広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

今さらRainbow

2016-04-27 21:12:29 | 秋田のいろいろ
久々に中央交通の路線バス車両の話題。
2014年末まではまめにアップしていたものの、昨2015年末に新車が導入されたことは、コメント欄でとどめてしまっていたので、最初に改めてまとめておく。

2015年12月17日頃に、新車のノンステップ中型バスが5台導入された。
2014年に初導入された日野レインボー2は2度目の導入で2台。「か11-59」と「11-60」として秋田営業所に配置。
多数派のいすゞエルガミオは3台、「11-62」~「11-64」として臨海営業所に配置。
※エルガミオとレインボー2は、ヘッドライト以外はほぼ同一。内装等は2014年の導入車両とほぼ同じで、優先席も前向き。

これにより、
ノンステップバスは37台(EVバスは除く=開店休業中)。
うち23台が小田急バスの中古で、そのうち大型車は6台(いすゞエルガ5台、三菱エアロスター1台)。中型車17台はすべていすゞエルガミオ。
残り14台が新車での購入ですべて中型車(いすゞエルガミオ9台、日野レインボー2が5台)。
となった。

その後の状況はこの記事末尾


さて、他事業者の中古の導入は、2014年末に小田急から来たエルガミオが1台だけ入ったのを最後に、秋田市内では途絶えていた。(秋田市外などでは、元小田急でなく・ノンステップでない中古がちらほら入っている。2013年末頃導入の車両はこの記事後半参照)

今日、
ん?
比較的多く在籍する、日野レインボー(いすゞと共通化される前の純正版で現在は製造終了)だけど、ピカピカ。
ナンバープレートは「か11-79」。秋田営業所の路線を走っていた。

夜行高速バス「フローラ号」用の新車(日野セレガ)が入ったとのコメントをいただいたけれど、それは「11-81」になったようだ。
どちらも日野だから、いっしょに登録されたのか。(じゃあ11-80も?)

広告枠がまだない

典型的なレインボー
床はワンステップ。
黒い窓枠で、側窓は下固定・上スライド。後部の灯火類は極めて標準仕様に近そうで、特徴がない。ナンバープレートの照明が小さくてLEDっぽいが、転入時に交換したのかもしれない。
座席の背もたれは低めで、青紫系の柄入りのように見えた。これも、転入時に張り替えたのかもしれない。
詳しい人は外観上の特徴から元の所有者を言い当てられるのだけど、これは難しいかも。小田急ではないでしょう(同社は既にすべてノンステップで、元々日野は少ない)。

特徴的なのは、前事業者のがそのまま残っていると思われる古びた「NBA」シールが、中ドアの直後という珍しい場所に貼っていること、その上の行き先表示は、元からここにスペースがあったと思われる(前乗りの首都圏事業者の中古では、もっと前にあるか、転入時に移設した形跡があるはず)点。
そして、つり革は、バスでは珍しい三角形のがブラブラ。
おにぎり型つり革
これらは手がかりになるかな?

日野純正のレインボーは、2004年8月にいすゞとの共通車種となって、製造を終えている。
その直前の製造だとしても、10年以上の経年車。しかも、バリアフリー化を推進している中でのツーステップ。
どうしてこんなものを入れたのだろう? 小田急の中古放出が落ち着いて、入手先に困っているのでしょうか。

これ以上増えることはないと思っていた、純正レインボーが、今になって増えるとは思わなかった。

【28日追記】中央交通のホームページに27日付(27日には未掲載で、28日に掲載されたみたいですが…)で「高速バス 新宿・秋田線(フローラ号)に新車が入りました!!」という情報がアップされた。
上記、11-81について、形式などの諸元、各種安全装置等について掲載され、「これからも、高速バス 新宿・秋田線(フローラ号)をよろしくお願いいたします。」としている。
小田急バスなど県外他社はこういうのをやっていたが、中央交通では初めて。県外での古いバスによるツアーバス事故もあって、快適さと安全性をPRする意図だろう。
「一般路線バスに中古車が入りました!!」とはやらないでしょうねぇ…

※コメント欄の通り、この直後から臨海営業所担当路線を走るようになった。貸出もしくは移籍したと思われる。【6月15日追記】その後、再び秋田営業所に戻ったらしい。【2020年11月3日追記】さらに2019年には五城目営業所に移籍。実質、新国道経由五城目線専用車両となった。

その後の中古車導入
翌2017年にもレインボーが導入された。
コメント (17)
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新庁舎の周辺

2016-04-26 21:25:24 | 秋田のいろいろ
秋田市役所の新庁舎が、間もなく開庁する。
秋田県庁向かいに1964年に建てられた4階建て現庁舎の東隣、2008年までNHK秋田放送会館(秋田放送局)があった場所に、6階建てで竣工。中央地区の公民館的機能を持つ中央市民サービスセンター“センタース”も同居。
正式な開庁は連休明けの5月6日金曜日だが、3~6階に入る課所室は2日月曜から移転して業務開始とのこと。

庁舎の内外については、公式情報や報道を見ていただくとして、ここではその周辺のいろいろを取り上げます。
とはいっても、まずは簡単に概要。
山王大通りから庁舎南西側。左手前が現庁舎・奥が新庁舎
南西側が正面になるようで、このアングルの写真や映像がよく使われる。
上部の一部分だけの緑色がかったガラス張り部分が目を引くものの、それ以外はわりと地味。現庁舎と一体感があると言えなくもない。※現庁舎は解体されるので、今だけの光景。
もっと背が高くなると思っていたけれど、横方向に長いということなのか、高さや威圧感は思ったほどない。

上の写真の真裏。北東角(ナガハマコーヒー付近)から。手前は以前から遊歩道
狭い裏通りから見ても、暗さや圧迫感は少ない。
東面と南面だけ、各階の窓の上部に木製っぽい横方向に6本ずつある柵みたいなモノがあるのは、目的がよく分からない。上の写真では左の東面にはあり、右の北面にはない。あったほうがデザイン的に引き締まって見えるけど。日除け?

小路から東面
庁舎東側には細い道路があり、飲食店やマンションが並ぶ。そこから新庁舎を見ても、以前からここにこれがあったかのような、既視感を覚えるのが不思議。
現庁舎のみならず昔NHKがあった頃の雰囲気とも、どことなく似ているのかも。
※NHKは3階建てくらい(その上に高いアンテナ)で、白っぽい建物だった。弘前支局など似たようなNHKの建物は全国各地にある。

外見としては奇抜でなくて好感が持てるけれど、内部は吹き抜けがある。実物を見ていないけど、今どき吹き抜けってのはどうなんでしょう。無駄な空間で不要だと思う。吹き抜けがなければ、もっと効率的な庁舎ができたのではないだろうか。

新庁舎には、現庁舎に入っている課所室のほか、10か所の庁舎(周辺にある建物もあれば、歩いて行き来できない距離にある建物も)に分散していたセクションも移転して集約される。
したがって、中央交通臨海営業所(旧・交通局)隣接の建設部道路維持課、その向かいの環境部、その裏の奥の農林関係の課なども新庁舎へ移転。まだ新しい環境部は庁舎ごと売りに出される。【2021年2月6日追記】環境部庁舎はその後、なかなか買い手がつかず、2019年に産業廃棄物処理・再生可能エネルギーの「ユナイテッド計画」が1億9722万円で落札、改修後2021年5月に、潟上市にあった本社を移転することになった。建物は1991年築、敷地5428平方メートル、延床2905平方メートル。
現庁舎裏にあり、建物は残る消防庁舎の上のフロアに入っていた防災安全対策課と情報統計課も移転。
現庁舎の3軒くらい隣の民間ビル「山王21ビル」に入っていた市教育委員会が移転するのは、賃借料の削減ができるから当然だけど、大家さんは痛手ですな。
山王21ビルのテナント一覧。向かいは県庁第二庁舎、奥が県庁正庁舎【2021年4月11日訂正・以下同様に読み替えてください】本庁舎で、写っていないその向かいが市役所
【追記】新庁舎稼働後の5月上旬時点でも、テナント一覧はそのまま。2月26日付秋田魁新報秋田市地域面によれば山王21ビルは「夏前までに契約を解除する」とのこと。6月25日には、テナント一覧の市教委関連の部分が上から目隠しされていた。2018年1月6日時点でも、空きフロアのままの模様。


