広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

秋田駅2018春

2018-03-27 20:41:20 | 秋田の季節・風景
連日JRの駅の話題ですが、今回は秋田駅。
秋田駅とその周辺の活性化事業「ノーザンステーションゲート秋田」が始まって1周年となる先週末、いくつかのイベントや新たに始まった動きがあった。(土崎駅火災の影響は、表面上はなかったようだ。)
その1つが、秋田駅中央改札口の上。
(再掲)これまでの姿
発車標の上の空間に、4枚ほどの広告が掲出されていた。
2000年代初め頃までは、横長の横断幕式のJRのきっぷの広告が出ていたこともあった。
そこが、
3月中旬。広告がなくなって

黒い横長の物体が設置された

3月24日からは、
映像が表示された!
「デジタルサイネージ」が設置された。70インチ画面を7つつなげたもの。

境目も縁も目立たず、きれいな映像。もちろん動画も表示できて、こまちやリゾートしらかみが画面内を走る。現時点ではJRの告知・広告と、一部一般企業の広告が流れているようだが、異常時情報も表示するそうだ。ってことはこの大画面に「○分遅れています」とか表示されるんだろうか。
サイネージの裏面・改札内側は、自由通路店舗と同じような秋田杉の縦方向の板材で覆われて装飾されている。

ところで、上の写真で改札外の向かって右の小さいNEWDAYSが、3月中旬に改装工事されていた。外の駅弁売り場だけ仮設レジで営業し、中はすっからかんにしてリニューアル作業していたが、営業再開してみれば、外から見る限りそんなに変わらないような… この狭さじゃ、あまり変えようもなさそうだし。

※2018年夏までの間に、弘前駅改札口にも小規模ながら同じようなサイネージが設置されていた。


秋田駅の南東側、JRの土地にクリニックが建設されることになっていた。
(再掲)駅自由通路から南方向
現在は、
建物はほぼ完成か(右に白い鳥海山がうっすらと)
やはり、東隣の通称「こまち公園(拠点第一街区公園)」から「こまち」を見ることは難しくなってしまいそう。



最後は秋田駅南西側。
あまり伝えて来なかったけれど、JR東日本秋田支社の新ビルも、1年前に完成(この記事後半)していた。
その後は、外構工事と旧社屋解体工事が行われていた。
移転前、正面である北面

「秋田駅前」交差点は、かつては「(国鉄秋田)鉄道管理局前」という名だった
北側の建物の裏というか、南側にも、別棟で支社の建物がいくつかごちゃごちゃとあり、それらがほぼすべて解体された。
2017年7月
年明けには、
更地になった
建物がすっかりなくなって、新社屋やホームが見えるようになった。(ホームは、付属する小さい建物などがある関係で、列車がよく見えるというわけもない。)
旧支社玄関横にあったケヤキの木は残った。
旧支社玄関辺りから南方向。左が線路(ホーム)・右が明田地下道方向への道
上の写真左奥が、新しい秋田支社社屋。正面玄関は写真右面・道路側の西側のはず。
完成予想図のように新しいビルの姿だけをきれいに見られそうにはない。実際には、西側に少し小さい建物があって、道路からはよく見えないのだ。近くへ。
道路向かい側から。手前は駐車場

南・パチンコ屋側から見ても新ビルは隠れる
眺めをさえぎるのは、新しいビルと渡り廊下で結ばれた建物で、これは旧社屋当時からあった。旧社屋群がほとんど解体された中、これだけが引き続き使われているようだ。
(再掲)現在の駐車場付近から北・駅方向を見たかつての光景
上の再掲写真で、道路沿いに3つの建物が写っているが、それらはすべて解体され、写っていない後方の建物が残った。
Googleマップに加筆。赤い枠内が更地(一部は支社駐車場)になった。「新」が新社屋

支社駐車場入口兼表札(?)
「中通七丁目」「1-1」の表示。旧社屋当時もどこかにあったのかな。
ちなみに秋田駅は七丁目1-2。

現在、更地には白い仮囲いが設置され、少し風景が変わった。ここに移転してくる、秋田放送(ABS)新社屋の建設が始まる。放送開始は2020年春。
コメント (8)
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土崎駅火災

2018-03-25 20:00:16 | 秋田のいろいろ
3月25日早朝、秋田市北部にある奥羽本線・土崎駅で火災が発生した。
「壁や天井裏など約30平方メートルを焼いた」とのことで、けが人はなく、一時列車の運休・遅延はあったものの、昼前には平常ダイヤに戻り、土崎駅での乗降も可能
25日午後の時点では、自動改札機が使えず、駅舎内の通り抜けもできなくなっており、駅事務室南側(秋田駅寄り)の作業用通路みたいな柵を開けて臨時改札口として、社員が集改札を行っている。
駅舎内に入れないので券売機が使えない。きっぷの販売は土崎駅での手売りなのか、車内または下車駅で精算のどちらかと思うが未確認。
14時30分頃。歩行者動線が一部変えられ、自家用車は規制されていた
見る限り、駅舎の外観はほぼ無傷。正面のステンドグラスも無事。その上の時計も動いている。
ただし、外から駅舎に向かって左側・ポストの右側の立ち食いそば屋調理場の壁と、その右上・待合スペースだった辺りの屋根に穴が開けられてしまっている。テレビのニュース映像では、屋根の穴から炎が出ていた。
壁と屋根に穴
出火原因は今のところ分からない。
昼前後の報道では、「駅構内の飲食店(=そば屋)から出火」としているところと「壁から煙が出ているのを発見」としているところがあるが、やはりそば屋辺りが火元だろうか。【26日追記】26日付秋田魁新報社会面によれば、臭いに気づいた客が駅員に伝え、飲食店壁からの煙を見つけて通報したとのこと。そば屋と駅事務室は離れていて気づきにくいだろうから、このお客さんがいなければ、通報が遅れていたかもしれない。
ただ、そば屋の営業開始1時間以上前で、店員も出勤してはいなかったらしい(駅員3人と客1人が避難)ので、例えばコンロから直接的に火が出たとかではないかもしれない。

土崎駅は2011年に跨線橋建て替え、2012年に駅舎外観のリニューアルが行われていたが、この冬、また工事が行われていた。
今回は「耐震補強工事」名目で、木製の補強材が内部に設置され、待合室には木製の筋交いと一体化したベンチが置かれたほか、改札口と1番線の境にあった段差が解消された。内側はいろいろ手が入ったものの大きな変化はなく、外観はほぼ変わらず。既に少しずつ供用されていたが、正式には26日から使用開始予定だった。その矢先の火災。
工事が関係する火災だったのか、単に偶然だったのか。

屋根に開けられた穴の下、待合室やコンコースにあった、DD51形ディーゼル機関車の模型(工事中どこにあったか不明)や、2014年に地元ロータリークラブから寄贈された港ばやしのからくり時計(工事前後で西面から北面へ移設されていたはず)は大丈夫だろうか。燃えなかったとしても水をかぶっているだろうし…
と書いてツイッターを検索してみたら、18時05分頃に撮影されたと思われる駅内部の写真が投稿されていた。もう中に入れるようになったのにも驚いたが、天井~屋根に穴が空いている(のをブルーシートでふさいでいる?)下で、照明が灯り、からくり時計が時刻を指しているようで、安心もした(からくり装置の動作は大丈夫かな?)。

そば屋調理場の壁の穴
壁が壊されたそば屋の営業再開は当分先になりそう。
秋田県内の駅そば屋がある店は、土崎駅と花輪線・鹿角花輪駅と秋田駅だけになっていた。秋田駅のそば屋は、「立ち食いそば屋をモチーフにした駅テナントそば屋」といったほうが正確そうで、ちょっと違う感じもするけど。
鹿角花輪のそば屋は、この3月末で閉店するそうで、4月からは純粋な駅そばとしては土崎駅が秋田県内唯一となるのだが…


今回の火災に関して、JR東日本秋田支社のサイトでは、朝は知らないけれど昼以降は「お客さまへ早急のお知らせ」は「現在お知らせはありません。」となっている。火災が報道されて土崎駅が利用できるかどうか知りたい人もいるだろうに、日曜日ではあるが、更新してほしかった。

本社サイトの列車運行情報では「土崎駅での発煙」としている。屋根から火が見えたのに「発煙」なんでしょうか… 先日の発電所の125時間燃えた「小火(ボヤ)」のように、矮小化しているように感じなくもない。
秋田駅中央改札口のディスプレイの、土崎駅で臨時改札口対応である旨を伝える告知文では「火災」と表記していた。

乾燥が続くので、火事には用心。
土崎駅のその後はこちら
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美大タワー/昔の新屋駅

