでその向こうが六丁目、家具の街。

郊外型店舗の隆盛と中心部の衰退化は家具の街でも同じで、店をたたんだ家具店も少なくない。
そんな中、
家具店だった建物が解体されていた(6月9日撮影)
今までほとんど意識しておらず、いつまで営業していたのかなど記憶にないが、気がついたら足場が組まれて解体が始まっていた。
古めかしいビルで、(足場で見にくいけれど)最上部壁面に円弧状の装飾がつくなど味わいのあるデザインだ。
もしかしたら地震で弱ってしまったのだろうか。

お店の名前は
「清水良太郎家具店」
ちなみに、モノマネの清水アキラ氏のご子息も「清水良太郎」(俳優)。
「失恋レストラン」は健太郎です。

現在は解体が終わり、ほぼ更地になった。解体前後を並べてみる。
 北(大町五丁目)側から

 南(旭南)側から


市街地にまた空き地が増えてしまったけれど、ここはどうなるんだろう。
それに、近隣に残る家具店って、もしかしたら1件だけかもしれない。「家具の街」の名も過去のものになってしまうのだろうか。
【2020年7月10日追記】やはりこの時点では、ここの家具店は冒頭写真に写っている「カワシマリビング」1店だけになっていた。その店も、道路拡幅の影響を受け、東通へ移転することになり、2020年6月23日で閉店。家具の街から家具店がなくなった。
2020年6月29日の秋田魁新報によれば、1976年には大町六丁目に9つの家具業者があり「家具の街六丁目共栄会」を設立、共同売出しなどを実施。
その後10年ほどで共栄会活動が下火になり、1990年代以降、郊外店や景気低迷もあり、閉店や移転が相次いでいた。(以上追記)

こちらの通り、同じ通り沿いの大町一丁目の貴金属店も閉店・解体されてしまったし、気にも留めていなかった風景の一部が少しずつ変化していく。


さらに同じ通りの大町二丁目の秋田ニューシティ跡地。
とりあえず駐車場やイベント用地になることが明らかになっていた。
先週あたりから、
囲いの一部が取り払われて出入りできるようになり(普段はロープが張られている)

駐車スペースと思われる区画線が表示された
簡易舗装するということだったので、これは試しに線を引いただけなのかもしれない。
ざっと数えてみると、東西方向で1列につき普通乗用車が30台前後駐車できそうだ。それが5列ぐらいはとれそう。
実際には、イベントスペースになる部分もあると思われるが、100台程度の大きな駐車場になりそうだ。

今度の土日は、「ヤートセ秋田祭」が通町などで開催されるが、その際はまだ使われないようだ。
※路線バスの経路変更があるので、ご利用の方はご確認を。(該当バス停には既に掲示あり)

※ニューシティなどの跡地活用について、こんな話も出てきた。
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続・大森山動物園

2011-06-19 21:32:11 | 動物・植物
前回に続いて大森山動物園。
「チンパンジーの森」そばの「サル舎」には、マントヒヒなど4種がいる。前回の旧新世界サル舎同様、僕は今まであまり見ていなかった。
ワオキツネザルの檻
檻までが遠くて見づらい構造なのだが、上の写真の通り、上部に箱状に檻がせり出している。
現地には「わぁおトンネル」、公式サイトでは「観察バルコニーと出窓」となっているが、入園者の頭上にかかる檻が後付けで設置された。
サルたちもここがお気に入りらしく、
座って尾を投げ出して空を見上げる
床面は透明板なので、真下からもじっくり観察できる。
べー?
既存の施設を工夫して活用しているこれも楽しいが、前回の「さるっこの森」みたいに季節や天候を問わず観察できる施設があっても楽しいと思う。


動物園はサル類、コクチョウなどなどベビーラッシュ。
ニホンコウノトリ
ニホンコウノトリを飼育する施設は国内に13あり大森山が最北。繁殖に成功したのは7例目とのこと。
4羽が孵化してうち3羽が生育し、親と変わらないほど大きくなっていた。
子どもたちは巣に座り、親のつがいは巣から少し離れた所にいることが多く、わりと放ったらかしのようだ。上の写真は親が巣に帰ってきたところ。


