ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

晴れた日の神呪寺

2008-06-06 05:00:00 | 大阪にて
新甲陽町の仕事を終えて、今は一段高い甲陽園目神山町という所に出かけています。

神呪寺の近くまで登らねばならないので、晴れた日にどれ位見晴らしが良いのか比べてみようと確かめに行きました。

      

この仁王門の下に睡蓮の咲く池があります。

       

不思議に思っていた屋根ですが、やはり奥にお堂があるのではなくて、こういう造りにしているようです。

       

晴れていても案外ハッキリ・クッキリ見えないものですね。
春だからでしょうか、都会の宿命なのでしょうか。

            

こうして来た道を眺めていると考えることがあります。

6世紀半ばに渡来した仏教は、当初の都での信仰から、最澄・空海によって山岳信仰に変っていきます。

       

こういうお寺に来るのに難儀をしなければならないのは、そういった苦行・難行の一端なのでしょうが、最澄や空海はこのように多少の苦労を伴う信仰でも誰もが成仏できるとして、それまで金持ちや権力者や、仏になるために修行を積んだ者という一部の者しか成仏できないという考えを一変させたのでした。

それでも身体能力のために、お寺に行きたくても行けない人がいます。

比叡山で学んだ法然や親鸞が念仏さえ唱えれば、極楽往生を遂げられると布教したのは、仏教の大衆化に大変貢献した考えだったのですね。

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