ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

聖徳太子展

2008-06-11 04:40:00 | 展覧会
大阪市立美術館です。またまた終わってしまっている展覧会のお話です。

大阪府の南部に河内三太子と呼ばれている三つのお寺があり、南河内郡太子町の叡福寺、羽曳野市の野中寺、八尾市の大聖勝軍寺なのですが、そこに伝わる太子信仰の名宝を集めて紹介してくれていました。

       

まずロビーにある案内板、2階からと矢印がありますが、右半分は太子立像の写真です。

            

誰が造ったのか判りませんが、エライ恐い顔をしています。
これは大阪の道明寺に伝わっていたもの。

            

展覧会はまず、叡福寺の聖徳太子絵伝の展示から始まっていました。
日本書紀に纏わる太子の伝記は、いろんな人が時代を超えて絵に表してきましたが、大体が同じ構図が多く最初に描かれたものを踏襲しているのが伺えます。

            

これは黒駒に乗った太子が飛鳥から1日で富士山頂に駆け上がったという話、有り得ない話ですが、描いた人は信じていたのかも知れません。

            

これも全く同じ構成ですが、左の方は保存が良くなかったのか色がくすんでいます。左は京都の二尊院、右は奈良の薬師寺に伝わるもので、両方とも室町時代の作です。

            

叡福寺の黒駒に乗って武装した厩戸皇子、仏教を篤く信じたと言われるのですから、武装と言うイメージは似合いません。


            

これは野中寺に伝わる弥勒菩薩像、太子とは直接関係ありませんが、名宝として出品されたのでしょう。この像は小さいのですが、なかなかのものでしたよ。因みに白鳳時代の作品です。

       

これも野中寺、愛染明王の坐像ですが、全体が写せませんでした。

            

こちらは大聖勝軍寺の毘沙門天立像、こちら向きとむこう向きの2体で一つの像です。

            

こちらも大聖勝軍寺の毘沙門天立像、足元には踏みつけられた犬か獅子が居るのですが、全体がうまく写せませんでした。

以前この寺行ったときは、こんなにお宝があるとは思いもよりませんでした。

この他沢山の仏像や絵画が展示されていましたよ。

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