(運命には自由裁量の幅もある)
運命は変えがたいものかといえば、そうではない部分もあります。確かに、人間の運命には、すでに決まっていて変えがたい部分もありますが、本人の自由意志による裁量に任されている部分もそうとうあります。その裁量の幅は、個人によってかなり差があるのです。
人間の運命をつくっている要因は何でしょうか。
一番目は、生まれてくる前に立てた計画です。
二番目は、地上に出てからの本人の努力です。
三番目は、霊的影響です。この霊的影響のなかには、本人の守護霊や指導霊の影響もあれば、憑依霊などの悪霊の影響もあります。
こうした要因が重なり合って、その人の運命が決まっていくのです。
(運命が決まっていない証拠とは?)
ただ、ここで考えていただきたい点は、「地上に生まれてくるときに、自分が地獄に堕ちる計画を立てて出てくる人はいない」ということです。「最悪の場合は、そうした結果になるかもしれない」とは思っても、「おそらく、そんなことはあるまい」と思って生まれてきているのです。
しかし、現実には、かなりの数の人が地獄に堕ちています。こうした人は、「生れ落ちてから死ぬまでの間に、運命にかなりの変更があった」と見てよいでしょう。変更があったのは、二番目の「本人の努力」と三番目の「霊的影響」の部分です。
守護霊の指導を受けて、まっとうな人生を送れば問題はないのですが、心に曇りをつくり、間違った心のままに生きていると、悪しき霊たちに憑依され、心がさらに重く暗い方向へと傾いていき、地獄に堕ちることになるのです。
---owari---
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