●コンビニ
報道では、新庁舎北側にコンビニエンスストアが入るとのこと。どのコンビニが入るのかと思って、各チェーンホームページの新店舗オープン予定(最近は各社とも掲載するようになった)を見ていた。
その結果、入るのはローソンだった。「秋田市役所店」として5月6日オープン。(詳細は未掲載で、営業時間等は不明)

どうやって入居店舗を決めたのか知らないけど、ローソンなのが意外。【28日追記・市が募集して3者が応募し、選考により決定したとのこと。コメント欄参照】
秋田市立病院にはファミリーマートが入っていて、患者の需要に応じて2つの店舗が入っているとか聞いていたし、ファミマの会長が秋田出身だし、最近は秋田杉を使った店舗や吉本芸人が店に来るなど、秋田でいろいろやっているから、ファミマが入るのではと予想していた。
【30日追記】30日付秋田魁新報秋田市地域面によれば、「県内の官公庁内に大手コンビニが出店するのは初めてだが、24時間営業とはいかない。」(→大手じゃないコンビニは前例があるってこと?)8時開店で、閉店は平日は22時、土日は18時とのこと。
公募時の資料には、平日の8~18時は必ず営業し、あとは市と協議して店側が自由に決められたようだ。商品搬入はセキュリティをクリアすれば24時間可能だそうで、だったら営業も可能?
近くに別店舗もあるし、ダラダラと営業しないってことかな。
【5月7日追記】7日付魁地域面によれば、売り場面積は約86平方メートル。旧庁舎にあった秋田市職員互助会の売店はなくなった。ローソンでは酒・たばこ扱いありとのことだが、今日現在の公式ホームページでは、酒・たばこ・ATM・コピーなどはなく、「MACHI cafe」のみ。
【5月24日追記】5月2日に岡山市役所内にローソンができたことが、プレスリリースされていた。(秋田市役所についてはなし)
岡山は「官公庁内のローソン店舗としては全国で19店舗目、市役所内としては7店舗目」とのことなので、秋田市役所店はその次か。
(以上追記)

そもそも、秋田市役所周辺には、既にローソンが2つもある。
いずれも庁舎から北方向の旧国道に面した「秋田山王一丁目店」と「秋田けやき通り店」。
200メートルほどの一角にローソンが3つできることになり、さらにデイリーヤマザキとセブン-イレブンもある。オフィス街で需要は多いのだろうけど。(その一方で、市役所向かいの県庁側にはコンビニがない)
ローソンホームページの店舗検索地図に加筆。★が新庁舎、Yがデイリーヤマザキ山王二丁目店、7がセブン-イレブン秋田山王1丁目店
【2018年1月6日追記】デイリーヤマザキ山王二丁目店は、2017年中に閉店し、空き店舗になった。
【2018年3月7日追記】旧国道のローソン秋田山王一丁目店も、2018年初め頃までに閉店した。


●1-1-x
現庁舎の所在地は、「山王一丁目1番1号」、1-1-1。
秋田市の法則では、市役所に近いほうから丁目と番地が付けられるから、当然ではある。

新庁舎の位置にあった頃のNHK秋田放送局は「一丁目1番2号」であった。
じゃあ、そこへ移転したからには、市役所が1-1-2になるの?

秋田市から告知などは特になくて疑問だったが、ローソン新店舗の所在地で分かった。引き続き1-1-1のようだ。


●バス停
市役所の最寄りバス停は「県庁市役所前」。
下りは県庁正庁舎、上りは市役所のそれぞれ正面玄関のほぼ真ん前にバス停があり、かつほぼ真向かいに向き合っていた。間には、信号機つき横断歩道(押しボタン式でも良さそうだが、そうではない)もあり、移動はスムーズ。
秋田市内では、おそらく秋田駅西口、東口に次いで乗降客数が多い停留所ではないだろうか。

上下とも、同じ形の待合所があった。一般的なサイズよりやや大きい(広い)程度で、退庁時間帯などは客が収まらずにあふれ出る。
待合所
市営バス時代は、その中にバス接近表示装置が上下とも設置され、そこにバス停名が表示されていた。(下りは「県庁前」、上りは「市役所前」と表記)
(再掲)市役所前の接近表示。左右には広告も掲出
現在は、バスロケも広告も撤去され、時刻表のほかは小さな表示板がある程度。
「ベンチ真上、雨漏りしております。」だって…
空港リムジンバスの始発点であるほか、県内便の高速バスも停車するため、秋田県内3事業者の名称が書かれている。空白の部分にかつては「市営バス」と書かれていたはず。


新庁舎オープンに伴い、上り側バス停が、6日の始発から現在より約130メートル東(秋田駅)寄りの新庁舎前に移動する。新庁舎の玄関とは、屋根付き通路で結ばれる。
新しいバス停。柵でふさがれている部分は、歩道を切り欠いたバスベイ
待合所はかなり大きい。
待合所に自転車が2台。駐輪場じゃありませんよ
ベンチも時刻表掲示板もなかったけれど、今後設置されるのでしょうね。

新しい通路・待合所は、庁舎と一体感のあるデザインだけど、なんか頭でっかちそう。
それに、待合所の開口部が大きく、通路部分には壁がない。真冬に吹雪が吹き付けそうな立地だけど、大丈夫かな。秋田駅東口や大学病院のような、透明な壁を設置したほうがいいような…

庁舎移転に合わせて移設するのは当然のことだけど、少々不安も。
次のバス停「県庁第二庁舎前」(昔は市立体育館前、その後NHK前だった)との距離が、交差点を挟んで140メートルほどになる。近すぎないか?
朝夕などバス停の間にバスが連なって詰まってしまったり(交差点左折車は迷惑)、車内放送が間に合わなかったり、客が降車ボタンを押しそこねたりしそう。
【27日追記】第二庁舎前の車内放送には「山王胃腸科」の比較的長い広告が入る。市役所前バス停が現在の位置であっても、信号に引っかからない時は、放送が終わるのとほぼ同時に第二庁舎前に到達しているので、移動後は、広告が終わらないうちに通過する可能性がありそう。
【2018年1月6日追記】その後、2018年1月に久しぶりに、大川反車庫発秋田駅経由大学病院行き赤沼線に乗ったら、「次は県庁第二庁舎前、県庁第二庁舎前。山王胃腸科前でございます」みたいな短いものに変わっていたようだ。【2月19日追記】手前の県庁市役所前で、従来と同じ内容の広告が「山王胃腸科は次の県庁第二庁舎前でございます」みたいな言い回しで流れた上で、第二庁舎前で短い広告が入っていた。2度、広告が入るようになったのだが、広告費はどうなっているんだろう。【9月21日追記】車内放送は「次は県庁第二庁舎前、山王胃腸科前でございます」と、バス停名を繰り返さず1度だけ言うという、異例の短いものだった。
左が新バス停、右の▲が第二庁舎前

第二庁舎前。左の▲が新バス停
※新庁舎は道路からやや引っ込んで建っているため、東側から見ると、手前のビルに隠れて目立たない。

それに、駅から来る下り側バス停は、旧庁舎真向かいに残るわけだから、市役所に用のある人は降りてから遠い。むしろ、第二庁舎前を使ったほうが距離的には近いが、道路横断(信号待ち)が1回多くなる。(僕だったら第二庁舎前で降ります)

第二庁舎前バス停もそれなりに利用者はいるから、容易に廃止・統合するわけにもいかないのだろう。
しかし、上り側第二庁舎前バス停は、歩道が狭く(上の山王21ビルの写真参照)、トラックが路上駐車して荷降ろししたりして、若干ごちゃごちゃしている。
次の山王十字路バス停まで300メートル以上離れているのだし、もう少し山王十字路(駅)寄りに移すなど、一考の余地がありそう。