2018-03-23 00:37:19 | 秋田の季節・風景
外壁改修工事が行われていた、秋田市新屋の秋田公立美術大学のアトリウム棟・シンボルタワー。
3月上旬頃までには覆いが取れて、きれいになったタワーが姿を現した。
雄物川対岸から

倉庫棟・新屋駅側の遊歩道から

(再掲)2012年撮影

関係者以外立ち入るなという冷たい告知があるので(正面側にもあった)、近くへは行かなかったが、見る限り以前と変わらない姿。
ただ、イメージとしては、タワーは工事前はほぼグレー1色だったのが、工事後はやや茶色っぽくなった。そういえば、昔、できて間もない頃も、こんな色合いだったような気がしなくもない。
正面から。ガラスはピカピカになったかも
やっぱり某県立高校のタワーもどきよりは存在感がある。



JR羽越本線・新屋(あらや)駅。2016年末に駅舎内外のリニューアルが行われていた。
2004年に撮影したリニューアル前の駅舎内の写真があったので、アップしておく。
(再掲)リニューアル後

2004年
改札口のドア、壁の色が変わっているのが分かる。左側のシャッターの中は自動券売機で、改修前は2台だったのが現在は1台。機種も新しくなった。

(再掲)反対「小さな図書館」側

以前は単なる待合スペース。この当時はベンチも別物だった(リニューアル前に木製に更新されたはず)


さて、新屋駅は線路の西側に駅舎があり、橋を渡って島式ホーム1面2線。
基本的に駅舎側の1番線が下り秋田方面、2番線が上りだが、秋田方面から来て新屋で折り返す普通列車は、2番線に入りそのまま上りとなる。

新屋折り返し便は、新屋より先(羽後本荘・酒田方面)の列車と近接した時間に設定されていることもある。
16時台は、羽後本荘からの秋田行き(16時15分)のわずか11分後に新屋始発秋田行きが設定されている【23日補足・この前は2時間03分、後は51分、それぞれ空く】。学校がある日は、下校時間帯でこれでいいのかもしれないけれど、休校日の後の列車はガラガラ。せめて順番が逆ならば、新屋・羽後牛島乗車客とすみわけることができるだろうけれど。
先に2番線に折り返し列車が入線していて、かつドアが開く状態であるため、いつものクセか単に停まっているからか、うっかり後発列車に乗ってしまう人もいる。運転士が1番線が先発であることを教えてくれるはずだけど。
一瞬、前照灯を灯した2本の下りが並ぶ。右が1番線の先発

さて、駅南方の豊岩踏切から新屋駅ホームを見ると、ホームが(もちろん線路も)けっこうカーブしている。
電車が入っているのが2番線。前照灯が点いていないので、折り返し列車か(駅リニューアル前の撮影)
現在の短い列車は、上下ともホーム南寄りの駅舎に近く跨線橋階段がある部分に停車する。角度のせいか、列車が短いせいか、現在はさほどカーブしていることは意識できない。

昔、長い客車列車だった頃はそうはいかなかったようで、高校の時、先生からこんな話を聞いた。
今還暦くらいの先生が高校生だった頃だから、1970年代初め。羽越本線の電化は1972年なので、その前後。
先生は現・由利本荘市内から秋田市内の高校へ通学していた。朝の登校時に乗った列車が新屋駅に停車すると、線路とホームのカーブにより離れた車両のデッキに立っていた人(他校の年上生徒?)と目が合った。後でその人がやって来て「おめえ、オレさガンつけたべ」と言いがかりを付けてきた。ウブな先生は「『ガン』ってなんですか?」と答えて、難を逃れたとのこと。
上り列車だから1番線に入り、1番線はカーブ内側であるから、長い編成の列車では起こり得た事態。昔の客車はドア開けっ放しだったけど、今は半自動ドアだから用がなければ閉まっているし、ガラスに色が付いているし、そんなガラの悪い生徒もいなそうだし、昔の新屋駅ならではの事件(?)だったのだろう。
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中古バス2018早春

2018-03-20 00:29:40 | 秋田のいろいろ
【20日・記事タイトルを「中古バス2018冬」から「~2018早春」に変更】
コメントでも情報をいただいていた、秋田の中古バスの話題。※2017年秋までの状況その続き
「か13-00」導入に続き、昨年暮れ以降、新車の中型車が2台(ノンステップ日野レインボー。13-07、13-08)、秋田営業所に導入。

2018年2月中旬頃に、ノンステップでなくワンステップの中古の中型・いすゞエルガミオ「13-16」が、秋田営業所に導入。
さっそくラッピング広告が施された
前の事業者は不明だが、小田急ではなさそう。通常のテールランプに加えて、その下に補助ランプがあり、トルクコンバーター式のオートマチックトランスミッションなのが特徴。
秋田市営バスから譲渡されたオートマ車が廃車になっていく中、中型車としては市営バス中古以来のトルコンAT車(小型は日野リエッセの導入事例あり。大型は未導入)。かつ、市営バス~中央交通の歴史上、初のいすゞのAT車(新車のAMTは別として)。
【2018年4月4日追記】13-16は東武グループ「川越観光自動車(川越観光バス)」の中古とのこと。乗ることができたので、以下、気づいた点。
・正面ナンバープレートの上のボディのバンパー際が、くぼんでいるように見えた。意識すれば上の写真にもそう写っているし、ネット上の写真でも川越観光バスのエルガミオはどれもそう見える。おそらく、ナンバープレート両端のバンパーにある、清掃や点検時に足を乗せる台辺りの造りが、川越観光バスでは一般的なエルガミオとは違うようだ(足乗せ台の色は、通常は黒なのに対し、銀色であるなど)。=中央交通に既にある別のエルガミオでも、同じように見える車もあるようで、川越観光や1316だけの特徴というわけでもない。
・中ドア開閉時には「ピ(プ?)ー」とブザーが鳴る。別段珍しい音色ではない。ただ、閉まる時は「ピーーー」とけっこう長いのが珍しい。
・車内は、前方運転席側は1人掛け、ドア側の優先席はロングシート。2人掛けの座席では、背もたれにカーブが付いていて、若干硬めの掛け心地。
・吊手(つり革)は、三角形が窓と平行に並ぶ、栓抜きみたいな形状のもの。
・トルコンATは、走り出して最初の変速辺りに軽いショックがある。エルガミオのトルコンATは、名古屋市営バスと弘南バス(朝日自動車中古)に乗ったことがあるが、それと比べるとややぎこちない気がした。年式の違いか、個体差か、整備のせいか。総合的な乗り心地は良好。【6月28日訂正】弘南バスの車でも、動いて最初の変速時にはショックを感じたので、そういうもののようです。(以上追記)

その直後(2月下旬頃)に、

続番「13-17」が導入。こちらはおなじみの小田急バス中古のノンステップの大型・いすゞエルガで、臨海営業所配置。
【補足】1317は、11月7日時点では、ギアが3速に入る度に「ギコッ」と音を響かせていた。12月6日も。2019年に入ると音はしなくなった。
【2019年5月8日追記】武蔵境営業所配置だった2003年式「03-C9046」号車とのこと。
【2019年9月16日追記】2019年9月時点では、運賃表示機は液晶、運賃箱は小田原製の厚みのある中古らしきもの(大昔の水色のでなくグレー系のボディ)。背もたれは薄く、布地は柄入り水色/ピンク色。

そして3月19日。
「13-26」登場!
これは先代の日野レインボーだから中古。「ノンステップ」と書いてあるからノンステップ。
場所・時間からして、秋田営業所配置で、赤沼線(大学病院・南団地方面)や御所野方面に充当のはず。
自信はないけれど、中型車を幅はそのままで、長さを大型車並みに延長した「中型ロング」規格の「レインボーHR」か。だとすれば昨年、都営バスからやってきた12-50と同じタイプ。
【21日訂正】コメントでご指摘いただいたように、この車はロングでない通常の車体長とのことで、つまり普通の中型車。長さが違っても車種としては同じ「レインボーHR」。その後導入されたロングについてはこちら

停車していた位置的に、近づけず、他車との比較もできなかったものの、いろんな角度からから遠目に見ることはできた。
若干短い気もするけど【21日訂正】普通の中型車だったので、ロングよりは短かくて当たり前
中ドアの左の車外スピーカーがだいぶ下で、右の問い合わせ用インターホン(使っているのを見たことがないけれど、ワンマンバスには設置が義務づけられているらしい)がやや高い所にきゅうくつに設置されている。
後部。車内の運賃表示器は液晶ディスプレイだ
水色の「標準仕様ノンステップバス」と「デジタルタコグラフ」のシールが貼ってある。

