ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

大阪歴史博物館

2011-03-07 05:00:00 | 展覧会
随分暖かい2月を過ごしたと思ったら、随分寒い3月になっています。ややこしいこの頃の天候です。

別段考古学が好きと言うわけでもないのですが、こんな展覧会をやっていたので、気になって行ってきました。場所は谷町4丁目にある大阪歴史博物館、10年ぐらい前に建ったそうですが、行くのは初めてです。

『発掘された日本列島2010』とあるタイトルは特別展であるらしく、常設展は大阪の歴史を扱っています。

             

特別展を見たくて来たのですが、いざホールに着くと10階から7階までが常設展で、6階が特別展、どちらも入場料が600円ですが、セットで買えば少し安かったかな・・・中学生以下は無料です。なのでセットで買って、10階から順次下へ降りていけと案内されました。

                  

10階は奈良時代の難波の宮の再現、官吏や女官が出迎えてくれますが、人形です、動くわけではありません。現代人より一回り小さいのですが、背の高さまで再現されているのでしょうか。

             

9階は中近世の大阪の街を再現、1/20の模型が興味を惹きます。これぐらいの模型なら自分でも造ってみたい気がします。人や馬もうまく出来ています。

             

こちらは本願寺の模型、どのような造りになっているのか、内部の構造まで見せてくれています。写真撮影は比較的自由ですが、ダメなところは禁止のマークが貼ってあります。

             

この白い旗を振っている町人は降参しているのではありません。米の相場を合図しているのです。

          

私が知りたかったのは、この大阪湾の変遷です。23000年前って大昔過ぎますし、2100年前も未だ日本の歴史は誕生していません。下の3枚の地図で南から北へと突き出しているのは上町台地です。

つるのはし跡』で仁徳天皇が行幸して津に橋を架けたとかという話を紹介しましたが、これを見てると海ではなくて湖になっています。今の地形から想像すると、上町台地自体がそう高いものでもないので、そんなに深い湖ではなかっただろうと思われます。海側は私の住んでる街までも十数メートル下るので、そこそこ深かったのではないかと思います。

                  

これはもう6階の特別展示、何処かから出た甲冑を着けた埴輪です。記念撮影をどうぞなどと撮影を奨励しています。

             

これは陶器を焼く窯跡、模型ではなく本物でした。常設展の凝りように比べると、特別展の600円は少し高いように思われます。

             

この歴史博物館はNHK大阪放送局と隣接しています。というより入口は一緒です。でも客層が違いますね。博物館は無料では入れる生徒か年寄りが多いのですが、NHK側は若い女性が目立ちます。

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