子ども動物園みたいな一角には今までほとんど入ったことがなかったけれど、行ってみた。
シバヤギ
最近新しくやって来たらしい。真っ白な小型品種。九州原産で雌雄とも角があるとのこと。
最初は親子1頭ずつ屋内から顔を出して外を見ていたが…
子ヤギが1頭
続いて
ぞろぞろ
大人も子どもも続々と外に出てきた。
真っ白できれいで、「んめぇ~」と鳴いて、かわいい。
アニメ「世界名作劇場・ふしぎな島のフローネ」で無人島にいたヤギみたいだな。

それにしてもヤギの名前。(大人は首から名札を下げている)
シロ

バニラと…
左の黄色い名札のヤギは「ヤムチャ」だって!
シロとバニラは白ヤギらしい名前だけど、ヤムチャって、飲茶?
【7月28日追記】今日付の秋田魁新報によれば、シバヤギは9頭いて、子どもは5頭とのこと。


今回動物園に行った目的の1つが、新しく来たピューマ。
高齢で死んだ「王者の森」のユキヒョウの後に入った。
トラやライオンはヒョウの仲間(ヒョウ亜科)だけど、ピューマはヤマネコ(ネコ亜科)の一種。大きいけれどネコに近く、「ニャー」と鳴く。
ピュー子
「ピュー子」という名前は、前いた名古屋の東山動物園時代からの名前。
声を聞くことはできなかったが、身のこなしや雰囲気はネコっぽかった。


そしてこの記事などでも紹介している、おなじみの動物たち。
シンリンオオカミ
大森山では、3頭を2つに分けて展示(見られるのは片方だけ)しているが、キララ&シンのきょうだいが出ていた。
うちのご近所のわんこ同様、換毛期でボサボサだったけど、相変わらずきょうだい仲良し。



カリフォルニアアシカ
オスのマヤがぐるぐる泳ぎ周り、メスのスミコ(上の写真)が岩陰から外をきょろきょろ覗く、いつもの光景。
スミコさんは6月12日で24歳になったが、お元気そうでなにより。


チンパンジーは、ジェーンとボンタが屋内で仲良く毛づくろいしていた。(他のメンバーは屋外)
僕がガラスに近づくと、ボンタさんが立ち上がって奥の方に行って、隠れちゃったのかと思うと、ガラスへ急接近!
「どーん」とアクリルガラスが割れるのではないかと思うほどの勢いで突進して来た(寄って来た?)。

ボンタさんは檻に入れられていた若い頃は、入園者に水だかツバだかを吹きかけるイタズラ者だった。当時遠足などで大森山に来た人は思い出に残っているはず。
伸び伸びとした「チンパンジーの森」に移ってからはしなくなったようだが、相変わらずボンタさんらしい歓迎をしてくれた。
その後、
ガラス越しにしばし見つめ合う


しばらくすると、奥のジェーンの所へ戻り、
再び毛づくろい
大森山動物園といえば、なんといってもボンタさんだ。
6月30日でジェーンさんは44歳(人にすると66歳とのこと)になり、今度の日曜に誕生祝いが行われる。ちなみにボンタは39歳。


最後に、最近気になっている動物。
ニホンアナグマ
秋田市中心部でも見かけたし、御所野に出没して新聞記事になっていた。
さらに先週、また新聞に出た。今度は秋田大学医学部近くの広面(ひろおもて)地区。溝にはまったところを小学生に発見され、救出。医学部の裏山に放されたとのこと。

大森山動物園のはぐるぐると歩きまわってうまく撮影できなかったが、なんとか観察できた。
御所野と広面のアナグマの新聞の写真と、大森山動物園のはたしかに同じ種だと分かる。
でも、僕が中心部で見たのとを比べると、
大森山動物園のアナグマ

 (再掲)中心部にいたもの
冬毛と夏毛の違いなどがあるのかもしれないが、中心部のは毛色が淡く、太っていた。毛並みなんか金色に輝いて見えた(一瞬、手入れのいい犬かと見間違えたほど)。
でも、アナグマでない動物にも見えないから、中心部のはよほどいいモノを食ってるんだろうか?


