キュートなバアサンになるために

映画のこと、山のこと、街の風景、家の庭、いろいろを気ままに・・・

石見銀山

2016-04-30 23:38:34 | お出かけ
                 
 今回の山陰旅行一番の目的地は世界遺産の『石見銀山』でした。

 正直世界遺産と言われてもあまりピンとこなかったし、ツレアイに至っては「あんまり行ってもつまらなさそうだなあ。」と渋々ついてきてくれた感じでした。
今回は石見銀山ガイドの会で主催している『ワンコインガイド:龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)コース』に参加しました。
 時間は約3㎞を2時間半くらいで歩きました。
 ガイドの方からなぜ石見銀山が世界遺産になれたかを伺いました。
石見銀山は世界でも珍しい環境に優しい採掘方法にあったそうです。
 まずは手掘りであったため自然を破壊しなかったこと、製錬方法も『灰吹法』というまったく公害を出さない方法が取られたことがよかったようです。
 たまたま九州の商人がこのあたりを通りかかり 夜に山頂が光るのを不思議に思、い試しに採掘し、銀を発見したのだそうです。
そして銀の入った重い鉱石を船に乗せて運ぶより採掘した場所で精製した方が効率がいいと判断したため 全国でも珍しい採掘の坑道の近くに住宅ができるようになったそうです。
 しかし、時代が下り採掘場と町は分かれたそうです。 でも、武士の家と町人の家が混在していたそうです。

 今回のガイドツアーは町中ではなく鉱山のツアーです。  
ガイドさんがいなければ ただの山道を進んだら坑道があっておしまい、だったと思います。
 でも説明を伺うと本当に興味深いお話がたくさん聞けます。
         
なんでもない段差に見えますが これは山の斜面を切り開いて段段に土地を均し家を建てたのでこうした石垣のあとの上にはそれぞれ家があったそうです。
           
 採掘の最盛期には 小さな村に20万人もの人が住んでいたそうで 全国から集まった人のためにそれぞれの宗派の寺院があったそうです。
その寺院も山を切り開いて作るので長い階段を登った先に寺院があったそうです。

 この日は平日だったからでしょうか、本当に人の少ない静かな世界遺産を堪能することができました。
   かわいいにゃんこさん発見。 ここにはたくさんの猫が住んでいるそうです。
  石見銀山は囚人が採掘した佐渡とは違い 経験のあるプロが自分の意思で採掘をしたそうで 人々の生活はかなり裕福なものだったそうです。
当時を思わせる家が残っていますが このあたりの特徴は鬼瓦にあるそうです。
       たしかにえびすさまの顔の鬼瓦は珍しいですね。
 家の格子も  親子格子といって長さの違う格子の木が使われていました。
 瓦の色も地元の土で焼いた赤っぽい瓦でした。
 名前は忘れたのですが こんな植物があちこちにありました。                                                 実はこの花、好物が混ざっている土の上に咲く花なので 山師さんたちはこの花を目指したそうです。 でも、この花は何でも鉱物の上に咲くそうですが こちらのシダは銀の上にしか咲かないそうです。
 坑道入口の写真、説明を聞くのに夢中で撮りそびれました
こちらは出口です。
坑内の写真もうまく撮れませんでした。
 
 この写真の真ん中のところに小さな灯りがあるのがお分かりになるでしょうか? 昔は真っ暗な坑道を照らすためにサザエの貝殻に菜種油を入れて灯りとして坑道に持って入り、壁にくぼみを掘ってそこのその灯りを置いて作業をしたそうです。その灯りを『らとう』(螺灯?)というそうです。
 
 上に向かって掘っているところを下から撮った写真がまあまあうまく撮れていたので載せておきます。
 こちらの石ですが
この石の中にうっすら銀がありました。 ガイドさんが指さして教えてくださったのですが小さすぎてちょっと分かりづらかったです。
 鉱夫は全国からやってきたそうです。 彼らが拝んだ石仏がたくさん残っています。
  
中にはキリシタンの方もいたようで 仏様を拝んでいるのだと思ったら仏像に小さく十字架が彫られているものもありました。(ちょっと分かりづらいかも・・・)   
 坑道を出て少し行ったところにおもしろいお店がありました。
     
