「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「夏に備えて」

2024年05月09日 | 風物詩
初夏の日差しに誘われて、長いことほったらかしにしていたメダカの水替えをし、水槽をゴシゴシこすってきれいにしてやった。
こんな状態でも平気で生きていられるんだねーと感心させられるほど苔が溜まり汚れていて、さぞかし酸欠気味の水は不味かっただろう、よくぞで我慢して生きていてくれたと、タフなメダカさんたちを褒めてやりたくなる。
もっと早く水替えしてやればよかったのに。
         
古い水槽からすくい出して、新しい水に入れたら気持ち良さそうに泳ぐは泳ぐは。水を得た魚とはこのことを言うのか。イヤちょっと違ってるけど、兎に角きれいな水、真っ白い仮の住まい。そして洗い清めた元の水槽に、新しい水と共に戻す。この作業によって、メダカは種の保存とばかりに産卵を繰り返す。何はともあれ、夏に備えての一仕事を終えた。

ところが、この行為がメダカにとって本当に有難いことなのかどうか。
元の水槽に戻したメダカは、食料を求めてさまようように、ツルンツルンになった水槽の壁面を舐めるように泳ぎ回っている。古い水槽の苔むして青くなった壁面は彼らにとって、おやつの宝庫だったのではないのか、それをきれいに水替えすることで奪ってしまったのではないか、などと考えてしまう。

いずれにしても、水槽の水が常時入れ替わるような施設を使わず、単にそこらにあった古い火鉢や陶器の水がめなどに水をためて、エサだけはちゃんと与えるだけで、一丁前に「メダカ飼っています」と言うのだから、いい気なもんだよね~。
間もなく始まる産卵によって孵化した子メダカは、もっと住みよい施設で過ごさせるよう、一工夫してみよう。物言わぬペット。可愛がって上げなければ。
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