ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

ザ・マジック アワー

2008-06-30 04:50:00 | 大阪にて
久し振りに映画を観に行きました。

三谷幸喜の『ザ・マジック アワー』であります。
マジックアワーと言うのは、陽が沈んでまだ明るさの残っている時間帯、その時間帯が一番きれいに見える・撮れる・感じるということからタイトルに使ったようです。

THE 有頂天ホテル』から2年、三谷監督は有頂天ホテルの後、佐藤浩市がトランポリンをやってたら面白いだろうなという発想からこの作品を作っていったそうです。


場所は入江市の守加護町(スカゴチョウ・・・シカゴの訛りでしょうか)、チンピラのビンゴ(妻夫木)がボス・天塩(西田)の愛人・マリ(深津)を寝取ってしまうところから始まります。

ボスの前に連れてこられたビンゴは、伝説の殺し屋・テラ富樫を連れてくることを条件に許されるのですが、いつまで経ってもテラは見つからない。

そこでビンゴは売れない役者・村田大樹(佐藤)を使い、映画の撮影と称して村田をテラに仕立て上げ、天塩と村田を騙すビンゴなのですが・・・誤解が誤解を生んでとんだ顛末に・・・ここからはどうぞ映画館で観て下さい。

映画の撮影と思い込んで、初めて天塩と対面する村田、天塩はこの男が殺し屋テラだと思い込んでいます。この場面が一番面白い、後にはちゃんと佐藤浩市がトランポリンをする場面も出てきます。

マジックアワーの意味ですが、確かにその時間帯は物事がきれいに映えるのかも知れませんが、それを人生に例えたのがこの映画の本当の意味でのマジックアワーであったと思っています。

監督が言うようにこの映画はコメディですが、人生としてのマジックアワーもよくかみ締めて欲しいと思います。

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