黒文字の木でにおい袋を作っている方です。
 昔は坑道の奥に新鮮な空気を送り込む時にこの黒文字の香りを送ったそうです。
 私もひとつ自分へのおみやげにこの黒文字のにおい袋を買いました。
                   
    
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松江へ

2016-04-29 22:31:14 | お出かけ
             
 朝早くに広島を出ましたがバスが松江に着いたのは丁度お昼。
写真を撮るのを忘れましたが松江駅前から観光スポットを回っているバス『ぐるっと松江レイクライン』の一日乗車券を買い、まず向かったのは小泉八雲記念館前。
残念ながら記念館は改装中で中に入ることはできなかったのですが 私たちの目的はお昼ごはん。
 まずは腹ごしらえからよね、ということで『八雲庵』というお蕎麦屋さんへ。
            
 丁度お庭の牡丹(?)がきれいに咲いていました。
 そして、名物の『割子そば』をいただきました。
                  
 こちらのお店では鴨南蛮蕎麦も名物だそうで そのそばのお汁も一緒についてきて 鴨南蛮蕎麦も一緒に楽しむことができました。
今回の旅行中何度かこの割子そばをいただいたのですが その食べ方を知ったのは旅行最終日・・・
 そばにつゆが付いてくるのですが ツレアイが「つゆが少ない・・・」と不満をもらしました。 でも、私たちの食べ方が間違っていたんです。
おそばは3枚~5枚くらいに分かれているのですが一枚目の器につゆを入れ、食べ終わったら二枚目の器に残ったつゆを入れ、足りなかったらつゆを足すという食べ方をするそうです
     お蕎麦を食べ終わったあとは お蕎麦屋さんの近くの町『塩見縄手』をお散歩しました。
  
お城の堀をまわる船がたくさん出ていました。
            
 とてもしっとりとした優しい雰囲気の町でした。
てくてく歩き、『松江歴史館』へ。
 そこで 和菓子職人さんの技をじっくり見せていただきました。
 
 こんなステキな和菓子を見たらこれはもう食べるしかありません
                 
私は『花かご』というお題のお菓子をいただきました。
       
 ツレアイは小豆をたっぷり使った和菓子とコーヒーのセットを選びました。
              
 お菓子をいただいたあとは いよいよ国宝松江城へ。
                  
 かなり急な階段を登りながら最上階の展望台へ。
         
 宍道湖をゆっくり見ることができました。

たくさん歩いてへとへとになりながらJR荘原駅へ移動。
               
 レンタカー屋さんに迎えにきてもらい この日は玉造温泉へ行き宿泊しました。
・・・・・・残念ながら疲れ果て玉造温泉の写真を撮りそびれました
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日本で47番目に有名な県は魅力満載な県でした

2016-04-28 23:31:06 | お出かけ
            
 広島で同窓会に参加し、一泊した翌朝、長距離バスに乗って島根県に移動しました。

 今回はツレアイと一緒に島根旅行を楽しむことにしました。
でも、島根県って・・・イマイチ地味な印象です。
 恥ずかしながら島根県と鳥取県の位置をどうしても覚えられず家族にあきれられていました。
 だけど今まで数年かけて日本にある世界遺産を回ってきたので 今回どうしても世界遺産の『石見銀山』に行ってみたかったのです。

漫画家のFROGMANさんの自虐ネタがおもしろくて ついついおみやげに買ってしまいました。
『日本で47番目に有名な県』『島根か鳥取か分からなけど そこらへんに行きました。』
                       
 もう笑うしかありません。
石見銀山以外まったく期待していなかった今回の旅行でしたが いい意味で裏切られました。
 島根って歴史もあるし、見どころ満載のステキな県でした。
明日からは 今回の旅行のルートをご紹介したいと思います。
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12年ぶりの同窓会