屋根上はツルツル
先に来た12-50はじめレインボーHRは、非常口が車体側面のほぼ真ん中にあるものだと認識していたのに、この車は他の車種と同じく、後輪の後ろにある。
レインボーHRでも、後から製造されたものはこの位置に変わったそうだ。標準仕様ノンステップの認定を受けていることと合わせて、2004年のモデルチェンジ後の車。
中央交通に来た中古ノンステップバスではこれまで標準仕様認定のものはなかったはずだから、中古としてはいちばん製造時期が新しい車のようだ。

この前事業者も分からない。都営バスのレインボーHRとは相違点も多そう。
座席布地は、運転席は確実に、おそらく前方の優先席も、都交通局キャラクター「みんくる」柄ではない。客席の側窓のガラスには色が付いているし、ドア側の窓割りも独特。
運転席側のミラーが特徴的
路線バスでは、運転席側の車外のミラーは、フロントガラス下のほうを向く丸いミラーをはじめ、複数のミラーが取り付けられているが、この車は縦長のバックミラー1つだけ。ミラーの数や種類は(最初に購入した)事業者によって違うものの、こんなにすっきりしたものは初めて見た。これだけで用が足りるのか不安になるけれど、これが前事業者の特定につながるかも。どこから来たのでしょう?
【21日追記】コメントで教えていただいたように南海電気鉄道グループの和歌山バスの子会社「和歌山バス那賀」にいた模様。

12-50は、当初は国際教養大学周辺の路線限定の運用で、秋田駅など秋田市中央部は走らなかった。
しかし、年明け頃から、大学の長期休業時などにイオンモールのシャトルバスや一般路線にも入るようになって、秋田市内も走っているとのことだが、まだお目にかかれていなかった。
今後は、この13-26も、共通で使われるのだろうか。
一般的に、特殊な車両を1台だけ使うということは、1日当たりの本数とか予備確保の意味で扱いづらい。2台以上あってこそ、その特殊性を発揮できるはず。
【21日訂正】単なる普通の中型車ということなので、秋田営業所担当の全路線で運用されることになるでしょう。

【20日追記】この車の運賃箱には「危険物持込禁止」と書いた黄色い横長の紙が貼られている。印象としては、五城目営業所の車両の中ドアでよく見るもので、秋田市内の営業所の一般路線バスではあまり見ない(五城目から移籍した車両の車内にある程度)。そもそも、降り口である前ドアの運賃箱にそんなことを書かれても、意味がない。
そういえば、空港リムジンバスにもこの紙があるような気がする。リムジンは乗り降りとも前ドアだから、ここに掲示する意味はある。もしかしたら、リムジンの車両から移設した運賃箱かも。

秋田市内を走るノンステップバスのまとめ(レインボーHRの項目を移動)。
●中央交通 ノンステップバス計48台
・26台が小田急バスの中古で、そのうち大型車は9台(いすゞエルガ6台、三菱エアロスター3台)。中型車17台はすべていすゞエルガミオ。
・1台が東武バスの中古で、大型車の富士重工ボディのいすゞ。
・1台が京成グループ? の中古で、中型車のいすゞエルガミオ。
・1台が出所不明の中型ロング(?)【21日訂正・掲載位置変更】和歌山バス那賀中古の中型車・日野レインボーHR。
・18台が新車での購入ですべて中型車(いすゞエルガミオ11台、日野レインボー2が7台)。
・1台が都営バス中古の中型ロング日野レインボーHR(国際教養大方面を中心に運用)。

●その他のノンステップバス 計3台
・秋田県から委託されて中央交通が運行する(していた?)EVバス 中型いすゞエルガミオ1台。
・羽後交通 本荘営業所(急行秋田・本荘線で秋田市内も走行) 都営バス中古の大型いすゞエルガ2台。


【5月9日追記】この後、5月9日にいすゞエルガミオの中古「13-45」を確認。現時点では臨海営業所運用。
ワンステップ、中ドアが折り戸2組のワイドドア、左折警告音と、昨秋導入の12-90と酷似しているから、やはり京成系中古?
【8月11日追記】13-45の車内前方には「助川車体工業」の銘版が貼ってあった。茨城県にある中古バスの仲介や整備をする業者らしい。車内は12-90にそっくり。
【5月25日追記】さらに、小田急中古のノンステップいすゞエルガ「13-46」が臨海営業所に配置。【8月10日追記・2003年製、小田急時代は町田営業所03-F9042。町田から秋田へ来た車は初めてで、車外スピーカーが2つあるとのこと】
5月13日からはノンステップ小型車日野ポンチョ「13-44」が秋田市中心市街地循環バス・ぐるる専用車として秋田営業所に配置。
【6月28日追記】小田急中古のノンステップいすゞエルガ「13-48」も臨海営業所に配置。【8月10日追記・2004年製、小田急時代は狛江営業所04-D9075。狛江から秋田へ来た車は初】
これらにより、上記のまとめよりもノンステップバスは3台増。

【8月10日追記】この後、ノンステップ・元小田急でない中古が導入。
6月中旬頃に秋田営業所にワンステップのエルガミオ「13-51」が導入。中ドアは引き戸。正面ナンバープレート上の車体が凹んでいる。オートマ?
朝日自動車の中古らしい。弘南バスには、同社の前後ドア・ツーステップのエルガミオが移籍しているが、リアウィンドウの注意書きがそれと同じ。朝日自動車のツーステップが捌けたようで、ワンステップの移籍としては、この車が最初期とのこと。
7月末頃までには、秋田営業所に純正(旧シリーズ)日野レインボー「13-61」が導入。車いすマークの表示なし。左折ウインカーに連動して警告音が鳴り、その音色からすれば、最近増えつつある京成系列の中古かもしれない。

【11月12日追記】11月12日には大型のノンステップのエルガ「13-65」を臨海営業所路線で目撃【11月22日補足・8月下旬には既に走っていたようだ。】。おそらく恒例の小田急中古。【11月21日追記】1365の車内も、これまでの車と特に違いなし。座席は張り替えたのか中央交通に多い柄入り。左側ドア間のロングシートの優先席もピンク系柄入り。運賃表示器も他社と同じレシップの液晶。運賃箱は小田原機器の薄型でない新しいタイプ(三平バスなどと同じ多数派)。【11月22日追記】小田急時代は「03-E9045」号車で、2003年製登戸営業所配置。登戸から秋田への移籍は初とのこと。

【12月7日追記】12月6日には大型のノンステップのエルガ「13-76」を臨海営業所路線で目撃。おそらく恒例の小田急中古。
上記まとめよりノンステップは5台増。
中古バス導入状況の続きはこちら
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消えたス/さらに変に

2018-03-19 00:25:21 | 秋田の季節・風景
秋田市内の表示類から2つ。
とあるスポーツ施設
八橋運動公園球技場の命名権(ネーミングライツ)を秋田銀行が買い取った「あきぎんスタジアム」である。
けれど、
「あきぎん タジアム」
「ス」がなくなった!

藤子・F・不二雄の「パーマン」は、スーパーマンには至らないから「スーがすーっと消えてパーマンさ(1980年代のアニメ版エンディング曲「パーマンはそこにいる」より)」ということらしいけれど、これは…

最近は風が強い日があったから、スが飛んで落っこちたのだろう。西向きだから北西の風が当たるだろうし。ちなみに近くのバス停の表示板もなくなっていた。
でも、2014年8月に取り付けられた表示が、3年半で落ちるというのはいかがなものか。下に人がいたら危ないし、他の文字は大丈夫なんでしょうか。

当初のネーミングライツは2017年3月までの契約だったが、2020年3月まで更新・延長されている。だからいずれ「ス」が復活することでしょう。【19日補足】秋田市のネーミングライツでは、表示類の変更は、契約した企業側の負担で行うことになっている。
【2018年4月3日追記】その後、4月初めまでに「ス」が復活して、元に戻った。バス停の表示板も、以前と同じものが再設置(誰かが拾っていた?)された。

そういえば、この近くのエフエム秋田の社屋壁面の表示も、まだ(2月時点)「フエ秋田」のまま。
【19日追記】過去には「みちのく銀行」から「く」が消えたこともあった。


以前取り上げた、とある施設の掲示。
(再掲)
小さな子どもが使う施設で、建物周囲の敷石で遊んじゃダメという掲示なのだが、「敷地内の砕石を散らかしたり投げないでください」という、およそ子どもには伝わらない言い回しであった。(さらに「たり」の使い方も気になっていた)

その後、その表示が新しくなっていた。
ちょっと見やすくなった?
内容は同じで、相変わらず。
…ではなかった。
「砕石」が「採石」に変わっているじゃないか!
これじゃあ、ますます訳が分からない掲示。
しかも、子どもがこれで文字を覚えて、漢字テストで間違ったり(←この「たり」の使い方はやや問題ありです)しそう。

さらに別の掲示もあった。
全部ひらがなで「しきちないのさいせきを ちらかしたり なげないでください」
漢字をなくしてひらがなにしたのか。これなら、より小さい子どもでも読めて分かる。
わけないでしょ!
単に漢字をひらがなにすれば内容が子どもに伝わるのなら、大江健三郎の作品を全部ひらがな書きにすれば、小学生が読めるのか?!

