ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

斜面にある街

2008-06-09 05:00:00 | 大阪にて
甲陽園目神山町です。

当初、「めがみやまちょう」と聞いていた時は、女神の山かと思っていたのですが、目の神の山でした。

            

眺望は良いのですが、一軒一軒廻るのは大変なところです。

この下の新甲陽町へはさくら夙川の駅から徒歩で往復していたのですが、この町には徒歩で来る気にはなれません。

阪神の西宮駅からバスに乗って神呪寺の下、甲山大師という停留所で降ります。そこがあの仁王門のあったところです。

仁王門から山を下るのですが、あの八十八箇所巡りのお地蔵さんがあった辺りの峠を越えなければなりません。

            

お話を伺っていると、大体が100坪前後の家だそうです。
40年ぐらい前に引っ越してきていて、今住んでるのは殆ど年金生活者だそうで、金持ちに見えるけど実はそうでもないと嘆いておられました。

子供達は(きっと私と同じ世代だと思います)、生活のことを考えてここには住まないんだそうです。

            


私も通勤に不便で、地震でも来たらどうしようと思うような山の中腹に、何故金持ちが好んで住んでいるのか・・・理解に苦しんでいました。

そういえば、この辺りに小学校・中学校はありません。

外出する時、帰宅には必ずタクシーを利用するそうです。
時々車が通りますが、よく見ると乗っているのは、殆どが若い女性でした。

            

この街には飲み物の自動販売機もありません。
そして食堂はおろか、お店が一軒も無いのです。

このような街で朝から訪れても、昼食を摂れるのが2時・3時を過ぎると言う事態を会社は知っているのでしょうか。知っていても知らなくても、はなはだ無責任でしょう。

       

帰りは下りなので徒歩です。
甲陽園山王町、甲陽園西山町と歩いていると、タケノコがフェンスを突き破っています。

       

生え出した頃に採らなかったんですね、勿体ない。
今後、この竹はどうなるのでしょう、そしてこのフェンスはどうなるのでしょう?

       

左隅の山が甲山、真ん中の屋根がエンジ色のマンション辺りに甲陽園の駅があります。

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