2016-04-27 23:28:04 | 正しいバアサンへの道
                
 毎年東京に住んでいる中学高校の同期会には参加するようにしているのですが 故郷の広島での同窓会にはほとんど参加していません。
私の場合は私が高校に在学中に家族で東京に転居しているので『実家』が広島にはありません。なのでなかなか『戻る』チャンスがありませんでした。
 今回は 先輩から後輩まで集まる同窓会の幹事学年に当たったので お手伝いはできないけど参加して会を盛り上げましょう、ということで参加を決めました。
ランチタイムに同窓会があったのですが 私は朝東京を出発したのでこちらはパス。 午後からの学年会のみの参加です。
   
 会場に飾られていたこの花は同期で華道の師範をしている友人の作品です。
多くの友人がいろいろな分野で活動していました。
 プロの琴奏者もいればバレエダンサーとして活躍後、有名な指導者になっている人もいました。
今回の学年会は熊本の地震のあとで 地震の話題が出ました。 
 なんとひとり熊本に住んでいる人がいました。 彼女の自宅は無事だったそうですが 職場が益城町で、地震後も毎日働いているそうで 今回の学年会はあきらめようと思ったら職場の同僚から 少しの間揺れていない所で休んできて それから又働いて、と励まされて参加されたそうです。
 そして医師をしている友人は テレビではエコノミー症候群ばかりが話題になっているけれど 減塩食が必要な病人にも塩分の高い食事しか提供されておらず健康が心配なので減塩食を被災地に送る運動を立ち上げたので協力して、と話がありました。
 在学中からかなり個性的な人が多い学年でしたが やっぱりいくつになっても友人たちはパワフルでした。

 学年会のあとは 場所を移してクラス会へ。
           
三年間クラス担任をしてくださった先生も参加してくださいました。
 在学中は 先生を随分年の離れた『オトナ』と思っていたのですが 実は約10歳しか離れておらず 今にしてみれば どちらかというと『お兄さん』的な先生だったんだ、と気付きました

 クラス会が終わったあとは広島に一泊し、翌日はバスに乗ってツレアイと旅行へ。

ふと思い返すと ふるさとの写真って改めて撮っていないな、と思い、市内中心地の写真を数枚写しました。
     
                          
 見慣れた町の風景ですが 私はやっぱりこの町が大好きです。
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四月下旬の庭

2016-04-22 23:39:36 | ガーデニング
                       
 ふと気付くと お庭のモッコウバラがきれいに咲いていました。
毎日気温の変化の激しい日が続き、喘息になってヨレヨレになり ジョギングできず筋力が落ちてしまいショックを受けているところへ 恐ろしい地震のニュース。
 春なのにまったくウキウキ感がないまま 4月もあと一週間になってしまいました。

 気分も体調もイマイチのなか、明日からまた少し留守にします。

今回は十数年顔を出していなかった中学高校の同期会参加し、そのままツレアイと山陰を少し歩いてこようと思っています。
本当に時間の経つのが早く感じられます。
                          
 この紅葉は 下の息子が生まれた時に市からいただいた記念樹です。
1メートルもなかった小さな木がこんなに大きくなるまで時間は過ぎていました。
 子どもの頃は時間の経つのは本当に遅かったのですけど・・・

 では行ってきます。
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とんだ災難、その後

2016-04-21 20:18:56 | 雑感
          
 先月 車にぶつけられ壊れてしまった我が家の塀ですが、やっと修理してもらえました。

 こんなに派手に塀を壊してどうなるんだろ?と心配していたのですが やっぱりプロの仕事は違います。

                       
 いかがでしょう? まったく分からなくなったでしょ?
もともとの塀が約20年前のものなので フェンスもタイルも廃番になってしまっているし経年劣化もあるので こんなにうまく馴染むとは思っていなかったのでうれしいです。
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『ゆめ姫事件帖』和田はつ子

2016-04-20 22:42:08 | 読書
                 
 将軍家の末娘ゆめ姫は一橋家の慶斉への輿入れをまわりから急かされていた。
しかし、市井にお忍びで出かけるようになり慶斉の態度が以前と変わってしまったことにゆめ姫は不安を覚えていた。
 ゆめ姫は自分の持つ不思議な力に気付き その能力を使っていろいろな事件を解決していく・・・