以上、前よりさらにおかしくなってしまった。もう少し、どういう人に向けた掲示か認識し、その人の立場になって考えてから、掲示を作ってほしい。それに、ここの場合、保護者や学校の先生も目にするはずだから、指摘することもできるはずだけど、管轄外だから遠慮したのか、気付かないのものなのか。
前も述べたように「ここの石にさわらないでね ◯◯じどうかん」でいいじゃない(でなければ、砕石自体を撤去するか)。年度が変わったら提案させていただきます。
コメント (7)
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がっことおやきのパン

2018-03-16 00:06:42 | ランチパック
3月新発売の秋田にちなんだパン2つ。
まずは、カテゴリー名にしているわりには久々に紹介することになる、ヤマザキ「ランチパック」。
ランチパック いぶりがっこマヨネーズ 1個111kcal
「いぶりがっこ入りマヨネーズ風味ドレッシングをサンド」
秋田市内で売られているのは、製造所固有記号「YSE」の仙台工場製。
ナトリウム量260mgから換算した食塩相当量は0.66g。

いぶりがっことは、いぶしたダイコン(やニンジン)の漬け物。たくあんを燻製にしたような味わいで、秋田では古くから親しまれているが、近年全国的に知られて、好む人も少なくないようだ。
製造風景?
パンとの相性も悪くなく、過去にはたけや製パンシライシパンが商品化していた。
また、以前にはいぶりがっこの呼称の使用について、業者間でもめごとがあったが、現在は話がまとまって、業界一体で使うことに落ち着いているようだ。

それにしても、このランチパック、「いぶりがっこ」の言葉が当然のように記載され、何の説明もなく、そっけない。裏面の原材料名欄は「大根いぶり漬けドレッシング和え」とはあるけれど…
いぶりがっこの知名度が上がったといっても、秋田県外でも発売される商品がこの状態では、「いぶりがっこって何?」と戸惑う消費者が多そう。
「秋田」ともひとこともなく、秋田の宣伝にもつながらなそう。

ランチパックのホームページでは、「地域の特徴のある素材を使用した商品」に「ご当地」マークを付けて紹介しているのだが、このいぶりがっこ入り~には、表示がない。もしかして秋田と無関係の「いぶりがっこもどき」でも使ってるのか?

3月発売のランチパックでは、山梨の「桔梗信玄餅風」というのもあり、これには「ご当地」マークがある。しかもたけや製パンが製造を受託(製造所固有記号TK)しているようで、秋田市内の店舗ではいぶりがっこ~よりもよく見かける。【16日訂正・~信玄餅風も仙台工場製でした。いずれにしても、秋田市内でいぶりがっこ入り~を扱っている店は少ないと感じる】

中身
ランチパックとしては標準的な量の中身。大小に刻まれたいぶりがっこと、黒胡椒の粒が見える。
味は想像通りだけど、欲を言えばもうちょっといぶりがっこが多く(そして細かく)、マヨネーズがもう少し控えめだといいかも。

【16日追記】ネットをざっと見ると、全国的に広範囲で売られているわけではなく、東北地方と関東地方辺りでは売られていそう。仙台工場だけが製造しているのかもしれない。
※2020年にはフジパンスナックサンドで、いぶりがっこの商品が出た。2021年にはたけやフレッシュランチでも。


もう1つは、たけや製パンの商品。
おやき風パン 高菜マヨネーズ風味 178kcal
ナトリウム量303mgから換算した食塩相当量は0.77g。

以前紹介したように、秋田には「おやき」という食べ物が存在するが、全国的に広く知られた信州のおやきとは、似て非なるもの。
信州との違いを簡潔にまとめれば、皮は(小麦粉ではなく)米粉、中身は(野菜などでなく)粒あんが基本という2点。
たけや製パンでは、果敢にもこのおやきをパンにしたものを商品化していたが、再現性としてはいまいち(単なる平べったいアンパン)であった。

それが再び商品化された。
以前は「秋田のおやき風パン」という商品名だったのに、今回は「秋田の」が取れた。
しかも、秋田のおやきではまずないと思われる、高菜の油炒め(とマヨネーズ)を中に入れたもの。
ということは、信州のおやきをイメージしたの?

相変わらず平べったい
表面のガサガサした感じは、以前の秋田のおやき風パンよりも、(信州のよりも秋田の)おやきっぽくてリアルさが増した。といっても、裏面は、
いかにもパン

中身
思ったよりたくさん高菜が入っている。
以前の秋田のおやき風パンは、パン生地の割合が多すぎる感じがしたけれど、今回はそこまでではない感じ。

高菜入りのパンだと思えば、そういうもんだと思って食べられたけれど、これがおやきを再現しているのかと問われれば、どこか違うような。さらなるシリーズ続編があるのでしょうか。
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広告の小火と書体

2018-03-15 00:13:07 | その他もろもろ
新聞やチラシの広告から3つ。
14日付秋田魁新報11面・株式面の下に出た広告。
「小火おわび申しあげます」
火事を出した元が、迷惑をかけたことをお詫びする広告。全国的には知らないけれど、秋田では、企業や店が火元の場合はまれに出される。頻度としては年に数度くらいかな。

今回は、秋田市向浜の木質バイオマス発電所で、屋外にある燃料用ヤシ殻置き場から出火したことについて、発電所の運営会社によるおわび。
7日に出火して、大きく燃え広がることはなかったもののくすぶり続け、完全に鎮火したのは125時間経った12日。秋田市消防本部からのべ600人が出動したそうだが、消防がどこへ出動しているかを知らせる自動音声のテレホンガイド(関連記事)では、出動した時刻のみで日付を伝えることができず、8日以降も単に「10時○分向浜一丁目でその他火災事案(だったかな?)が発生し消防隊が出動しております【16日訂正】活動中です」と伝えていた。

社員が軽いやけどをしたものの、ほかに大きな被害はなかったのがなによりだけど、この火事がなければ、ここにこんなものがあったとは(なんとなくは聞いていたものの)意識しなかったし、さらにヤシ殻(パームヤシ=アブラヤシの殻だそう)を輸入して発電していたことなど知るよしもなかった。
秋田県内で産出された木の切れ端(チップ)とともにヤシも使っているそうで、油分が多いから効率がいいようだ。NHKの報道によれば、燃えなかったヤシ殻は乾かせば使えるそうで、その点でも被害は大きくはなさそう。
でも、どうして火が出たのかは、素人目には謎だ。

そしておわび広告。
まず、恥ずかしながら「小火」が読めなかった。「小社」みたいにへりくだっているわけではなく「ボヤ」と読むのだそう。同社のホームページでの状況報告でも「小火」と表記している。

ここでボヤとは?
goo辞書・デジタル大辞泉では「大きくならないうちに消し止めた火事。」。総務省消防庁の定義では、そもそも建物火災に対してしか使わない用語らしい。
燃え広がらなかったとはいえ、足かけ6日間も消防が出動した火事はボヤなんでしょうかね…
【15日追記】じゃあどう表記すればいいかとなるが、「火災のおわび」ってところでしょうか。出火原因が分からない現段階では「出火のおわび」も若干そぐわない印象もするので。いずれにしても自ら「小火」扱いしては、事態を矮小化しようとしているように受け取れなくもない。


13日の秋田魁新報の健康食品の全面広告。

川柳を募集して、その優秀作を紹介するもの。16作品が掲載されているのだけど… ※以下、写真がゆがんでいます。
左上・右下と右上・左下で違いが
句ごとに枠で囲まれて、応募者の名前とともに掲載されているのだが、16句のうち3句だけフォント(書体)が違っているのだ。

新聞や各種印刷物などの広告は、デザイン会社がパソコンで作っていることが多いはずだけど、近年はモリサワ製のフォントを使っていることが圧倒的に多い。
これは、年間・1台につき5万円くらい(?)払えば、同社のすべてのフォントが使い放題という仕組みがあるため。もちろんモリサワの書体は古くから使われて親しまれ、読みやすく美しいデザインであることもあるだろう。素人ですが、個人的にはモリサワのフォントはおおむね好き。

