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日本と世界が直面している「危機」の本質(前編)

2021年08月07日 | 政治・経済
(新文明の潮流は止まらない)
「日本の繁栄は、絶対に揺るがない」というのが私の主張です。
ここでは、人間の営みをじっと見据えながら、“鳥の目”のごとく全体を大きく見渡し、かつ、ある問題に関しては接近し、近くまで寄って“虫の目”で見る、つまり鳥瞰(ちょうかん)も虫瞰(ちゅうかん)もしながら、「現在、日本国民と世界の人々が相対している難局を、いかに乗り切るか」ということを考えてみたいと思います。

私は、いろいろな悲観論や暗黒思想、「日本はもう終わりである」というような考え方に対しては、徹底的に闘いを挑むつもりです。

(「百年に一度の津波」という言葉は言い訳にしかすぎない)
2008年後半から2009年にかけて、「世界同時不況」「世界恐慌」「百年に一度の津波」などの言葉が独り歩きをしていました。

最初にそういう発言をした人がいるわけですが、政治家も経済人もマスコミも、その人の言葉を繰り返し引用していました。そして、これらの言葉が何度も電波に乗ったり活字になったりすることで、人々は、知らず知らずのうちに洗脳され、それを当然のこととして受け止めていたように思います。

ただ、私から見れば、これは言い訳にしかすぎません。「百年に一度の津波」などと言うのは勝手ですが、そういうことを言う人は、「『めったに起きないことである』と言えば、責任回避ができ、自分の責任はなくなる」と考えて、言っているだけなのです。

したがって、こういう言葉は、切って捨てなければいけません。
不況や危機は、私たちが記憶しているだけでも、何度も起きています。小さいものであれば、三年に一回ぐらいは起きていますし、大きなものであれば、十年に一回ぐらいは起きています。

例えば、1990年代にはバブル崩壊以降の不況がありましたし、2000年代には、インターネット関連企業の株価が膨らみ、破裂したこともありました。

また、1980年代には、「為替相場で急激に円高が進む」という危機がありました。
それ以外にも、石油危機(オイルショック)や、固定相場制から変動相場制に移行するときの危機、アメリカと旧ソ連との冷戦、ベトナム戦争、日本国内における安保騒動、四次にわたる中東戦争、朝鮮戦争などもありました。

このように、不況や危機というものは何度も起きています。それは、戦後だけではなく、戦前もそうです。
大きく見れば、十年に一回ぐらいを周期として、何らかの大きな不況あるいは危機なるものが起きていますが、これは竹の節のようなものだと考えざるをえません。この“節”を乗り越えて成長してきたのです。

江戸時代以降、明治・大正・昭和、そして平成、令和という各時代において、いろいろな節があり、一時的に、苦しみ、後退したかのように見えた時代もありましたが、そのつど、節の時期を乗り越え、日本の国も世界も一段と強くなり、躍進してきたのです。

---owari---
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