(ジャワ島のブロモ山(Michelle Peckさんのインスタグラムより))
① ""ジャワ島ブロモ山 空隠す噴煙!「降灰でも客足減らず」インドネシア(動画)""
2019年04月05日 11時05分
先月半ば以来、3年ぶりに活動が活発化しているジャワ島のブロモ山では、連日のように大量の火山灰が放出されるなか、聖なる山を見ようと足を運ぶ観光客が後を絶たない。
日本人観光客にも人気のインドネシア・ジャワ島東部に位置するブロモ山は、同国第2の都市スラバヤから南へ50キロ離れた古代の火山のカルデラのなかに広がる砂の海にそびえる。
② 火星か太古の地球のような風景
(テンガーカルデラのなかの火山群。ブロモ山は手前左の噴気を出している火山。奥にそびえるのがジャワ島最高峰のスメル山(Wikimedia Commons) )
🌋 辺りを恐竜が闊歩し空には翼竜が飛んでいても不思議ではないような風景です。
(ティラノサウルス/画像引用元、恐竜図鑑)
(プテラノドン/画像引用元、恐竜図鑑)
砂海には、ブロモをはじめ、ジャワ島最高峰のスメル山やワタンガン山など、いずれも標高2500〜3000メートルを超える6つの火山が存在し、カルデラ火山のきょうだいのなかで一番若いブロモ山は最も低い2329メートル。
山々が織りなす荒涼とした地形は、火山灰の砂の海とあいまって、太古の地球か火星のような風景を作り出しており、活動活発化にもかかわらず、観光客は後を絶たない。というのも、ブロモ山はヒンドゥー教の創造主ブラフマの名前からつけられた聖なる山で、「火の神」が住んでいるとして崇拝の対象となっているからだ。
(ブロモ山から吐き出された噴煙が空を覆う(Michelle Peck ) )
現在も火山性地震はひっきりなしに続き、山頂火口からは火山灰を含んだ黒い噴煙が吐き出され、上空を覆うこともあるが、警戒レベルは危険度が3番目の「注意」レベルにとどまっている。10連休にジャワ島旅行を計画している人は、迫力ある火山のパノラマを楽しんでみてはどうだろう?