ボンタさんなどいつものメンバーに会えたのも楽しかったけど、今まで気に留めていなかった小型のサルやヤギなどがかわいかった。行くたびに違う発見があるものだ。

ところで、先週の報道によれば、市民レベルで大森山動物園を支援する「大森山動物園応援会」という組織が発足するそうだ。
その会長予定者(元秋田大学学長)は、「将来的にはパンダを呼びたい。実現の可能性を探りたい」と記者会見で言ったとか。
「大森山にパンダを」というのは、この会としての最終目的なのか、あるいは会長予定者の個人的願望なのか、そして秋田市側はどうとらえているかといったことは分からないし、実現するにしても遠い将来のことだと思う。

いずれにしても、個人的には大森山動物園にパンダなどいらないと思う。
そんな「人寄せパンダ・客寄せパンダ(by田中角栄)」などいなくても、大森山動物園には個性的な動物たちと楽しませる工夫がたくさんある。
応援するというなら、それらを充実させる方向で進めていくべきだと思う。

【2017年8月27日追記】この後、数年後(2013年頃?)には、パンダを呼ぶ話はとんと聞かなくなって、立ち消えたようだ。応援会は2017年でも存続していて、樹木の寄贈などを行っているようだが、ほとんど知られていない。
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さるっこの森

2011-06-17 21:05:41 | 動物・植物
久々に秋田市大森山動物園へ行ってきました。
前に行ったのが2009年11月だったから、1年半ぶり。昨年度は行っていなかったわけで、変化もあった。

この5月には開園(1972年の千秋公園から大森山へ移転後)からの入園者数が900万人に達し、連休中は1日で1万人も入園した日があり、相変わらず盛況の様子。
※ちなみに秋田県立博物館は5月で1975年の開館以来の入館者数が300万人を突破したという。動物園とカウント方法が違うかもしれないけれど。

今年度新規オープンしたのが、こちら。
「さるっこの森」
場所としてはアライグマの奥というか横。それほど大きな建物ではない。
以前、アシカと管理棟“ミルヴェ館”の間にあった「新世界サル舎」が老朽化したため、新築・移転したもの。(旧施設は解体されて更地になっていた)
「新世界ザル」と呼ばれる南米に住むサル(広鼻猿)のうち3種が飼育されている。
上の写真のように、外に面したゲージもあるのだが、屋内にはガラス張りの展示室があり、入って見ることができる。
屋内
その時の天候や管理作業の都合等によって、サルたちは、屋外だけもしくは屋内だけ、あるいは両方行き来できるようになっているなど、展示場所は変わるようだ。
行った時は、「ノドジロオマキザル」が屋内でお食事中。ドライフードのほか、ビスケットみたいなのや果物も食べてたかな。
ノドジロオマキザル
1年前に生まれた子ザルを含む9頭が群れで飼育されている。さるっこの森のメインと言えそう。

ちなみに、日本動物園水族館協会のサイトで検索すると、国内でノドジロオマキザルを飼育している(同協会会員の)施設は、大森山と東武動物公園(埼玉)、日本モンキーセンター(愛知)の3つだけとのこと(本当かな?)。


実は、個人的には動物園でサルを見るのって、好きじゃなかった。(チンパンジーは別として)
人間社会の縮図を見ている気がして気が引けてしまうし、小型のサルは集団でキャッキャと騒いでいるだけの印象があったから。以前の新世界サル舎なんて、素通りに近かったかもしれない。


ところが、このさるっこの森のノドジロオマキザルを見て、そんな固定観念は払拭された。
※以下の写真は暗い場所で動くサルを撮影したため、写りがよくありません。

ガラス越しとはいえサルは目の前にいる。木が立体的に組まれているので、サルたちはそこを自由に飛び回る。
ぶら下がる子ザル

右のサルがジャンプ!
サルの動きだけでなく、表情も分かる。ボスみたいなのは顔のシワが深くて、貫禄があるのも確認できた(クラッカーみたいなエサを大量に持っていた)。

もっとおもしろいのが、サルたちの反応。我々入園者に対して興味を示し、遊んでくれるのだ。
ガラスに手をついて見つめたり

威嚇? したり
もっとすごい顔で威嚇してきたサルもいた。
何か目立つものを持ってサルの目の前で動かすなどすると、より興味を示すようだ。ずっと滞在し続けたり、サルさんたちの間でモメている(?)時などは相手にしてくれないこともあるみたいなので、そんな場合は時間をずらしてまた来ると遊んでもらえるかもしれない。