 作者の和田はつ子さんは 子どものころから『お姫様』が大好きでお姫様ごっこをして遊んでいたそうです。
和田さんがおいくつの方なのか知りませんが『あんみつ姫』や『琴姫七変化』は私もなんとなく 楽しんでいたような記憶があるので私とあまり年齢の変わらない方でしょうか。

 この作品は ゆめ姫の不思議な能力を使って事件を解決していくと共に彼女の人間としての成長や恋がこれから描かれていくようです。
すでに魅力的な男性が彼女の前に三人現れています。 ゆめ姫は誰と結ばれていくのでしょう?
 続編は6月刊行予定だそうです。
ゆめ姫のこれからがとても楽しみです。
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4月の庭

2016-04-19 23:51:00 | ガーデニング
                    
 庭に出てみたら白いシバザクラが満開。
本当にきれに咲いてくれました。
 でも、不思議なのは反対側にあるピンクのシバザクラ。
写真では分かりづらいかもしれませんが 元気がありません。 どうしちゃったのかしら?

 お庭はどんどん葉っぱもお花の咲いてきています。
 
           
 でもツレアイが一番気に入ってるのは 葉っぱの陰でひっそり咲いてるエビネだそうです。
                            
 ツレアイに言われてもなかなか探し出せませんでした。本当に奥ゆかしいお花です
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三頭山登山リベンジ

2016-04-17 23:41:09 | 『山姥』と書いて『山ガール』と読む
                
 昨日4月16日は立川市民大学講座の初心者登山教室の第二回『三頭登山』でした。

 三頭山は昨年3月に一度登りかけました。 富士山登山の準備の登山教室でした。
ところが前日の雪で道が凍っていて登るのを断念し、滝だけ見て帰った山です。

 しかし、今回はとても良い天気に恵まれました。
                   
 でも、例によって団体行動の登山、しかも初めてのメンバーでの登山だったので 撮った写真はこの2枚だけです

 写真が撮れなかったことももちろん残念だったのですが それより 最近体調が優れず朝のジョギングをしていなかったため筋力、持久力が激しく落ちてしまい
山に登っている時から足にだるさを覚え、今朝起きたら全身が痛くなっていました。
 これはまずいです、ほんとにまずいです

 お友達のあっちゃんからこの夏、北岳登山を誘われています。
今のままじゃ北岳どころじゃありませんっ
 ・・・・・なんとかせねば本当にまずいです・・・
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『ちはやふる 上の句』

2016-04-15 22:36:10 | 映画
                     公式サイト
 小学生の頃いつも一緒に競技かるたを楽しんでいた幼馴染の千早と太一は高校で再会する。 千早は高校でかるた部を作って競技かるたを続けたいと思っていた。
かるたを続けているとそのうちに小学生の頃家庭の事情で福井県に引っ越していった新に巡り合えると信じて。
 そんな千早を支える太一は千早への恋心を隠していた。 そしてふたりは 百人一首を愛する奏、友達をひとりも作らず勉強ばかりしている『机君』、小学生の頃千早たちのライバルだった西田と共にかるた部の活動を始める。
 
 とても人気にあるマンガが原作の映画です。 残念ながら原作は未読です。

人物設定がいかにも『ザ・マンガ』。
主人公の千早はとびきりの美少女なのに まったくそんなことは気にせずかるた一筋。 太一はイケメンでお金持ちの息子で成績は学年一、なのに千早にひそかに恋をしている。
 ごちゃごちゃ複雑な設定より こういう方がいっそスッキリします

 あまり俳優さんたちのことも知らなかったのですが 唯一上白石萌音さんは『舞妓はレディ』で初々しい舞妓さんをやってた方ですね。 やっぱりかわいらしかったです。
そしてテレビでも話題の女優さん広瀬すずさん、じっくり拝見したのは今回が初めてでしたが いやあ、本当に美しい方です。

 本当はもっと観たい映画がありました。
『リリーのすべて』『シャーロックホームズ』など観たいなあ、と思っていたのに 体調不良が続いてダラダラしている間に観そびれてしまいました、残念。
映画ってやっぱり「観たい!」と思ったら 即観に行かなくちゃだめだなあ、と思いました。
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ブログペット