主催:岸和田市教育委員会、貝塚市教育委員会、公益財団法人大阪みどりのトラスト協会
後援:大阪府
協力:大阪市立自然史博物館
で行われた「和泉葛城山のブナを語る」と言うシンポジウムでした。
和泉葛城山ブナ林は、ブナ林としては国指定の3つの天然記念物の内の1つと言う事でした。
他の2つは、歌才ブナ北限地(北海道・黒松内町)、そして比婆山ブナ林(広島県・庄原市)になります。
ここで展示されていた樹齢約300年のブナの標本です。

この標本の木は、H29年3月末に、和泉葛城山の中央部を貫く登山道(通称塔原ルート)沿いのブナ1本で、胸高直径81cm、樹高16mの欠頂木だったそうです。
通行者の危険回避を目的として伐採されたそうですが、文化財保護法上の必要な手続きを経ずに実施してしまった反省から、その後は再発防止を図られているそうです。
この標本は、高さ50~60cmの輪切り部分です。

2016年が基準年になり、1993年は年輪幅が狭く種子の大豊作年であった事と合っているそうです。
2013年は開花して翌年に実生が見られた年であり、2006年は中豊作年であったと言う事です。
更に、葛城峰宝仙山萬覚書(塔原村の庄屋の記録)によると嘉永6年(1853年)は大干ばつで、翌年の芽に影響を与えたと言う事で、これも年輪から読み取れるそうです。
この木は、樹齢278年まで読み取れたと言う事です。
こちらは、伐採時の受け口の部分です。

保存状態はこちらの方が良く、年輪の読み取りも、こちらの方が上手く行ったそうです。

展示パネルです。

和泉葛城山のブナ林保護には、和泉葛城山ブナ林保護増殖検討委員会と言う組織があって、地元と研究者の方々が一緒になって活動されている様です。
このシンポジウムの会場は、岸和田だんじり会館でした。

後援:大阪府
協力:大阪市立自然史博物館
で行われた「和泉葛城山のブナを語る」と言うシンポジウムでした。
和泉葛城山ブナ林は、ブナ林としては国指定の3つの天然記念物の内の1つと言う事でした。
他の2つは、歌才ブナ北限地(北海道・黒松内町)、そして比婆山ブナ林(広島県・庄原市)になります。
ここで展示されていた樹齢約300年のブナの標本です。

この標本の木は、H29年3月末に、和泉葛城山の中央部を貫く登山道(通称塔原ルート)沿いのブナ1本で、胸高直径81cm、樹高16mの欠頂木だったそうです。
通行者の危険回避を目的として伐採されたそうですが、文化財保護法上の必要な手続きを経ずに実施してしまった反省から、その後は再発防止を図られているそうです。
この標本は、高さ50~60cmの輪切り部分です。

2016年が基準年になり、1993年は年輪幅が狭く種子の大豊作年であった事と合っているそうです。
2013年は開花して翌年に実生が見られた年であり、2006年は中豊作年であったと言う事です。
更に、葛城峰宝仙山萬覚書(塔原村の庄屋の記録)によると嘉永6年(1853年)は大干ばつで、翌年の芽に影響を与えたと言う事で、これも年輪から読み取れるそうです。
この木は、樹齢278年まで読み取れたと言う事です。
こちらは、伐採時の受け口の部分です。

保存状態はこちらの方が良く、年輪の読み取りも、こちらの方が上手く行ったそうです。

展示パネルです。

和泉葛城山のブナ林保護には、和泉葛城山ブナ林保護増殖検討委員会と言う組織があって、地元と研究者の方々が一緒になって活動されている様です。
このシンポジウムの会場は、岸和田だんじり会館でした。