屋内は暗いのとガラスの反射、サルの動きのすばしっこさもあるので、写真撮影は難しい。ここはサルに遊んでもらうのに専念した方がいいかも。

飼育している施設が少ないのでノドジロオマキザルを見られること自体貴重なのだろうけど、彼らの生き生きした姿を見て、遊んでもらえて、予想以上に楽しめたさるっこの森だった。
チンパンジーの森の近くにあるワオキツネザルなどの「サル舎」の方は古いままだったので、そっちも同じようにリニューアルすると楽しくなりそうな気がする。

後日、ほかの動物を紹介します
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早朝のサイレン

2011-06-17 06:51:45 | 秋田のいろいろ
今朝、サイレンで目が覚めた。時刻は4時55分頃。
甲高い「ウー」というサイレンなので、消防車ではなくパトカーかと思った。

しかし、いつまで経っても音源が動かない。息継ぎ(?)はするけど、ずっと同じ調子で鳴り続けている。
それにパトカーのサイレンよりも少しだけさらに甲高い気がした。

位置的には、旭川沿いから聞こえてくる。
旭川の上流にはダムがあり、それが放流を行う際はサイレンが鳴ることになっている。でも、その場合は「◯分間鳴って×分間鳴らない」といった鳴らし方の決まりがある(と看板に書いてある。聞いたことがないけど)ので、それも違いそう。
地震や津波関連の何かかと思ってテレビをつけてもそうでもない。
何のサイレンかまったく見当がつかない。

あと考えられるのは、とんでもない大事故や超緊急事態か(それにしてはちゃちなサイレン)、ダムや警察・消防のサイレンの故障か?
自分も寝ていられないし、家族の年寄りが気をもんでいるので、調査しに行ってみた。


日が昇りすっかり明るくなった街中は、(サイレン以外は)いつもの静かな朝。
散歩している顔なじみの人どうしが「何のサイレンだべ?」と立ち話している程度で、意外に皆さん気にしていないのか?

旭川は雨が降らずに少ない水量のまま、川沿いの秋田中央警察署も静か。
サイレンは千秋公園西側のふもとから聞こえてくる。

音源は、千秋矢留町の和洋高校体育館向かいの「ライオンズマンション千秋公園第2」だった。
ライオンズマンション千秋公園第2(鳴り止んでから撮影)
現場は騒然としていた、と書きたいところだがそうでもなく、近所や散歩途中と思われる方々10人くらいが前の路上に立ち止まっていた程度。煙が出ているとかではないし、パトカーも消防車もマスコミもいない。
マンションのエントランスには入居者が降りて来ていたようだが、部屋数に比べて少ない。

近隣の人も入居者も、あんなにサイレンがけたたましく鳴っていて気にならないのだろうか。


すぐ近くが秋田中央警察署だけど、“民事不介入”なのか、聞こえないのか、動きはなさそう。
でも、これははっきり言って騒音公害だ。何とかしてもらえないだろうかと思って、警察署の方に歩いて行く途中、サイレンが鳴り止んだ。

時間にして20分ほど鳴り続けた。


鳴り止んでしばらくしてから、せめて原因だけでもわからないかと、再びマンションに戻って覗いてみると、警備会社の社員数人が慌ただしく動いていた。
火災警報器の作動であれば、連動して消防車もやって来るはず(火事で鳴るならサイレンでなくベルか?)。何だったんだろう?

それにしてもいい迷惑だった。音源が移動しないサイレンって、こんなにうるさいものだとは思わなかった。
背中合わせに別のマンションがある。手前左はJA新あきた
入居者の皆さんもお気の毒だったが、マンションから数百メートル離れた我が家まで聞こえてきたのだし、近隣には他のマンションや県職員公舎などがあり多くの人が住んでいる。何百人もの人が目を覚ましたことだろう。
サイレンが鳴っている間に赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきたお宅もあったし、共鳴して遠吠えしている犬さんもいた。