この広告もモリサワのフォント。
13句は正楷書体(正楷書CB1もしくは新正楷書CBSK1?)、3句は教科書体。
 いずれも左が教科書体・右が楷書体
どうして3句だけ書体が違うのか、分からない。入賞と佳作とかレベルが違うわけでもないし、投稿者の年齢とか性別で違うわけでもなさそう。
我々素人のワープロ文書では、単語や文をコピー&ペーストした時に、書式もいっしょにコピーしてしまい(後で変更することも忘れて)、教科書の重要語句かのように、明朝体の中に不自然にゴシック体を混ぜてしまうような失敗をしてしまうことがある。画面では分かりにくいし。
まさかこの広告でも、同じことをやってしまったのだろうか。
広告を受けた魁では、そこまでチェックする義理も忠告する必要もないが、原稿段階で広告主とか制作会社の誰かが気付かないものなんでしょうかね…

【5月2日追記】この後、5月1日付の全国紙に、同じ形式の広告が出た。デザインは同じながら、掲載句は異なり、カラー印刷。フォントは、どの句も楷書体で統一されていた。


最後は、別の健康食品会社(これは誰もが知る大手)の折込チラシ。【2020年1月9日の新聞広告でも、以下と同じ状況になっている。】
利用者の声
これもモリサワのフォントのようで、ここは教科書体。
大きい文字と小さい文字が使われているが、実は両者で微妙にフォントが違う。
「で」で分かる
大小で「で」の濁点の位置が違う。大きいほうは手書きで一般的な「て」の外側、小さいほうは活字では一般的な「て」の内側というか下。

僕は教科書体が好きで、中でもモリサワとイワタの教科書体が好き。(他社の安い教科書体では、楷書体もどきみたいなのがあっていただけない。)
イワタの教科書体は、国語の教科書でおなじみの光村図書の小学校の教科書で使われている文字(光村教科書体と称している)と、ほぼ同一だと思われる。
モリサワとイワタの教科書はとてもよく似ているのだが、全体にイワタのほうがより角ばったラインなのと、「で」の点の位置が違う。モリサワは「て」の内側(上の川柳もそうなっている)にあり、イワタが外(教科書体の意義からすれば手書きと同じ外側にあるのがより本質なんだろう)なのが基本。

大きい「で」は、どうしてモリサワなのに濁点が外側にあるのかといえば、学参書体(関連記事)だ。
学参書体とは、活字体で手書き文字と異なる形状になる部分(しんにょうなど)を、手書きに似せ、子どもが戸惑わないように配慮した書体。
教科書体は、それ自体がもともと教育用であって、既にしんにょうなども手書きと同じデザインだから、その学参書体というのはピンと来ないけれど、こういう(この程度の)違い。とても分かりにくいが「き」なども、線の角度やバランスがわずかに違うようだ。
【16日追記】余談だが、昨年からブームの「うんこ漢字ドリル」の本文(出題文やお手本)には、モリサワの教科書体が使われているようだが、「で」の点の位置から判断して学参書体ではない。

明朝体やゴシック体の学参書体は、デザイン性を犠牲にした教育用であって、一般向けに使うべきではないとする人もいる。教科書体の場合は、そこまでの違いはないけれど、フォントとしてはやっぱり違うものであって、学参でない書体と同じ紙面で混在させるのはいいことではないと思う。
これはチェックするのは難しいけれどやはりプロでも気付けないもので、作成する人は書体の統一感ということを意識しないものなんでしょうかね…
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701系再組み換え 他

2018-03-13 00:13:20 | 秋田のいろいろ
秋田車両センター所属の奥羽本線・羽越本線・津軽線の普通列車用701系電車で、新たな車両組み換えが行われた。

まずはこれまでをまとめておくと、2015年頃までは2両編成×28本(N14~N38、N102~N104編成)、3両編成×14本(N1~N13、N101編成)の計98両の陣容。

2016年1月に津軽線で3両編成のN5編成が踏切事故に逢い、運行できなくなる。
そのN5編成の両端2両が運用離脱し、中間の1両は、2両編成だったN29編成に組みこんで3両編成化して運用に入った。
この時点では、2両編成×27本(N14~N28、N30~38、N102~N104編成)、3両編成×14本(N1~N4、N6~N13、N29、N101編成)の計96両。

その後、ネット上の情報では、2017年10月頃にN29編成が、中間車が外されて本来の2両編成に戻った。
また、先週辺りから、3両編成だったN13編成が2両編成になって運用に就いている。3両編成時代にはなかったワンマン機器も搭載されていて、本来の2両編成と同等扱いの模様。
さらに、1月頃からN11、N12編成は3両編成のままながら、ワンマン機器が設置された状態で走っているとのこと。なお、記憶がたしかならば最近N10編成に乗ったはずだけど、それにはワンマン機器はなかった。
N13とN29が2両になった現段階では、2両編成×29本、3両編成×12本の計94両。2両化に際して抜かれた中間車2両が、新たに余ったことになる。

【23日追記】秋田の701系2両編成には、「EB装置」という走行中に一定時間機器が操作されないと緊急停止させる装置が搭載されているが、3両編成には未搭載だった。ワンマン運転を行なうかどうかを基準にして設置していたと考えられる(こまちにも搭載されており、EB装置は必ずしもワンマン専用機器というわけではない)。
昨年秋、編成番号は忘れたが3両編成に乗った際、EB装置の警告ブザーが聞こえたので、「3両編成にも追加設置したのか」と思っていたが、今にして思えば、2両編成化に備えた準備だったのかもしれない。

【4月8日追記】4月7日にN11編成を見かけたが、2両編成でワンマン運転していた。2両編成×30本、3両編成×11本の計93両となる。N12は??
【4月25日追記】N12編成も2両になったので、3両編成は4本減の10本(30両)。2両編成は3本増の31本(62両)となったと思われる。(以上追記)

本線越しに秋田総合車両センター
現在、秋田総合車両センター(旧・土崎工場)の奥羽本線から見える側には、いくつかの車両が置かれている。
上の写真のように、ステンレスに黄色や青の帯が入った車両が目を引くけれど、ピンク帯は、
サハ701-5
N5編成からN29編成に入れられた後、N29編成から抜かれた中間車。

3月17日のダイヤ改正では、津軽線では「編成両数見直し」が行われる。詳細は分からないが、701系3両編成で走っているダイヤが2両に変更されると思われる。
とすれば、3両編成が余剰になって2両編成が不足する可能性があるから、その対応だろうか。
そしてゆくゆく(ダイヤ改正後のいつか)はN11、N12編成も2両編成になるのか。津軽線の変更だけではそこまで2両編成が足りなくはならないだろうから、奥羽・羽越側でも車両減があるのかもしれない。→やはり3両から2両編成に変わったダイヤもあった
前から話が出ていた、安全装置ATS-Pの取り付け工事も関連するのかも?(根拠のないまったくの憶測です)

3両編成は客としては混雑が緩和されて、というかガラガラ【15日補足・朝夕はともかく昼間は】のことが多くて好き。
だけどJRとしては2両で充分収まる乗車率であって、運用によってはワンマン運転も可能な2両編成のほうが扱いやすそう。【15日補足】昼間に秋田駅や大館駅で留置されている701系は、3両編成が多いような気がしなくもないので、持て余し気味なのかも。
抜かれた中間の車両「サハ701」形は、701系の中でも、仙台や盛岡にはなく秋田配置の14両しか製造されなかった少数派(仙台にはもっと少数派があるけど)。運転席はもちろん、トイレやモーターもない、(機関車にひかれて走る車両という意味での)客車も同然の形式で、揺れや騒音が他車よりいくぶん少ない。車齢からしても廃車になるのだろう。
※701系はその後、2019年にもまた組み換えがあった。


再び秋田総合車両センターの写真。
黄・青・ピンク
青帯は常磐線を走っていた415系電車。ドアが開け放たれ装備が撤去されていて、解体待ちか。
右奥に701系が見える。3両編成(ワンマン時の出入口表示がないので)と思われる先頭車で、行き先表示は撤去されている。おそらくN5編成の衝突しなかった側の車両。

他にもいろいろ
583系電車、八戸線用だったと思われるキハ40系、中央総武緩行線用209系電車(並ぶと701系と窓の配置がそっくりなのが分かる)とにぎやか。おそらくどれも廃車されたのだろう。多くは解体されるのだろうが、583系は展示用に台湾へ行った車もあるそうだけど、これは?