バス停移動に伴い、当然、県庁正庁に用がある人が上り側バス停で乗降する時は、従来より歩く距離が長くなる。消防庁舎やその裏の民家などからバスを利用する時も同様。

移動後の模様はこちら


●市営バスの名残が消える
中央交通のホームページに、バス停移動とともに「秋田市役所バスコーナー閉鎖について」が掲載された。
5月2日16時で、市役所内にあった同社バスコーナーを閉鎖、すなわち新庁舎へは移転せず廃止するというもの。

すっかり忘れていたけれど、そんなものもあった。
正面玄関を入ってすぐの右、総合案内の向かいにあり、路線バスの案内や回数券の販売をする場所。平日の9時から16時(13~14時昼休み)の営業。

庁舎内に銀行があるのは珍しくないと思うけど、バス会社の窓口があるのは多くないかもしれない。
これは、秋田市に市営バスがあった名残。

かつては、「市営バスコーナー」という名称で、交通局廃止後、それが中央交通に移管されて「バスコーナー」と名前を変えたようだ。
市営バス時代は定期券も売っていたような気がして調べてみたら、そればかりか「航空券、国鉄乗車券・指定券の取り次ぎ(翌日渡し)」「旅館の紹介」までやっていた。交通局に観光事業もあり、有資格者がいたからできたのだろう。【27日追記】中央交通(もしくはその子会社)にも資格者はいるでしょうけど…
1985年4月に開設されていた。

ちなみに、開設時期は不明だが、土崎支所(現在は北部市民サービスセンターに再編・移転)にも市営バスコーナーが2003年3月まであった。


中央交通にしてみれば、さほど利用が多くない所に社員を配置しなければいけないし、近くに自前の長崎屋バスターミナルがあるし、回数券は車内でも売っているし、正直、バスコーナーはお荷物だったのだろう。バスコーナーを問い合わせ目的で利用する人がどのくらいいたのか知らないけれど、廃止は妥当ではないだろうか。
ローソンで回数券を売れば、フォローとしてはベターかな。【11月3日追記】セット回数券に限り、市役所のローソンで販売しているとのこと。
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さらに白い桜

2016-04-24 23:07:42 | 動物・植物
曇りがちの天気の中、満開になった秋田市のソメイヨシノ。
日曜日にやっと晴天になったものの、早いところではだいぶ散ってしまっている。
土曜日 太平川・横森橋付近から下流方向
名所である牛島~楢山地区から線路を越えた上流側の太平川側沿いにも、点々と桜がある。(過去の記事
土曜日の段階で散り始め。

日曜日 鷹匠橋付近から千秋公園御隅櫓
千秋公園の外側にはほとんど桜はないが、本丸奥の御隅櫓周辺はピンク色なのが外からも確認できた。
やはり千秋公園は他より遅めで、今日の段階でも充分見頃だったそうだ。


さて、ソメイヨシノが散った頃、あまり人の手が入らずに木々が生い茂る千秋公園の西側斜面に、真っ白い花をたくさんつける桜(カスミザクラもしくはオオシマザクラ?)が咲くことに、数年前に気づいた
今年も、
階段の上できれいに咲いている(左側下は白いツバキ)
この桜は写真よりも肉眼で見たほうが、真っ白で美しく感じる。
改めて千秋公園周辺を見渡すと、
けっこう白い桜が!
斜面や旭川の岸、間の民家の中など、ちらほらと同じような白い桜があった。

上の写真右側の高い位置にも白い桜が見えているが、そこに階段がある。
以前から桜の存在を知っていた階段とは別の階段であり、ここは千秋公園の丘の北端に当たる。奥羽本線の車窓からも見えるはず。
階段の上へ
こちらも大きな木に、大きくてたくさんの花で見事。
階段の下のほうにもある
西向きである最初の階段と比べると、北面のこちらは日当たりが良くないはず(開けているので悪くもない)だけど、こちらのほうが開花が進んでいるようにも感じる。ひょっとしたら、西の階段とよく似ているけれど違う桜なのかも。(西のほうはやや下向きに咲くような気もする)

別の場所の白い桜
一見、リンゴの花のような雰囲気。花びらが丸みを帯びているせい?
(再掲)西の階段の桜
やっぱり少し違う品種なのかも。

さらに続きます
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千秋公園の桜2016

2016-04-21 20:30:03 | 秋田の季節・風景
2016年の秋田市の桜(ソメイヨシノ)は、4月14日に開花(平年-4日、前年+3日)、19日に満開(平年-3日、前年+4日)となった。【23日補足・開花直前に冷えこんだため、思ったほど早い開花ではなかった】天候は花曇りが続き、寒からず暑からずの気温。
熊本を中心とした九州の地震がうそのよう。5年前と同じような気持ちで桜を眺めている。

以前から何度も述べているように、特に高齢のソメイヨシノでは、花がたくさん(それなりに?)咲く“表年”とあまり咲かない“裏年”を交互に繰り返す傾向があるように見受けられ、秋田市の桜の名所といわれる千秋公園でもそれが著しかった。
昨2015年は裏年だったので、今年は良いはず。
本丸から二の丸を見下ろすと、
お見事!
千秋公園は気象台より数日遅れた開花状況になるが、今日時点で開花状況としては満開でしょう。そして花付きは良好。表年の満開で、まさに見頃。

ただ、以前より枝が刈り込まれたのか、あるいは若干花付きが鈍いのか、わずかに控えめなような気もしなくない。でも、これはこれでいい。二の丸広場方向を見下ろすと、桜のかすみがかかったようで、美しい。
二の丸の胡月池。上が本丸
シートを敷いて宴会する人は少なかったものの、老若男女が散策したりベンチで弁当を食べたり。
下が二の丸広場、上が本丸表門付近

ところで、千秋公園内のケヤキなど落葉樹はまだ芽吹き前。その下では、スミレ(タチツボスミレ?=過去の記事)が水色の花を点々と咲かせている。場所によっては、
一面の黄色い花
これもスミレ。青いスミレよりも大きな群落を作っているのを2か所見つけた。
黄色いスミレ
野生スミレとしては大きい部類で、パンジーを小さくした(=いわゆるビオラ)ようにも見える。葉っぱもだいぶ大きめ。
以前、浜田の梅林園で見た「オオバキスミレ」か。千秋公園にもあったのか。

秋田市の桜は、この週末までは持つでしょうか。→続きはこちら
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CNA交通情報がやっと…

2016-04-19 23:11:13 | 秋田のいろいろ
秋田ケーブルテレビ(CNA)の自主放送・コミュニティチャンネルが2015年春に再編され、122ch「お天気・交通情報」チャンネルのライブカメラによる道路情報も変わっていた。その中で、引っかかっていたことが2点あったのが、いつの間にか(最近だと思われる)ある程度解消されていた。

1つは、道路情報カメラの映像を一覧で表示する画面の略地図。
いくつかの誤りがあり、特に羽越本線と秋田新幹線が秋田駅以北の秋田貨物駅付近まで“延伸”されてしまっていた。模式化された略地図とはいうものの、これでは略ではなくウソ。
(再掲)北側の画面
それが、
正しくなった
秋田新幹線が秋田駅止まりになり、北の「羽越本線」が「奥羽本線」に修正。南側に「羽越本線」が新たに表示された。
南側の画面は、
新幹線を修正
これ以外は以前のまま。秋田運河が雄物川とつながらずに太平川まで続いていたり、道路番号だけの表示で分かりづらかったりするのは、改善されていない。


もう1つは、秋田新幹線の到着情報。画面にスペースは用意されているのに、空白で「秋田新幹線こまちの到着情報をお届けする予定です。」が表示される状態がずっと続いていた。少なくとも昨年末までは。
(再掲)
現在(17日に気が付いた)は、
やっと表示された!
予想通り、秋田駅中央改札口の液晶ディスプレイと同じ内容の表示。表示更新のタイミングなど、画面が真っ黒になる場合がある。
その下に「※盛岡駅出発時点での運行情報になります」の文字。