公的な機関のことではないので、この程度のことでは公式発表があったり、マスコミで取り上げることはないだろう。
だから、サイレンを耳にした人の多くは、どこのサイレンか分からずじまいで、もやもやしたまま過ごす人もいるだろう。
僕も音源を確かめに出かけなければ、旭川ダム(秋田県管理)か?、警察か?、消防か? と行政に濡れ衣を着せてしまうところだった。

おそらく人的・物的被害はなく、朝の散歩ができたということで、よしとしますか…
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デジアナ変換

2011-06-16 20:00:31 | 秋田のいろいろ
テレビ地上放送の完全デジタル化(アナログ放送終了)まで、あと1か月。
7月25日以降もテレビ地上波放送を見続けるには、デジタル放送対応テレビを購入するか、既存のアナログテレビにデジタルチューナーや録画機器などを接続するかしなければならない。場合によってはアンテナの新設や調整も必要(秋田など地方では不要なことが多い)。
こうしたことは、テレビのCMやお知らせでイヤになるほど聞かされていて、既に対策を済ませた方も多いはず。

※震災の被災地では延期されたが、それは非常事態だし当然のこと。ここでは、被災地以外の地域のことについてです。


今日16日の秋田魁新報経済面に「ケーブルテレビ事業者/アナログ向けサービス継続/15年3月末まで」という小さな記事が出ていた。
秋田県内の3つのケーブルテレビ局(秋田ケーブルテレビ、由利本荘市CATVセンター、大館ケーブルテレビ)がそれぞれ、局で受信したデジタル放送をアナログ放送に変換して、加入者宅へ送信するサービスを「実施する」という。
画質面やサブチャンネルとデータ放送が使えないなど制限はあるし、期限付きの暫定的処置ではあるものの実質的にアナログテレビを2015年3月まで“延命”できることになる。

新聞には書かれていないがこのサービスは「デジアナ変換」と呼ばれ(総務省のホームページでもそう表記している)、他県のケーブルテレビでは実施されているという話は耳にしていた。
秋田のケーブルテレビ局では、アナログ終了が迫っても告知がないということなら、実施しないのかと思っていた。

今回新聞記事になったのは、ケーブルテレビ局側からリリースがあったのだろうか。そうとは書かれていないし、3局のことがまとめて記事になっている。
数日前に秋田ケーブルテレビの株主総会があったので、もしかしたらその中で話が出て記者が知って記事にしたのかもしれない。

検索してみると、昨年11月1日付で総務省(情報流通行政局衛星・地域放送課 地域放送推進室)から、「「デジアナ変換」を実施するケーブルテレビ事業者の決定状況―地上デジタル放送への完全移行に向けた受信環境整備-」という報道資料が出ていた。
それによれば、デジアナ変換は総務省側で推進しているもので、実施したケーブル局には設備更新への補助金が出るとのこと。そしてデジアナ変換を実施する事業者の一覧も出ていて、その時点で既に秋田や大館では実施されることが決まっていた。
ちなみに、デジアナ変換を録画すると「コピーワンス」として扱われるそうだ。一部レコーダや録画できるパソコンなどでは録画できない可能性がありそうだ。


となると、いろいろ不満や疑問が出てくる。
1.不公平?
冒頭の通り、我々国民は「地デジ化、済んでますか?」など今まで散々地デジ化を“あおられて”きた。
しかし、国の主導によるデジアナ変換は、今になって「地デジ化、まだ済んでなくてもいいですよ」と言っているようなもの。 

中には、なけなしのおカネをはたいて地デジ対策を済ませた人もいるだろうし、まだ使えるアナログテレビを泣く泣く処分した人もいるだろう。まだアナログテレビが使えたのなら、もっと後でもよかったのに。
それに、ケーブルテレビ利用料金を払っているとはいえ、それだけで地デジ移行が3年以上猶予されるとは、アンテナで直接受信している人と比べて不公平ではないだろうか。

やるのならもっと早期からやるべきだったと思うし、デジアナ変換の終了時期や費用など、不公平感が生じないような対策が必要だったと思う。


2.秋田ケーブルテレビでは
我が家も加入している秋田ケーブルテレビ(CNA)。
この記事アップ時点では、公式サイトにデジアナ変換のことは一切記載されていない。「アナログ放送終了まであと38日」という表示もあり、7月24日でアナログ放送が完全に終了しそう。