センターの別の場所では、トラバーサーという横に動く台に載せられて移動中の車両がいた。首都圏の209系電車の先頭車。
前は黄色帯の総武線、側面はオレンジ色の中央線快速?
側面はオレンジ色の下に細い茶色の線も入っており、中央線でなく武蔵野線の色。
新型車両投入により山手線の旧車両が中央総武緩行線へ回され、それによって総武線で余った車両を武蔵野線へ転用するという玉突きが行われており、そのための改造工事中。帯は側面だけ先に替えて、正面は後でやるようだ。
武蔵野線転用に当たっては、10両編成から8両編成に減らされるため、抜かれて余った車両が、最初の写真で他の車両といっしょに置かれていたものだろう。なんかもったいない。
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冬から春へ

2018-03-12 00:20:28 | 秋田の季節・風景
秋田市は3月に入って10度前後まで気温が上がる日、雨が降る日もあって、7日16時にはついに積雪量がゼロになった。道路が融けかけた雪でジャブジャブになったり、それが再度凍ってテカテカになるようことは今年はあまりなく、潔く雪が消えた感じ。
まだ暖かいとは言えないものの、つい先月まで雪が多く寒かったのを思えば、劇的な季節の変化。
11日は曇りでちょっと寒く、午後から雨になった。7年前ほどの寒さ・雪ではないものの、少し思い起こさせられる天候だった。【12日追記・12日朝は7年前のように時折激しく濡れ雪が降って、2時間だけ積雪1センチを記録】
ネコヤナギと旭南(対岸は楢山)の旭川。雨と雪融けで水量が少し多い

千秋公園・穴門の堀
お堀はまだほぼ全面が氷で覆われているけれど、隅から融け始めている。

2月に取り上げた、泉地区の歩道がない狭い道の路肩の雪も、
(再掲)

すっかり消えた
中央左の凍上災の穴は、埋めて修理されていた。
※他の道路では未修理の凍上災が多数。危険なものは道路管理者へ連絡したほうがいいでしょう。

このように秋田市街地では、よほど日当たりが悪い箇所でない限り、歩道も雪がなくなっており、冬靴でなくても歩けるようになった。
よほど日当たりが悪い箇所というのは、
こんなもの
積もった雪が姿を変えた、厚さ5センチ近い、硬い氷が板状に広がっている。
今後、太陽熱と雨で上から、路面の熱や水の流れにより下からと、上下から融けていくのは間違いないけれど、歩きにくい。
道路管理者が全部を除去しろとは言えない。手作業で割るとなると、ツルハシのような道具と相当の力が必要だから、近所の人にやれともいいづらい。
(ただ、自宅車庫への車の出入りによって、自宅前の歩道の雪が磨かれてツルツル、しかも斜面になっている家があり、そこはもうちょっとご自分の責任で…と思わずにはいられない)
でも、
この道は歩道の半分ほどは路面が出ている
なんとこの道路、近くにお住まいのおじさんが、おそらくおひとりで氷を割って【12日補足・氷の硬さと距離からして「道を切り拓く」と表現しても大げさではないかも】くれているのだ。通行人としてはとてもありがたいけれど、ひとりの善意に頼り切ってしまうのも申し訳ないし、この形でいいとは言えない。高齢者や学生も通る、生活に必要な道だし。
自助共助と言われそれが必要なのは分かるが、地元住民でないただ通るだけの者ができる自助共助って何かないものだろうか。例えば、誰でも使える除雪用具の設置とか、坂道にあるような融雪剤の箱設置(通行人が各自散布する)とか、市に要望すればいいのかな…【12日追記・あるいはいっそ、片側の歩道を冬期間閉鎖して、もう片側のみ市が確実に除雪するという運用もあり得るかもしれない。ここの場合は。】

雪国ならではの苦労から春を迎える喜びに変わろうとする季節。
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小学校の制服

2018-03-09 00:26:51 | 昔のこと
ちょっと前、東京銀座の区立小学校において、海外高級ブランドの一式9万円くらいの制服を導入することが、学校長の独断も同然で決まったとして、騒ぎになった。
学区外からの通学も可能な制度になっているそうで、裕福な家庭の子も多いらしいし、区民・都民でもないよそ者にはよその話だからどうでもいいけれど、なんかおかしな話。
あと、高校とか私立ならともかく、公立小中学校の校長にそんな権限があるのも意外(例えば秋田市立学校ではそこまではないのでは?)。

さて、上記では「制服」としていたが、正確には「標準服」。
最初、標準服と聞いた時、詰め襟学生服の「標準型学生服」を連想した。業界で統一した基準を満たした学生服の規格のこと。そのことではない。
着用の義務付けはなく、用意しなくてもいい服ということらしいが、実際にはそうもいかないだろう。実質的には制服と同じでしょう。


秋田で生まれ育った者としては、制服だろうが標準服だろうが「公立小学校で服装が指定されている」ということに、かなりの違和感がある。
少なくとも秋田市では、市立中学校では全学校に制服があるが、市立小学校では服装が指定されているところはないはず。秋田市内で小学生が制服を着ているのは、秋田大学教育文化学部附属小学校だけかと思われる。
ただし、我々が小学生だった昭和末期には、体育着を制服として指定(つまり登下校も教室での授業も一日中体育着を着る)していた市立小学校があった。旭北小学校がそうで、みんなエンジ色一色。平成に入ってすぐ頃、その指定はなくなったようだ。これも指定じゃなく、標準服の位置づけだったのかもしれないけれど。(他にはそういう学校があったのだろうか?)


ただ、小学校の制服について、今回初めて知ったわけでもない。
テレビに映った県外の小学校の様子で、普通の公立小学校らしいのに制服を着ているのを見たことが何度かあって、違和感とともに記憶に残っていた。
例えば、最近では、九州南部の新燃岳噴火の灰が降る中、制服姿で登校する小学生を見た。あと、岡山辺りはけっこう制服を着ている印象があった。東京とか高級ブランドとかは別として、地域によっては小学校の制服があるのだと感じていた。

学生服のカンコーのサイトに「カンコーホームルーム【Vol.95】「制服のある小学校」(https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/131231)」として、アンケート結果が出ていた。
ただ、回答者の年代がまちまち(20歳以上に対し、小学校時代の服装を質問)で、今現在の状況ではないし、「制服か標準服か」については言及がないので、その点はあいまい。純粋な公立か、国立大附属や私立かも分けていない。
全体では、制服があったのは20.4%、体操服が実質制服だったのが3.9%、残り75.7%が私服(というか服装指定なし)。

エリア別での結果も出ており、制服の割合が高いのは四国70.0%、中国61.3%、九州28.9%。低いほうでは、関東11.7%、東北10.6%、北海道6.0%。
体操服は、東北が13.6%と突出。2位は東海の7.0%。
私服が多いのは、北海道92.5%、関東85.0%、東北75.8%。

やはり、西のほうに制服がある小学校が多いようだ。同じエリア内でも県によって大きく違う可能性もあり、九州はそうかもしれない。東京では、この結果を見る限り、制服そのものが少数派のようだ。


さて、秋田は昔から制服がなかったのかと思いそうだが、そうでもないようだ。
秋田県出身者が半生を語る秋田魁新報の連載「シリーズ・時代を語る」。3月5日からは劇団四季会長の佐々木典夫氏が始まった。そんな立場の人が秋田から出たとは知らなかったけれど、8日までのところで、小学校の制服について気になる写真が掲載されていた。

佐々木氏は、1947年、由利本荘市松ヶ崎生まれ。
松ヶ崎は1954年までは松ヶ崎村で、同年に本荘町などと合併して本荘市となった。
通ったのは2014年に統廃合で岩城小学校となった、松ヶ崎小学校(村立→本荘市立→由利本荘市立)。団塊の世代だけに「1学年100人くらいでした。」。
6日付の第2回には、「小学4年の学級写真」が出ている。佐々木氏は「横じまシャツ」を着ているが、男子児童は過半数が詰め襟の学生服を着ている。女子も半数よりは少ないがセーラー服を着ている人もいる。
第3回の「小学6年の修学旅行先の宮城県で」の写真は、男子ばかり15人が写っており、全員ツルツル坊主頭の詰め襟。

同年代の人の話を聞いても、この頃は小学校で学生服が義務づけられていたわけではないが、着ている子も多かったそうだ。
修学旅行については、修学旅行という一大イベントに着ていくような私服は当時は入手しづらく、翌年の中学進学を控えて、制服を新調したのではないかとの見解。
4年生であっても、当時の経済事情・衣料品事情、お下がりをもらうことを考えれば、当時は私服よりも安く上がったのかもしれない。

その後、秋田では小学生が制服を着る習慣がなくなったことになる。
そういえば、昔は大学生も学生服を着ていた(サザエさんの原作に描かれる【10日追記・あとキテレツ大百科の刈野勉三さん】)そうだけど、それも全国的に廃れた。
結局、一部地域の小学生と全国的に中高生の制服が残ったということか。