でも、案内の最下段のスクロール表示に「くわしくは駅係員へお尋ねください」とある。テレビを見ていてどうやって駅係員に聞けばいいんだ!
そして、なんか画面がチラチラしたり、明るさが均一でなかったり…画面をカメラで撮影しているような見え方。もしかして?
秋田駅中央改札口前。右が改札口で、写っていないが到着案内ディスプレイがある
上の写真左側、観光案内所を示す緑色の「?」の看板の上に注目。
位置を変えてアップで
「秋田市観光案内所」の看板の左側、赤色灯の上に、今までなかった物体がある。

ちなみに、そのずっと上の天井近くにある丸っこい物体は、NTT東日本のライブカメラ「秋田ふるさとLive」用のカメラ。今年7月いっぱいでサービス終了予定。

新たに設置されていたものは、
ソニー製のネットワークカメラ
その上にネットワーク関連と思われる機器がつながっている。
このカメラの真正面が到着案内のディスプレイ。このカメラで画面を撮影し、その映像が放映されているのに間違いない。
最先端のようで原始的なような方法だ(空港のほうもこうやってるの?)。カメラを設置する手続きに手間取って、放映開始まで1年近くかかったのだろうか。画面のデータをJRからCNAへ直接送ってもらうようなことはできなかったのだろうか。

とりあえず、やっと正常な情報提供ができるようになりましたね。※その後、2016年10月の変化
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一里塚信号/特注矢印

2016-04-17 20:54:26 | 秋田のいろいろ
3月2日にトラックが突っ込んで信号柱が倒された、秋田市の八橋一里塚交差点。
仮設の信号柱・信号機が設置されていたが、先週はじめに新しい(正式な)信号柱が立てられ、その後、週末までに新しい信号機が設置された。これにて原状回復完了だろう。
奥の柱


以前はコンクリート柱だったのが、最近主流の金属製になった。
車両用信号機のアームは、以前は2本の棒の間が開いて、下の棒は途中でカーブして角度がついていた(昔からの一般的なタイプ)。新しいアームは、流行りの2本とも一直線で平行のタイプ。
近年の秋田県警のアームの選択は気まぐれで、年度によってまちまち。八橋一里塚交差点では、複数年度にまたがって更新されていたので、事故以前から異なるアームが混在していた。
車両用信号機
信号機は、車両用歩行者用とも、コイト電工製で車両用はフラット型。以前と同じ。
事故前のものを修理して復活させたのかと思ったら、少なくとも車両用は新品らしい。以前は、ボディがまな板状の初期のフラット型だったが、今回設置されたのは、縁に若干の角度や切り欠きがある、最近のフラット型ボディ。銘板は横向き。
秋田県警独自の、メーカーと導入年を示すシールは、今のところなし。

道路管理者管轄の「八橋一里塚」の地点名(交差点名)表示は、おそらく以前の転用。
前回も書いたように、今後も同様の事故が発生する可能性はあり、そうなれば信号待ちの歩行者が巻き込まれる危険性が高い。幅員減少の道路標識や、ガードレールの設置をすれば、多少は危険が減ると思う。検討してもらいたい。

【9月7日追記】この後、おそらく7月から9月初めのどこかで、角に柵(ガードレールではない)と反射する棒状のものが設置された。この記事中ほど参照。



秋田市中央部の旭川にかかり、保戸野地区と千秋地区を結ぶ小さな橋の1つ、保戸野新橋。
保戸野側・上流側から。奥の丘は千秋公園
両岸の道路形状がやや複雑かつ交通規制がかかっていて、そのことを示す道路標識がいくつか設置されているのだが、(主に補助標識の言い回しに)統一感がないことをずっと前に記事にした
その1つに変化があったのに気づいた。
(再掲)以前の記事の略図。「北」が上流方向、AB側が保戸野

橋の上。向こうが千秋
保戸野側から渡る時に見る、対岸の標識。
(再掲)以前の同じ場所

現在の標識 (再掲)以前の標識
ここは、略図でいう右の「C」方向は一方通行なので進めない。左前の「D」と左の「E」へ進むしかないことを矢印で示す「指定方向外進行禁止」の標識が設置されている。それが新しくなった。
以前は、DとEをまとめて1つの左折路ととらえ、一般的な左矢印の標識だった。
それが、道路形状を忠実に示し、進めない方向の道路を矢印なしで示すデザインの標識に交換された。裏面のシールによれば、2014年に行われていた。

全国的に交差点の状況に応じて、このような“特注”の指定方向外進行禁止標識が設置されることがある。秋田ではとっさに思い浮かばないけど【コメント欄参照】、青森県弘前市では、桝形交番前の変形交差点とか。

現地で見れば、道がいったん左に折れてから、すぐに右折して前方へ進むようにも感じられるので、「左折」でまとめても差し支えないようにも思える。そもそも、この方向に進む車はそう多くはないだろうし。
前の標識が別段傷んでわけでもなく、どうせならほかのボロっちくなった標識や消えかけた道路標示の更新に費用を使ってほしかった気もする。
まあ、いろんな人が(【18日追記】間違って進入してしまった車とか)通るし、それでトラブルになっても…ということなんでしょう。
コメント (3)
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マグノリアの季節

2016-04-15 00:20:25 | 動物・植物
秋田市保戸野にあるアパート。
「MAGNOLIA HODONO」
別の表示板によれば「マグノリア保戸野」。
マグノリアって?

川反(かわばた)の夜のお店。
「MAGNOLIA」
ここにもマグノリア?

ドラマ「刑事コロンボ」の21作目「意識の下の映像」(1973年)には、ロサンゼルス市内に「マグノリア劇場」があることになっている。(日本語版でもそのまま「マグノリア」)ロサンゼルスに「マグノリア」という通りが実在し、1999年には「マグノリア」という映画も公開された。
ニューヨークには、「マグノリアベーカリー」というカップケーキ屋があって人気で、2014年に表参道に進出したそうだ。

マグノリアってどういう意味?
ヒントは、今の時期らしい花。

答えを漢字で表記した小料理屋(?)が、川反からすぐの南大通りにあった。(昔は楢山登町にあったのが移転)
「辛夷」
「辛夷」って読めない!


答えは、植物のモクレンやコブシのこと。
再掲)コブシの花
「辛夷」は中国ではモクレンを意味するそうだが、日本語では「こぶし」。

英語の「magnolia」は、モクレンの仲間全般を指すようだが、コブシやモクレンはアメリカに自生しない。タイサンボクという仲間(日本でも植栽される)は自生し、ルイジアナ州とミシシッピ州の「州の花」に指定されている。
語源は、生物の正式名称でラテン語の文法による学名のようだ。フランスの植物学者ピエール・マニョル(Pierre Magnol)にちなむ。
だから、モクレン科モクレン属の植物の学名は、どれも「Magnolia ○○」。中でもコブシはズバリ「Magnolia kobus」。

「magnolia」には「薄いピンク色」の意味もあるそうだ。
日本ではコブシは白いイメージだけど、たまに薄いピンク色が入った花が咲く個体がある。そんなところからか。
(再掲)ピンクっぽい花のコブシ

川反のマグノリアの看板
川反のマグノリアの看板には、(モクレンなどでなく)コブシっぽい花が描かれている。マグノリアは花弁が6枚で、この絵もちゃんと6枚ある。
看板の色はピンク色、店名もそんなところから「magnolia」なのだろうか。


アパートのマグノリアには、コブシかモクレンが植えてあるのかと思ったけど、ツバキと針葉樹だけ。
由来は分からない。アパートの名前なんて、どこも似たようなもんでしょうけど…


