5月9日 gooブログ開設 34日目
この頃、ブログを開設して書くことが多くなりましたが、それで
高校時代に現代国語の退職間近な先生がクラスの講義で話されたことが
脳裏に浮かんで来ました。
もう今は昔の古い話なので、正確な言葉は忘れましたが、次のような
ことでした。
『文字は人なりと言うが、まして文章ならその人の人格が如実に表れてくる。
文章を書くのに三つの態度がある。
ある難しい内容を書こうする時に、第一に自分の文章を権威づける為に
わざと難しい言葉を多用する人。…これは最悪の人間だ。
第二に難しい事を、そのまま難しい文章にしてしまう人…これはやむを得ない
こともある。
第三は、難しい内容を自分で消化して、平易で判りやすい文章に
書き上げる事。…これは至難の業であるが、是非、目指して欲しい。』
『では、その様な平易で内容のある文章を書くにはどうすれば良いのか?
言葉を吟味すること。そして、起承転結は勿論、正確な論理にそれらの
言葉を乗せること。
そうすれば、自ずから美しく判りやすい文章が生まれてくる。また、
その為に古典と言われる本を多く読んで欲しい。』
全く難しい要望ですが、少しでも心に留めて置きたい深い言葉です。