ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

大阪市立美術館

2013-06-10 05:00:00 | 展覧会

梅雨に入ったその日の夕方、当に甲子園で降られてからは大阪では一切雨が降っていません。空梅雨とでも言うのでしょうか。それにしても私が野球観戦に行った日だけ雨が降ったなんて、私にとっては納得のいかない話です。

この日も良い天気、6月になったら終了すると思っていたボストン美術館に所蔵される『日本美術の至宝』を鑑賞しに行こうと、5月の一番最後の日に大阪市立美術館へ行って来ました。

天王寺へは地下鉄に乗ると大国町駅で乗り換える際にホームの階段を上り下りしなければならず、それが嫌で自転車で行きます。しかし問題は駐輪場、難波も天王寺も(おそらく梅田も)駐輪場をわざわざ設けて、お金を払って停めされられるようになっています。年金暮らしの私は、自転車を停めるだけなのにお金を払うと言う行為が納得できません。自転車で上町筋を東へ登り、登り切るとあべの筋を左折、天王寺駅の手前500mぐらいにベルタの駐輪場が無料であるので、そこで降ります。昨年はひと月に1回はハローワーク通いでしたが、それが修了してからは御無沙汰です。

                 

天王寺駅まで歩くと昨年工事中だった、歩道橋が完成しています。ハルカスも完成していますが、未だ営業はしていません。この交差点は昔から歩行者にとっては非常に困り者で、信号が無いのです。ですからこの歩道橋が無い時は、地下街を通るか、わざわざ四方とも100mほど離れた信号まで歩かなければなりませんでした。でも歩道橋が完成したからと言って、喜んでいるわけではありません。だいたい人間が何故階段を上り下りしなければならないのか、動力のある自動車の方が上り下りは楽なはず、そういう道路に造り変えて欲しいものです。

             

自転車を降りてから1kmほど歩いて、目的の大阪市立美術館、私は昔、天王寺美術館と呼んでいました。途中のチケット屋で入場券を買いましたが、1500円の入場券が1450円、これではたいして割引になっていません。前売り券が1300円でしたから、前売り券を買っておけば良かったと思った次第ですが、普通チケット屋では前売りの値段で売っているものです。

             

玄関まで来て気付いたのですが、この催しは6月14日までやっているのです。慌ててこの日にやって来なくても良かったのでした。それに10時開館だと思っていたら9時半開館です。私は家を10時ごろに出、着いたのが10時半、入場したら人でごった返していました。平日なので空いていると思ったのですが、あてが外れてしまいました。

             

館内は勿論撮影禁止、人が多いので整理員もたくさんいます。目を盗んで写真を撮るどころではありませんし、室内は思ったより暗いのでフラッシュを点けないと何も写らないでしょう。館内に有った記念撮影用のディスプレイ、撮ったのはこれ1枚だけでした。

入り口付近では混雑していた館内も奥へ行くほどに人が少なくなり、1時間半ほどで全て観て回ることが出来ました。でも作品を身近に見たのは数点、いつも人だかりの後ろ、遠くから眺めていました。

       

12時を回っていましたが、少しだけ北の方へ歩いてみました。古墳だと思った方もおられると思いますが、茶臼山です。大阪冬の陣では徳川家康の冬の陣では真田幸村の本陣となったところ、この山が古墳なのか、そうでないのかは意見が分かれています。手前は堀ではなく、河底池という名の池です。美術館の北出入口がありましたが、通常は使用されていません。美術館の正面から西側、眼下の眺望が良いのですが、逆に美術館の全体像を正面から写すことが出来ません。

             

12時を回ったせいか、人が絶え間なく通ります。木陰で昼食をとっている人も見かけます。私も昼食をとりに駅方向を目指します。

             

来た道ではなく、天王寺公園の中を歩く道を選び、歩道橋から振り返ると美術館の南側を見ることが出来ます。手前は旧黒田藩蔵屋敷の長屋門です。

                  gooリサーチモニターに登録!