マグノリアの1つであるコブシは、千昌夫の「北国の春(いではく 作詞、遠藤実 作曲)」に歌われたことで、北国固有の花のようなイメージがあるが、九州にも分布するとのこと。(四国には自生しないらしい)
そして、「コブシの名は知っているけど、花の姿は知らない」という日本人もけっこういるかもしれない。NHKBS「にっぽん縦断 こころ旅」では、毎年のように火野正平さんが同行するスタッフに「これがコブシだよ」と教えている。今年も。
一方、アメリカ(ヨーロッパには自生しない?)では、作品や店の名になるなど、もしかしたら日本よりも身近な植物かもしれない。ただし、タイサンボクはもっと遅く初夏近くに咲くはずだから、日本とは違う季節を感じさせているのだろう。

秋田市では、今日、ソメイヨシノの開花が観測された。丘や庭先では、マグノリアも咲き出した。
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自衛隊入口/中央高校入口

2016-04-12 21:14:23 | 秋田の地理
秋田市北部の2つのバス停の変化。
●巻き直し
新国道(という名の県道56号線)側の「自衛隊入口」上りバス停は、ポールのたぐいが設置されず、近くの電柱の広告スペースにバス停名称や時刻表が表示された“巻きつくバス停“であることを、以前記事にした。※この柱の広告会社はNTT系ながら、トランスも設置されているので、電信柱と電力柱の共用だろうか。
(再掲)
市営バス(と中央交通の競合)時代からのもので、だいぶくたびれた感じはしていたし、こんな場所にバス停の表示があるとは思わない上に、配色のせいもあって、目立たなかった。

久しぶりに現地に行ってみると…
奥の電柱
今までよりも目立つような??
巻きつけられているものが新しくなっていた!
隣の電柱の広告も変わったようなので、いっしょに変えたのだろうか。(バス会社が負担したのか、広告会社の好意なのか)
2015年8月撮影のGoogleストリートビューでは以前のままだったので、交換されてまだ1年経っていない。

従来は、上から下までほぼ白だったのが、上部には一般のポールと同じような会社名・ローマ字入りバス停名が、下部には他の電柱広告と同じ、広告会社名と「ここは将軍野南3丁目」の現在地表示ができている。
従来よりもやや高い位置になり、足をかける棒を通す穴が空いた。(従来は棒よりも下が上端だった)


(再掲)このタイプの表示板を意識している。総数では多くはないが、新国道など市営バスとの共同設置バス停でよく見られたタイプ
色や書体はリアルだけど、社紋がなく、「ち」は「TI」の訓令式ローマ字。(これらの点は他のバス停でもまちまちですが…)
弘前五城目(廃止)にあった、”絵にかいたバス停“に近くなったといえそう。

時刻表は、相変わらずテープでべったりとくっつけている。ポケットなどを付けてスマートに差し替えできればいいのだろうけど、耐久性に難があるかな。

裏面も、
同じように新しくなった
こちらは以前から棒が通っていたけれど、やはり若干上に移動した。(従来のはズリ落ちてたのか?)

それにしても、以前からそうだけど電柱が微妙な位置。道路の切り欠きがいちばん大きい部分に、点字ブロックが2か所あるのも謎。乗る時はどこで待てばいいのか、不安になる。
点字ブロックの所に立っていたら、ちゃんとドアを合わせて停まってくれました。


●移設&名称変更
新国道の西側を500~1000メートルほど隔てて並走する、旧国道である市道。
ここを寺内経由と呼ばれる路線バスが走っている。通町・将軍野経由市民生協入口行き、県庁・将軍野・サンパーク経由秋田厚生医療センター(組合病院)行き、県庁・土崎経由飯島北(一部土崎駅止まり)行きの3路線。いずれも元・市営バス路線で、現在は減便されて、昼間は1時間に1本ずつの運行。

寺内経由で位置的に新国道経由の自衛隊入口に相当するバス停が「中央高校入口」。
下りでは、ここを過ぎると、将軍野方面と土崎方面に道が分かれる。将軍野経由では、坂を下った次が「中央高校前」だが、土崎経由では高校前は通らない。
下り側。将軍野方面は、すぐに右折する
旧国道は歩道がない狭い道で、沿道に昔からの家が立ち並ぶ。さらに、この付近は高清水と呼ばれる丘陵であり、中央高校入口バス停の東側(新国道寄り)は山というか林になっている。
上り側
下り側バス停は民家の玄関先にポールが置かれている感じなのに対し、向かいの上り側は落葉樹と笹やぶに囲まれた、里山の趣き。広面の「秋大糠塚官舎前」に似たシチュエーション。
再掲)秋大糠塚官舎前下り側。上りはホームセンターの裏側【23日隣のバス停と勘違いしていたので訂正】駐車場の前

上にツバキが咲いている
棒の光り具合からして新しそうなポール。文字からしても中央交通移管後のタイプ。訓令式の「TYU」とヘボン式の「CHI」が混在。


今週末16日・土曜日から、この中央高校入口バス停が移動し、名称が変わる。
100メートルほど秋田駅寄りに「秋田城跡歴史資料館前」として。

高清水には、奈良時代~平安時代にかけて「秋田城」があり(秋田駅近くの江戸時代のは「久保田城」)、発掘調査が行われている。
その資料をまとめた「秋田市立秋田城跡歴史資料館」が16日に開館することとなり、その最寄りバス停の役目を担う。

資料館は旧国道には面していない。細い道へ曲がって若干坂を上って1軒目くらいの位置。
開館準備が進む秋田城跡歴史資料館の正面
旧国道から直接入れる大きな駐車場も作られ、下りバス停はそこへ置かれるようだ。駐車場奥の階段を介して、資料館へ行き来できるはず。
上り側はもう少し駅寄りの民家付近に置かれる模様。

中央高校入口は運賃が変わるバス停。
移動したことにより、それが変わったりはしないのかな? 駅方向だと手前だから同じ運賃でいいはずだけど、土崎・将軍野方面だと??

100メートル移動したことで、不便になる(歩く距離が長くなる)住民は多少は出てしまうだろう。反対に便利になる人もいるだろうし、資料館来館者はなおさら。よそ者がとやかく言えることではない。
名称が変わることは、「中央高校”前”」と明確に区別できることになり、良いと思う。某週刊紙の記者が、両バス停を混同して文句を言っていたことがあったのは、解消されそう。

中央交通では、昨年10月に告知をほとんどせずに複数のバス停名を変更した。法令では事前告知が義務付けられている。
今回は、ホームページにずっと前(3月23日付)から掲載されているし、秋田市の広報紙にも掲載された。広報は市の施設だからってこともあるでしょうけど。だけど、車内や現地とかには掲示はあるだろうか。混乱がないことを願います。

なお、「中央高校”前”」のほうは、校舎改築工事に伴い、下り側バス停が今年度いっぱいの予定で一時的に移動中。

【14日追記】1965年末の秋田市電廃止後のバス路線を告知する秋田市広報紙に、中央高校入口を指すと思われる「市立高校入口」バス停の記述がある。歴史あるバス停だったようだ。(現在の中央高校は、1982年に秋田市立高校が県へ移管されたもので、学校の場所は同じ。)

移動後の模様はこの記事後半
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JRの変化2016春

2016-04-10 23:44:17 | 秋田のいろいろ
3月26日のダイヤ改正など、JRの変化。
●駅の時刻表
今ダイヤ改正から、JR東日本秋田支社管内の駅(全駅かどうかは不明)に掲出される時刻表の形式が変わった。
土崎駅下りの新時刻表

以前のはこういう形式。
(再掲)大張野駅
以前は、エクセルで表を組んだような、1本の列車につき1行を使う形式。
新しいのは、「時」ごとに行を分け、発車する「分」を大きく記す、大都市圏の駅などと同じタイプ。

バス停の時刻表だと、前者は秋田の中央交通、後者は秋田市営バスや弘南バスに当たる。
新しい時刻表は、1時間に何本あるかとか、どのくらい間隔が開いているのかとか、視覚的・直感的に分かりやすい。路線バスなら(極端に便数が少ない以外は)このタイプにするべきだと思う。
鉄道では、秋田のような1時間に1本とかなら、別に以前のものでもいいような気もする。行き先や乗り場などが大きな文字で表示できて見やすかったり、終着駅到着時刻などの情報が付加できるし。