しかし、社団法人日本ケーブルテレビ連盟のサイト内、「CATV事業者紹介」のCNAのページ(http://asp.netmap.jp/cgi-bin/smilemp/company_info.cgi?code=10110040)を見てみると、「デジアナ変換 実施年月日:2011年07月24日」とある。
もう日程が決まっているのに、CNAはそれを告知していないのだ。


CNAでデジアナ変換を行うのは確実のようだが、そうなれば次の疑問が。
ケーブルテレビ連盟のホームページには、「(デジアナ変換の)対象のチャンネルはNHK及び当該エリアを放送区域とする民間放送です。」とある。
秋田ケーブルテレビの場合、再送信を行っているTBS系列のIBC岩手放送は変換しないのだろうか?


それから、他のケーブルテレビ局の多くでも同じだと思うが、ケーブルテレビ加入世帯には「セットトップボックス(STB)」という機器が貸し出される。平たく言えば「デジタル放送チューナー」みたいなもの。
CNAの場合、基本料金では1世帯に1台貸し出される(別料金で追加可能)。

STBでは、その世帯の加入プランで受信できる全チャンネルを選局し、テレビへ出力して視聴できる。STBはアナログテレビに接続することもできる。
つまり、デジアナ変換などしなくても、CNA加入世帯ならSTB経由で最低1台はアナログテレビでも地デジ放送が見られるのだ。

果たして、現段階でデジアナ変換を必要とする世帯はどれだけいるだろうか?


ついでに・BSは?
僕は数年前まで勘違いしていたのが、ケーブルテレビでのBS(衛星放送)デジタル放送受信について。

秋田ケーブルテレビのアナログ放送では、NHKのBS放送2波をVHF1チャンネルと3チャンネルで見ることができる。
テレビにBSチューナーがなくても、またホームターミナル(STBのアナログ版機器)を接続しなくても、加入世帯内のテレビ何台でも基本料金でNHKのBS放送を視聴することができ、これもケーブルテレビのメリットだと感じていた。

しかし、デジタル放送ではそうはならない。テレビにBSチューナーが内蔵されていてもダメで、STBと接続されたテレビでないとCNA経由ではBSデジタル放送を視聴できない。
つまりデジタルの場合は基本料金では各家庭につき1台のテレビでしかBSを見られないのだ。CNAの場合、2台目以降を追加するには最低でも1台につき月額630円かかることになる。
STB未接続の地デジテレビではこれしか見られない【17日補足】アナログチューナー内蔵テレビであれば、現段階ではアナログに切り替えればBSを視聴できる
これを知ったとき、なんてCNAはガメツイんだと思ってしまったが、調べてみるとそういうわけでもなく、かつてあった法の制限による技術的な理由によるもので、多くのケーブルテレビ局で同様のようだ。
(簡単に説明すると、BSデジタル放送送信に必要な周波数は、以前は法律でケーブルテレビ局が使用できない周波数であり、法改正された今も機器の対応が遅れているため)

ケーブルテレビの信号の伝送方式には、CNAのようにSTB経由でしか視聴できない「トランスモジュレーション方式」と、テレビやレコーダの内蔵チューナーでそのまま視聴できる「パススルー方式」があるそうだ。
一部ケーブルテレビ局では、パススルー方式でBSデジタル放送を送信している所もあるらしいが、CNAはどうするんだろう。

地上波の岩手放送の再送信をデジタル化する時も、「現在協議中です」という案内を長々と出していたことがあり、加入者としては「このままでは、地デジではTBS系を見られなくなるの?」とやきもきしていた。(その後、突然、あっさりと「デジタルでもご覧いただけます」と告知された)
このようにCNAは加入者への説明が不十分に感じることがある。多くの加入者はBSパススルーという仕組みの存在など知らないのだろうが、よそではやっているところが実際にあり、設備投資すればCNAでも可能なのかもしれない。
実現する/しないに関わらず加入者(お客)への“説明責任”として、全国的な現状、CNAの今後の方針など、明らかにしてほしい。