私服では金銭的負担とか、服装を理由にいじめられるとか弊害があるという意見もあるけれど、制服だって高級ブランドは論外としても、成長期に6年間も毎日同じ服を着るわけで、買い替えも洗い替えも必要だろう。
それなのに、わざわざ制服を買いそろえる必要などないと思うのは、制服がない地域の者の考えなんだろうか。
給食とか組体操もそうだけど、同じ国内で、同じ制度が適用されているのに、所変われば、そして時代が変われば違うものだ。

【9日追記】コメントをいただいて思い出した。秋田県では、小学校の卒業式に、各自が進学する中学校の制服を着用して出席する(義務付けではなく、暗黙の了解的な位置づけかと思う)ことがかなり一般的(この記事中ほどで少々)。全国的には北海道、栃木などでも散見されるようではあるが、珍しい風習であるようだ。
これは、小学校に制服がなく、国立・私立中学校が少なくほぼ全員が地元公立中学校へ進学する(近年は中高一貫校ができたし、遠方への転出者などはいるけれど)という条件下、経済的負担なく式典にふさわしい衣装を用意できるようにという配慮が起源だったのかもしれない。あるいは上記のように、昔は小学校でも詰め襟学生服を着ることがあったそうなので、その名残かもしれない。
これも秋田以外の人からみれば、やはり所変われば…となるわけで、やっぱり他地域のことをよそ者がとやかく言ってもどうにもならないのでしょうね。

【29日追記】青森県(津軽地方)の状況について、3月23日付陸奥新報のコラム「冬夏言」で触れていた。筆者の子の小学校の卒業式に出席し、「服装は男子のほとんどがスーツ姿。女子はジャケットにスカートが定番のようで、最近人気のはかま姿もちらほら。自分の時に何を着たかは覚えていないが、ズボンは「わざわざ買う必要はない」と学生服で済まされた記憶がある」とのこと。
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ローソン密集

2018-03-07 00:22:19 | 秋田の地理
歩道と車道の段差をなくす工事が行われ、低コスト信号機が設置された、保戸野と泉の境、泉いちょう通りと泉ななかまど通りの交差点。
その南西角にお屋敷があった。この道路ができて30年ほどだから、さほど古くはないのだろうけれど、塀で囲まれて周りと趣きがちょっと違った。
Googleストリートビューより。右奥が新国道。向かい側の茶色い塀の部分がそのお屋敷
それが現在、
こうなってしまった!
年明け前後に解体されて、跡に平屋の建物ができた。
これはコンビニ、しかも構造やデザインからして…と推測していたら、
「ローソン秋田保戸野千代田町店」「3月27日オープン」
典型的な造りのローソン。
スタッフ募集の連絡先は、ローソン秋田地区事務所の電話番号。

現時点では、公式サイトのオープン予定リストには掲載されていないが、Googleマップには既に誰かによって登録されて、あたかも既に営業しているかのようになっている。仲小路のセブンでもそうだったけれど、「オープン予定」という設定ができればいいのに。


ここにローソンというのは、驚いた。
なぜなら、ななかまど通りを200メートル強東進した同じ側には「秋田泉ななかまど通り店(2012年オープン)」、550メートル西進した向かい側・新国道と交わる新川向交差点角に「秋田泉南一丁目店(わりと最近オープン)」、さらにいちょう通りを南へ300メートル強進んだ向かい側には、1997年のローソン秋田進出一号店の1つである「秋田保戸野原の町店」と、既に3つもローソンがあるのだから。
なお、他のコンビニはファミリーマートが500メートル北、セブン-イレブンが西と東に600メートルほどのところに1つずつ。
公式サイト店舗検索の地図より。赤い★が保戸野千代田町店の位置

一方で、ある事情を知れば、ここにローソンというのは納得。
泉ななかまど通り店がある場所は、かつては地元不動産会社の経営者宅だった。その会社が破産して、売られてローソンができたということのようだ。
そして、今回解体された家も、その不動産会社に関係する人の家だったのだとか。どういうやり取りがあったのか分からないけれど、だとすれば、同じローソンができたというのも、分からなくもない。
フリーペーパーの広告に泉ななかまど店の従業員募集が出ており、「近くの新設店へ人を回すので、その代わりの人募集」的な内容だった。店舗名は出ていなかったが千代田町を指していると思われ、ローソンとしても無関係の店ではなさそう。

けど近すぎる。
住宅地の中にちらほら小規模なオフィスがあるようなここでは、ローソンが4つも必要な需要はない。
わりと近くにあったサンクスが、ファミマに転換せずに廃業してしまったので、代わりになるコンビニができて助かる人は多少いるかもしれないけれど、周りの3つの既存ローソンがあれば、ここにはいらないという人がほとんどではないだろうか。
だったら、せめて別のコンビニとか、もう少し離れた別の場所にできたら…

店側としても、客の奪い合い、人出不足と言われる中で従業員の奪い合いで、共倒れになってしまいそう。
誰からも必要とされないローソンではないだろうか…


セブン-イレブンは、出店場所について客層や需要を綿密に調査するそうで、そのせいかこのような極端に近い店はないと思う。
ファミリーマートではたまにあるが、それは既存店とサークルKサンクスが転換した店だったりする。(ゆくゆくはどちらかがなくなるかも)

ローソンは、秋田市では、このような近すぎる店舗がほかにもいくつか存在する。(2013年の記事
セブン-イレブンはドミナント戦略として特定のエリア(地方とか県単位で)に集中的に出店していたけれど、秋田市内のローソンはものすごくピンポイントのドミナント戦略なんだろうか。町・丁目単位で土地を押さえて、客を囲いこんで、他社の出店を許さないという。

広小路から竿燈大通りにかけての一帯や秋田市役所裏手から旧国道一帯がそう。ただ、後者ではいちばん古くからあった秋田山王一丁目店が、わりと最近閉店したらしく(2017年7月ではまで営業中)、けやき通りと市役所内の2つになった。
ほかに2店が近接していた土崎港北三丁目では、前からあった自衛隊通り店が存続し、2013年にできた土崎港北三丁目店は既になくなってしまった。
保戸野と泉の境目でも、同じ結果になってしまわないだろうか。それで得をする人がいるのだろうか。
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予想気温の差

2018-03-04 23:00:59 | 秋田の季節・風景
天気予報は、昔に比べるとぐっと詳細にかつ正確になったものだ。その原因は観測機器やコンピューターの発達もあるだろうし、民間気象会社の存在もあるだろう。
それによって、同じ地点の同じ時の予報でも、サイトやチャンネルによって、予報内容が違うことも起こるようになった。

昔は、どの媒体でも気象庁の予報をそのまま伝えていた。20年以上前の「キテレツ大百科」のアニメでは、ブタゴリラが「このチャンネル(新聞だったか?)の天気予報がいちばん当たるんだ」といった趣旨の発言をして、みんなに「どこでも同じだよ」と笑われるシーンがあったはず。
正確には分からないが、おそらく1990年代中頃(ブタゴリラ発言の直後)に、気象業務法が改正されたり気象予報士制度ができたりして、民間気象会社がたくさんできて業務を拡大し、今のような体制になっていった。


現在の秋田のテレビの天気予報で、地図上に表示されるマークや気温の提供元。
NHKはマークや気温は気象庁の発表を使っているが、日本気象協会を中心とした民間の情報も使って補完しているそうだ。全国各地の放送局ごとに、個別に契約していることもあるようで、青森放送局では週間予報に気温が表示され、降雪量予報も毎日あるのに、秋田放送局ではそれらがないのは、青森局は契約し(日本気象協会)、秋田局は(まったくもしくは部分的にしか)してないということなんでしょう。

秋田県の民放局は、3局ともウェザーニューズ社(サービス名としては濁音でないウェザーニュース)のようで、画面やマークのデザインが似ている。

なお、NHK秋田放送局と秋田テレビ(AKT)では、気象予報士が出演しているが、どちらもウェザーマップ社(森田正光氏の会社)の人。ウェザーマップでは、データ提供をせずに予報士だけ派遣(つまりよその会社のデータを使って解説する)という契約ができるようだ。
ただ、たまに表示・解説される地点ごとの降雪量予報を、アメダスのように地図上に地点ごとに色分けした点(円形)で示す画面は、NHK秋田とAKTで同じデザインなので、ある程度はデータ提供もあるということなんだろうか。(特にNHK秋田には、これを毎日見せてほしいのだけど…)