●貨物用機関車
元を正せば北海道新幹線開業が原因と言えそうだけど、秋田を含む日本海縦貫線の貨物列車をひく、JR貨物の機関車に、いくつかの変化。

2015年のダイヤ改正では、国鉄時代から使われているEF81形電気機関車(富山所属)が秋田まで来るのが1日1往復に減少した一方、青森方面から大館までは金太郎マークの大型のEH500形電気機関車(仙台所属)が1日1往復ながら初めて定期で乗り入れるようになっていた。

今改正では、富山のEF81の定期運用が消滅。
当分は、JR東日本所属の同形も含めて、臨時や代走で走行することはあるものの、ひっそりと退いたことになる。
EH500は、北海道新幹線開業により津軽海峡線を走行しなくなり余裕が出たのか、さらにもう1往復が秋田県へ乗り入れ。秋田貨物駅まで来るようになった。(もう1往復は引き続き大館折り返し)

さらに、もう1つ。
寝台特急「北斗星」用としてJR東日本が所有していた、EF510形電気機関車に余剰が生じ、一部がJR貨物へ売却されて青い塗装のまま日本海側で貨物列車をひいていた
北海道新幹線開業により「カシオペア」も廃止され、青い塗装のほかカシオペア用の銀色の塗装のものも含めて、東日本に残っていたすべてのEF510がJR貨物へ売却され、富山へ配置されたとのこと。
間もなく、秋田でも銀色のEF510が貨物列車をひく姿を見られることだろう。
なお、ツアーで運行されるカシオペアは、JR貨物から機関車を借りて運行するそうだから、当分は塗装を変えないかもしれない。
その後実際に運行開始。ツアーのカシオペアは、古いEF81がひいているようだ。


●いなほマーク
2013年9月から、羽越本線の特急「いなほ」の車両が代わった。
新しい車両は、常磐線「フレッシュひたち」で使われていたE653系電車の塗装を変更したもの。

最近の特急はたいていそうだけど、従来の485系と違って、列車正面に列車名(ヘッドマークなど)の表示はなかった。
よく似たデザインの「つがる」用E751系ではヘッドライト下の帯状の部分に「Tsugaru」とあったが、E653系ではフレッシュひたち時代から真っ白だったようだ。【19日訂正・「Hitachi Express」との薄い表示があったとの情報をコメントでいただきました。】
(再掲)分かりにくいけど「Tsugaru」
ダイヤ改正頃から、一部のE653系の帯状部分に「INAHO[夕日の絵]いなほ」と表示されているとのこと。ヘッドマーク(トレインマーク)の復活といえそう。絵柄は「稲穂」じゃないのね…控えめに稲穂も描かれていた


●びゅうプラザ
盛岡支社エリアの新青森駅にある、JR東日本の旅行会社「びゅうプラザ新青森駅店」が3月いっぱいで閉店した。
3月16日の東奥日報サイトによれば、JR東日本盛岡支社青森支店では「新青森駅店の来客数や売上高は青森駅店を下回っており、「びゅう旅行商品のインターネット販売が始まったことから、青森駅店に機能を集中する」」としている。
新青森駅にはみどりの窓口はあるし、市街地から離れた立地、かつ在来線との乗り継ぎ客がほとんどという性格からして、びゅうプラザの需要は低かったのは想像できる。

これにより、青森県内のびゅうプラザは、青森、七戸十和田、八戸(以上盛岡支社)と秋田支社の弘前の各駅の4店舗。
ちなみに秋田県内では、秋田、大館、大曲、能代、横手の5駅。
羽後本荘駅は2015年9月いっぱいで閉店した。
びゅうプラザの閉店がこれ以上進むかは分からないけれど、将来的には進んでいく気がする。

※1年後2017年3月31日には、大館駅と横手駅のびゅうプラザが廃止された。秋田県内のびゅうプラザは3つになった。
※さらに2018年3月31日には、能代駅(東能代ではなく五能線の)のびゅうプラザが廃止。県内では秋田駅と大曲駅だけ(秋田支社管内では他に弘前駅)になってしまった。



東奥日報にもあるように「びゅう旅行商品のインターネット販売が始まった」。これについて備忘録。
びゅうプラザでは、以前から、ネットのフォームや電話で予約を受け付けて、チケット類を受け取りに行くもしくは送ってもらうかするサービスをやっていた。
僕も何度か利用したことがあった。窓口受け取りの場合も、旅行相談と別の発券窓口で受け取れるので、ほとんど待たずに済むのがうれしい。(送ってもらう場合、送料負担不要のはず)
ただ、希望の宿や列車が確保できるかは、申し込み時点では分からず、返信のメールを待つ必要があった。


そして、昨年辺りから、「オンライン予約対応商品」と表記があるパック旅行商品のパンフレットが出始めた。
これは上記のフォーム予約とは別で、専用サイト(えきねっとに内包。会員登録しなくても利用可)から行う。楽天トラベルなどの宿泊予約サイトとえきねっとの指定席予約をくっつけたような感じで、操作も似ている。
宿泊予約サイトと同じ方式だから、「指定した条件に一致した(=空室がある)宿」がリストアップされて、そこから選ぶ形になるので、フォーム予約のように結果を待たされたり、空室がなくて予約し直したりしなくて済むのが便利。
禁煙や部屋タイプ(シングルとか)などの条件で絞り込む機能がなかったり(フリーワード欄に入力すればできる)、秋田発着は「北東北発」で選ぶことになるのだが、盛岡発とか他駅発のものもいっしょに表示されてしまったり(これはフリーワードでは絞り込めない)、分かりにくく、間違えそうなのは改善の余地あり。

さらに、昨年11月27日から「JR東日本ダイナミックレールパック」というのもできた。
(僕のネット上の行動を反映して)ネット広告でもよく表示されるし、4月初め頃には清水ミチコ(と下條アトムだよね?)の声によるテレビCMが盛んに流れていた。
ダイナミックレールパックは、ネット上で、行き帰りの列車(行き帰りが別ルートでも可)と宿、その他オプションを好きなように選んで組み立てられるもの。当初は2名以上でないとできなかったが、4月頃から1名でも使えるようになっていた。
これもえきねっとサイト内にあり、オンライン予約とまぎらわしい。行き帰りの列車のルートが決まっているのがオンライン予約、そこも自由に組めるのがダイナミックレールパックということか。
秋田発着青森県内宿泊みたいな、パックでは(あまり多く)存在しない旅程も組めて、値段もそこそこ安い感じ。首都圏方面だと、パンフレット掲載のびゅうのパックと微妙に違う程度。
自由度については、列車は新幹線と特急だけで普通列車は選べないようだし、乗り換えが2回以上になるルート(秋田発松本もダメみたい)は選べない。宿の選択肢が少ない地域(信州など)もあり、今後の充実に期待といったところ。

オンライン予約、ダイナミックレールパックとも、決済はクレジットカードとコンビニ決済。受け取りは、送料無料で送付もしくは駅の指定席券売機で発券。
払い戻しや変更の手続きは、すべてコールセンター(東京03)への電話。駅のびゅうプラザ窓口では、受け取りも変更・払い戻しもできず、一切関与しない形。(従来のフォームや電話予約では、地元のびゅうプラザが対応していた)


家族が旅行するものをオンライン予約でやってみた。
電話やフォーム入力の予約では、代理での(予約者と旅行者が異なる)予約も可能と明示されているが、オンライン予約やダイナミックレールパックについては、記載がない。
けど、制度としてダメってことはないでしょう。それに、システムとしては、ログインせずに予約すれば、できるはず。

だけど、ポイント(0.5%相当)がほしいので、えきねっとにログインして予約してみた。
登録してある住所や氏名が「代表者」として表示されるが、そこも上書き入力すれば変更できた。でも、性別や生年月日は、入力できず変更できない!