国も地上波のデジアナ変換などでなく、こっちの方の設備更新に補助金を出すとか、BSデジタルのデジアナ変換などを進めてもいいんじゃないだろうか。


我が家でもエコポイントにつられて、地デジ化してしまった。しかし、まだ残っているあまり使わないアナログテレビをどうするか、BS受信をどうするか(毎月630円も払うなら、いっそパラボラアンテナを設置しようかとか)が目下の課題となっている。
まあ、節電にもなった(照明を消したりもしているが、前年同月比マイナス15%をクリアしてしまったのは液晶テレビの力が大きいはず)し、最近のテレビ番組ってほんとにツマラナイから、別にどうでもいいや…
※続きはこちら
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新城川と奥羽本線

2011-06-14 22:07:46 | 秋田の地理
秋田駅から北へ進む奥羽本線下りで2つ目の上飯島駅と3つ目の追分駅の間で、小さな川を渡る。
秋田市北部の上新城・下新城地区を流れて秋田運河へ注ぐ流路延長19.1キロ、流域面積74平方キロメートルの一級河川「新城川」。
新城川を渡る上飯島-追分間は複線で、線路と国道7号線がほぼ並行しているのだが、最近、冒頭の写真のように国道と反対側(東側)に新たに盛土して新しい線路が敷かれていた。新旧合わせて線路が4組並んでおり、あたかも大都会の「複々線」のよう。

新しい線路は、上飯島駅から500メートルほどの地点から追分駅まで2.3キロほどの区間にかけて、距離にして400メートルほどだろうか。(←確証はありません)
僕は最初、新城川の橋を架け替えるのだと思っていて、それにしてはずいぶん仰々しい工事だと思っていたら、そうではなかった。

橋を架け替えるのには違いないが、新城川自体を流路変更するのだという。
新城川は少し大雨が降るとすぐにあふれそうになってしまい、近年は夏場に何度も避難勧告が出され、実際に氾濫したこともあり、その対策として実施される。
秋田県による「鉄道橋・道路橋緊急対策事業」(http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1231224505225&SiteID=0000000000000)で、国道・線路の東側で蛇行している新城川を、ほぼ直線の550メートルに付け替える計画。
県のホームページより。青線が現在の新城川、赤線が新しい流路
その工事により、今とは別の場所に新しく橋を架ける必要があるし、新しく川を掘るためには今の線路の位置のままではまずい事情もあるのだろう。
新しく川を造るのだから、緊急対策といっても一定の期間を要しそうな工事だ。


JR東日本では、5月29日と6月26日に下り最終電車(秋田では珍しく0時過ぎに運行される)を運休(バス代行)して「橋りょう改築工事」を行う。
現在は2度の運休の間になるわけだが、電車に乗って現場の様子を見てみた。

結論から言うと、現在は下り線は従来通りの線路を走行、上り線のみが新線を走行していた。おそらく26日の工事で下りも新線につなぐのだろう。
乗車した時は線路部分の工事はお休みだった。下り列車は減速せずに通過し、新しい線路を通る上り電車は速度制限がかかっていて徐行で通過した。

簡単に示すとこんな感じ

では、追分側から上飯島側に向かって紹介します。※ワンマン電車の最後部から撮影。上り列車と下り列車で撮影した画像が混ざっています。
分岐点付近(奥が上飯島方向)
左から2番目の新線下り線が旧線に寄り添ってきて途切れている。後日、白いものが敷かれている部分で接続するのだろう。

上飯島方向に少し進んだところ
右から2番目の途切れているのが、役目を終えた旧線上り線。

ほぼ同じ地点の反対側(奥が追分方向)
右側の線路の外に、工事用の仮設通路ができている。

新線を走る上り電車から(奥が追分方向)
新線は旧線よりもわずかに高い位置を走っているようだ。
砂利もコンクリート枕木も電化柱(架線柱)や信号機類も新しくてきれいで気持ちいい。

新城川を渡る旧線(奥が上飯島方向)
こんなに短い橋=幅の狭い川なのだが、だからこそ氾濫しやすいのだろう。

逆方向(奥が追分方向)
飯島側は新城川のすぐ南側で新旧線が合流する。

こちらも新しい下り線がスタンバイ

工事現場を遠くから(奥が追分方向)
旧線は一直線に続いており、新しい線路が大きく右にカーブしている。

機会があればまた紹介するかもしれません。※続きはこちら
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