ちなみに、IBC岩手放送は、日本気象協会。
今年の正月のローカル年賀CMの1つとして、「日本気象協会より新年のごあいさつを申し上げます。本年も岩手の皆様に分かりやすい気象情報をお届けいたします」みたいなのを流していた。読んでいたのは、偶然なのか意図したのか気象予報士の資格を持つ神山弘樹アナウンサー。
【2020年2月17日追記】2020年の正月も日本気象協会が年賀CMを流していた。IBCでは別のアナウンサー(風見さん?)。気象情報はウェザーニュースのデータを使っている、秋田放送(ABS)でも流れていた。気象協会は創立70周年だそうで、IBCは見忘れたが、ABSでは70thロゴもあった。


ということで、媒体や企業によって、微妙に異なる予報が出されることがある。天気のマークが違う(雨とくもり一時雨とか)こともあるけれど、気温が1~2度違うのも珍しくはない。傾向としては同じながら、細かい見解が違うということなのだろう。
最低気温が寒い日が多かった今年2月。下旬はそれが連日続いたのだが、うち23日夕方に発表された、24日の秋田市の気温の予報は、大きく分かれた。※以下、各サイトの画面を一部編集しています。
まずは、気象庁17時発表。
マイナス6度と2度
NHKでは、全国も秋田ローカルもこの数字だった。
時系列予報では、午前6時頃が最低気温。こりゃけっこう冷えそう。

ウェザーニューズは、
マイナス3度と0度
民放はこの数字。
気象庁発表と比べて最高気温は2度差があるが、最低気温は3度差。しかも、秋田市でマイナス3度でも充分寒いけれど、マイナス6度となればとても寒い。水道の水抜きなども考えないといけない温度。この3度の差は大きい。
テレビをザッピングする視聴者は、混乱したことだろう。

さらに他社。日本気象協会のサイト「tenki.jp」18時発表は、
マイナス3度とプラス1度
時系列予報では、午前6時にマイナス3.1度。

秋田の地元企業・ウェザープランニング社16時発表は、
マイナス7度と2度

アメリカのAccuWeatherは、
マイナス4度と2度
ここは日本の法律を適用されないためか、翻訳したためか、「低く垂れ込めた雲」「晴れたり曇ったり」とか、詩的というかあいまいに受け取れるというか、独特な言い回しが見られる。

以上、日本勢は、最低低め&最高やや高め(日較差大)派と最低やや低め&最高やや低め(日較差小)派に2分された。海外勢もまた別の予報。なお、ウェザーマップのサイトでは、秋田の予報は掲載されていなかった。



結果は…
気象庁データより。左から日付・日平均気温・最高気温・同観測時刻・最低気温・同観測時刻
最低気温マイナス3.6度、最高気温0.2度。

朝が恐れたほど寒くはなく、最高はあまり上がらなかった。
ということで、ウェザーニューズと意外にもAccuWeatherが健闘。
肝心の気象庁は、だいぶ外してしまったと言ってしまっていいような…

なかなかいい線だったtenki.jpだけど、当日10時の予報では、
マイナス6度と2度
なぜか前日の予報よりも外してしまった。


実際には、風などにより体感気温は違うため、温度の数値と実感が伴わないこともあるし、今回と逆の当たり外れの日もあるでしょう。(過去には各社が揃って同じ数値を予報し、ちょっと外したことも)
素人には知る由もないけれど、24日は判断が難しい条件の日で、見解が分かれたのだと思う。予想するほうからして悩んだのだろうけれど、それを見せられたほうも悩んでしまうことになるわけですが。
天気予報に限らず、ひとつの情報源のみにとらわれず、ほかにいろんな見解があることを意識して、その多くに触れてみることが大事なようです。
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2018年2月

2018-03-01 00:19:12 | 秋田の季節・風景
2月も終わった。
福井では集中的な大雪で大変だったが、その後はどうなっているだろう。オリンピックの影になったのか、興味が薄れたのか報道されない。秋田県でも、内陸では雪が多くなっているが、今のところさほど被害はない(としていいのか?)。

秋田市は、データはともかく、感覚としては雪がやや多く、寒い2月だった。
いつもの秋田市の2月といえば、雪が積もっては融け、暖かくはなっては寒くなり、という感じだけど、今年はずっと寒く、積もった雪がなかなか融けない(新たなにはあまり積もらない)。雄物川が凍った1月ほどの厳しい冷えこみではなかったけれど。【3月3日追記】大雪や豪雪といったレベルでもないが、いつもよりは雪がやや多く、しかも増減幅が少なく平均して多かった。

気象データを見てみると、日ごとの最大積雪量は28日間すべて20センチ以上。最大では24日の34センチ。
平年値では上旬は20センチの日があり以後減って月末は11センチだから、今年は平年の倍以上が積もっている。
昨2017年は12日に46センチも積もっていた。今年は飛び抜けたドカ雪はなく、安定して積もっていた。

気温は、最高よりも最低気温が冷えこんだ。
最高気温もマイナスの真冬日は3日。平年値では低い頃でもプラス2.4度だから寒いといえば寒い。
最低気温はマイナス5度以下まで下がる日が10日もあった。平年値ではマイナス2.9度だし、沿岸の秋田市ではマイナス5度まで冷えこむのはシーズンに1度あるかないかという年も多いはず。かなり寒かったと言えよう。
※気温の天気予報についての関連した話
2月末の秋田市通町橋東詰交差点の状況

(再掲)2017年1月の50センチ積もった時
そんなわけで新たに降って積もる雪はほとんどないため、車道は露出。ここは歩道にロードヒーティングがあるので、歩道も問題なし。

一方、寒さで雪が融けず、行政もあまり除排雪作業をやりたがらないようで、融雪装置のない歩道や日当たりが悪い生活道路では、圧雪や凍結、それらの凹凸で通行しにくい箇所もある。
ただ、路肩の雪が崩れるなど路面状態が悪化して道幅を狭め、バスが通れなくなって迂回運行するのは、今のところ散発的に数回ある程度のようだ。
泉地区の歩道がない道
上の写真の路肩は雪が積もったままで、段差だけでなく斜面になってしまって、歩きづらい。というか、車道側に転倒する危険があって、車が来ている時は立ち止まらないといけない。たいていの車は、歩行者がいると配慮して通行してくれるけれど、たまにとんでもない運転をする者もいるから…
ここは通学路でもあり、前のお宅や近隣で対処できないのなら、道路管理者がなんとかするべきかと思うのだけど。
また、道路中央のセンターラインと左のひし形マークの間で、アスファルトに浅い穴ができている。凍結によって路面が痛む「凍上災(とうじょうさい)」。

それでも、ツグミが地面でちょんちょんと食べ物を探し(1月31日に初見)、ハクチョウやカモが帰っていき、光は春の光。確実に春は近づいている。
青空が広がる時も。千秋トンネル通り・鷹匠橋付近
3月初めは全国的に気温が上がって大荒れになる予報。雪融けの洪水や雪崩、雪下ろし中の事故が心配。道路がジャブジャブになるのもイヤだけど、春を迎える通過儀礼か。

※続きはこちら


2018年2月末のイオンのお客さま感謝デーについての備忘録。
これまで2月は28日(うるう年は29日)に実施していたはず。
決算期の関係か、前日と合わせて2日連続で実施することもあった(同様に8月29日や、年末の混雑分散か12月29日にも実施することがあった)。2日連続実施は、イオングループ共通ではなく、イオンリテール運営店舗のみで実施(つまりマックスバリュなどでは1日だけ)という場合もあって、まぎらわしかった。

2018年はおそらく初めて、「特別お客さま感謝デー」と銘打ってグループ共通で2月27日実施。2月20日の感謝デーからわずか1週間後。
理由は、決算を控えて1日前倒ししたかったのか、あるいは27日は火曜日だから火曜市とぶつけて集客を狙ったのか。

イオンリテールやイオンスーパーセンターでは、27日1日だけの実施。(「特別」なのは日程だけということか)
ところが、マックスバリュ東北では、27・28日の2日連続実施(イオン北海道も同様)。イオンリテールよりマックスバリュのほうが日数が多いというのも、初めてかもしれない。これなら「特別」と言うのも分かる。
ただし、マックスバリュ東北では、折込チラシと店頭の掲示くらいしか告知がなく、ホームページでは(チラシを見ない限り)分からなかった。
テレビCMをうのみにせず、利用する店舗の運営会社のチラシなどで要確認。

※翌2019年は、イオンリテール、マックスバリュ東北とも、26日・火曜日と27日・水曜日の2日間実施。イオンスーパーセンターも同様だったようだ。
なお、イオングループでは、秋からの消費税率引き上げ・軽減税率導入を踏まえて、3月1日から値札を税込みから税抜きメイン(税込みは小数第2位まで表示)への変更が行われ、28日は早じまいする店もあったので、そのことも関係するかも。
2020年はうるう年で28・金、29・土、2021年は27・土、28・日実施。
コメント (4)
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