まあ、性別は部屋割り(女性専用フロアとか)の都合上正しく伝えないといけないだろうけど、年齢はそれほど重要でもないかも。ホテルのチェックイン時に事情を話せば良さそうだけど、事実と異なる申し込みをするのは気が引ける。仕方ないから、コールセンターへ電話。
そんなことをする客は少ないのか、向こうも最初は戸惑っていたみたいだけど、スムーズに受け付けてくれ、数分後にネットで確認すると、ちゃんと変更されていた。

「最終行程表(購入明細書)」というPDFファイルをダウンロードし、それを印刷して旅行に持参しろとのこと。A4用紙5枚に及ぶ行程表(大部分が注意書きの類)には、きっぷ受け取り前の段階で、列車の座席番号が印字されていた。

受け取りは、秋田駅の券売機で。
クレジットカード決済の場合は、えきねっと予約の受け取りと同じ手順で、カードを入れて暗証番号入力。(コンビニ決済の時は、予約番号と電話番号を入力する)
以前、窓口で受け取った時は、列車のきっぷに相当する「乗車票」のほか、ホテルに渡すクーポン、バウチャーとかいう旅行中持ってなければいけない会員券(?)、そしてクレジットカード利用明細が渡された。いずれも、きっぷ用の裏に磁気が入った厚紙で、乗車票以外は横長の大型きっぷサイズ。旅行中にどれをいつ使うか混乱したり、使用後の処分に困ったりしていた。

今回もそうなるかと思ったら、券売機から出てきたのは、乗車票のみ。秋田駅-東京都区内の場合は、乗車券と指定券が一体化しているから2枚×人数分。
宿は「クーポンレス」で行程表に予約番号が表示、クレジットカード明細も行程表内に含まれていた。
あまりにあっさりしていて驚いたものの、個人的には好ましい。宿泊予約サイトで予約したのと同じことだから当然だけど、世の中も変わったものだ。


このように、窓口を介さずに旅行予約をできるようにして、びゅうプラザを縮小していくのが、JR東日本の意向なのだろう。
でも、ネットを使えない人や対面窓口で相談しながら決めたい人もいる。時代の変化でやむを得ないことなんだろうけど、JR直営の旅行会社として信頼して期待を寄せる人もいるだろうから、どう応えていくのだろうか。
コメント (5)
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泉太陽電池発電所/煙突

2016-04-06 23:23:26 | 秋田の季節・風景
秋田のJR東日本関連の2題。
●秋田泉太陽電池発電所
この記事後半で取り上げた、秋田市泉の秋田貨物駅近く(奥羽本線・秋田-土崎間)の「秋田運転支所跡地」を、太陽光発電所(メガソーラー)にする工事が終わり、3月24日からJR東日本「秋田泉太陽電池発電所」として稼働している。(今も周辺で若干の工事が続いている)
設置面積約2万5千平方メートル、定格発電電力約1300kW、想定年間発電電力量約170万kWh。

上下線の間にある、建物を解体した跡と、その周囲の引き込み線の部分に太陽光パネルが設置された。
まずは、上り電車後部からの眺め。※乗客の立ち入りが可能な、ワンマン電車にて撮影。
土崎から来て、新駅計画地、解体されずに残った車庫状の建物を過ぎると、解体された建物があった位置。ここから発電所。
もちろん太陽光パネルが並ぶ

一面のパネル
地図や航空写真から予想した通りではあるが、実際に見ると、思っていたよりかなり広く、かなりたくさんの太陽電池が並ぶ。
また、追分駅付近で稼働している発電施設は、線路との間にいくぶん距離があるけれど、こちらは線路のすぐ隣に太陽電池がある感じで、距離が近い。

天徳寺地下道(アンダーパス)の上付近が、発電所南端。
線路の左側がジェイアールバス東北の車庫(秋田支店)
3月24日には、こちら側で「開所式」が挙行され、マスコミなどの車はさらに南側の泉踏切から出入りさせたとのこと。

今度は、上の写真で線路右側(天徳寺・外旭川側)を並走する、歩行者自転車道から。
特急「つがる」と太陽電池
場所によって多少の違いはあるものの、線路際から見ても、かなり近くに太陽電池がある印象。
線路越しにずらりと太陽電池
以前から敷かれている線路はそのままで、その上に太陽電池が置かれている。レールをパネルの基礎として再利用・有効活用しているのだそう。
コンクリートの塊みたいなのもレールの間に設置されている。

テレビで見た、誰がやっているのか分からないいい加減な太陽光発電所では、地面にブロックを横に置いて、その穴に太陽電池が載った鉄パイプを突っ込んだだけの粗末なものがあった。
それに比べると、さすがJR東日本。しっかり固定されていそう。でも、強風・暴風の時は大丈夫かしら。

パネルは、線路に対して垂直(枕木と同じ)方向では、列が揃って並んでいる。
しかし、その高低差というかパネル面の高さは、若干違ってデコボコしている箇所もある。レールでなく、地面や解体した建物跡などに置いた部分がそうなっているようだ。特にパネルの脚の高さを調節してまで揃える必要まではないから、こうしたのでしょう。
高いパネルの所は解体した建物跡なのか、下がコンクリート
電化柱(架線柱)は撤去されたものもあるようだ。ジャマだし影にもなるからね。

そういえば、「秋田泉太陽電池発電所」の看板類は、線路側にも道路側にもなさそう。


●線路際の煙突
秋田駅自由通路から、新幹線ホーム越しに南方向を眺める。
右側に白くて細長い物体が?

2013年撮影では黒い?(左側)

拡大
秋田駅南側の西側線路沿いにあった煙突が、解体されるようだ。
ここはJR東日本秋田支社の土地のはず。

JR東日本秋田支社が、現・支社の南側に新ビルを建設(改築)することになり、3月30日に「安全祈願祭」が行われた。
支社は来年春完成、その後、現支社を解体した跡に、山王から秋田放送本社が移転することになっている。

それと同じ頃、この煙突に囲いが付けられた。4月1日にはまだ上部が見えていて、週明け4日には上まで覆われた。
4月1日撮影
今のところ、新・支社ビルの工事現場は、線路側からしか見えないのでよく分からないが、この煙突の辺りよりは北側(駅寄り)のはず。
煙突があるのは、デイリーヤマザキが入っているJR東日本の「秋田地区総合事務所」の裏手。支社との間には、(元々は国鉄の土地だったはずだけど)パチンコ屋がある。

Googleマップの航空写真で見ると、

焼却炉でもあったのだろうか。【8日訂正】暖房用ボイラーの煙突との情報をコメントでいただきました。
20年くらい前は、県立高校などにも煙突付き焼却炉があったものだけど、今はダイオキシンやリサイクルの点で、なくなったのではないだろうか。
ここでも、使わなくなったから、支社新築のついでに撤去するのかも。

※この後、4月14日にぽぽろーどから見ると、まだ工事は続いているものの、煙突の面影はすっかりなくなっていた。
コメント (2)
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秋田駅周辺の話題

2016-04-04 23:54:43 | 秋田の季節・風景
秋田駅周辺の話題。
●バッケ
昨日のバッケの続きをさっそく。
最後で触れた「秋田蕗のバッケ」の実物を見られる場所があった。秋田駅前で。
【5日追記】秋田蕗は植物分類では、フキの変種「アキタブキ」。

昨年だったか、秋田駅前(西口)のアゴラ広場というか、大屋根下の脇というか、買物広場バス停の裏側というか、その芝の斜面だった一角を花壇風にし、秋田蕗が植えられた。
20年ほど前に現在の秋田駅舎ができる前までは、バス乗り場近くに植えられていたので、復活した形。
秋田市を訪れた人に、秋田の特産品の実物を見てもらう意図だろう。
左がバス停、右が西武、背後が駅
「あきた蕗」のタイトルで解説板があり、「(公財)秋田観光コンベンション協会/秋田県産資源開発研究所」の名義。秋田おばこがフキを持つイラストもあるけれど、お顔に汚れが…

昨年は植えられたばかりで、まだ頼りなげな姿だった。冬は囲いがされていたはず。
現在は、緑色のものが点々と見えている。
花が終わりかけのバッケと、背の低い葉
バッケと比較して葉のほうがだいぶ多い感じ。バッケと本体の比率って、どうなんだろう?
葉はこの時期にしては大きいのは、さすが秋田蕗。バッケのほうはさほど大きくないような…

1つだけ、
出たばかりのバッケ
やっぱり、普通のフキのバッケよりは大きいかな。
【5日追記】普通のフキのバッケも、生長すると背は高くなるので、アキタブキのバッケと比較はしにくい。一方、茎(花茎)の太さやそこから出る葉の広がり方は、アキタブキのほうがダイナミックで、全体にがっしりした印象を受ける。ただし、アキタブキを暖かい土地で育てると、あまり大きくならないそうだから、環境的な要因もあるのだろう。

続きはこの記事後半
最終的には2020年にこうなってしまった


●駅前ビル
区画整理のため解体された「秋田駅前ビル」が、残った土地を使って再建されていた。(前回はこの記事後半)
3月末。覆いが外れて、
ついに新しい駅前ビルが姿を現した!(左側の建物)
現在は内装を工事中。屋上に広告板でも付きそうな雰囲気も。区画整理で取られた辺りで穴を掘っているのは、ビルの工事か上下水道関係か。
左手前が区画整理で削られた箇所。右奥が秋田駅
外壁は薄いベージュ色。
区画整理で切り取られて斜めになった面に窓がある。写真では囲いに隠れて見えないが、その1階部分はガラスが多用された出入り口になりそう。
思ったほど安っぽくなく、いいデザインかも。

ただ、知らない人は、隣のフォーラスの一部だと思ってしまいそう。上の写真でも、左右両側はフォーラスの壁。
ぽぽろーどから
NHKの天気カメラもそうだけど、駅から見ると、
完全にフォーラスに隠れて見えない

覆いがあった頃は、
「テナント募集」「5月竣工予定」
秋田を拠点に飲食業を手広く経営する「ドリームリンク」が事業主となり、1階から5階までのテナントを募集していた。ということは、まったく店が入るアテがない状態で工事していたのか。
今は告知がなくなったけれど、テナントが見つかったのでしょうか。
【8日追記】その後、8日に見ると、2階の窓ガラスに同様のテナント募集が出ていた。「1~5階」での募集なので、まだ決まっていないのか。
続きはこちら


●加賀正跡
昨年11月に倒産して、店舗跡がそのまま残っていた、中通の呉服店「加賀正(かがしょう)」。(前回はこの記事後半)
3月20日頃まではそのままだったと思ったけれど、3月下旬。
ついに、
逆光で恐縮です
軒の紅白幕、ショーウインドーの装飾、「加賀正」の表示が撤去された。
単なる空きビル(上のフロアは使っている?)となった。この後どうなるか。
【5月1日追記】この後、テナント募集の表示が出た。
※続きはこの記事後半
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雌雄異バッケ

2016-04-03 22:54:29 | 動物・植物
いつもより暖かくて雪が少ない冬が終わった。
秋田市では、3月25日朝に突然9センチも雪が積もってびっくりしたけれど、午後には全部融けたのが、最後の雪か。

個人的には、冬早々にインフルエンザA型にかかり、その後軽いカゼに計3回もかかってしまったし、身内が雪道で転倒して骨折したし、別の意味で手強い冬でした。


さて、春を告げる代表的アイテムの1つが「ふきのとう」。
言うまでもないが、ふきのとうはキク科の植物「フキ」の花(花茎)であり、葉に先立って姿を現す。秋田など東北地方の方言では「バッケ」。「秋田県の花」でもある。
※バッケは、フキ全体や葉ではなく、ふきのとうのことだけを指す。
※当ブログでは、動植物の種名は標準和名をカタカナ表記することを原則としています。「フキノトウ」にしようかと思ったけれど、これは植物の一部分の名称だから種名ではないし、ここではなんとなくひらがなにしてみます。
今冬最後の雪の残りとバッケ
日当たりなど場所によってかなり生育度合いが違うけれど、例年よりは早く生長している。もう食べられないほど大きく。

さて、バッケには、オスとメスがあるのをご存知でしょうか。
ふきのとう1つ1つに雄と雌、すなわち雄花と雌花の区別がある。最終的に背が伸びてタンポポのような綿毛を飛ばすのが雌花。雄花はその前に花粉を飛ばしておしまい。
黄色っぽく見えるのが雄花、白っぽいのが雌花だそう。この記事の写真はほとんどが雄花?
なお、フキでは、正確には雌花にもおしべが、雄花にもめしべがそれぞれ存在するものの、機能しないということらしい。


植物では1つの個体で雌雄両方の役目を持つのが多いけれど、動物と同じくオスとメスが別の個体のものがあり、「雌雄異株」と呼ばれる。「しゆういしゅ」が本来の読みだけど、分かりにくいので「しゆういかぶ」と呼ぶ場合あり。
雌雄異株は、有名なところではイチョウ。あとはアオキ、ジンチョウゲ、キンモクセイ、キウイ、イチイ、ホウレンソウ、アスパラガス等々、それなりにある。

似た用語で「雌雄異花」がある。※「しゆういか」。「雌雄異株」と混同しないよう「~いばな」と呼ぶ場合あり。
これは、1つの個体の中で、おしべとめしべが別々の花に咲く、つまり雄花と雌花を咲き分けるもの。ウリ類、トウモロコシ、アケビなど。個体ごとの雌雄の観点では「雌雄同株」である。
雌雄異株も、広く解釈すれば雌雄異花ではあるが、一般的には含めない。雌雄異花の言葉は雌雄同株の植物にのみ用いるのが普通。


Wikipediaの「フキ」の項には、「雌雄異花であり」とある。他のサイトでも、そうしているものもある。
僕は、フキは雌雄異株だと思っていたけれど、ということは雌雄同株なの?
雌雄異株だと「フキ自体に(本体の葉っぱにも)雌雄の別がある」、雌雄同株・雌雄異花なら「ふきのとうだけに雌雄の別がある(葉っぱ本体は両性)」ことになる。どっち?

考えてみれば、フキのようなタイプの植物の雌雄異株かどうかを(野生状態で観察により)判断するのは難しいかもしれない。植物本体がない状態で、花だけが出てくるのだから、根を掘り返さないと分からない。地下で雄花と雌花の根っこがつながっていれば(雌雄同株)雌雄異花、そうでなければ雌雄異株。

幸い掘り返さずとも、いろいろ調べてみたら分かって、やはり雌雄異株が正しいようだ。
栽培されるフキでは、すべてが雌株という品種が存在するとのこと。ふきのとう、フキ本体(葉柄)とも、雌雄で味の違いはないらしい。
【4日追記】ホウレンソウやアスパラガスでは、品質や栽培上の都合から雌雄どちらかがいいとか悪いとかあるそうだし、街路樹のイチョウでは、ぎんなん落下を嫌って雄株が好まれるなど、偏って栽培される例もある。


雪が消えて、さらに暖かくなって、
バッケの下から小さなフキの葉が(右側の赤っぽい葉)【このバッケと葉は無関係のようでした。この記事後半にて】。これは雌株??

やや大きめのバッケからは、
この段階にしては大きいフキの葉
秋田蕗? この場所には、それらしきでっかいフキが毎年生えるはず。
そういえば、秋田市などでほそぼそと秋田蕗が栽培されているけれど、そのバッケってどんなもんなんでしょう。食べたり、観光資源としたりできないかな?※続きはこちら

【5日追記】ふきのとうとフキ本体は、地下部分で根ではなく「地下茎」でつながっており、地下茎は有毒とのこと。
また、植物分類では、秋田蕗は「フキ」の変種「アキタブキ」に位置付けられている。

あと10日ほどで、秋田市でも桜が咲く。
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